1. ミツマタ画像
日本大百科全書
が、17世紀以前のこととみられる。樹高1~2メートルで、枝がすべて3本に分かれるのが特徴で、ミツマタの名はこれに由来する。葉は互生し、葉柄があり、葉身は長楕円ち
2. ミツマタ画像
世界大百科事典
とされた。野生品に頼るガンピと異なり栽培が容易で,天明(1781-89)のころに静岡県東部でミツマタ和紙の量的な製造が始まった。さらに1882年ころから紙幣用紙
3. ミツマタ[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
樹高1~2mで、枝がすべて3本(三叉みつまた)に分かれる。花は多数の小花が球状に集まった花序をなす©Shogakukan 撮影/朝倉秀之
4. みつまた[三椏]
古事類苑
植物部 洋巻 第1巻 567ページ
5. みつまた【三叉】東京都:中央区/旧日本橋区地区/浜町三丁目地図
日本歴史地名大系
隅田川河口部の分流点。三俣・三派とも記される。寛永江戸図および明暦三年(一六五七)の新添江戸之図では日本橋川が箱崎川・新堀・亀島川と三つの流れに分れるところに「
6. みつまた【三椏】画像
国史大辞典
ジンチョウゲ科の落葉の灌木。『古事記』『令義解』にある三枝(さきくさ)を三椏とする説もある。枝がすべて三本に分かれるので、この名がある。中国原産。落葉の晩秋か
7. みつ‐また【三股・三叉・三俣】画像
日本国語大辞典
そのものやその場所。*大智度論平安初期点〔850頃か〕一六「三股(ミツマタ)なる釵を捉り」*色葉字類抄〔1177~81〕「戟 ミツマタナルホコ」*浄瑠璃・伽羅先
8. ミツマタヤリウオ
日本大百科全書
硬骨魚綱サケ目ミツマタヤリウオ科の海水魚。太平洋の深海から採集されており、日本近海では太平洋岸沖、小笠原おがさわら諸島沖などで採集されている。体は黒くて細長く、
9. ミツマタヤリウオ
世界大百科事典
ワニトカゲギス目ミツマタヤリウオ科の深海魚。体はウナギ形で,背びれとしりびれは体全体の後からそれぞれ約2/3と1/3の部分を占める。腹びれは体の前1/3よりやや
10. 三椏紙
日本大百科全書
ミツマタ(三椏)の靭皮じんぴ繊維を原料とした紙。ミツマタは、日本、中国、東南アジアに広く分布するジンチョウゲ科の植物で、古くから紙の原料とされてきた。また万葉時
11. 三椏紙
世界大百科事典
わとうし)にもミツマタを混入していると記している。また静岡県白糸村は,ミツマタ栽培発祥(1783)の地として伝えられ,石碑が大蔵省印刷局により建立されている。し
12. みつまたがみ【三椏紙】画像
国史大辞典
三椏を原料とする紙。慶長三年(一五九八)三月四日付、徳川氏から伊豆修善寺村(静岡県田方郡修善寺町)の御用紙漉場に宛てた文書の中に、「三つまた」なる文字がでてい
13. 三椏紙
図書館情報学用語辞典
「みつまたがみ」と読む.ジンチョウゲ科の植物であるミツマタの靭皮繊維を主原料として漉かれた和紙.丈夫で印刷にも向くため,明治以降局紙・紙幣としても使用されている
14. みつまた‐ぎり【三俣錐】
日本国語大辞典
〔名〕「みつめぎり(三目錐)(1)」に同じ。*皇太神宮儀式帳〔804〕「三俣錐八柄」
15. みつまた‐けん【三叉剣】
日本国語大辞典
〔名〕紋所の名。刃先が三つに分かれている剣を図案化したもの。
[0] [タ]
16. みつまた‐こうぞ【三叉楮】
日本国語大辞典
〔名〕植物、みつまた(三叉)。《みつまたこうぞ》島根県一部030 《みつまたかご》福岡県八女郡964 《みつまたわみそ》和歌山県一部030
17. みつまたしんでん【三ッ又新田】新潟県:北魚沼郡/広神村
日本歴史地名大系
[現]広神村三ッ又 羽根川沿いの中子沢の上流にある。文化三年(一八〇六)の池平村地志書上帳(桜井鉄司氏蔵)に「家数拾四軒山間ニ一纏ニ住居仕候、西ハ田畑、南ハ羽川
18. みつまたしんでん【三股新田】千葉県:袖ケ浦市地図
日本歴史地名大系
[現]袖ケ浦市神納 浮戸川下流右岸に位置する神納村枝郷。元禄郷帳に村名がみえ、高七七石余。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳には記載なく、天保郷帳では神納村枝郷
19. みつまた‐だけ【三叉竹・三股竹】
日本国語大辞典
〔名〕竹を三本組み合わせて三つまたにしたもの。墓の盛り土の上や火葬した場所などに置いた。*歌舞伎・霊験曾我籬〔1809〕七墓「幸ひのこの新仏、三股竹(みつマタダ
20. みつまたとうげ【三ッ又峠】秋田県:北秋田郡/森吉町/森吉村
日本歴史地名大系
北秋田・仙北両郡および鹿角市にまたがる三ッ又森(一一一九メートル)にかかる峠。藩政期には東は南部領鹿角郡に接するため、境方廻山のための小屋が設けられた。しかし峠
21. 三(み)つ叉(また)になった松(まつ)の木(き)はよい〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔播州赤穂地方の俗信及び俚諺〕
22. 三椏の図[図版]画像
国史大辞典
広益国産考 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
23. 三椏皮中精白製法之図[図版]画像
国史大辞典
三椏培養新説 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
24. みつまたむら【三ッ又村】高知県:高岡郡/大野見村
日本歴史地名大系
[現]大野見村三ッ又 大野見村の西にあり、三又村・三股村・三俣村とも書く。四万十川の蛇行地で、曲流部にある中島を挟んで、川が分流して三叉になっていたため村名とな
25. みつまたむら【三ッ又村】高知県:中村市
日本歴史地名大系
[現]中村市三ッ又 常六村の東にある。後川の最上流、仏が森北麓の村で、北には鳥打場(五〇九メートル)がそびえる。「土佐州郡志」は「自是以下至竹屋敷鋪之十村通曰山
26. みつまたむら【三俣村】群馬県:前橋市
日本歴史地名大系
[現]前橋市三俣町・日吉町二―四丁目 東は下沖之郷、南は西片貝村、西は清王寺村、北は幸塚村との間に桃木川が流れる。村の中央やや南を、前橋と大間々町(現山田郡大間
27. みつまたむら【三俣村】埼玉県:加須市地図
日本歴史地名大系
[現]加須市睦町一―二丁目・向川岸町・諏訪一―二丁目・大門町・不動岡一丁目・上三俣・下三俣 南は久下村・加須村と会の川を境に対し、北は手子堀川を限る。旧高旧領取
28. みつまたむら【三俣村】新潟県:新井市
日本歴史地名大系
[現]新井市三ッ俣 籠町南葉山の南東山麓、矢代川支流の万内川により灌漑され、長森村の西長森、窪松原村と接する。正保国絵図に三ッ俣村と記され、高二四七石余。天和三
29. みつまたむら【三俣村】新潟県:南魚沼郡/湯沢町
日本歴史地名大系
[現]湯沢町三俣 信濃川支流の清津川上流にある。三国街道が東の神立村から南の二居村を結ぶ。湯沢村へ二里、二居村へ二里一八町の宿場で、二居村・浅貝村とともに山中三
30. みつまたむら【三俣村】富山県:婦負郡/八尾町
日本歴史地名大系
[現]八尾町奥田 奥田村の西、井田川左岸にある。寛政二年(一七九〇)の高物成品々手鏡では奥田村のうち持添新田とされる分であろう。幕末の高一六五石余・免四ツ(古高
31. みつまたむら【三俣村】福井県:武生市/旧丹生郡地区
日本歴史地名大系
[現]武生市三俣町 丹生山地東麓、横根村の東にある。大永三年(一五二三)の横根寺々領田地惣目録(青山家蔵)に「三俣徳蔵坊」「三俣口」などとみえる。慶長三年(一五
32. みつまたむら【三俣村】静岡県:小笠郡/大東町
日本歴史地名大系
[現]大東町三俣 菊川(国安川)の右岸下流、同川に与惣川・小笠川・牛淵川が合流する地点にある。菊川の対岸は国包村、南は浜川新田村。正保郷帳に村名がみえ、田方二二
33. みつまたむら【三俣村】滋賀県:神崎郡/五個荘町
日本歴史地名大系
[現]五個荘町三俣 新堂村の北東、小幡村の南西にあり、中山道を挟んだ西は市田村。応永二八年(一四二一)五月一〇日の建部庄保司方百姓等起請文(天龍寺文書)に三俣郷
34. みつまたむら【三俣村】徳島県:鳴門市
日本歴史地名大系
[現]鳴門市大麻町三俣 市場村の北西、堀が多く池もある低湿地にある。西の川崎村境から北東の高畠村への道、川崎村境から南東市場村への道が通る。北東の高畠・松・池谷
35. みつまたむら【三又村】秋田県:雄勝郡/稲川町
日本歴史地名大系
[現]稲川町三又 皆瀬川と成瀬川の複合扇状地に位置し、東は東福寺村・大倉村、南は八面村、西は大門村、北は戸波村・熊淵村(現平鹿郡増田町)に接する。現横手市の金沢
36. みつまたむら【三又村】秋田県:平鹿郡/山内村
日本歴史地名大系
[現]山内村三又 旭川(現横手川)の上流一帯、周囲は北の南郷村以外は高い山に囲まれる。村名の起りについて菅江真澄は「雪の出羽路」に、桂沢、兜沢、松沢が「三ツの山
37. みつまたむら【三又村】和歌山県:日高郡/龍神村
日本歴史地名大系
[現]龍神村三ッ又 日高川の支流丹生ノ川のそのまた支流である三ッ又谷に沿った村で、湯野々口・古溝・竜頭の三つの小集落からなる。北は湯ノ又村と小又川村、南および東
38. みつまたむら【三又村】岡山県:赤磐郡/山陽町
日本歴史地名大系
[現]山陽町高屋 上市村の東にある。慶長一〇年(一六〇五)備前国高物成帳(備陽記)に鳥取庄の村としてみえる。元和八年(一六二二)に検地があり高一一二石余(山陽町
39. みつまたむら【三股村】岡山県:和気郡/吉永町
日本歴史地名大系
[現]吉永町三股 八塔寺川下流の現吉永町中心部を形成する盆地西北部にある。北は吉永北方村、南と東は吉永中村、西は吉田村の枝村働(現和気町)。慶長一八年(一六一三
40. 三俣
華岳
世界大百科事典
飛驒山脈中部,長野県大町市,岐阜県高山市の旧上宝村,富山市の旧大山町の境に位置する山。標高2841m。山頂の北は黒部川,東は高瀬川,南西は神通川のそれぞれ源頭部
41. 三俣蓮華岳
日本大百科全書
富山、岐阜、長野三県の県境にある北アルプス中央部の山。標高2841メートル。この山を中心に山稜さんりょうは三つに分かれ、一つは北東の鷲羽わしば岳、野口五郎岳を経
42. みつまたれんげだけ【三俣蓮華岳】富山県:総論/立山連峰
日本歴史地名大系
大山町・長野県大町市・岐阜県上宝村の三県境界上にそびえる。標高二八四一・二メートル。地勢上も槍穂高連峰・立山連峰・後立山連峰に続く山脈が会し、かなめの地にあたる
43. 三また竹(著作ID:1743700)
新日本古典籍データベース
みつまただけ 梅門(ばいもん) 撰 雑俳 享保末年刊
44. ミツマタ : 図-ミツマタ画像
世界大百科事典
45. 濃楓色三股(著作ID:176330)
新日本古典籍データベース
こいもみじいろのみつまた 浄瑠璃/常磐津 天保一〇初演
46. 楮并三俣製紙漉之記(著作ID:2548234)
新日本古典籍データベース
こうぞならびにみつまたせいかみすきのき 製紙
47. 高尾丸千汐三派(著作ID:360429)
新日本古典籍データベース
たかおまるちしおのみつまた 浄瑠璃/富本 文久元初演
48. 寄三津再十二支(著作ID:1799491)
新日本古典籍データベース
よせてみつまたもじゅうにし 瀬川如皐二世(せがわじょこう2せい) 浄瑠璃/常磐津・富本 長唄 文化一一初演
49. 吾川画像
日本大百科全書
直結する幹線松山街道(現、国道33号)、国道439号が通じている。平地に恵まれず、かつては、コウゾ、ミツマタ栽培や焼き畑農業が盛んで、手漉てすき和紙の産地でもあ
50. あら‐かわ[‥かは]【荒皮・粗皮】
日本国語大辞典
此山にゐるならば、一つも残して置まいと、〈略〉行手の大木松のあらかは押削(けづり)」(2)コウゾ、ミツマタなどの外皮をはがして乾したもの。黒皮。(3)まだなめし