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  11. ゆかし

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全文全訳古語辞典

小学館 全文全訳古語辞典
ゆか・し
最重要語

〔形容詞シク活用〕 [類義語]なつかし・こころにくし ⇒ゆかしがる

動詞「行く」の形容詞化した語。そちらの方へ行ってみたくなるほど興味がひかれる、がもとの意。そこから、知りたい見たいなつかしい恋しい、などの意が生まれる。

❶興味・関心をひかれる様子。知りたい。見たい。聞きたい。

「忍びて寄する車どものゆかしを」〈徒然草・137〉

目立たぬようにやってくる牛車(ぎつしや)が(誰の牛車かと)知りたいのを。

❷なつかしい。恋しい。慕わしい。

「昔の名残(なごり)も、さすがゆかして」〈平家・6・小督〉

昔の出来事の思い出も、なんといってもやはり懐かしくて。

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検索コンテンツ
1. ゆか・し
全文全訳古語辞典
「忍びて寄する車どものゆかしきを」〈徒然草・137〉目立たぬようにやってくる牛車が(誰の牛車かと)知りたいのを。❷なつかしい。恋しい。慕わしい。 「昔の名残も、
2. ゆか〓し【床】
日本国語大辞典
〔形シク〕〓ゆかしい(床)
3. ゆかし・い【床・懐】
日本国語大辞典
(1)恋しい。《ゆかしい》福島県相馬郡156 (2)心配である。気掛かりである。《ゆかしい》福島県「便りがないのでゆかしい」155 (3)怪しい。半信半疑である
4. ゆかし-が・る
全文全訳古語辞典
〔他動詞ラ行四段〕ら・り・る・る・れ・れ《「がる」は接尾語》知りたがる。見たがる。聞きたがる。 「つゆちりの事もゆかしがり、聞かまほしうして」〈枕草子・にくきも
5. ゆかしがる【床―】[方言]
日本方言大辞典
福島県中部155福島県方言辞典(児玉卯一郎)1935(2)うらやましがる。 福島県中部「他人が金をとるとゆかしがって許ばかり居る」155福島県方言辞典(児玉卯一
6. ゆかし‐が・る【床─・懐─】
日本国語大辞典
には無い、お孝の乱心にゆかしがって着て居た、其段鹿子を脱がせようと」(1)心配に思う。《ゆかしがる》福島県中部155 (2)うらやましがる。《ゆかしがる》福島県
7. ゆかしく する
日本国語大辞典
ゆかしく思う。ゆかしがる。見たがる。会いたがる。知りたがる。聞きたがる。読みたがる。*源氏物語〔1001~14頃〕若菜下「このたいにつねにゆかしくする御琴の音、
8. ゆかし-げ
全文全訳古語辞典
〔一〕〔形容動詞ナリ活用〕心ひかれている様子。見たそう。聞きたそう。知りたそう。 「大宮のいとゆかしげにおぼしたるもことわりに」〈源氏・少女〉(祖母の)大宮が(
9. ゆかし‐げ【床─・懐─】
日本国語大辞典
もよろこばせ給ふむかしの世、ゆかしげなり」*源氏物語〔1001~14頃〕乙女「大宮のいとゆかしげにおぼしたるもことわりに心ぐるしければ」*更級日記〔1059頃〕
10. ゆかしこ[方言]
日本方言大辞典
植物いけま(生馬)。 和歌山県日高郡692和歌山県植物方言集(水口清)1954
11. ゆかし-さ
全文全訳古語辞典
❶心ひかれること。また、その程度。見たさ。聞きたさ。知りたさ。 「ところどころ語るを聞くに、いとどゆかしさまされど」〈更級・門出〉(大人たちが物語の)部分部分を
12. ゆかし‐さ【床─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「ゆかしい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)(1)ゆかしいこと。見たいこと、会いたいこと、知りたいこと、聞きたいこと、欲しいことなど。また、その
13. ゆか‐した【床下】
日本国語大辞典
〔名〕床の下。縁の下。*和英語林集成(初版)〔1867〕「Yuka〓jita ユカジタ 牀下」*こがね丸〔1891〕〈巖谷小波〉四
14. 床下収納庫
日本大百科全書
床下につくられた、物を収蔵するための場所。とくに、住宅に設けられたものをさすのが普通である。 床下が夏でも比較的冷たく、貯蔵場所に適していたので、古くから台所そ
15. ゆかした‐しんすい【床下浸水】
日本国語大辞典
〔名〕豪雨や洪水などで水が床下まではいり込むこと。また、床下まではいり込んだ水。〓[シ]<2>
16. 床下の小人たち
日本大百科全書
メアリー・ノートンの児童文学作品。1952年刊。第二次世界大戦後のイギリス・ファンタジーを代表する作品で、カーネギー賞を受賞。主人公の小人の一家は人家の床下に住
17. ゆかし‐・む【床・懐】
日本国語大辞典
〔他マ四〕ゆかしく思う。見たく思う。見たがる。*俳諧・鶉衣〔1727~79〕前・中・二三・旅賦「ふつつかにあたま丸めて、吉野初瀬の春をゆかしみ、松島象潟の浪にう
18. ゆかしー【床】[方言]
日本方言大辞典
1931梁塵秘抄二・二句神歌「恋しとよ君恋しとよゆかしとよ、逢はば見ばや見ばや見えばや」(2)心配だ。気掛かりだ。 福島県「便りがないのでゆかしい」155福島県
19. ゆかした【床下】[標準語索引]
日本方言大辞典
/ たし / たなした / とこ の下 / ねだ / ねだば / ひたえ / ひたやゆかした:床下の土のりゆかした:床下の塵埃ねこがき
20. 家(いえ)の床下(ゆかした)を下水(げすい)が通(とお)っていると人(ひと)の血(ち)をひいていけない〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔播州赤穂地方の俗信及び俚諺〕
21. 打(う)たるる杖(つえ)もゆかしい
故事俗信ことわざ大辞典
い。 浄瑠璃・心中刃は氷の朔日(1709)中「親の事又云い出して泣かしゃんす。うたるるつえもゆかしいと云ふ物を、拳一つ当てられず可愛がられた現在の親」
22. 親(おや)は打(う)たるる杖(つえ)もゆかしい
故事俗信ことわざ大辞典
親に打たれても、それは愛情あってのことだから慕わしく思われる。〔諺語大辞典(1910)〕
23. 毒蛇(どくじゃ)に刺(さ)されたときは床下(ゆかした)の虫(むし)をとり、御飯(ごはん)とねり合(あ)わせて付(つ)けると痛(いた)まぬ〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔日向北部の迷信〕
24. 歯(は)の抜(ぬ)けたときは、上(うえ)の歯(は)は床下(ゆかした)に、下(した)の歯(は)は屋根(やね)に投(な)げると、歯(は)が丈夫(じょうぶ)に生(は)える〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
地方によっては、上歯を雨垂れ落ちの所と指定したり、下歯を便所の屋根と指定したりする。特に上歯については「鼠の歯と取り替えてくれ」(「青森県五戸語彙」「方言俚諺集
25. うた るる 杖(つえ)もゆかしい
日本国語大辞典
い。*浄瑠璃・心中刃は氷の朔日〔1709〕中「親の事又云い出して泣かしゃんす。うたるるつえもゆかしいと云ふ物を、拳一つ当てられず可愛がられた現在の親」
26. こいしい 人(ひと)の方(ほう)から吹(ふ)く風(かぜ)も=懐(なつか)しい[=ゆかしい]
日本国語大辞典
人を恋い慕っていると、その人のいる方から吹いてくる風までその人にゆかりあるように感じられる。*玉塵抄〔1563〕一七「その人がよければその家の上にいた烏までよい
27. こいじゆかしきたいしょう【恋路ゆかしき大将】
国史大辞典
構想も性格描写も平凡の域にとどまり、文学的価値はあまり高くないといえよう。刊本には金子武雄『恋路ゆかしき大将』、同『物語文学の研究―本文と論考―』、および『桂宮
28. 恋路ゆかしき大将物語
世界大百科事典
鎌倉後期ころ成立の王朝風物語。それぞれ残欠本である金子武雄蔵本4巻と桂宮本1巻とを合わせて一つの完本に近くなるが,この両本以外には世に伝本がない。宮廷を中心とし
29. もの-ゆか・し【物ゆかし】
全文全訳古語辞典
〔形容詞シク活用〕《「もの」は接頭語》なんとなく心ひかれる。
30. ものゆかし-げ【物ゆかしげ】
全文全訳古語辞典
〔形容動詞ナリ活用〕《形容詞「ものゆかし」の語幹+接尾語「げ」》なんとなく心ひかれる様子。 「ともに行く人々も、いといみじくものゆかしげなるは、いとほしけれど」
31. うちそゆかしき(著作ID:4413072)
新日本古典籍データベース
うちぞゆかしき 読本 
32. 恋路ゆかしき大将(著作ID:175951)
新日本古典籍データベース
こいじゆかしきだいしょう 室町物語 
33. あぶゆかしー[方言]
日本方言大辞典
→あぶかしー【危】〔形容詞〕
34. おく-ゆか・し【奥床し】
全文全訳古語辞典
〔形容詞シク活用〕《「ゆかし」は心ひかれるの意》 ❶その先に心がひかれる。もっとよく、見たい・聞きたい・知りたい。 「いつしか、聞かまほしく、奥床しき心地するに
35. おく‐ゆかし・い【奥床】
日本国語大辞典
聞ゆれば、いとおくゆかしけれど、げに人目もしげし」*大鏡〔12C前〕一・序「いつしか聞かまほしくおくゆかしき心地するに」*山家集〔12C後〕中「陸奥(むつのく)
36. おくゆかし‐げ【奥床─】
日本国語大辞典
〔形動〕(形容詞「おくゆかしい」の語幹に接尾語「げ」の付いたもの)いかにもおくゆかしい感じであるさま。*栄花物語〔1028~92頃〕若ばえ「御前の方思ひ参らせ、
37. おくゆかし‐さ【奥床─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「おくゆかしい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの)おくゆかしいこと。また、その度合。おくゆかしみ。*蝴蝶〔1889〕〈山田美妙〉二「風の囁きにも、
38. おくゆかし‐み【奥床─】
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「おくゆかしい」の語幹に接尾語「み」の付いたもの)「おくゆかしさ(奥床─)」に同じ。*詞葉新雅〔1792〕「オクユカシミガナイ あふなし、あさはか
39. おゆかし‐さま【御床様】
日本国語大辞典
〔名〕(形動)(「お」は接頭語、「さま」は接尾語)なつかしいこと。ゆかしいこと。*浄瑠璃・一谷嫩軍記〔1751〕三「テモ久しやなつかしや。おゆかし様やと手を取て
40. こころ‐ゆかし【心行】
日本国語大辞典
。*林葉和歌集〔1178〕夏「是や此待たれ待たれて蜀魂心ゆかしのさ夜の一声」*雑話筆記〔1719~61〕上「鬼神を祭るは此方の心ゆかしぢゃと云になり」*浄瑠璃・
41. こころ‐ゆかし・い【心床】
日本国語大辞典
し〔形シク〕(「ゆかしい」は、心がひかれる意。「床」はあて字)なんとなく心が引かれるようである。好奇心がもたれる。奥ゆかしい。ゆかしい。*古本説話集〔1130頃
42. なま‐ゆか〓し【生懐】
日本国語大辞典
まである。*平中物語〔965頃〕三六「京のなまゆかしうなりゆけるに、あはれしう、をかしうぞ思えける」*狭衣物語〔1069~77頃か〕四「なまゆかしき方ざまに打ま
43. 日本石油柏崎製油所(大正時代)[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
新潟県刈羽かりわ郡大洲おおす村(現在の柏崎かしわざき市)『日本名勝旧蹟産業写真集 奥羽・中部地方之部』(1918年〈大正7〉)国立国会図書館所蔵
44. はゆかしもむら【羽床下村】香川県:綾歌郡/綾南町
日本歴史地名大系
[現]綾南町羽床下 現綾南町の南西に位置し、東は羽床上村(現綾上町)。北西流してきた綾川は当村北境の浦山丘陵に突き当って流路を東に急転するが、綾川の南側の当村に
45. むかし‐ゆかし・い【昔床】
日本国語大辞典
〔形口〕〓むかしゆか〓し〔形シク〕昔がしのばれる感じである。むかしな
46. もの‐ゆか〓し【物床】
日本国語大辞典
分「例は、ものゆかしからぬ心ちに、あながちに妻戸の御簾をひき着て」(2)(「もの」は接頭語)何となく心をひかれる感じである。*俳諧・笈日記〔1695〕中・伊勢「
47. ものゆかし‐が・る【物床─】
日本国語大辞典
〔自ラ四〕(形容詞「ものゆかし」の語幹に接尾語「がる」の付いたもの)何となくしきりに心をひかれる。*源氏物語〔1001~14頃〕若菜下「かつがつ物ゆかしがりて、
48. ものゆかし‐げ【物床─】
日本国語大辞典
〔形動〕(形容詞「ものゆかし」の語幹に接尾語「げ」の付いたもの)何となく心をひかれるさま。*更級日記〔1059頃〕「共に行く人々も、いといみじく物ゆかしげなるは
49. おくゆかしい【奥床】[標準語索引]
日本方言大辞典
こーばしー
50. 万葉集譬喩謌私編(著作ID:1731040)
新日本古典籍データベース
まんようしゅうひゆかしへん 森田光尋(もりたみつつね) 編 和歌 嘉永五
「ゆかし」の情報だけではなく、「ゆかし」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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