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  11. おどろ・く【驚く】

ジャパンナレッジで閲覧できる『おどろ・く【驚く】』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

全文全訳古語辞典・日本国語大辞典

小学館 全文全訳古語辞典

おどろ・く 【驚く】
最重要語

〔自動詞カ行四段〕 {か・き・く・く・け・け}
《他動詞は「おどろかす」》

のんびりした状態が突然破られ、はっとする、の意。そこから、びっくりする、の意にも、はっと気づく、の意にもなる。また、眠っていて、はっと気づくことが、目がさめる、ということになる。

❶びっくりする。驚く。

「あながちに人目驚くばかり思(おぼ)されしも」〈源氏・桐壷〉

むやみに人が見てびっくりするほど(更衣(こうい)を)いとしくお思いになったのも。

はっと気づく。

「秋来(き)ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる」〈古今・秋上・169〉

秋が来たと目でははっきりと見えないが、風の音に、(もう秋なのだと)はっと気づいたことだよ。

目がさめる。

「少し大殿篭(おほとのごも)り入りにけるに、蜩(ひぐらし)のはなやかに鳴くに驚き給ひて」〈源氏・若菜・下〉

(光源氏は)少しおやすみになられたが、ヒグラシがにぎやかに鳴くのに目をさまされて。

「僧の、『物申し候(さぶら)はん。驚かせ給へ』といふを、うれしとは思へども」〈宇治拾遺・1・12〉

僧が、「もしもし。目を(さ)ましなされ」と言うのを、うれしいとは思うが。



日本国語大辞典

おどろ・く 【驚・愕・駭】

解説・用例

〔自カ五(四)〕

今まで意識しなかったことを意識する。はっと気がつく。

(1)意外なことにあって、心が動く。心の平静を失う。びっくりする。

*日本書紀〔720〕神代上(水戸本訓)「天照大神、驚動(ヲトロキ)たまひて、梭(かひ)をもて身を傷(いた)ましむ」

*新撰字鏡〔898~901頃〕「愕然 驚愕也 於豆 又於比由 又於止呂久」

*源氏物語〔1001~14頃〕桐壺「相人おどろきてあまたたびかたぶきあやしぶ」

*平家物語〔13C前〕七・実盛「水鳥の羽音におどろいて、矢ひとつだにも射ずして」

*観智院本類聚名義抄〔1241〕「愕 オドロク オビユ」

(2)はっとして気づく。注意がひかれる。

*古今和歌集〔905~914〕秋上・一六九「秋きぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる〈藤原敏行〉」

*源氏物語〔1001~14頃〕紅葉賀「こちやと宣へど、おどろかず」

*浜松中納言物語〔11C中〕四「わが世の常に心いられするやうにもあらましかばと、おどろかれて」

*たまきはる〔1219〕「かずならぬ身ひとつのみ苦しくて、近きも遠きも、おどろかせ給ふこともなし」

(3)眠りからさめる。目ざめる。

*日本書紀〔720〕垂仁五年一〇月(熱田本訓)「時に天皇、皇后の膝に枕して昼寝したまふ。〈略〉天皇則ち寤(ヲトロキ)て、皇后に語りて曰はく」

*万葉集〔8C後〕四・七四一「夢(いめ)の逢(あひ)は苦しかりけり覚(おどろき)てかき探れども手にも触れねば〈大伴家持〉」

*源氏物語〔1001~14頃〕夕顔「物におそはるる心ちしておどろき給へれば火もきえにけり」

*太平記〔14C後〕一・頼員回忠事「前後も不〓知臥たりけるが、時の声に驚(ヲドロヒ)て」

*筑紫方言〔1830頃〕「目のさめたと云事を おぞんだ、又おどろいたとも」

(4)(「驚いた…」などの形で)あまりのひどさにびっくりするほどである。あきれる。

*アパアトの女たちと僕と〔1928〕〈龍胆寺雄〉八「驚いた無神経な奴だな」

語誌

(1)上代から生理的覚醒(目覚める)と心理的覚醒(びっくりする)とを意味したが、中古では、意外な事実に遭遇して平静さを失うとか、事態を急に悟るといった心理的意味での用法が目立つ。

(2)平安中期以降「目おとろかぬはなきを」〔源氏‐藤裏葉〕のように目、耳、心など感覚関連語彙と共起する例も多く、さらに「今昔‐一七・三三」の「驚くままに目悟めぬ」、「同‐二八・二」の「目悟めて驚たりける」などから双方の意味に分化の傾向が見られ、次第に「目覚める」意は用いられなくなった。

方言

目を覚ます。目が覚める。おどろく青森県南部085岩手県097山形県東村山郡・最上郡139新潟県中魚沼郡062長野県上水内郡035奈良県吉野郡683和歌山県西牟婁郡690東牟婁郡704島根県石見725広島県771774山口県793徳島県047香川県827愛媛県840高知県864長崎県対馬913大分県050おろろく香川県綾歌郡829

語源説

(1)音を聞いて心が騒ぐことの意〔国語溯原=大矢透・国語の語根とその分類=大島正健〕。オトトロク(音轟)の約〔言元梯〕。

(2)オは発語。トロクは轟の義か〔俚言集覧〕。

(3)オホトロ(大蕩)ケル意か〔和訓栞〕。

(4)オドはオヂ(怖)の転、ロクは動揺する意〔大言海〕。

(5)オソレノク(恐退)の義〔名言通〕。

(6)オドル‐クルフ(狂)の義か〔和句解〕。

発音

〓オゾロク〔和歌山県〕オロロク〔信州上田〕

〓[ロ]〓平安〓〓〓〓鎌倉〓〓〓〓室町・江戸〓〓〓〓〓[0]

辞書

字鏡・色葉・名義・和玉・文明・明応・天正・饅頭・黒本・易林・日葡・書言・ヘボン・言海

正式名称と詳細

表記

色葉名義和玉文明明応天正饅頭黒本易林書言ヘボン言海

色葉名義和玉

色葉名義易林

和玉文明易林

〓〓〓色葉名義

〓色葉和玉

〓〓名義和玉

〓愕然字鏡

〓〓〓〓色葉

〓〓〓名義

〓〓和玉

易林

〓〓書言

同訓異字

おどろく【驚・愕・駭・咢】【驚】(キョウ)馬がおどろく。転じて、おどろき身がひきしまる。びっくりして気持が高まる。「驚異」「驚愕」「驚嘆」「一驚」《古おどろく・おそる》【愕】(ガク)自分を失うほどおどろく。衝撃を受けぼうぜんとする。「愕然」「驚愕」《古おどろく・おびゆ》【駭】(ガイ)おどろき心が騒ぐ。むなさわぎする。「駭然」「駭嘆」「震駭」《古おどろく・あやふし》【咢】(ガク)やかましくいのる。声高に言い争う。転じて、はっとおどろく。びっくりする。《古おどろく・うたふ・なく》


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検索コンテンツ
1. おどろく[寤]
古事類苑
人部 洋巻 第1巻 978ページ
2. おどろく【驚】[方言]
日本方言大辞典
〔動詞〕(1)驚く。びっくりする。《うどるぐん》 沖縄県石垣島996八重山語彙(宮良当壮)1930《うどぅるちゅん》 沖縄県首里993沖縄語辞典(国立国語研究所
3. 驚(おどろく)
古事類苑
人部 洋巻 第1巻 759ページ
4. おどろ・く【驚・愕・駭】
日本国語大辞典
】書言おどろく【驚・愕・駭・咢】【驚】(キョウ)馬がおどろく。転じて、おどろき身がひきしまる。びっくりして気持が高まる。「驚異」「驚愕」「驚嘆」「一驚」《古おど
5. おどろ・く【驚く】
全文全訳古語辞典
〔自動詞カ行四段〕か・き・く・く・け・け《他動詞は「おどろかす」》 のんびりした状態が突然破られ、はっとする、の意。そこから、びっくりする、の意にも、はっと気づ
6. 駭
新選漢和辞典Web版
①馬がおびえて人のいうことをきかない。 ②〈おどろ・く〉ひどくおどろく。 ③〈おどろか・す〉 ④騒動をおこす。 ⑤散る。散らす。 ⑥駭駭(がいがい)は、太鼓の
7. 愕
新選漢和辞典Web版
①〈おどろ・く〉思いがけないことにびっくりする。 ②直言する。=諤(がく)
8. 驚(〓
新選漢和辞典Web版
という意味がある。〓は、馬がハッとおどろくことである。とし 【逆引熟語】一驚(いっきょう)・吃驚(きっきょう/びっくり)・喫驚(きっきょう/びっくり)
9. 警(〓
新選漢和辞典Web版
常用漢字 学習漢字 ①〈いまし・める(―・む)〉 (ア)注意する。さとす。 (イ)そなえる。用心する。 (ウ)あいずする。 ②〈いましめ〉注意。そなえ。知らせ
10. おどろく【驚】[標準語索引]
日本方言大辞典
ほーろーひどくおどろく:驚こととんしゅ失神するほどおどろく:驚ことたましほろぎ / たましぽろき急におどろく:驚ことあったうどぅるち飛び上がっておどろく:驚こと
11. 〓画像
字通
そのような心的状態を〓然という。 おどろく、おどろきあわてる。 みる、あわててみる、あわててみつめる。 おそれる、おそれつつしむ。〔字鏡集〕
12. 〓画像
字通
くなり」とみえる。馬はよく驚く動物とされたのであろう。 おどろく、おどろかす。 みだれる、うごく、たちさわぐ。 四
13. 〓[咢]画像
字通
に作り、〓がその初形。 おどろく、おどろかす。 やかましい、さわがしい。 〓
14. 愕[〓]画像
字通
る。神異のものに遇うて驚く意であろうが、もとはやかましく祈りたてて、神を驚かすことをいう。 おどろく、おどろかす、うろたえる。 諤と通じ、直言する。〔新
15. 〓[〓]画像
字通
ふ」など、みな神異のものに遇うことをいう。 あう。 おどろく。〔新〓字鏡〕
16. 〓画像
字通
いずれも驚遽のさまをいう語で、遽の声義を用いたものである。 かわらなでしこ。 はす。 遽と通じ、にわかに、おどろく〓と通じて用いる。〔和名抄〕
17. 驚(〓)画像
字通
きやすい動物である。国語の「おどろかす」は、古くは注意し、警戒する意であった。 おどろく、おどろかす、いましめる。 おそれる、おびえる、さわぐ。 はやい。〔名義
18. 懼[惧]画像
字通
形声 声符は瞿。瞿は鳥が左右視しておどろくさま。その心情を懼という。金文の〔毛公鼎〕に「烏〓
19. 瞿画像
字通
う鳥占の俗を示すものであろう。おどろくさまを瞿・瞿瞿といい、人の心情に移して懼という。 みる、みまわす、驚きみる。 おどろく、心のおどろくさま。 瞿瞿は、おどろ
20. 〓画像
字通
易なり」とあるのは、声義の異なる用法である。 つつしむ、つつしむさま。 おどろくおどろくさま。 〓
21. 慫画像
字通
慫慂と謂ふ」とみえる。のち人にむりにものを勧めて、従うことを求める意に用いる。 すすめる。 おどろく。〔名義抄〕慫 ツツシム・オドロク 〔字鏡集〕慫 アタム・オ
22. 竦画像
字通
で、申束の意を以て束に従うのではない。 すくむ、つまだつ、のびあがる。 つつしむ、おそれる、おどろく、そのような心情を示すようす。 にわか、にわかにうごく。〔名
23. 〓[〓]
字通
の彷彿たるを示すもので、また忘我の状態にあることをいう。 うっとりする、我を忘れる。 おどろくおどろくさま、ぼんやりするさま、がっかりするさま。〔名義抄〕
24. 唇[脣]画像
字通
、蜃によって占卜する意の字形かと考えられる。のち唇を口脣の意に用いる。辰に振動の意がある。 おどろく。卜文に〓に作る。 脣と通じ、くちびる
25. 震画像
字通
った。 かみなり、かみなりがとどろく、電光がはためく。 ふるう、ふるえる、はげしくふるう。 おどろく、おののく。 勢いがはげしい、いかる、おごる。 地がふるう。
26. 咄画像
字通
る、「咄嗟」は急なことに驚く意。舌をうつ擬声語である。 しかる、しかる声。 おどろく、あわてる、なげく。 よびかける、おいとよぶ。 国語で、はなし、こばなし。〔
27. おどろく【驚く】[現古辞典]
全文全訳古語辞典
驚(おどろ)く(=はっと気づいて驚く)/あさむ/あさましがる(=意外で驚く) [類語]胸潰(むねつぶ)る/肝消(き)・ゆ/肝潰(つぶ)・る/魂消(たまぎ)る/魂
28. おどろく なかれ
日本国語大辞典
驚いてはいけない。びっくりするな。これから述べる事柄がいかに大変なことであるかを示す前置きとしていう語。*東京灰燼記〔1923〕〈大曲駒村〉九「現に被服廠跡の死
29. おどろく べし
日本国語大辞典
(1)(「驚くがよい」の意から)「驚いたことには」の意を強めていう語。(2)(驚くはずであるの意から「おどろくべき」の形で)驚嘆するほどである。驚くほどひどい。
30. おどろくむら【驚村】山形県:西置賜郡/小国町
日本歴史地名大系
[現]小国町驚 焼山村の北東、西流する荒川右岸にある。東は太鼓沢村。正保郷帳に村名がみえ、田高二四石余・畑方一石余。上杉領村目録によると高八八石余、本免一ツ六分
31. 朝曇(あさぐも)りに驚(おどろ)く者(もの)は世帯(せたい/しょたい)持(も)ちが悪(わる)い〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
朝、曇っているからといって仕事に出るのをためらうような人間は怠け者であり、一家のやりくりもへたで身代は栄えない。〔諺語大辞典(1910)〕〔大和高田地方俗諺〕
32. 牛(うし)驚(おどろ)くばかり
故事俗信ことわざ大辞典
あまり黒いので、牛が見て驚くほどである。たいへん黒いようすにいう。 源平盛衰記(14C前)三六・鷲尾一谷案内者事「身の色より上の装束まて、牛驚程(ウシヲドロクほ
33. 女(おんな)の腕(うで)まくりと朝雨(あさあめ)には驚(おどろ)くな〈俗信・俗説〉
故事俗信ことわざ大辞典
女が腕をまくって脅してもこわくないように、朝雨もすぐ晴れるものだから驚くに当たらない。「朝雨と女の腕まくりに恐れるな」の類。
34. 諫鼓(かんこ)苔(こけ)深(ふか)くして鳥(とり)驚(おどろ)かず
故事俗信ことわざ大辞典
君主が善政を施すので、諫鼓を用いる者もなく、鼓には苔むし、鳥もその音に驚くことがない。天下太平のたとえ。「諫鼓」は、中国古代の聖天子が諫言しようとする人民に打ち
35. 草(くさ)を打(う)って蛇(へび)に驚(おどろ)く
故事俗信ことわざ大辞典
なにげなくしたことが意外な結果を生じることのたとえ。 読本・旬殿実々記(1808)六「今もろともに日蔭の身なれば、なまじいに物いひかけ、草を打って蛇に驚(オドロ
36. 座頭(ざとう)蛇(へび)に驚(おどろ)かず
故事俗信ことわざ大辞典
状況や事情がよくわからないために、物おじをせず、向こう見ずなことのたとえ。盲(めくら)蛇に怖(お)じず。 俳諧・鶉衣(1727~79)前・中・三〇・物忘翁伝「若
37. 蜻蛉(せいれい)鳴(な)きて衣裘(いきゅう)成(な)り、蟋蟀(しっしつ)鳴(な)きて嬾婦(らんぷ)驚(おどろ)く
故事俗信ことわざ大辞典
蜻蛉が鳴けば、やがて来る冬にそなえて衣服をつくるべきなのに、さらにコオロギが鳴いて、目の前にもう冬がせまっているのを知らされてなまけ者の女は驚きあわてる。「蜻蛉
38. 善(ぜん)を見(み)ては喜(よろこ)び悪(あく)を見(み)ては驚(おどろ)け
故事俗信ことわざ大辞典
よいことを見ればよろこび、悪いことを見れば驚く素直な心を持て。 曽我物語(南北朝頃)四・母の勘当かうぶる事「ぜんを見てはよろこび、あくを見てはおどろけ」〔諺語大
39. 出(で)ぬ化(ば)け物(もの)に驚(おどろ)く
故事俗信ことわざ大辞典
疑ったりおびえたりしていると、出もしない化け物に驚いて立ちすくんだりする。疑心暗鬼(ぎしんあんき)を生ず。〔日本俚諺大全(1906~08)〕
40. 箸(はし)の倒(たお)れたにも驚(おどろ)く
故事俗信ことわざ大辞典
箸のような小さな物が倒れた音にも驚く。きわめて気が小さいことのたとえ。〔古今俚諺類聚(1893)〕
41. 痩(や)せ馬(うま)鞭(むち)を=驚(おどろ)かず〔=恐(おそ)れず〕
故事俗信ことわざ大辞典
「疲馬(ひば)は鞭箠を畏れず」に同じ。 俳諧・毛吹草(1638)二「やせむまむちをおとろかず」諺苑(1797)「痩馬鞭をおとろかず」日本俚諺大全(1906~08
42. 弓(ゆみ)に傷(やぶ)るの鳥(とり)は曲木(きょくぼく)に驚(おどろ)く
故事俗信ことわざ大辞典
一度弓矢で傷つけられた鳥は、曲がった木を見ただけで弓ではないかと驚き恐れる。過去の経験にこりて極度に用心深くなることのたとえ。傷弓(しょうきゅう)の鳥。 金言童
43. あさみ‐おどろ・く【浅驚】
日本国語大辞典
〔自カ四〕(「あざみおどろく」とも)事の意外さに、びっくり仰天する。驚きあきれる。*夜の寝覚〔1045~68頃〕一「『こはいかにかく弾きすぐれ給ひしぞ。めづらか
44. いい‐おどろ・く[いひ‥]【言驚】
日本国語大辞典
〔自カ四〕言ってびっくりする。驚いて言う。*更級日記〔1059頃〕「あれはなぞ、あれはなぞと、やすからずいひおどろき」*夜の寝覚〔1045~68頃〕四「宮の思し
45. いひ-おどろ・く【言ひ驚く】
全文全訳古語辞典
〔自動詞カ行四段〕か・き・く・く・け・け驚いてあれこれ言う。びっくりして言う。 「『あれはなぞあれはなぞ』と、やすからず言ひ驚き」〈更級・初瀬〉「あれは何だ。あ
46. うし 驚(おどろ)くばかり
日本国語大辞典
黒いことのたとえ。ものの黒いようすをいう。
47. うち‐おどろ・く【打驚】
日本国語大辞典
っと目が覚める。はっと気がつく。*蜻蛉日記〔974頃〕中・天祿二年「ききききて、ねたるがうちおどろくさまにて、『いづら、はやねたまへる』といひ笑ひて」*堤中納言
48. うち-おどろ・く【打ち驚く】
全文全訳古語辞典
〔自動詞カ行四段〕か・き・く・く・け・け《「うち」は接頭語》ふと目がさめる。 「夜中ばかりなど打ち驚きて聞けば」〈枕草子・心にくきもの〉夜中頃などにふと目をさま
49. おぼし‐おどろ・く【思驚】
日本国語大辞典
〔自カ四〕(「おもいおどろく(思驚)」の尊敬語)…と思ってびっくりなさる。*源氏物語〔1001~14頃〕夕霧「さうじみの御心の内は、このふしを、ことに憂しともお
50. おもい‐おどろ・く[おもひ‥]【思驚】
日本国語大辞典
〔自カ四〕(1)あることに感じてびっくりする。*源氏物語〔1001~14頃〕早蕨「おぼろげならずおぼさるることなめりと、世人も心にくくおもひおどろきけり」*有明
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