1. ハタハタ画像
日本大百科全書
塩漬けしたハタハタを米飯と麹こうじで3~4週間漬け込んでつくるもので、いずしの一種である。しょっつる鍋は、しょっつる(塩汁)でハタハタや野菜を煮る鍋物である。し
2. ハタハタ画像
世界大百科事典
スズキ目ハタハタ科の寒流域にすむ海産魚。北太平洋に広く分布しているが,日本では宮城県および島根県以北の北日本に生息している。秋田では産卵のため接岸する11月ころ
3. ハタハタ[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
©Shogakukan 撮影/田島 正
4. はた‐はた
日本国語大辞典

(
ハタハタ)めら」〔一〕虫。(1)しょうりょうばった(精霊飛蝗)。《はたはた》奈良県683
5. はた‐はた
日本国語大辞典
たと飛去りぬ」*青春〔1905~06〕〈小栗風葉〉秋・五「朝鴉(あさがらす)の黙って頭の上をハタハタ飛去る羽音が」(2)はかばかしく事を行なうさま、動作が迅速で
6. はたはた[螇蚸]
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 1161ページ
7. はたはた[鰰]
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 1533ページ
8. はた‐はた【鰰・

・雷魚・燭魚】
画像日本国語大辞典
〔名〕スズキ目ハタハタ科の海産魚。全長約二〇センチメートル。体にうろこはなく、背部は黄褐色の地に褐色の流紋がある。口は斜め上方に開く。太平洋側では東北以北、日本
9. 鰰
新選漢和辞典Web版
〈はたはた〉秋田沿岸などでよくとれる海水魚。=鱩(はたはた)
10. 鱩
新選漢和辞典Web版
〈はたはた〉かみなりうお。うろこはなく、味は淡白。=鰰(はたはた)
11. はたはた‐ずし【鰰鮨】
日本国語大辞典
〔名〕ハタハタをいったん酢に浸し、笹の葉にのべた麹と合わせた飯の上に並べ、昆布、ハタハタの卵などを散らして重石を載せて漬けた、なれずし風の鮨。秋田地方で正月食品
12. はたはたずし[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
頭と内臓を取り除いたハタハタを塩で漬けたあと、飯と麹こうじを混ぜてさらに漬け込む©Shogakukan
13. はたはた‐むし【─虫】
日本国語大辞典
名。*和玉篇〔15C後〕「
ハタハタムシ」*俳諧・玉海集追加〔1667〕三・秋「おさ草やはたはた虫のおり所〈正好〉」
14. ハタハタ : 図-ハタハタ画像
世界大百科事典
15. 秋田[県]画像
世界大百科事典
墨書土器や木簡など貴重な資料も出土している。→出羽国 ハタハタの風土 11月下旬~12月中旬,寒冷前線の通過に伴い,雷鳴とともにハタハタの大群が沿岸に押し寄せる
16. 秋田(県)画像
日本大百科全書
みそ汁用に塩蔵する。鮨はハタハタが圧倒的に多い。大館地方を中心とする名物「きりたんぽ」は、本来は残飯を処理するために考えられたものである。秋田特産の調味料のしょ
17. 秋田県の要覧
日本大百科全書
県庁所在地:秋田市県花:フキノトウ県木:アキタスギ県鳥:ヤマドリ県魚:ハタハタ面積:1万1637.54平方キロメートル面積順位・比率:6位・3.1%人口(199
18. 鰺ヶ沢[町]
世界大百科事典
所も置かれたが,青森,弘前を中心とする陸上交通の発展に伴って衰退した。近世中期以降,ニシン,ハタハタ漁が盛んであったが,近年は不振で,養殖漁業などに力を入れ,県
19. 鰺ヶ沢(町)画像
日本大百科全書
れた。明治になり陸上交通が発達すると外港としての機能は衰微した。明治から大正にかけてニシン、ハタハタ、イワシの豊漁が続き漁港として繁栄した。町域南部は白神山地に
20. 厚田
日本大百科全書
札幌市近郊という地理的位置を生かした野菜、メロンなどの園芸、原料乳生産など都市近郊型農業と、ハタハタなどの沿岸漁業が行われる。国道の開通(1971)後、北部の海
21. あみはり‐ば【網張場】
日本国語大辞典
〔名〕(魚網などの)網を張る場所。*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉二「自分たちの得た網張り場をうばわれることをおそれて」
22. アングル
日本国語大辞典
石〉二「あの建築(ビルヂング)の角度(アングル)の所丈(だけ)が少し出てゐる。木の間から」*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉四「車は〈略〉突然停車した。頭をアング
23. 育児
世界大百科事典
する動物にもみられる。大部分は卵を水中に放出するだけだが,ウミホオズキ(テングニシ)の卵は堅い袋に入っており,ハタハタは粘着性のある卵で藻についている。トゲウオ
24. えりも[町]
世界大百科事典
鉄道はなく,国道336号線が通じる。就業人口の半ば近くが漁業者で,夏はコンブ採り,秋はサケ,冬はウニ,ハタハタの漁が行われ,えりも港と庶野(しよや),目黒,えり
25. 男鹿[市]
世界大百科事典
船川港はまた県内一の漁港であるが,このほか北浦,畠,戸賀,船越などの漁港がある。いずれも冬季のハタハタ漁を第一とするが,戸賀湾のワカメ・アワビ養殖が注目される。
26. 男鹿(市)画像
日本大百科全書
市の基幹産業は農業、漁業で、農業は水田中心で、零細農や半農半漁型が多い。漁業は船川港のほか戸賀、北浦港があり、ハタハタ漁が多かったが近年減少している。イカ、ブリ
27. 男鹿半島
世界大百科事典
就業者率はその約1/3にすぎない。県内一の漁獲量をもつ船川港をはじめ有力漁港が多いが,冬季のハタハタ漁に特色がある。脚部の潟上市の旧天王町,男鹿市の旧若美町,三
28. 沖合底引網漁業
日本大百科全書
。おもに75~95トン型船による一艘引のかけ回しと二艘引漁法で操業している。主要対象魚種は、ハタハタ、カレイ類、ズワイガニ、ニギス類等である。三浦汀介
29. かい‐ゆう[クヮイイウ]【回遊・回游】
日本国語大辞典
たて網の中にはいった魚の廻遊する習癖を知って居るから」*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉三「沖合で回游しながら機をうかがっていたハタハタが」カイユー
30. かみなり(雷)[方言の地図帳]
日本方言大辞典
はじめとする古辞書などに「かみなり」を表す語として出ていることばである。民謡の「秋田おばこ」に歌われる魚のハタハタもこれと関係があるといわれている。 (オ)カン
31. カミナリウオ
日本大百科全書
硬骨魚綱スズキ目ハタハタ科の海水魚であるハタハタの地方名。産地の秋田地方の呼び名で、漁期の冬に雷がよく鳴るのでこの名がある。編集部
32. きゅう‐そく[キウ‥]【休息・休足】
日本国語大辞典
人草〔1907〕〈夏目漱石〉一「おい、今から休息(キウソク)しちゃ大変だ、さあ早く行かう」*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉二「その地点までくるといつものように休
33. 郷土料理画像
日本大百科全書
全然なくなったもので、他地方からの代用品によってまにあわせてその名称だけ残したものもある。一方、秋田のハタハタ、富山のホタルイカ、大分のシロシタガレイ、佐賀のム
34. 郷土料理
世界大百科事典
る。[東北地方]しょっつるなべしょっつるはハタハタを塩漬にしたものの浸出液,つまり魚醬(ぎよしよう)で,塩汁のなまった語。これを煮汁にして,ハタハタ,タラ,イカ
35. 今古奇観 2 明代短編小説選集 190ページ
東洋文庫
萢県令は吉日を選んで、宋金とともに官船に乗り、任地へおもむいた。まさに、絵太鼓トントン舟子をせかし風はハタハタ帆をふくらます さて宋金は、貧乏ではあったが、なん
36. ぎょ‐えい【魚影】
日本国語大辞典
〔名〕水中に見える魚の姿。*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉一「他の湾にはほとんど魚影をみせない」ギョエ
37. 魚醤
日本大百科全書
魚醤うおびしおから発展したもので、しょうゆと似た使い方をする。秋田県のしょっつる(塩汁。原料はハタハタ、イワシなど)、香川県のいかなごしょうゆ、北海道、石川県の
38. 魚醬
世界大百科事典
などがあり,外国のものではアンチョビーソースやニョクマムが知られる。しょっつるは塩汁の意で,ハタハタ,イワシなどを材料とし,いかなごしょうゆはコウナゴ,カマスゴ
39. 魚類画像
世界大百科事典
なり,マイワシ,トビウオ,ボラ,キハダマグロ,カツオ,ブリ,ベラなどは暖流性,ニシン,サケ,ハタハタ,タラ,オヒョウなどは寒流性である。また,ガンギエイ,マエソ
40. くぎ‐づけ【釘付】
日本国語大辞典
06〕〈夏目漱石〉一〇「余が視線は、蒼白き女の顔の真中にぐさと釘付けにされたぎり動かない」*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉三「かれの足も釘づけになっていた」(3
41. 好画像
字通
このむ、よろこぶ。 璧の孔。 はなはだ。〔名義抄〕好 ヨシ・コトムナシ・カホヨシ・ヨシヒ・ヨミス・ハタハタ・ヲウナ・ウルハシ・コノム 〔字鏡集〕好 コノム・カホ
42. 麹漬け画像
日本大百科全書
る。代表的なものにダイコンのべったら漬けのほか、郷土料理として北海道のニシンの麹漬け、秋田のハタハタの麹漬け、金沢のカブの間にブリを挟んで漬けたかぶらずしなどが
43. 金浦(秋田県)
日本大百科全書
金浦港は古くからの風待ち港で、現在も船川ふなかわ港に次ぐ県内第二の漁港。ハタハタ、カレイ、タラ、サメ、ホッケなどを漁獲するが、ハタハタは近年急減した。米作が主で
44. 暦画像
日本大百科全書
かといって、ムギの熟するときイカがとれる。秋田地方では、ハタハタ雷かみなりといって10月下旬から11月上旬にかけて遠雷のするときハタハタがとれるので、漁師は雷鳴
45. ゴム‐ガッパ【─合羽】
日本国語大辞典
石〉「何(ど)うして一番上に着た護膜合羽と羽織丈(だけ)が、是程烈しく濡れたのであらうか」*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉二「手拭で頬かむりをしゴム合羽をつける
46. 栽培漁業
世界大百科事典
れぞれ1000万単位の種苗生産実績(全国,年間)がえられている。その他の魚類でも,クロダイ,ハタハタ,トラフグ,地域性ニシン,キュウセン,マコガレイ,ハマグリ,
47. 刺網漁業
世界大百科事典
など)である。 固定式刺網は漁具が比較的簡単で沿岸漁業で多く用いられ,底魚・磯魚のほかブリ,ハタハタ,シラウオ,サメ・エイ類,それにイセエビ,クルマエビ,ガザミ
48. さんりん‐トラック【三輪─】
日本国語大辞典
特に日本で発達したが、昭和三五年(一九六〇)ごろから需要が減少し生産中止。オート三輪。三輪自動車。*ハタハタ〔1969〕〈吉村昭〉五「村落の男たちは連れだって三
49. しべつちよう【標津町】北海道:根室支庁
日本歴史地名大系
昭和二九年からは浅海繁殖保護事業としてホタテ貝・ホッキ貝、同三七年よりチカやワカメの養殖も行い、さらにウニ、ハタハタ、サクラマスの増殖対策、水産加工にも力を入れ
50. しょうゆ画像
日本大百科全書
ム)、タイのナンプラーなどもこの一種である。しょっつるの造り方は、桶にイワシ、アジ、小サバ、ハタハタなどの魚と塩を交互に堆積たいせきさせ、上には重石おもしをのせ