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  11. ホルン

ホルン

ジャパンナレッジで閲覧できる『ホルン』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)

ホルン
ほるん
Horn ドイツ語
horn 英語
corno イタリア語

リップリード(唇を振動源とする)の気鳴楽器。一般的にはヨーロッパで発達した金属製の楽器(フレンチ・ホルン)をさすが、広義には角笛 (つのぶえ)や法螺貝 (ほらがい)の類全般をさすこともある。楽器分類では、諸民族の角笛系統の楽器を、円筒管を基本とするトランペット系と、円錐 (えんすい)管を基本とするホルン系の2種に分ける場合もあるが、実際には管の形状からこのどちらかに分類してしまうことには無理がある。ホルンボステルとザックスの楽器分類法では、ホルンという名称がトランペットの下位分類として扱われている。

 フレンチ・ホルンの外形上の特徴としては、細長い管を丸く巻いてまとめていること、ベル(朝顔)の直径が約30センチメートルと急激に広がっていることがあげられる。しかし、管全体の内径は、ベルの近くまでそれほど大きくなってはいない。マウスピースはトランペットやトロンボーンなどのカップ型と違って細長く、内面が緩やかにすぼまったじょうご型である。これが、管の形状と相まってホルン独得の丸い深みのある音色を生み出す。現在用いられているホルンはF管(管長約3.7メートル)が標準であるが、それより短いB♭管(管長約2.8メートル)やF管・B♭管双方の機構を備えたダブル・ホルンを用いることも多い。また、これらよりも1オクターブ高いものなどもつくられている。音高変化のためのバルブはロータリー式とピストン式の2種類があるが、今日ではロータリー式が優勢である。通常、人差し指・中指・薬指で操作する三つのバルブがあるが、ダブル・ホルンにはF管とB♭管を切り替えるために親指で操作する第四のバルブがある。またこのバルブの操作によって、同一の音高がいくつかの指使いで得られるため、音色の変化をつけることができる。

 ホルンは、唇を調節して倍音を変えることと、左手でバルブを操作することで必要な音高を得るが、その奏法上の特徴としては、右手の使用があげられる。奏者は体の右側にベルが後ろ向きになるように楽器を構え、右手をベルの内側に入れている。そして必要に応じて、手をベルの奥に入れて音色・音高を変化させるのである。手の入れぐあいを加減することで微妙な変化をつけることも可能である。これはストップ奏法とよばれ、ホルン特有のものである。

 ビバルディ、モーツァルト、R・シュトラウスらがホルンのための協奏曲を作曲しているが、おもにホルンは管弦楽や吹奏楽のなかで用いられ、とくにゆったりとしたロマンチックな旋律を歌うのに適している。ウェーバーのオペラ『魔弾の射手』やブラームスの交響曲第3番などが好例であろう。

[卜田隆嗣]



ホルン[百科マルチメディア]
ホルン[百科マルチメディア]

B♭管©ヤマハ


19世紀のホルン[百科マルチメディア]
19世紀のホルン[百科マルチメディア]

1860年ころ 真鍮(しんちゅう)・ニッケルシルバー ベルの直径29.1cm オーストリアメトロポリタン美術館所蔵


世界大百科事典

ホルン
Horn[ドイツ]

〈角(つの)〉の意から出た楽器名。広義には動物の角をそっくり用いた吹奏楽器のこと,またそれを祖とする楽器のことで,いわゆる角笛(つのぶえ)である。末広がりの〈円錐管〉を,呼気流と唇の振動とで鳴らす楽器がほとんどである。狭義には,狩猟用の角笛から生まれた金管楽器の一つを指す。優美で温和な音色をもち,目につく特徴には,管径が細く管長が長いこと,その途中を円環状に巻いて形を整えていること,管末のアサガオ状開口が大きいこと,いわゆる漏斗(ろうと)状の歌口を用いること,アサガオを後ろに向ける独特の構え方などがある。最後に挙げた構え方は,後述のような右手の演奏技法と関連するものである。今日ホルンは,(1)ヘ調のもの,(2)変ロ調のもの,(3)両者を合体させたダブル・ホルン,の3種が代表的で,よく用いられている。またそのいずれもが,ヘ調の移調楽器として扱われることが多い。つまり,高音部記号を使って楽譜を書く場合,実音より5度高く記すので,仮に1点ハが書いてあれば,実際には小字ヘを吹奏する。変ロ調ホルンは,ヘ調ホルンに比べて管長が4分の3と短く,その分だけ調子が高いが,高次倍音が吹きにくいので,実音の上限は両者ともあまり変わらない。音の深みではヘ調に分があるし,あまり目だたない低音のことだとはいえ,ヘ調なら出せて変ロ調では出せない音がいくつかある。しかし上限に近い音域での安定感は変ロ調ホルンが勝っている。ダブル・ホルンは両者の特徴を兼備していて愛用者も多い。

 円環状に巻いた狩猟用ホルンは17世紀に現れてフランスを中心に用いられた。フレンチ・ホルンという別名があるのはこのことによるらしい。円環の内部は,のちに替管,あるいは弁(バルブ)と〓回管でいっぱいになったが,それがなかった当時は頸や肩に掛けて携行することもできた。この狩猟用品がときにオペラなどに利用され,ことに18世紀のイタリアやドイツでしばしば管弦楽の仲間入りをし,ついに一人前の楽器としてフランスにも逆流したのである。

 現代型ホルンは3個以上の弁があって,音程を自由につくれるが,かつてはそれがなかったので,吹き分けられる音の種類がごく限られ,楽器固有の基調が楽曲の調に適合しない限りほとんど使いものにならなかった。管楽器の基調は,管の長さによって変わる。そこで考えられたのが長短さまざまな替管である。管の途中をさしかえて,曲に合わせるのである。19世紀以前の楽譜で,ホルンのパートにみられる多様な調の指定は,ほとんどが替管の指定である。音の種類を増やすもう一つのくふうは,右手をアサガオ内に入れて音を調節するストップ奏法(ハンド・ストップ,ゲシュトプトなどとも)である。音高変化とともに音色も曇るが,目だたぬように使えばよい。ときには音のひずみを目だたせて特殊効果に利用することもできる。替管とストップ奏法の完成は18世紀中葉のことで,ドレスデン宮廷楽士,ボヘミア出身のハンペルAnton Joseph Hampel(1710ころ-71)の功績が大きいとされる。その後,機構改良の試みが多く行われ,19世紀中葉には弁を備えた楽器が進出してきたが,それが大勢を占めたのは末葉になってのことである。

 ホルンはビバルディ,テレマン,モーツァルト,R.シュトラウスらの協奏曲など,独自の曲目をもってはいるが,活躍の場は管弦楽,吹奏楽,室内楽など,ほとんど合奏の中である。金管合奏の剛直な強奏を支えうる力強さの反面,弦楽合奏など繊細な響きのなかに唯一つの金管として加わってもよく調和し,響きを豊かにこそすれ,場違いにならない適応性をもつ。木管楽器数本とホルン1本という合奏編成も例が多い。信号風な音型の吹奏などもよいが,ゆったりとしたロマンティックな旋律を歌う場合などに,他の追随を許さぬ表現力を示すことが多い。
[中山 冨士雄+関根 裕]

[索引語]
Horn 角笛 ダブル・ホルン 狩猟用ホルン フレンチ・ホルン ストップ奏法 ハンペル,A.J. Hampel,A.J.
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検索コンテンツ
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©Shogakukan
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46. ブライトホルン山[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
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47. マッターホルン
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