1. 小泉八雲
日本大百科全書
『知られざる日本の面影』をアメリカで出版し、日本紹介を始める。96年2月日本に帰化し小泉家を継ぎ、小泉八雲を名のる。8月上京し、東京帝国大学文科大学講師となり、
3. こいずみ‐やくも【小泉八雲】
日本国語大辞典
英文学者、小説家。イギリス名は、ラフカディオ=ハーン(Lafcadio Hearn )。ギリシアに生まれ、渡米して新聞記者となり、明治二三年(一八九〇)来日。松
4. こいずみやくも【小泉八雲】
国史大辞典
本の面影』『骨董』などがある。これらの作品は数種の『小泉八雲全集』に収められている。 [参考文献]田部隆次『小泉八雲』、小泉一雄『父小泉八雲』、矢野峰人『日本英
5. こいずみ-やくも【小泉八雲】画像
日本人名大辞典
1850−1904 明治時代の随筆家,英文学者。1850年6月27日ギリシャ生まれ。明治23年(1890)来日,松江中学の英語教師となる。小泉節子と結婚,29年
6. 小泉 八雲 ラフカディオ=ハーン(ヘルン)
日本近代文学大事典
宗教の面から日本論の総体を示した。 田部隆次ほか訳『小泉八雲全集』全一七巻、別巻一(大15~昭3 第一書房。ほかに学生版、家庭版など)、平井呈一訳『全訳小泉八
7. 小泉八雲[文献目録]
日本人物文献目録
部隆次『小泉八雲新考』丸山学『小泉八雲文学入門』町野静雄『旧師小泉八雲先生を語る』松江中学校(編刊)『小泉八雲』岡戸武平『小泉八雲伝』野口米次郎『小泉八雲につい
8. こいずみやくもきゅうきょ【小泉八雲旧居】島根県:松江市/松江城下/北堀町
日本歴史地名大系
のち松江の次の任地熊本で帰化を決意、名を小泉八雲と改めた。「知られぬ日本の面影」「怪談」など多数の著作で日本を世界に紹介したが、同三七年九月二六日狭心症のため東
9. 会津 八一
日本近代文学大事典
ったが、それは避けて読書に過ごした。卒業論文は『キーツの研究』。これはラフカディオ=ハーン(小泉八雲)からうけた英文学史講義の感化によるものと見られ、またやがて
10. アイルランド(共和国)画像
日本大百科全書
大正期の政治社会問題を論ずる学者、官僚、言論人たちはしばしばアイルランド問題に論及していた。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が父の郷里ダブリンで幼少のころから育
11. あかまじんぐう【赤間神宮】山口県:下関市/赤間関/阿弥陀寺町
日本歴史地名大系
盛・教盛、後列は右から徳門霊位・忠光・景継・景俊・盛継・忠房・二位尼となっている。芳一堂は、小泉八雲の書いた「耳無し芳一」を祀るお堂で、木像の芳一像が安置されて
12. 安藤 元雄
日本近代文学大事典
賞を受賞。1998(平成10)年には月刊『現代詩手帖』(思潮社)に「めぐりの歌」を連載する。小泉八雲、夏目漱石、ボードレール、シュペルヴィエルら十三のエピグラフ
13. アーネスト・サトウ 神道論 308ページ
東洋文庫
『小泉八雲回想と研究』、平川〓弘編、一九九二年、講談社 楠家重敏 『ネズミはまだ生きている』、一九八六年、雄松堂出版 同前 『日本アジア協会の研究』、一九九七
14. イギリス画像
日本大百科全書
漱石そうせき)であり、屈折を余儀なくされた留学生活を送った彼は、帰国後ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の後任として東京帝国大学で英文学を講じた。聖書と賛美歌の翻
15. いしかわ-りんしろう【石川林四郎】
日本人名大辞典
1879−1939 明治-昭和時代前期の英語学者。明治12年12月生まれ。東京帝大在学中,小泉八雲にまなぶ。六高教授,東京高師教授をへて昭和4年東京文理大教授。
16. 稲むらの火[地震/火山]
情報・知識 imidas
高台に住む庄屋の五兵衛が、積み重ねた稲束に火をつけて村人を呼び寄せ、津波から避難させた物語で、小泉八雲の「生ける神」が原作。最初に潮が引く話となっているが、最初
17. 上田敏
日本大百科全書
志向する敏の活動は、東京帝国大学英文学科の学生時代にも顕著で、『帝国文学』の編集委員を務め、ケーベルや小泉八雲こいずみやくもに学び学識を深めた。1897年大学卒
18. うえだびん【上田敏】
国史大辞典
学後は『帝国文学』の創刊に参画、同誌上に海外文学の新声を紹介、卒業後高等師範学校教授となり、小泉八雲辞任の後をうけて、夏目漱石とともに東大講師となった。明治三十
19. うえだ-びん【上田敏】画像
日本人名大辞典
明治-大正時代の外国文学者,詩人。明治7年10月30日生まれ。帝国大学在学中に「帝国文学」の創刊に参加し,小泉八雲にまなぶ。夏目漱石とともに東京帝大英文科講師を
20. 雨月物語 396ページ
日本古典文学全集
。生仏のように法徳あらたかな僧。「師父ハ是レ活仏」(水滸伝第五回)。仏が現世に来られること。小泉八雲の「耳無し芳一」の話などのように、日本では古くから幽鬼・悪魔
21. 絵本
世界大百科事典
のみやげ物とし,海外にも売り出したものである。訳者のうちにヘボン,チェンバレンがおり,のちに小泉八雲(L. ハーン)も加わった。これが俗に〈ちりめん本〉と呼ばれ
22. 大谷 繞石
日本近代文学大事典
昭和8・11・17 1875 ~ 1933 俳人。 松江市の生れ。本名正信。造り酒屋の長男。松江中学在学中小泉八雲に敬事し、倒産したさい学資を仰いだ。三高では虚
23. おちあい-ていざぶろう【落合貞三郎】
日本人名大辞典
郷里島根県の松江中学,東京帝大で小泉八雲にまなぶ。卒業後アメリカのエール大,イギリスのケンブリッジ大に留学。帰国後,第六高等学校,学習院の教授をつとめる。大谷正
24. 御伽物語(仮名草子集) 500ページ
日本古典文学全集
失う話がある。『御伽厚化粧』(享保十九年〈一七三四〉刊)の「赤間関留幽鬼」は本書により、さらに小泉八雲の『怪談』の中の一話「The Story of Mimin
25. かいぞうじ【海蔵寺】静岡県:焼津市/小川村
日本歴史地名大系
徳川頼宣筆竹の画、本多伯耆守筆の紺地金泥地蔵経、西尾忠知奉納の狩野元俊筆の絵馬などがある。また小泉八雲の「漂流」に登場する甚助が、伊勢沖で遭難し板にすがり地蔵に
26. 怪談
世界大百科事典
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の短編小説集。1904年アメリカ,イギリスで刊行。著者が14年に及ぶ日本滞在の後期,妻小泉節子らに朗読させた日本の怪談を英語で再
27. かい‐だん[クヮイ‥]【怪談】
日本国語大辞典
少こしも道理の分った人の耳には、ばかばかしうて聞くに堪られまい」【二】(原題Kwaidan )短編小説集。小泉八雲作。明治三七年(一九〇四)英、米両国で刊行。「
28. 怪談(小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の短編小説集)
日本大百科全書
小泉八雲やくも(ラフカディオ・ハーン)の短編小説集。1904年ロンドンとボストンのホウトン・ミフリン社から出版。『古今著聞集ここんちょもんじゅう』『玉すだれ』『
29. 〈華麗島〉台湾からの眺望 前嶋信次著作選 3 479ページ
東洋文庫
『民族文化』第十二巻第二号(特集1Hアラブ世界)、十月、二八-三五頁。◎忘れ得ぬ町々ーニューオーリンズと小泉八雲〔随筆〕 『三田評論』第七百六十三号、十月、二-
30. かわもと-こうじ【川本皓嗣】
日本人名大辞典
の近代詩,和歌俳句をはじめとする日本の詩を研究。著作に「日本詩歌の伝統」(サントリー学芸賞,小泉八雲賞)など。国際比較文学会会長,日本比較文学会会長などを歴任。
31. 外国の日本近代文學研究(戦前)
日本近代文学大事典
史的記録である『Heroic Japan』(明29)、チェンバレンの古事記研究と日本文物論、小泉八雲(ハーン)の日本の文化風俗文学の紹介などは外国における日本文
32. 紀行文学画像
日本大百科全書
刺激したことは確かである。それが異国趣味を刺激し、東洋への伝道やピエール・ロチやラフカディオ・ハーン(小泉八雲)に代表されるわが国への憧憬しょうけいにつながる。
33. 近代文學と民話
日本近代文学大事典
「郷土研究」創刊は大正二年である。文学的な再話が行われだすのは、ほとんど戦後になってからといっていい。小泉八雲(ラフカディオ=ハーン)が出入りの職人たちから聞い
34. 熊本[市]
世界大百科事典
,工学などの高等教育機関も多かった。明治中期九州の文教の中心ともなり,熊本には当時夏目漱石,小泉八雲,徳富蘇峰などが住んでいた。明治後期から九州の中心は福岡市に
35. 厨川白村
日本大百科全書
文芸批評家。津山藩士厨川磊三らいぞうの子として京都に生まれる。本名辰夫。東京帝国大学英文科に進み、小泉八雲やくも、夏目漱石そうせき、上田敏びんに学び、1904年
36. くりやがわ-はくそん【厨川白村】画像
日本人名大辞典
1880−1923 明治-大正時代の英文学者,評論家。明治13年11月19日生まれ。小泉八雲(やくも),夏目漱石(そうせき),上田敏(びん)らにまなぶ。五高,三
37. 厨川 白村
日本近代文学大事典
父磊三は中津藩士、広瀬淡窓に師事したのち蘭学を修め官吏となった。京都府立一中、三高を経て東京帝大英文科で小泉八雲、夏目漱石、上田敏について学んだ。明治三七年卒業
38. クレオール
世界大百科事典
失ったが,風俗,食物,建築に,その文化は生き残っている。かつての彼らの生活は,G.W.ケーブル,L.ハーン(小泉八雲),G.キングらの作品に描かれている。亀井
39. げっしょうじ【月照寺】島根県:松江市/松江城下/外中原町
日本歴史地名大系
隠居していた先代をねぎらうため事跡を天愚孔平に撰文させた。台石の亀は中国伝説の聖獣亀趺をかたどったもの。小泉八雲は「知られぬ日本の面影」のなかでこの大亀の伝説を
40. こいずみ-かずお【小泉一雄】
日本人名大辞典
1893−1965 昭和時代の文筆家。明治26年11月17日生まれ。小泉八雲の長男。早大卒業後,拓殖大教務部,横浜グランドホテルに勤務。のち父の遺稿の整理,書簡
41. こいずみ-きよし【小泉清】
日本人名大辞典
1900−1962 昭和時代の洋画家。明治33年12月20日生まれ。小泉八雲の3男。昭和21年新興美術展で読売賞。23年一灯美術賞。29年国画会会員。新樹会展や
42. こいずみ-せつこ【小泉節子】
日本人名大辞典
1868−1932 明治-昭和時代前期,小泉八雲の妻。慶応4年2月4日生まれ。出雲(いずも)松江藩士小泉湊の娘。松江中学教師のラフカディオ=ハーン(小泉八雲)と
43. コット
日本人名大辞典
1875−1949 フランスの教育者。1875年8月25日生まれ。小泉八雲の著作をよんで日本にあこがれ,明治41年(1908)来日。東京帝大でラテン語,古典文学
44. 小林正樹
日本大百科全書
得意とし、1962年のカンヌ国際映画祭審査員特別賞を得た『切腹』や、1964年ふたたび同じ賞を得た小泉八雲やくも原作の『怪談』などは、そうした本領を発揮した作品
45. コーベ=クロニクル【The Kobe Chronicle】
国史大辞典
同十七年一月末日終刊。なお、明治二十七年十月より翌二十八年にかけてハーンLafcadio Hearn(小泉八雲)が編集を助ける。国立国会図書館・神戸市立中央図書
46. さい‐じょ【細叙】
日本国語大辞典
27〕〈里見
〉濠沿の家・五「
小泉八雲の、この地方を細叙した随筆集」*「意識の流れ」小説の伝統〔1951〕〈中村真一郎〉「極めて些
47. 斎藤 野の人
日本近代文学大事典
意義を明らかにし、個人主義思想の進展に寄与した。 他方、大学時代に小泉八雲の英文学講座を聴講し、八雲に心酔し、『小泉八雲氏を悼む』(「帝国文学」明37・11)
48. サガ
世界大百科事典
対立する首長らの抗争を異教時代の習俗や幽霊話などを織りまぜて書く《エイルの人々のサガ》。友情と復讐の物語で小泉八雲も絶賛した《ニャールのサガ》。これらの5編を普
49. 《サガ》
世界文学大事典
敵するような人間理解と心理的洞察の例を見ない」と絶賛されたものであり,ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もつとに『文学入門』の中で激賞しているのはさすがである。
50. 質実国家[新語流行語]
情報・知識 imidas
細川首相が所信表明演説で使った新政権のキャッチフレーズ。小泉八雲が100年前、旧制熊本5高での「虚飾を排して質と実を追求せよ」との講演がヒント。