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  11. やつし

ジャパンナレッジで閲覧できる『やつし』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

歌舞伎事典・世界大百科事典・日本国語大辞典

新版 歌舞伎事典
やつし
 動詞〈やつす〉の連用形の名詞化。〈やつす〉の原義は、見すぼらしい様にする、姿を変えることで、そこから、省略する、めかす、身を落とすなどの義を派生した。この〈やつす〉行為もしくは状態に与えられた最古のイメージは、たとえば、「青草を結束ひて、笠蓑として、宿を衆神に乞ふ」(《紀》)素戔嗚尊の姿であろう。折口信夫は、「笠を頂き簑を纏ふ事が、人格を離れて神格に入る手段であったと見るべき痕跡がある」(《国文学の発生・第三稿》)と説き、蓑笠に姿を変えて人界を訪れるまれびとや、漂泊する神・神人の存在を指摘している。このようなイメージの流れを汲んで、《源氏物語》などの、高貴な人物が地位を逐われて流浪する、〈貴種流離譚〉と呼ばれる文学類型が生み出された。そして、その延長線上に、歌舞伎の〈やつし〉が成立する。
 やつした人間の活躍する諸状況を表現パターンとする〈やつし事〉や、その状況を担って生きる役柄〈やつし方〉の基礎が確立されたのは、延宝年間(1673‐1681)の上方歌舞伎で、それには、初世嵐三右衛門が大きな役割を果たした。以後、やつしは、元禄歌舞伎のお家狂言の中で発達する。やつしには、「方便てだてにいやしき業をするか世におちぶれてするか」(《舞曲扇林》)の二つの設定があり、いずれにしても、「さすが古へのかたぎうせず」(《役者舞扇子》)という、二重構造の中に生きる人間の表現に、役の性根が求められた。具体的には、髪結い・畳刺し・桶屋・下男・馬子・下女・湯女・小原女などの役が挙げられ、庶民的人間像の描写を必要とした。しかし、性根を外れて、「よくにするほどあしかるべし」(《舞曲扇林》)といわれ、「姿のいやしい、じつごと」(《役者口三味線》)との違いを強調するために、置かれた深刻な状況を超える鷹揚さや軽味・おかし味が、演技に要求された。今日でも、《廓文章》の伊左衛門や《嫗山姥》の煙草屋源七などにやつしの伝統をみることができる。
紙衣かみこ
[今尾 哲也]


改訂新版 世界大百科事典
やつし

動詞〈やつす〉の連用形の名詞化したことば。〈やつす〉の原義は,見すぼらしい様にする,姿を変えることで,そこから,省略する,めかす,身を落とすなどの義を派生した。この〈やつす〉行為もしくは状態に与えられた最古のイメージは,たとえば,〈青草を結束ひて,笠蓑として,宿を衆神に乞ふ〉(《日本書紀》)素戔嗚(すさのお)尊の姿であろう。折口信夫は,〈笠を頂き簑を纏(まと)ふ事が,人格を離れて神格に入る手段であったと見るべき痕跡がある〉(《国文学の発生・第三稿》)と説き,蓑笠に姿を変えて人界を訪れるまれびとや,漂泊する神,神人の存在を指摘している。このようなイメージの流れを汲んで,《源氏物語》などの,高貴な人物が地位を逐われて流浪する,〈貴種流離譚〉と呼ばれる文学類型が生み出された。そして,その延長線上に,歌舞伎の〈やつし〉が成立する。

 やつした人間の活躍する諸状況を表現パターンとする〈やつし事〉や,その状況を担って生きる役柄〈やつし方〉の基礎が確立されたのは,延宝年間(1673-81)の上方歌舞伎で,それには,初世嵐三右衛門が大きな役割を果たした。以後,やつしは,元禄歌舞伎のお家狂言の中で発達する。やつしには,〈方便(てだて)にいやしき業をするか世におちぶれてするか〉(《舞曲扇林》)の二つの設定があり,いずれにしても,〈さすが古へのかたぎうせず〉(《役者舞扇子》)という,二重構造の中に生きる人間の表現に役の性根が求められた。具体的には,髪結い,畳刺し,桶屋,下男,馬子,下女,湯女,小原女などの役が挙げられ,庶民的人間像の描写を必要とした。しかし,性根を外れて,〈よくにするほどあしかるべし〉(《舞曲扇林》)といわれ,〈姿のいやしい,じつごと〉(《役者口三味線》)との違いを強調するために,置かれた深刻な状況を越える鷹揚さや軽味,おかし味が,演技に要求された。今日も,《廓文章(くるわぶんしよう)》の伊左衛門や《嫗山姥(こもちやまんば)》の煙草屋源七などにその伝統をみることができる。
→変装
[今尾 哲也]

[索引語]
やつし事 やつし方


日本国語大辞典
やつし 【〓・窶】

解説・用例

〔名〕

(動詞「やつす(〓)」の連用形の名詞化)

(1)身をやつすこと。みすぼらしく変えた姿。また、剃髪した姿。

*浮世草子・傾城禁短気〔1711〕一・三「一代地を踏ませぬお家さまと、供ゆべき心入にて、此比かうしたやつしをせしが」

*歌舞伎・伊勢平氏栄花暦〔1782〕三立(暫)「文珠の智恵助実は六条の助太夫宗信、浅黄の頭巾、やつしの形にてこの後ろに附き」

(2)「やつしがた(〓形)」「やつしげい(〓芸)」「やつしごと(〓事)」などの略。

*評判記・難波立聞昔語〔1686〕竹嶋幸左衛門「好色も人よりこゑてすぐといふやつしも実も人に越つつ」

*浮世草子・元祿大平記〔1702〕二・釜の中より罪は出けり「やつし、ふり出し、ぬれ、実事、狂言のある程を尽し」

*浄瑠璃・女殺油地獄〔1721〕上「やつしは甚左衛門幸左衛門が思案事四郎三が憂事」

(3)(2)の衣装。

*歌舞伎・時桔梗出世請状〔1808〕二幕「向ふより吉、やつしの下へ鎧を素肌に着て」

*歌舞伎・独道中五十三駅〔1827〕三幕「やつしを脱ぎすて、小袖に着替へる事よろしく」

(4)(2)の鬘(かつら)。

*滑稽本・東海道中膝栗毛〔1802~09〕七・下「あたまはまきびんにて、しばいのやつしといふかみなり」

(5)((2)から)やさ男。色男。二枚目。

*洒落本・当世嘘之川〔1804〕五「をれがやうなやつしが出入したら、富さんのからだに生疵は絶まい」

*滑稽本・戯場粋言幕の外〔1806〕上「わしといふやつしが来てぢゃに、ゑらいごもったいでゑす」

(6)似せて作ること。まねること。また、そのもの。

*浄瑠璃・佐藤忠信廿日正月〔1710頃〕名所記「奥州の忠信が、忠節を先に立て大黒舞のやつしじゃ」

*評判記・役者三友絵〔1724〕江戸・勝山又五郎「はし弁慶のやつし、上るりに合あら事、又太郎風できました」

(7)おしゃれをすること。美しく着飾ること。うわべを飾りたてること。また、その人。めかし屋。

*洒落本・十界和尚話〔1798〕五「あの姉めは大のやつしでござり升」

*不言不語〔1895〕〈尾崎紅葉〉一一「さてこそ一方ならぬ御嬌飾(ヤツシ)と見たるも」

(8)うわべだけのこと。

*歌舞伎・閏正月吉書始〔1708〕二「女房に叱られ、許せ許せもやつしなり」

(9)江戸で、地口(じぐち)をいう。

*俚言集覧〔1797頃〕「やつす 〈略〉今江戸にて地口といふ事をやつしと云」

方言

(1)身なりなどを飾ること。また、その人。おしゃれ。やつし北海道松前†050三重県名賀郡・志摩郡585京都府054京都市621大阪府泉北郡646兵庫県054「あいつ、男のくせにやつしじゃなあ」661664和歌山県690徳島県810やつして〔─手〕京都府竹野郡622

(2)化粧。おめかし。やつし京都市621おやつし〔御─〕京都市621岡山市762

(3)芝居の二枚目。やつし愛知県名古屋市562

発音

〓[シ]

図版

〓(4)〈戯場訓蒙図彙〉

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検索コンテンツ
1. やつし
世界大百科事典
。そして,その延長線上に,歌舞伎の〈やつし〉が成立する。 やつした人間の活躍する諸状況を表現パターンとする〈やつし事〉や,その状況を担って生きる役柄〈やつし方〉
2. やつし
歌舞伎事典
。そして、その延長線上に、歌舞伎の〈やつし〉が成立する。 やつした人間の活躍する諸状況を表現パターンとする〈やつし事〉や、その状況を担って生きる役柄〈やつし方〉
3. やつし【〓・窶】画像
日本国語大辞典
徳島県810 《やつして〔─手〕》京都府竹野郡622 (2)化粧。おめかし。《やつし》京都市621 《おやつし〔御─〕》京都市621 岡山市762 (3)芝居の
4. やつし【俏】[方言]
日本方言大辞典
あの姉めは大のやつしでござり升」《やつして【―手】》 京都府竹野郡622丹後網野の方言(井上正一)1964(2)化粧。おめかし。 京都市621京言葉(楳垣実)1
5. やつし事
日本大百科全書
変えるという意味の「やつす」が名詞化した語。「和事わごと」の一種で、これを得意とする俳優を「やつし方」という。貴種流離譚たんの系統を引くものだが、役の形態として
6. やつしや
日本国語大辞典
〔名〕恐喝詐欺犯をいう、盗人仲間の隠語。〔隠語輯覧{1915}〕
7. やつし西行富士見五郎(著作ID:1770930)
新日本古典籍データベース
やつしさいぎょうふじみごろう 長唄 享保一九初演
8. やつし百人一首(著作ID:520230)
新日本古典籍データベース
やつしひゃくにんいっしゅ 和歌 
9. やつし‐いろごとし【〓色事師】
日本国語大辞典
〔名〕やつしごとを得意とする色事師。*談義本・根無草〔1763~69〕前・二「やつし色(イロ)事師には、天児屋命、敵役には太玉命」
10. やつし‐おとこ[‥をとこ]【〓男】
日本国語大辞典
〔名〕遊び人風の男。やさ男。色男。*譬喩尽〔1786〕三「当世は肖(ヤツ)し男(オトコ)より厳とした男に〓れる女中気」
11. やつし‐おやじ[‥おやぢ]【〓親仁】
日本国語大辞典
みすぼらしい身なりの親仁。また、その役。*歌舞伎・貢曾我富士着綿〔1793〕序幕「菊酒屋半左衛門、やつし親仁(オヤヂ)の拵らへ、羽織、おしょぽからげ」
12. 八鹿踊
世界大百科事典
民俗芸能。鹿踊(ししおどり)の一種。愛媛県宇和島市,西予市,北宇和郡,喜多郡などに分布する一人立ちの8頭の鹿による風流系の獅子舞。伝承地では〈ししまい〉〈デンデ
13. やつし‐がき【〓書】
日本国語大辞典
る詩こそはきりかやつし書〈泰極〉」*浮世草子・色里三所世帯〔1688〕上・四「七つ桜に木の字のやつし書むすび文を」*浄瑠璃・賀古教信七墓廻〔1714頃〕五「替字
14. やつし‐がた【〓形】
日本国語大辞典
色事師のやつし形(ガタ)に仕入ませう」*浄瑠璃・伊賀越道中双六〔1783〕七「去りとは貴公も顔に似合はぬやつし形(ガタ)」*浪花聞書〔1819頃〕「やつす〈略〉
15. やつしき【俏式】[方言]
日本方言大辞典
簡略な方法ですること。略式。 山形県米沢市「やつしきでええ」151米沢方言辞典(上村良作)1969
16. やつし‐きながし【〓着流】
日本国語大辞典
みすぼらしい衣装の着ながしの姿。ふだん着の姿。*歌舞伎・貢曾我富士着綿〔1793〕序幕「おさく、無地物のやつし着流(キナガ)し、後ろ帯、下女の形にて」
17. やつし‐げい【〓芸】
日本国語大辞典
〔名〕歌舞伎で、やつしがたの演じる演技。大名の若殿や金持の息子などが、義理や恋のために身を落としたいやしい姿で演ずるもの。やつし。*浮世草子・西鶴置土産〔169
18. やつし‐ことば【〓言葉】
日本国語大辞典
〔名〕省略したことば。また、そういうことばによるしゃれ。*洒落本・蕩子筌枉解〔1770〕逢侠者「そのおりにつけての流言あり。又しゃれといふて略言(ヤツシコトバ)
19. やつし‐ごと【〓事】
日本国語大辞典
〔名〕(1)歌舞伎で、やつしがたの演技。また、その演目。和事。やつし。*俳諧・西鶴五百韻〔1679〕何鞠「ててかた母方礒松の露〈西鶴〉 やつし事万能丸が花にきて
20. やつし‐しまだ【〓島田】
日本国語大辞典
*女重宝記(元祿五年)〔1692〕一・六「今どきはやるやつししまだ」*随筆・嬉遊笑覧〔1830〕一下「わきつめのやつし島田はわげらしくして〈略〉やつし島田とある
21. やつし‐じ【〓字】
日本国語大辞典
〔名〕やつし書きにした字。字画を省略したり崩したりした字。略字。(1)略字。《やつしじ》岩手県気仙郡100 (2)草書などの崩し字。《やつしじ》岩手県上閉伊郡0
22. やつしじ【俏字】[方言]
日本方言大辞典
(1)草書などの崩し字。 岩手県上閉伊郡097岩手県釜石町方言誌(八重樫真)1932 宮城県仙台市121仙台方言集(土井八枝)1919《やっしじ》 岩手県気仙郡
23. やつし‐じょうるり[‥ジャウルリ]【〓浄瑠璃】
日本国語大辞典
〔名〕(1)浄瑠璃の太夫が、ある曲の文句を即興的にかえて語ること。その他、慰みにわざと本行(ほんぎょう)をはずれて語る浄瑠璃。また、有名な太夫の語り口をまねたも
24. やつし‐すがた【〓姿】
日本国語大辞典
〔名〕身をやつした姿。わからないように変えた姿。*滑稽本・古朽木〔1780〕三「浅黄頭巾のやつし姿は、市川の流(ながれ)絶せぬ芝居の風流なれども」ヤツシス
25. やつし‐す・つ【〓捨】
日本国語大辞典
「限りありて別れはて給はむよりも、目の前にわが心とやつしすて給はむ御有様を見ては」*苔の衣〔1271頃〕三「いとかくあたらしき御さまをやつしすてていかでかた時も
26. やつし‐た・つ【〓立】
日本国語大辞典
〔他タ下二〕飾りたてる。めかしたてる。*浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)〔1780〕長町「久三のどんざ引きかへて、壱丁目脇指やつ仕立て、当世風の旦那衆」
27. やつ‐しちごう[‥シチガウ]【谷七郷】
日本国語大辞典
鎌倉の一一の谷(やつ)にあった七つの郷。転じて、鎌倉中の意。*御伽草子・唐糸草子〔室町末〕「かまくらはやつ七がうとうけ給はる、はるはまづさく梅がやつ」*俳諧・武
28. やつして[方言]
日本方言大辞典
やつし【俏】
29. やつし‐なり【〓形】
日本国語大辞典
*歌舞伎・高麗大和皇白浪〔1809〕三立「やつし形(ナリ)にて、鉢巻をし、魚たごを傍に置き」*歌舞伎・吹雪花小町於静(お静礼三)〔1867〕二幕「爰に非人亀吉や
30. やつし の 娘(むすめ)
日本国語大辞典
歌舞伎で、みすぼらしい服装の娘。やつしむすめ。*歌舞伎・御摂勧進帳〔1773〕四立「長兵衛娘小富、やつしの娘の形にて、迷子札を付け」
31. やつし‐ばば【〓婆】
日本国語大辞典
〔名〕歌舞伎で、身分をやつして粗末な身なりをした老婆。*歌舞伎・名歌徳三舛玉垣〔1801〕五立「花道より玉垂婆、白髪やつし婆婆にて杖を突き」
32. やつし‐ひろそで【〓広袖】
日本国語大辞典
〔名〕身分をやつした人物が着る広袖仕立の粗末な着物。*歌舞伎・御摂勧進帳〔1773〕五立切「花道より馬士よし松、脚絆、甲掛け、やつし広袖・腹掛け・馬士の形にて」
33. やつし‐ふう【〓風】
日本国語大辞典
〔名〕やつしがたのような様子。身をやつしているような様子。*談義本・艷道通鑑〔1715〕二・一三「浪人すがたやつし風」
34. やつしべまご[方言]
日本方言大辞典
→やしわご【玄孫】
35. やつしまじんじゃ【八津島神社】秋田県:由利郡/象潟町/塩越村
日本歴史地名大系
[現]象潟町象潟島 蚶満寺境内の小山にある。祭神は豊岡姫命。かつては象潟大明神ともいい、蚶満寺の守護神であったと伝える(象潟町史)。縁起はつまびらかでないが、寛
36. やつしまむら【八ッ島村】埼玉県:川越市地図
日本歴史地名大系
[現]川越市八ッ島 伊佐沼・鴨田両村の南、九十川左岸低地に立地。村の起りは、天正(一五七三―九二)頃北条氏邦の旧臣三上山城守の開発によるという(風土記稿)。田園
37. やつしまむら【八島村】福井県:福井市/旧吉田郡地区
日本歴史地名大系
[現]福井市八ツ島町・大宮五丁目 福井城下の西北に位置し、福万村の西にある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では「阿豆布西之郷」に含まれたと思われる。正保郷
38. やつし‐むすめ【〓娘】
日本国語大辞典
〔名〕「やつし〓)の娘」に同じ。*歌舞伎・東海道四谷怪談〔1825〕序幕「上の方楊枝見世、爰にお袖、やつし娘(ムスメ)、浴衣にて
39. やつしゅ[方言]
日本方言大辞典
→やつ【奴】[一]〔代名詞〕
40. ヤツシロ
日本大百科全書
ミカン科(APG分類:ミカン科)柑橘かんきつ類の1種。高さ約3メートル、豊産性で結果樹齢に早く達する。花は白色で単生または叢生そうせいする。果実は縦径5センチメ
41. 八代[市]
世界大百科事典
熊本県中南部の市。2005年8月旧八代市と鏡(かがみ)町,千丁(せんちよう)町および泉(いずみ),坂本(さかもと),東陽(とうよう)の3村が合体して成立した。人
42. 八代(山梨)
世界大百科事典
→笛吹[市]
43. やつしろ【八代】
日本国語大辞典
〔一〕熊本県中南部の地名。八代海に面する。中世、城下町として起こり、明治中期以後セメント・製紙・人絹などの工業の発達する工業都市となる。昭和一五年(一九四〇)市
44. やつしろ【八代】
国史大辞典
城下町が展開したことが知られる。徳淵の港からは大陸への船団が出港し、中国の類書『図書編』に「牙子世六」(「やつしろ」の音訳)と記されている。戦国時代末には島津氏
45. やつしろ【八代】宮崎県:東諸県郡/国富町/八代南俣村
日本歴史地名大系
諸県庄に含まれ、「和名抄」記載の諸県郡八代郷の郷名を継承する。建武三年(一三三六)二月四日の大前道貞軍忠状(旧記雑録)および同年二月七日の土持宣栄軍忠状(同書)
46. 八代(山梨県)
日本大百科全書
山梨県中部、東八代郡にあった旧町名(八代町ちょう)。現在は笛吹ふえふき市の中央部を占める一地区。1956年(昭和31)八代、御所ごしょの2村が合併して町制施行。
47. 八代(市)画像
日本大百科全書
熊本県中部にある市。1940年(昭和15)八代、太田郷おおたごうの2町と植柳うやなぎ、松高の2村が合併して市制施行。1943年郡築ぐんちく村を合併したが、195
48. やつしろおおつかこふん【八代大塚古墳】熊本県:八代市/上片野川村
日本歴史地名大系
[現]八代市上片町 下野森 八代平野の水田中にある。南北に主軸をとる前方後円墳。全長約五五メートル、後円部直径約二八メートル、前方部幅約四九メートルを測り、前方
49. 八代海
日本大百科全書
熊本県中部から熊本県南西部にかけての内海。不知火海しらぬいかいともいう。東西約10キロメートル、南北約75キロメートル。宇土うと半島、宇城うき市、八代郡氷川ひか
50. 八代海
世界大百科事典
熊本県南西部,九州本土と天草上島東岸,鹿児島県長島などに囲まれた内湾。旧暦8月1日前後に見られる〈不知火(しらぬい)〉から不知火海ともいう。東西約6~16km,
「やつし」の情報だけではなく、「やつし」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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かなふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}❶ 《「心にかなふ」「思ふにかなふ」など「…にかなふ」の形で》合致する。適合する。ふさわしい。例「あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒めにかなへり」〈徒然草・109〉訳(高名の木登りは)
まどふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ} 《上代は「まとふ」。他動詞は「まどはす」》主に人の心についていい、途方に暮れる、うろたえる、などの意味を表す。また、他の動詞に付いて、程度のはなはだしい意を添える。❶(心が)迷う。乱れる。思い悩む
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