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  11. 雑煮

ジャパンナレッジで閲覧できる『雑煮』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)
雑煮
ぞうに

魚貝、野菜など数種の材料を煮合わせた汁に餅(もち)を加えた羹(あつもの)。雑煮餅ともいう。主として正月三が日の祝い膳(ぜん)に用いる。雑煮とはごった煮の意であるが、古く上方(かみがた)では五臓を保養するものとして保臓(ほうぞう)とよんだ。四条流園部(そのべ)派で臓煮の字をあてるのもこの例。宮中の女房詞(ことば)では烹雑(ほうぞう)(ぼうぞうともいい、烹は煮るの意)といった。

 もともと神祭に供えた神饌(しんせん)を下げて、神と氏子など参加者が共食する「直会(なおらい)」に起源をもち、さらにそれが年頭の年神迎えの供物を食べることをさすようになった。九州各地で正月の雑煮をナオライあるいはその訛語(かご)でよぶのはこのためである。餅については、年始に鏡餅、大根、瓜(うり)、猪(いのしし)や鹿(しか)の肉などを食べて長寿を願う歯固(はがた)めの行事が古くからあり、これがのち雑煮に加えられるようになったのであろう。

 雑煮に用いる箸(はし)は柳が多く用いられ、中太で両端を細く削ってある。その由来は、足利(あしかが)7代の幼将軍義勝(よしかつ)(1434―43)のとき、元朝儀式の箸が折れ、その7月には落馬により夭折(ようせつ)したため、以後太箸に改めたことによるという。江戸時代、浅草の市(いち)では雑煮箸を「おかんばし」とよんで売っていたが、これは上方や新吉原の廓(くるわ)内に残っていた雑煮の古称「羹(かん)」(あつもの)によるものである。箸袋は、家族それぞれ、鶴(つる)、亀(かめ)、松竹梅などの文字を書き、父が鶴で母が亀などと定めていた。

 朝鮮半島でも正月に餅とスープのトックッ(湯餅(タンピョン))を食べる。雑煮のようなものである。

[多田鉄之助]

種類

雑煮は関東風と関西風に大別できるが、その地方に産するものをおもに用いるため各地各様のものがあって、その種類は著しく多い。関東風は澄まし汁仕立てで、鶏肉か鴨(かも)肉、小エビ、かまぼこ、ゴボウ、コマツナまたはホウレンソウ、ダイコン、サトイモ、シイタケなどに切り餅を焼いて加える。のりを添えることもあり、吸い口に切りユズを散らすのが原型である。関西では京都のものが古い歴史があり、関西風の代表型ともいえる。白みそ仕立てで丸小餅を湯煮して用いる。ヤツガシラ、ダイコン、焼き豆腐などを加え、花がつおを散らす。細かく切った塩ブリを加えることもある。みそ仕立ての雑煮は、大阪、神戸、岡山とほぼ同じ形態である。岡山には澄まし汁仕立てもあるが、これより西は澄まし汁仕立てが多い。関東の雑煮にみそを用いないのは、武士が「みそをつける」ということばを嫌ったためという説がある。また、京都でヤツガシラを用いるのは、人の頭にたてという意もあるが、ことばよりも味本位で、これが材料に用いられている。

 各地の雑煮の特色をあげると、北海道は澄まし汁仕立ての汁に、サケの切り身とすじこをいっしょに加え、ハクサイを用いる。切り餅の白さとサケの赤みの対照がいい。秋田、山形の雑煮にはすじこを入れ、焼き豆腐を短冊形に切って加える。つきたての餅を水に浸して水餅にし、必要に応じて取り出して使う。東北地方で異色の雑煮は仙台のものである。ハモの焼き干し、削りかつお、干しタコの三つを用いてだしをとるが、簡単な方法としては焼き干しのハゼを用いる。ゴボウ、ダイコン、ニンジンに特産の仙台ハクサイを入れてつくる。福井の雑煮は薄切りのカブを葉とともに加えるのが特色で、古くはみそ仕立てであったが、いまは澄まし汁仕立てのものもある。

 名古屋の雑煮は、高名に通じるの意からタカナを用いる。奈良の雑煮はみそ仕立てで、のし餅の角切りを焼いて加える。広島の雑煮は澄まし汁仕立てで、汁の濁るのを嫌う。名産のカキを用いることもあるし、ブリの切り身を使うこともある。山口の雑煮は澄まし汁仕立てで、小餅を焼いて加え、大きいブリの切り身をゆでて用いる。これにサトイモ、白髪(しらが)昆布を少々加えるのが特色といえる。四国では、香川県高松の餡(あん)入りの丸餅雑煮が風変わりである。愛媛県の松山では、小判形の餅を焦げないように焼いて入れ、ミズナを加えて澄まし汁仕立てにする。

 九州では博多(はかた)の雑煮が変わっている。椀(わん)に大きな切り餅と塩ブリの切り身が入り、椀の底には輪切りのダイコンが敷いてある。熊本ではスルメと昆布のだしで澄まし汁仕立てにし、焼き豆腐、ダイコン、ニンジン、ゴボウに湯煮した丸小餅を用いる。鹿児島では干しエビをだしに用いるので、12月に入ると各戸の前に正月用のエビを乾燥させているのをみることができる。長崎の雑煮はお鰭(ひれ)吸い物といって、タイの切り身やクルマエビ、ナマコなどが入る豪華なものである。雑煮は全国それぞれの特色があり、各戸でも多少の相違はあるが、消化がよく栄養価の高いものが多い。

[多田鉄之助]



改訂新版 世界大百科事典
雑煮
ぞうに

雑煮餅ともいい,野菜,魚貝,鳥肉などを具にした汁に餅を入れて煮た料理。いろいろの材料をまぜて煮るための名で,別に〈亨雑(ほうぞう)/(にまぜ)〉とも呼んだ。現在では正月三箇日の祝膳に用いられるが,この風習は室町末期ころ成立したものらしい。雑煮雑煮餅の語はそれより古く室町前期から見られ,おもに儀礼的な酒宴の初献(しよこん)に用いられていた。伊勢貞丈は,初献に餅を煮て勧めるのは〈臓腑を保養する〉ためで,亨雑は〈保臓〉だとしている。雑煮は地域により,また家によってさまざまなつくり方がされるが,大別してみそ仕立てとすまし仕立てに分けられる。前者は主として関西で行われ,丸餅を湯煮して使う。後者は関東に多く,切餅を焼いて用いる。餅に配する具は一定しないが,《諸国風俗問状答》に〈雑煮餅の事,菘,芋,大根,人参,田作など通例〉という屋代弘賢の質問が見られるように,江戸後期には青菜,サトイモ,ダイコン,ニンジン,ごまめなどが一般的なものであった。現在ではそのほかに豆腐,かまぼこ,エビ,鶏肉なども使われ,ブリやサケを用いる地方もある。
→御節料理
[鈴木 晋一]

民俗

今日,一般に見られる雑煮は,室町時代以後,武家社会で成立したものが庶民のあいだに普及したとする歴史学的な説があるが,これに対して民俗学では,正月の儀礼食として古くから行われていたと考えている。かつては1日は夕方から始まると考えられていたので,元旦は大晦日の夕方となる。大晦日の夕方に神や仏に供えた飯や餅を朝になっておろし,野菜や魚,鳥などを加えて煮たものが雑煮であるという考えである。しかし,新年の正式の料理の起源が不明なので,いずれの説が正しいかを決定することはできない。そこで注目されるのは,〈餅無し正月〉といって正月三箇日に餅を食べたり神や仏に供えることを禁忌する一族や地域が存在する点である。それは,近畿地方には例が少ないが,中部から関東,中国から四国地方に分布している。この地方では雑煮はサトイモを煮た汁物が多く,ついでそば粉を用いた手打ちそば,そば餅,さらにダイコンやカブを煮た汁物などであり,麦粉を打ったうどんの所もある。これらは水田で栽培される作物ではなく,定畑(じようばた)や焼畑で栽培されたものである。このことから,水田地帯や米を主食とする人々は餅を中心とした雑煮,畑作地帯では餅を拒否して本来の主作物を材料とした料理が新年の儀礼食であったと仮定することができる。政治や文化の中心地であった近畿地方が餅の雑煮で,その東と西の地域に餅の雑煮や餅を禁忌する集団が混在しているが,その外側の東北地方や九州地方ではどうか。

 東北地方では新年の正式の料理をそばやダイコン,カブ,サトイモを優先することが多く,餅は主要な位置をしめていない。また九州地方ではサトイモ,ダイコン,アワが優先しており,餅は正式の料理となっていない。これらのことから東北や九州では餅を雑煮に入れる料理法は普及せず,伝統的な生業である畑作を基盤として,そこで栽培される作物を材料としていることがわかる。新年の三箇日の雑煮は,地域や一族などの集団ごとに違い,家族によって一定しないことが多いが,しだいに餅を中心とした雑煮に統一する方向をとってきており,餅をやめて野菜や雑穀のみへの方向はとっていない。新年の最初に人間が食べ,神や仏に供える正月の儀礼食が多様であるということは,集団ごとに新年に託する願望とか幸福の条件が一様でなかったことを示している。餅を中心とした雑煮が絶対的価値をもつようになる背景には,水田稲作農耕を基盤とした政治的・文化的価値観が他の生業形態より優位であるという思考が顕著であるが,そのために雑煮を料理する者も清浄性を重視し,社会的に優位に立つ男性の手によるべきだとする役割分担が成立し,年男が正月の主役となり,女性の役割が後退することとなった。
→餅
[坪井 洋文]

[索引語]
亨雑 亨雑 餅 儀礼食 餅なし正月 サトイモ(里芋) ソバ(蕎麦)


日本国語大辞典
ぞう‐に[ザフ‥] 【雑煮

解説・用例

〔名〕

餠を主にして野菜、魚介類、肉類などを取り合わせた汁もの。関西では味噌仕立て、関東ではすまし仕立てが多く、主として正月の祝いに用いる。烹雑(ぼうぞう)。雑煮餠。《季・新年》

*庖丁聞書〔室町末か〕「雑煮上置之事 串蚫、串海鼠、大根、青菜、花鰹、右の五種を上置にする也」

*言継卿記‐永祿一三年〔1570〕正月一日「同頭中将、倉部、極臈等雑煮盃二献、嘉例祝有〓之」

*料理物語〔1643〕一七「雑煮は中みそ又すましにても仕立候。もち、とうふ、いも、大こん、いりこ、くしあわび、ひしがつほ、くきたちなど入よし」

*浮世草子・日本永代蔵〔1688〕二・一「いやいやはじめてなれば雑〓(ザウニ)なるべしといふ」

*物類称呼〔1775〕四「雑煮 餠にいろいろの菜肴を加へ煮てあつものとし 年のはじめに祝ひ食ふ 俗にこれを雑煮といふ 畿内にて、雑煮と云 又、かんとも云 江戸にては新吉原にて、かんと云」

*諸国風俗問状答〔19C前〕阿波国高河原村風俗問状答・正月・一二「早朝起候て、元日の通り雑煮を供、家内も祝ひ」

*風俗画報‐一五七号〔1898〕一月「三日まで毎朝雑煮餠を食し、屠蘇酒を飲むこと古来の慣例なり。雑煮には普通芋子、菘葉を用ゆ」

語誌

(1)正月を雑煮で祝う風習は、室町時代末期に起こり、年越しの夜に神に供えたお下がりをいただく直会(なおらい)の式に由来するという。新潟県・長崎県・熊本県などで、正月の雑煮を食することや雑煮そのものをナオライ・オノーライ・オノーレ・ノーレ・ノーリャーなどと称するのはその名残とみられる。

(2)上方では古くは「羹(かん)」ともいい、「咄本・醒睡笑‐三」に芋・大根・豆腐・茎立に餠を添えるとあるが、挙例の「物類称呼」にあるように、餠以外の食材をこれといって限定しないこともある。

(3)餠が主ではあっても、他の食材や調理法に地方あるいは家ごとの違いがあり、餠の形にしても、切り餠を焼いて用いる関東・中部と、丸餠を用いる関西、また味付けでは、すまし仕立ての関東、味噌仕立ての関西・四国・九州とに大別される。慶事に小豆を用いるところから、ぜんざい風のものも各地で行なわれる。

方言

(1)汁粉餠(しるこもち)。ぞうに越後†020

(2)雑炊。ぞうに三重県志摩郡585ぞに秋田県雄勝郡130

発音

ゾーニ

〓ズーニー・ゾーネ・ゾン〔熊本分布相〕ゾウニン〔愛知・和歌山県〕ゾーニン〔伊賀・淡路・大和・和歌山・鳥取〕ゾオニン〔播磨〕ゾーン〔富山県・熊本分布相〕ドーニ・ドーン・ドン〔島原方言〕ドーニン〔大和〕

〓[ニ] [0]〓[0]

辞書

易林・日葡・書言・ヘボン・言海

正式名称と詳細

表記

雑煮易林書言

〓ヘボン言海


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検索ヒット数 561
検索コンテンツ
1. 雑煮
日本大百科全書
入れてつくる。福井の雑煮は薄切りのカブを葉とともに加えるのが特色で、古くはみそ仕立てであったが、いまは澄まし汁仕立てのものもある。 名古屋の雑煮は、高名に通じる
2. 雑煮
世界大百科事典
中心とした雑煮,畑作地帯では餅を拒否して本来の主作物を材料とした料理が新年の儀礼食であったと仮定することができる。政治や文化の中心地であった近畿地方が餅の雑煮
3. ぞう‐に[ザフ‥]【雑煮】
日本国語大辞典
(ザウニ)なるべしといふ」*物類称呼〔1775〕四「雑煮 餠にいろいろの菜肴を加へ煮てあつものとし 年のはじめに祝ひ食ふ 俗にこれを雑煮といふ 畿内にて、雑煮
4. ぞうに【雑煮】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
雑煮(ぞうに)の後(あと)で飯(めし)を食(く)うと雨(あめ)に降(ふ)られる
5. ぞうに【雑煮】
数え方の辞典
▲杯、●椀
6. ぞうに【雑煮】
国史大辞典
食する習慣は、中国から伝わった歯固(はがため)の行事として、平安時代初期から発生している。雑煮の調味は、『料理物語』に「雑煮は中みそ又すましにても仕立候」とあり
7. 雜煮(ぞうに)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 839ページ
8. ぞうに【雑煮】[標準語索引]
日本方言大辞典
その火で炊いて神棚に供えるぞうに:雑煮はしらがゆみそ仕立てのぞうに:雑煮おーさかぞーに / おみー / みそぞ大みそかの朝のぞうに:雑煮ごわかし元日の朝のぞうに
9. ぞーに【雑煮】[方言]
日本方言大辞典
》 秋田県雄勝郡130秋田方言(秋田県学務部学務課)1929ぞーに の子こ(1)雑煮の中に入れる種々のもの。雑煮の実。 仙台※058浜荻(匡子)=仙台1813頃
10. zōni 【雑煮】画像
Encyclopedia of Japan
Traditional New Year's soup, the principal ingredient of which is mochi (rice ca
11. 雜煮
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 568ページ
12. ぞうに‐うり[ザフに‥]【雑煮売】
日本国語大辞典
〔名〕雑煮を売ること。また、その人。*俳諧・七番日記‐文化一四年〔1817〕九月「我庵や元日も来る雑煮売」ゾーニウリ
13. 雑煮(ぞうに)の後(あと)で飯(めし)を食(く)うと雨(あめ)に降(ふ)られる〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
〔名古屋地方の俗諺〕
14. ぞうに の 子(こ)
日本国語大辞典
(1)雑煮の中に入れる種々のもの。雑煮の実。《ぞうにの子》仙台†058 《ぞうにのくさ〔─種〕》江戸†058 《おぞうにこ〔御─〕》山形県米沢市・南置賜郡139
15. ぞうに‐ばし[ザフに‥]【雑煮箸】
日本国語大辞典
〔名〕正月の雑煮を食べる時に用いるはし。白木で、すこし太めに作る。多くは柳材を用いる。ふとばし。《季・新年》*物類称呼〔1775〕四「又浅草の市にて商人の雑煮
16. ぞうに‐ばら[ザフに‥]【雑煮腹】
日本国語大辞典
〔名〕雑煮を食べて、もたれている腹。*歌舞伎・矢の根〔1729〕「とうの眠りのとろとろと、したたか過ぎたる雑煮(ザフニ)ばら」ゾーニバラ
17. ぞうに‐もち[ザフに‥]【雑煮餠】
日本国語大辞典
〔名〕「ぞうに(雑煮)」に同じ。《季・新年》*雑俳・もみぢ笠〔1702〕「あけぬれば・ぬり箸休む雑煮餠」*前恭礼門院御凶事記(古事類苑・歳時一二)「寛政七年十一
18. ぞうに を 祝(いわ)う
日本国語大辞典
新年の祝いに雑煮を食べる。《季・新年》*俳諧・増山の井〔1663〕正月「雑煮(ザフニ)いはふ」*吾輩は猫である〔1905~06〕〈夏目漱石〉二「私しも取る年に候
19. 雑煮の巻(著作ID:3255467)
新日本古典籍データベース
ぞうにのまき 水島卜也(みずしまぼくや) 等 武家故実 
20. ぞうにばし【雑煮箸】[標準語索引]
日本方言大辞典
たわらばし
21. ぞうにばし【雑煮箸】[標準語索引]
日本方言大辞典
たわらばし
22. ぞーにぜん【雑煮膳】[方言]
日本方言大辞典
婚礼の式の最初に出す、餅もちの入った吸い物の膳ぜん。 島根県出雲725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963
23. ぞーにぼし【雑煮星】[方言]
日本方言大辞典
双子座のアルファ星とベータ星。 香川県与島・櫃石島829香川県方言辞典(近石泰秋)1976
24. あずき‐ぞうに【小豆雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕汁粉。《あずきぞうに》新潟県中越373 長岡市376 富山県砺波398 島根県725 《あずきじる〔小豆汁〕》島根県簸川郡・能義郡725
25. おおさか‐ぞうに[おほさかザフに]【大坂雑煮】
日本国語大辞典
入れ、味噌を調味料にしてつくる雑煮。*随筆・皇都午睡〔1850〕三・上「正月の雑煮も上方の茎立にて菜を入たるすましなり、餠に子餠なく、大方切餠にて、味噌雑煮を大
26. お雑煮[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
花かつおを散らす。関東風は角餅を焼き、すまし汁に鶏肉やかまぼこ、小松菜などを入れ、ゆずを添える。雑煮の具には鮭やいくら、あゆ、青のり、じゅんさい、あずきなど、各
27. お雑煮 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
新年に迎える歳神様への供物を元日に下げ、餅を入れて煮合わせていただいたのがお雑煮。語源は「煮雑(にまぜ)」。室町時代から食され、一般庶民のお雑煮には餅の代わりに
28. おちつき‐ぞうに[‥ザフに]【落着雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕婚礼の日に、花嫁が婿の家に着いて、最初に食べる餠吸い物。落ち着き餠。
29. かも‐ぞうに[‥ザフに]【鴨雑煮】
日本国語大辞典
入れて作った雑煮(ぞうに)。*歌舞伎・戻橋脊御摂〔1813〕序幕「今日は冬至だ、今鴨雑煮(カモザフニ)が出来るよ」*歌舞伎・霜夜鐘十字辻筮〔1880〕五幕「ここ
30. すかたん‐ぞうに[‥ザフに]【─雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕京都市北区紫野大徳寺町にある大徳寺で、元日に雑煮といって空の椀を出した行事。*俳諧・新季寄〔1802〕正月「すかたん雑煮 元日 紫野大徳寺元日空椀にてぞう
31. すまし‐ぞうに[‥ザフに]【澄雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕澄まし汁の雑煮。*俳諧・八番日記‐文政四年〔1821〕九月「しんしんとすまし雑煮や二人住」スマシゾーニ
32. 日本列島雑煮文化圏図[イミダス編 文化・スポーツ]
イミダス 2018
北海道と沖縄は、伝統的な雑煮文化がないため掲載されていない。具材は地域の産物や各家庭の個性等によって異なるため、全国にはさまざまな雑煮が存在するが、同図では、各
33. ねぎ‐ぞうに[‥ザフに]【葱雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕葱を入れて作った雑煮。*滑稽本・浮世名所図会〔1829〕上「すずみのゆふべは西瓜の割売(たちうり)、雪の朝はねぎ雑煮」ネ
34. ふくいり‐ぞうに[‥ザフに]【福入雑煮】
日本国語大辞典
〔名〕一月七日、一五日などに年神に供えた餠を粥(かゆ)に入れて煮てたべるもの。ふくわかし。ふくでこわし。鏡あげ。フクイリゾーニ
35. ほうざう(ほうぞう)[雜煮]
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 568ページ
36. あずきぞーに【小豆雑煮】[方言]
日本方言大辞典
汁粉。 新潟県中越373中越方言集(長岡中学校国漢科)1936 長岡市376長岡市史(長岡市役所)1931 富山県砺波398砺波民俗語彙(佐伯安一)1961 島
37. おーさかぞーに【大阪雑煮】[方言]
日本方言大辞典
みそ仕立ての雑煮。 江戸※114皇都午睡(西沢一鳳)1850頃
38. せんぞーに【―雑煮】[方言]
日本方言大辞典
蕨わらびのせん(でんぷん)を入れた雑煮。 島根県鹿足郡725島根県方言辞典(広戸惇・矢富熊一郎)1963
39. つつぼぞーに【―穂雑煮】[方言]
日本方言大辞典
もみすりの時、地に落ちた米で団子を作り、雑煮に入れたもの。正月二十日に作るならわしがあった。 山口県豊浦郡798長門方言集(重本多喜津)1937
40. なんきんぞーに【南京雑煮】[方言]
日本方言大辞典
カボチャ、大角豆ささげ、団子などを塩味で煮た料理。 岡山県邑久郡761岡山県邑久郡方言(時実黙水)1934
41. あごだし[新語流行語]
イミダス 2018
上品ですっきりとしていて、深いコクと旨みがあるのが特徴。臭みやにごりがなく、ラーメンやうどん、雑煮などのほか、炊き込みご飯や茶わん蒸しなど、幅広い料理に合うこと
42. あさ【朝】[標準語索引]
日本方言大辞典
けんぎょー今日のあさ:朝けさ の朝げ昨日のあさ:朝きんなした大みそかのあさ:朝の雑煮ごわかし元日のあさ:朝の雑煮せち寺のあさ:朝の法座あさじ / おあさじ若い者
43. あさいわい【朝祝】[方言]
日本方言大辞典
正月の雑煮。 香川県佐柳島829香川県方言辞典(近石泰秋)1976
44. あさ‐いわい[‥いはひ]【朝祝】
日本国語大辞典
きりりと召れておりやらします。いりやらしまして、あさいわゐさしませ」正月の雑煮。《あさいわい》香川県佐柳島829
45. あずき【小豆】[標準語索引]
日本方言大辞典
取った後の空の莢ぞくも六月一日に、堅餅、あずき:小豆、大蒜を食べる行事ひむろみ正月十一日に炊くあずき:小豆雑煮にながし麦などの作ってある畑へあずき:小豆や陸稲な
46. アズキ画像
世界大百科事典
が最も多く使われるのは正月の行事であり,出雲から越後にかけての裏日本や近畿地方の海岸部には小豆雑煮を祝う風習が見られる。また小正月に小豆粥(がゆ)を食べる習慣は
47. 小豆餅(あずきもち)と提灯持(ちょうちんも)ちは先(さき)
故事俗信ことわざ大辞典
物事には順序があるというたとえ。仙台地方では、まず小豆餅を出し、次に雑煮を出す。また、提灯持ちは先に立たないと意味がないところからいう。〔宮城県史・二〇〕〔仙台
48. あたたき
日本国語大辞典
〔名〕「あたたけ」に同じ。*浄瑠璃・忠臣後日噺〔1772〕上「仕馴ぬ業も姑の詞をもちゐの鏡餠、雑煮の温気(アタタキ)取並べ」(1)鏡餠(かがみもち)。《あたたき
49. あたたけ
日本国語大辞典
〔名〕(形容詞「あたたけし」の語幹からという)鏡餠(かがみもち)。また、雑煮に入れる丸い餠。あたたき。あたたけもち。*色葉字類抄〔1177~81〕「温餠 アタタ
50. あたたけ【暖】[方言]
日本方言大辞典
《あたたき》 三重県伊賀001大日本国誌(内務省地理局)1886「雑煮の餅もち」の意の例。浄瑠璃忠臣後日噺上「仕馴ぬ業も姑の詞をもちゐの鏡餅、雑煮の温気あたたき
「雑煮」の情報だけではなく、「雑煮」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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送り火(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
門火(かどび)ともいい、一般には盆が終わり、精霊(しょうりょう)を送るため、家の入口、四つ辻(つじ)、墓などで焚(た)く火のこと。所によっては葬式の出棺のまぎわ、あるいは婚礼のおり娘が生家を出るとき、家の入口で火を焚く習俗があり、これも送り火とか門火
長月(日本大百科全書・日本国語大辞典)
陰暦9月の異称。語源は明らかではないが、中古以来、夜がようやく長くなる月の意の夜長月の略称といわれてきた。稲熟(いなあがり)月、稲刈(いなかり)月、穂長月などが変化したものとする説もあり、近時では、9月は5月と並ぶ長雨の時季で「ながめ」とよぶ物忌みの
中秋節(世界大百科事典)
陰暦8月15日は秋の半ば(中秋)にあたり,中国では月を祭る日とされてきた。古くから観月の習慣はあるが,中秋のそれに固定化したのは唐代以後であり,中秋の名月こそ一年中で最も美しい月とされた。初めは高楼等に登って月を眺めながら酒食を楽しむにすぎなかったが
十五夜(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
陰暦の毎月15日の満月の夜のことであるが、通例は陰暦8月15日の夜をいう。この夜、月見をしたり、綱引、相撲(すもう)などを行い、年占(としうら)的行事が多い。月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、満月はもっともわかりやすい目印であり、生活の折り目の
中元(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
本来は、1月15日の上元、10月15日の下元と並ぶ中国の道教の三元信仰の一つで、陰暦7月15日をいう。善悪を判別し人間の罪を許す神(地宮)を祭る贖罪(しょくざい)の日とされたが、これが仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)と結び付いて祖先崇拝行事になった。日本
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