1. 御水取
日本大百科全書
普通の日より大きい籠かご松明11本を童子どうじが担ぎ、堂の回廊で大きく振り回す。ついで深夜に法会の中心となる御水取が行われる。咒師じゅしを先頭にした7人の練行衆
3. お‐みずとり[‥みづとり]【御水取】
日本国語大辞典
〔名〕(「お」は接頭語)(1)奈良東大寺二月堂の行事。毎年陰暦二月一日から一四日間行なわれる法会。二月一二日(現在では三月一二日)の夜から翌未明にかけて、堂前の
4. 入江泰吉
日本大百科全書
画家たちと交流。以後、仏像だけでなく、奈良盆地一帯の古寺や民家のある眺め、旧道沿いの風景、東大寺二月堂の御水取などの行事にもレンズをむけ、丹念で息の長い撮影を展
5. 小浜(市)画像
日本大百科全書
八百比丘尼入定洞はっぴゃくびくににゅうじょうどうのある空印寺くういんじが有名。東大寺二月堂の御水取に用いる若狭井の水源である鵜の瀬うのせ、景勝地蘇洞門(国指定名
6. 改訂 京都民俗志 285ページ
東洋文庫
祝園の居籠の第一日の風呂の井の儀をも、「ちょうず」を使うといっているし、さらに参考すべきは、奈良二月堂の有名な御水取の儀の内に、同じく「ちょうず」ということがあ
7. かこまち【水主町】宮城県:宮城郡/松島町/松島村
日本歴史地名大系
文政六年の松島山寺領絵図(瑞巌寺博物館蔵)によると三棟の建物であった。鳳凰丸・孔雀丸・小鷹丸の三船と御水取船などがあった。「石巻村安永風土記」品替百姓書出によれ
8. 季語
日本大百科全書
ふらここの会釈ゑしゃくこぼるるや高みより <太祇> 鞦韆は漕こぐべし愛は奪ふべし <三橋鷹女> 行事御水取おみずとり (仲春)[水取] 奈良東大寺二月堂の
9. 悔過作法
世界大百科事典
ど,異称で有名なものがある。横道 万里雄 修正会 修二会 呪願師 悔過導師 時導師 大導師 御水取 花会式
10. さちやまぬうたき【崎山御嶽】沖縄県:那覇市/首里/崎山村
日本歴史地名大系
り、御嶽の本体となっている。首里三平等の大あむしられのうち、首里大あむしられの崇所で、正月の御水取行事で巳の方が吉方の年には境内の崎山樋川の水が首里城に献上され
11. 散華
世界大百科事典
弁に似ているからという。また東大寺修二会(御水取)では,散華行道に花米(米をいってはぜたもの)を散ずる。悪魔をはらう意味とおもわれ,もと米をまいたのであろう
12. しちなむら【識名村】沖縄県:那覇市/旧島尻郡地区
日本歴史地名大系
国由来記)。同ノロの役俸は米七斗余・雑石二斗余(一八八〇年のろくもい役俸)。首里城での元旦の御水取りの儀式の際、吉方が午の時は「識名アク川」(現ウフガー)、未の
13. 呪師
世界大百科事典
円満成就のための修法を行う。たとえば,悔過会の代表例にあたる東大寺修二会(しゆにえ)(通称,御水取)では,4種の重要な役割が設けられており,通常,上席から和上(
14. 修二会
日本大百科全書
修正会しゅしょうえ、2月に行う法会ほうえを平安時代には修二会と称した。東大寺二月堂の修二会(御水取おみずとり)は十一面観音菩薩かんのんぼさつを本尊とする十一面悔
15. 修二会
世界大百科事典
,6,7,12,13,14日には走(はしり)行法,7日には小観音,12日には〈御水取〉が行われ,実忠忌と〈御水取〉の日には過去帳が読誦される。12,13,14日
16. 声明
日本大百科全書
ともに声明の達人であったという。このときの奈良仏教における声明の一部は、東大寺二月堂修二会しゅにえ(御水取おみずとり)の声明にいまも伝わる。しかし、現行の声明は
17. 十一面観音
世界大百科事典
なかでも752年(天平勝宝4)東大寺の実忠が始めた十一面悔過が有名で,二月堂の修二会(しゆにえ)(御水取)として今日に至っている。 絵画作品としては,鎌倉時代の
18. 神宮寺(福井県)画像
日本大百科全書
造営して別当寺となり、神宮寺と改称、盛時は七堂伽藍がらん25坊を有したという。当寺は奈良東大寺修二会しゅにえ(御水取)の「お水送りの寺」として知られる。二月堂下
19. 神宮寺の送水神事[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
奈良東大寺二月堂の御水取おみずとりに先立って、3月2日に行われる「お水送り」の神事。御水取に使用される二月堂下の若狭井わかさいは小浜おばま市下根来しもねごりにあ
20. 懺法
日本大百科全書
法をさし、宮中で先帝の御忌ぎょきに用いられ、天台宗勤行儀ごんぎょうぎともなっている。東大寺の御水取おみずとりに用いる「吉祥悔過法きっしょうけかほう」や勅会ちょく
21. つるがやはちまんぐう【鶴谷八幡宮】千葉県:館山市/八幡村地図
日本歴史地名大系
現三芳村)の御手洗屋敷(その後は御手洗免一石五斗として朱印地)は旧社地と伝え、現在も同所での御水取から国司祭が始められる。貞治三年(一三六四)鎌倉公方足利基氏が
22. 東大寺画像
日本大百科全書
られているのは二月堂修二会しゅにえの「御水取おみずとり」の行法である。3月1日から二七日にしちにち(14日間)、二月堂で修二会の法要を営み、その間「御水取」「達
23. 奈良[市]
世界大百科事典
め池遊園地のある西大寺一帯などがあげられる。1月15日の若草山の山焼き,3月の東大寺二月堂の御水取,8月15日の春日大社の万灯籠などの年中行事には全国から観光客
24. 奈良(市)画像
日本大百科全書
通じて多彩に繰り広げられる。1月15日若草山の山焼きに始まり、3月の東大寺二月堂修二会しゅにえ(御水取)、春日大社春日祭(申祭さるまつり)、5月興福寺薪能たきぎ
25. 奈良(県)画像
日本大百科全書
通じて展開されている。前者の祭礼、行事には、春日大社の申祭さるまつり(春日祭)、東大寺修二会しゅにえ(御水取)、聖武しょうむ祭、薬師寺の花会式はなえしき、興福寺
26. 二月堂
日本大百科全書
奈良東大寺の堂。本尊の十一面観音かんのんは秘仏。毎年、陰暦2月に御水取おみずとりの名で知られる修二会しゅにえが行われるため二月堂の名がある。編集部
27. にがつ‐どう[ニグヮツダウ]【二月堂】
日本国語大辞典
(毎年、陰暦二月に御水取の名で知られる修二会(しゅにえ)を行なうところから呼ばれる)正称は東大寺二月堂。奈良市、東大寺大仏殿の東側にある。天平勝宝四年(七五二)
28. にがつどう の 行(ぎょう・おこない)
日本国語大辞典
陰暦二月一日から一四日間行なわれる法会。二月一二日(現在は三月一二日)夜から翌未明にかけて行なわれる御水取りの行事で知られる。修二会。*俳諧・誹諧初学抄〔164
29. 花画像
世界大百科事典
道中の平安を祈ったのでこの名がついたという。 また奈良薬師寺の花会式(はなえしき)や東大寺の御水取など,古式の法会には,しばしば造花が用いられる。もとは〈削りか
30. へどだけ・あすむい【辺戸岳・安須森】沖縄県:沖縄島北部/国頭村/辺戸村
日本歴史地名大系
ツ御イベ)の三御嶽が記載されている。毎年五月と一二月に行われる辺戸大川(フィルウッカー)で「御水取り」行事の際に、時の大屋子・公庫や聞得大君御殿(現那覇市)から
31. みず‐とり[みづ‥]【水取】
日本国語大辞典
〔女中詞(元祿五年){1692}〕(3)「みずとりぶね(水取船)」の略。(4)「おみずとり(御水取)(1)」に同じ。《季・春》*日次紀事〔1685〕二月一二日「
32. 若狭彦神社画像
日本大百科全書
や1303年(嘉元1)成立の「詔刀のりと次第」があり、ともに国の重要文化財。なお奈良東大寺の御水取にあたり、当地で送水神事が行われる。平泉隆房
33. 若狭彦神社
世界大百科事典
下社3月10日。社地内の遠敷川鵜瀬は,奈良東大寺二月堂若狭井に通ずる水源として信仰され,その御水取行事(修二会)に関連し,送水神事がある。鎌田 純一 鵜瀬
34. わかさひこ‐じんじゃ【若狭彦神社】
日本国語大辞典
漁業守護神として信仰を集めている。奈良東大寺の若狭井の水源は当社の鵜の瀬まで続いているとされ、東大寺二月堂の御水取行事に関連する送水の神事が行なわれる。若狭国一
35. をなり神の島 2 107ページ
東洋文庫
辺戸の大川(神名アフリ川、涼傘川の義で、君真物の来訪にちなんだ名称)の項には、「毎年五月十二月、御水取りに時の大屋子参り云々」とあって、その時奉る祝詞が、 首
36. をなり神の島 2 274ページ
東洋文庫
得者、御前江御飾被レ仕候事」がある。そして与那原祝女の御たかぺが済むと、かねて用意して置いた御水取用の御天目を井川の前に飾り、御歳直之掟之あむが柄杓を取って、井
37. 年中行事 : 表1-日本の年中行事画像
世界大百科事典
日節会,闘鶏[武],雛祭[民],磯遊び[民] 4日 奉公人出替り[民] 12日 東大寺二月堂御水取 21日 御影供(みえく) 晦日 鎮花(はなしずめ)祭 4月1