1. さす
日本国語大辞典
る指谷(さすがや)という地名はこれに基づくという。*地名の研究〔1936〕〈柳田国男〉地名考説・二七「小石川指ケ谷町のサスは亦焼畑の義である」(1)焼き畑。《さ
2. さす
日本国語大辞典
*名語記〔1275〕六「下臈の物になふ、あふごといふ物をさすとなづけたり、如可。薪の料に柴をかり、ゆいてさしつらぬきて、もてば、しばさすの反にあたれり」*物類称
3. さ・す
日本国語大辞典
【一】〔他サ五(四)〕人にある動作をするようにしむける。させる。*歌舞伎・傾城仏の原〔1699〕一「内へ呼んで話をさして顔を俺に見せよ」*多情多恨〔1896〕〈
4. さ・す
日本国語大辞典
〔接尾〕(四段型活用)(1)他動詞の連用形に付いて、その動作を中途でやめる意を表わす。…しかける。…し残す。*伊勢物語〔10C前〕一〇四「斎宮の物見たまひける車
5. 差
新選漢和辞典Web版
=瘥(さ) 【五】 ①特異な。かわった。「差人」「差事」 ②劣る。 《国》 ①〈さ・す〉 (ア)ゆびさす。 (イ)伸び出る。表に出てくる。 (ウ)入れる。「水を
6. さ・す
全文全訳古語辞典
【二】 〔他動詞サ行四段〕 〔一〕力や意志を、ある方向に働かせる。 ❶(指や物で)それと指し示す。指さす。 「『かしこにあり』と倉の方に指をさしぬ」〈今昔・16
7. さす
全文全訳古語辞典
動詞の未然形に付く。 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 させ させ さす さする さすれ させよ 【使役】 ❶《他の者に動作をさせる意(使役
8. さす[方言]
日本方言大辞典
(1)焼き畑。 東京都西多摩郡054方言(雑誌)1931~1938 八王子311八王子の方言(塩田真八)1965 埼玉県秩父郡251秩父の伝説と方言(秩父市教育
9. さす【扠首】[方言]
日本方言大辞典
岐阜県飛驒「大風で垣が倒れそうなでさすかう」502飛驒のことば(土田吉左衛門)1959《さそ》 岐阜県飛驒502飛驒のことば(土田吉左衛門)1959《さすかい
10. さす[方言]
日本方言大辞典
〔動詞〕(1)柿かきの渋を抜く。さわす。 岩手県気仙郡102気仙ことば(佐藤文治)1965(2)飯に混ぜるために大麦を煮てから水にさらす。 岩手県気仙郡102気
11. さす【差・指】[方言]
日本方言大辞典
指てみる」(5)作る。 山形県最上郡・東田川郡「棺ばさす」「箱さす」139山形県方言辞典(山形県方言研究会)1970 愛知県知多郡「小屋さす」570南知多方言集
12. さす[方言]
日本方言大辞典
究年報(広島大学方言研究会) 佐賀県東松浦郡「おばさんが出かけさす」054方言(雑誌)1931~1938 長崎県壱岐島「掛けさす」915続壱岐島方言集(山口麻太
13. さす【刺】
日本国語大辞典
俵に突っ込んで出し口とする竹筒。《さす》島根県石見725 徳島県811 香川県仲多度郡・綾歌郡829 愛媛県840 (2)とげ。《さす》島根県725 (3)魚、
14. さ・す【刺・螫・挿・注・点・鎖】
日本国語大辞典
】伊京【指】ヘボンさす【刺・螫・挿・注・点・鎖・扠・箚・鍼】【刺】(シ)鋭いものでさす。つきさす。「刺殺」「刺繍」「刺傷」「刺青」《古さす・きる・うがつ》【螫】
15. さ‐す【叉手】
日本国語大辞典
〔名〕「さしゅ(叉手)」に同じ。*新撰字鏡〔898~901頃〕「叉手 佐須」字鏡【叉手】字鏡
16. さす【叉首】
国史大辞典
叉首によるものとあり、前者は神社建築・板葺民家に多く、後者は寺院建築と草葺民家に多い。豕叉首(いのこさす)はこの両者を組み合わしたもの。民家の叉首には平(ひら)
17. さ・す【差・指・射】
日本国語大辞典
(5)作る。《さす》山形県最上郡・東田川郡139 愛知県知多郡570 (6)訴え出る。《さす》岩手県気仙郡102 (7)木の小枝が出る。《さす》青森県津軽075
18. さす【差す・指す】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
差(さ)いつ押(お)さえつ・差(さ)いつ差(さ)されつ・差(さ)しつ押(お)さえつ・差(さ)しつ差(さ)されつ・差(さ)しても三年(さんねん)差(さ)さでも三年
19. さ‐す【扠首】
日本国語大辞典
(3)家屋の軒などの垂木(たるき)。《さす》群馬県多野郡230 長野県佐久493 《さすっぽ・さすんぼう〔─棒〕》長野県佐久054 493 (4)建築の際に木を
20. 杈首(さす)【併入】
古事類苑
居處部 洋巻 第1巻 984ページ
21. さ・す【止す】
全文全訳古語辞典
〔接尾語四段型〕さ・し・す・す・せ・せ《動詞の連用形に付く》 ❶動作を中途で打ち切る意を表す。…しかけてやめる。最後まで…しないでやめる。 「心もなき事啓してけ
22. 砂州画像
日本大百科全書
湾口や入り江の口を閉塞へいそくするようにして、沖合いに形成された砂礫されきの堆積たいせき地形。砂州は通常、海面上にみられるものをいうが、海面下にある場合、とくに
23. 砂州
世界大百科事典
岬や湾の出口などの海岸の突出部から,細長く突き出るように延びている砂礫(されき)の細長い高まりを砂嘴(さし)spitといい,砂嘴がさらにのびて湾の対岸や陸地に接
24. さ‐す【砂州・砂洲】
日本国語大辞典
〔名〕海岸や湖岸のやや沖合に、砂や小石が岸と平行に細長く堆積(たいせき)して水面上に現われた地形。砂嘴(さし)が成長して対岸や島につながり、潟(かた)を抱きこむ
25. 螫(さす)
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 1002ページ
26. 扎
新選漢和辞典Web版
【一】 ①〈さ・す〉針などをさす。 ②駐在する。とどまる。 【二】 ①字などを書く小さな板。=札 ②書く。 ③ひき抜く。 ④たばねる。しばりつける。音(zā)
27. 攙
新選漢和辞典Web版
①〈さ・す〉つきさす。 ②するどい。 ③まぜる。 ④たすける。たすけおこす。 ⑤横からうばう。
28. 刺
新選漢和辞典Web版
常用漢字 【一】 ①〈さ・す〉突きさす。さし殺す。 ②〈ささ・る〉 ③根こそぎ取りのぞく。 ④とげ。はり。のぎ。 ⑤ほこさき。 ⑥〈そし・る〉なじる。そしり。
29. 指
新選漢和辞典Web版
うまい食物の意味がある。指は、うまいものを手にすることから、ゆびをさすともいい、また、示と同じく、さししめすことから、ゆびをさすともいう。一説に、旨の音は、支(
30. 斥
新選漢和辞典Web版
常用漢字 ①〈しりぞ・ける(―・く)〉おいはらう。とおのける。「排斥(はいせき)」 ②〈さ・す〉ゆびさす。 ③せめとがめる。 ④土地をきりひらく。 ⑤〈うかが・
31. 螫
新選漢和辞典Web版
①〈さ・す〉毒蛇や毒虫がさす。 ②危害を与える。
32. 挿(插・揷)
新選漢和辞典Web版
常用漢字 ①〈さ・す〉 (ア)さし入れる。 (イ)植える。 ②〈さしはさ・む〉さしこむ。はさみこむ。加わる。 ③農具。すき。 部首内画数:手 9揷 総画数:
33.
新選漢和辞典Web版
〈さ・す〉水中の魚などをつきさす。
34. 揕
新選漢和辞典Web版
①〈う・つ〉たたく。 ②〈さ・す〉つきさす。
35. 【叉手】さしゅ
新選漢和辞典Web版
②手出しをしないこと。 【二】さで《国》魚をすくいとる網。叉手網(さであみ)。すくい網。 【三】さす《国》昔の茅(かや)ぶきの屋根で、梁(はり)の上に丸太(まる
36. 【砂州(「洲」)】さしゅう(しう)*さす
新選漢和辞典Web版
川・湖・海辺の水面上にできた砂地。
37. 戡画像
字通
それで戈を
ぐのが字の原義であろう。
さす、うつ。 かつ、ころす、とる、きる。〔名義抄〕戡 サス・カツ・ヲサム・タツ・キル 〔字鏡集〕戡
38.
画像字通
殺用の刃物で獣を割くことをいう。
さす。 さく、えぐる。 ころす、はふる。 せめとる。
39. 戟[
]
画像字通
る。或るもの戟を以て之れを鉤し、肘を斷ちて死せり。 戟叉 げきさ
さすまた。 戟
げきさく ほこ。 戟
40. さす【刺】[標準語索引]
日本方言大辞典
ぬくんとげをさす:刺かっぱ 踏む木や竹などの切り株を足の裏にさす:刺かっぱ 踏む虫がさす:刺かぶる / かむ / ちぎるものを踏んで足にさす:刺ことふみきり /
41. さす【注】[標準語索引]
日本方言大辞典
人の話に水をさす:注さます沸いた湯に水をさす:注つら 打つ
42. さす【差】[標準語索引]
日本方言大辞典
と晴れて日がさす:差ひ の目がする傘を一緒にさす:差のせる傘をさす:差かぶる / くわっぱる / さく塩辛い汁に水をさす:差おる錠をさす:差おとす魔がさす:差ま
43. さす【挿】[標準語索引]
日本方言大辞典
はさぐ / はさげる
44. さす【砂州】[標準語索引]
日本方言大辞典
よりし
45.
画像字通
きなり」とあり、鋭利なもので刺すことをいう。
さす。 するどい。〔名義抄〕
ヒク・
46. 刺画像
字通
はぬいとり。みな鋭いもので突く意がある。 さす、つく、つきさす。 そしる、せめる、いさめる。 のぎ、はり、ほさき、槍のいしづき。 なふだ、名刺。〔名義抄〕刺
47. 指画像
字通
は趣旨というときの旨にあたる字。 ゆび、手足のゆび。 ゆびさす、さす、さししめす。 かぞえる、ゆびおる、さしずする、むかう。 旨・
48. 箴画像
字通
はり、しつけばり、ぬいばり。 いしばり、
さす。 いましめる、いましめ。〔新
字鏡〕箴 佐須波利(
さすはり) 〔名義抄〕箴 イマシム・サス
49. 縉画像
字通
形声 声符は晉(晋)。〔説文〕十三上に「帛の赤色なるものなり」とあり、赤絹をいう。
と通用して、さしはさむ意に用いる。 あかぎぬ。
50. 鍼画像
字通
療の意から、また鍼戒の意となる。針は鍼の俗字。 はり、ぬいばり、くすりばり、いしばり。 さす、はりさす、とおす。 いましめる、いましめ。〔和名抄〕鍼 波利(はり