1. 中原中也
日本大百科全書
は わが子中原中也を語る』、四弟思郎に『兄中原中也と祖先たち』、五弟呉郎に『海の旅路 中也、山頭火のこと』、長谷川泰子やすこに『ゆきてかへらぬ 中原中也との愛』
2. 中原中也
世界大百科事典
1907-37(明治40-昭和12) 詩人。山口県生れ。東京外語専修科仏語部修了。山口中学在学中,友人と共著で歌集《末黒野(すぐろの)》(1922)を刊行して才
3. なかはら‐ちゅうや【中原中也】
日本国語大辞典
詩人。山口県出身。ランボーやベルレーヌに傾倒し、象徴的手法で生の倦怠や虚無感などをうたい、独自の世界を築いた。詩集「山羊の歌」「在りし日の歌」など。明治四〇~昭
4. なかはらちゅうや【中原中也】
国史大辞典
墓は山口市の長楽寺にある。法名放光院賢空文心居士。『中原中也全集』全五巻別巻一がある。 [参考文献]中村稔『言葉なき歌―中原中也―』、大岡昇平『中原中也』、吉田
5. なかはら-ちゅうや【中原中也】画像
日本人名大辞典
1907−1937 昭和時代前期の詩人。明治40年4月29日生まれ。高橋新吉の影響で詩作をはじめ,富永太郎を通じてフランス象徴派の詩人を知る。大正14年上京し,
6. 中原 中也
日本近代文学大事典
午』など、最晩年の佳作がうたわれることになったのである。 『中原中也全集』全5巻・別巻1(1967~71 角川書店) 『新編中原中也全集』全5巻・別巻1(200
7. 中原中也[文献目録]
日本人物文献目録
中也』藤原定『中原中也研究特集』-『中原中也頌』遠藤安美『中原中也素描』淵江淳一『中原中也断片』阿部六郎『中原中也追悼』-『中原中也追悼』-『中原中也追悼』-『
8. 中原中也賞[イミダス編 文化・スポーツ]
情報・知識 imidas
された現代詩の詩集。受賞者には中原中也のブロンズ像と100万円が贈られる。過去にはアーサー・ビナードや川上未映子などが受賞した。10年2月13日、第15回中原中
9. 「青い花」
日本近代文学大事典
し、伊馬鵜平、檀一雄、津村信夫、中原中也、山岸外史、小山祐士、木山捷平らを糾合、一八名の同人で創刊。太宰治『ロマネスク』、津村信夫『信濃ところどころ』、中原中也
10. あおやま-じろう【青山二郎】
日本人名大辞典
陶器の鑑識にすぐれ,大正15年日本民芸美術館の設立準備にかかわる。文壇とも交流し,「文学界」の表紙や中原中也の「在りし日の歌」などの装丁を手がけた。昭和54年3
11. 青山 二郎
日本近代文学大事典
識り、さらに河上徹太郎、大岡昇平、中原中也らとも交遊、その独自の美意識と人間観によって有形無形の影響を及ぼしている。「文学界」では表紙を担当して協力し、中原中也
12. あざ‐や・ぐ【鮮─】
日本国語大辞典
あざやぎたれば、その裳をとり給ひて、君に着せ給ひて、御手水まゐらせ給ふ」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉含羞「ああ! 過ぎし日の 仄燃えあざやぐをりをりは
13. 阿部 昭
日本近代文学大事典
質である。手法は私小説であるがかならずしも日常身辺の事実との対応に価値を置いていない。むしろ中原中也の日記から「散文といふものは、要するに自分の現象に執するもの
14. 荒川 洋治
日本近代文学大事典
2003(平成15)~17(平成29)年、愛知淑徳大学創造表現学部教授。1996(平成8)年より中原中也賞、2009(平成21)年より太宰治賞、17(平成29)
15. 在りし日の歌
日本大百科全書
中原中也の第二詩集。1937年(昭和12)、鎌倉の寓居ぐうきょで死の一月ほど前までに編集、浄書されて小林秀雄に託され、翌1938年4月、青山二郎の装丁で創元社か
16. 在りし日の歌
世界大百科事典
中原中也の第2詩集。1938年(昭和13),創元社刊。1934-37年の作品を中心に,58編を収録。表題の〈在りし日〉は〈生前〉の意ではなく,〈過ぎし日〉と同義
17. あん‐うん【暗雲】
日本国語大辞典
墨」*柳湾漁唱‐三集〔1841〕白雨「黯雲忽見満天生、白雨斗疑銀漢傾」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉蛙声「その声は水面に走って暗雲に迫る」(2)危険、不
18. アンダー‐スロー
日本国語大辞典
必用欠くべからざる、アンダースロー(下より投ぐる球)に熟達せざるべからず」*山羊の歌〔1934〕〈中原中也〉春の日の夕暮「トタンがセンベイ食べて 春の日の夕暮は
19. 安東 次男
日本近代文学大事典
のてほどきをうけた。在学中、梶井基次郎、牧野信一の作品に親近感をもつ。三好達治の『春の岬』、中原中也の『在りし日の歌』、ついで『富永太郎詩集』を読んだ。富永の詩
20. 飯島 耕一
日本近代文学大事典
、入校を五日後にひかえたとき、終戦。二一年四月、六高(現・岡山大)文科丙類に入学。このころ、中原中也、富永太郎、萩原朔太郎、ボードレールなどの詩を読む。永瀬清子
21. 井坂 洋子
日本近代文学大事典
稿欄の選考を務め、詩歌文学館賞や高見順賞の選考委員を経て、2004(平成16)年の第9回より中原中也賞選考委員を務めている。 その他、自選詩集に『眠る青空』(
22. いっ‐かい[‥クヮイ]【一塊】
日本国語大辞典
巖谷小波〉四回「一滴の水も飲まず、一塊(クヮイ)の食も喰はねば」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉幼獣の歌「雨後らしく思ひ出は一塊(イックヮイ)となって」
23. 岩野泡鳴画像
日本大百科全書
主張したのは有名。1913年(大正2)にはA・シモンズの『表象派の文学運動』を訳し、小林秀雄ひでお、中原中也ちゅうやなどに多大な影響を与えた。評論集『近代思想と
24. 江藤 淳
日本近代文学大事典
」に連載された『小林秀雄』(昭36・11 講談社)では、未発表書簡などの多くの資料を駆使して中原中也や富永太郎らとの若い日の交友関係を再現し、小林の批評の成立と
25. 大岡昇平
日本大百科全書
青山学院中等部から成城中学へ転じ、成城高校文科へ進む。家庭教師となった小林秀雄を通して河上徹太郎や中原中也ちゅうや、中村光夫みつおらと知り合い、昭和文学の担い手
26. 大岡昇平
世界大百科事典
1909-88(明治42-昭和63) 作家,評論家。東京生れ。京大フランス文学科卒。成城高校在学中に小林秀雄,中原中也,河上徹太郎らと知り合った。戦前は会社員生
27. おおおかしょうへい【大岡昇平】
国史大辞典
経て京都帝国大学文学部文学科(仏文学専攻)卒業。高校時代に富永太郎の詩に魅せられ、また小林秀雄・中原中也・河上徹太郎らを知る。京大卒業後は国民新聞社・帝国酸素な
28. おおおか-しょうへい【大岡昇平】画像
日本人名大辞典
20年復員。23年この体験を「俘虜記(ふりょき)」にかき,横光利一賞。「野火」「武蔵野夫人」「花影」「中原中也」など多彩な作品を発表。44年戦記文学の大作「レイ
29. 大岡 昇平
日本近代文学大事典
口ずさんだのが機縁となって、『中原中也の思い出』(昭21)、中原中也伝の序章『揺籃』(昭24)などをかわきりに、その後二十数年を一貫する中原中也伝の作業を開始す
30. 太田 静一
日本近代文学大事典
経て昭和二五年から山口女子短大教授。山口県出身の文学者、とくに中原中也、嘉村礒多研究に業績があり、いずれも独自の視角からする精細克明な論究が特色。著書『中原中也
31. おかもと-けい【岡本啓】
日本人名大辞典
平成23年より「現代詩手帖」に投稿をはじめ,26年現代詩手帖賞。27年初めての詩集「グラフィティ」で中原中也賞,H氏賞を受賞。宮城県出身。東大卒。
32. おし‐ばな【押花】
日本国語大辞典
そのようにすること。*俳諧・山水行〔1798〕「押花や心に画く処々〈羅城〉」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉秋日狂乱「その紫の押花はもうにじまないのか」
33. オマル・ハイヤーム
世界文学大事典
ハイヤームの重要性は,彼が唯物的な言葉で宇宙の根源的な構造を説明し得る人間であったところにある。たとえば詩人中原中也も「宇宙の機構悉皆了知」と喝破したことがある
34. 「海風」
日本近代文学大事典
瀬川健一郎らの、独自の魅力をもつ佳品もあった。詩では、杉山平一が、「四季」「海風」等の詩活動で第二回中原中也賞を受賞。評論では、小川正巳の芳賀檀宛エッセイ『追憶
35. かく‐じつ【確実】
日本国語大辞典
外〉「まあ出来る丈確実な方法を取って置くといふ訣(わけ)なのだ」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉後記「私は、私の個性が詩に最も適することを、確実に確めた日
36. カクテル
日本国語大辞典
スのカクテール』などと、混合されたものを指す代名詞となってゐる」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉冬の夜「犬のみ覚めたる冬の夜は 影と煙草と僕と犬 えもいは
37. カッパ【合羽】画像
日本国語大辞典
父(〈注〉いなかもの)の横浜を回る也」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉夜更の雨「倉庫の 間にゃ 護謨合羽(カッパ)の 反射(ひかり)だ」(3)(桐油合羽に
38. 金子みすゞ
日本大百科全書
口となろう。みすゞと同時期に山口という土地は、俳人種田山頭火、作家嘉村礒多かむらいそた、詩人中原中也という近代文学に絶大な影響を残した文学者を輩出している。彼ら
39. 河上徹太郎
世界大百科事典
1902-80(明治35-昭和55) 昭和期の文芸評論家。長崎市生れ。東大経済学部卒。早くから小林秀雄,中原中也らと交遊,《山繭》《白痴群》に音楽論,ついで文学
40. 河上 徹太郎
日本近代文学大事典
また小林秀雄のほか中原中也、大岡昇平、青山二郎、中島健蔵と識り、音楽団体「スルヤ」を通じて諸井三郎、今日出海らと交わった人間修業期でもあった。 昭和四年四月、
41. 川上未映子[文芸]
情報・知識 imidas
を「乳と卵」で受賞し、09年2月には、詩集「先端で さすわさされるわ そらええわ」で第14回中原中也賞を受賞した。ミュージシャン、小説家、詩人として、マルチな活
42. かわかみ-みえこ【川上未映子】
日本人名大辞典
)と卵(らん)」で芥川賞を受賞した。21年初詩集「先端で、さすわ さされるわ そらええわ」で中原中也賞。22年映画「パンドラの匣(はこ)」でキネマ旬報ベスト・テ
43. 川口重美[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『中原中也と川口重美』上野さち子
44. かん‐たん【簡単・簡短・簡端】
日本国語大辞典
二「お銀のその時の態度は、友人の簡短な話で想像することが出来た」*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉頑是ない歌「考へてみれば簡単だ 畢竟意志の問題だ」「改正増
45. 蒲原有明[文献目録]
日本人物文献目録
有明』逸見猶吉『現代作家の人及作風』川島益太郎『蒲原有明研究』矢野峰人『蒲原有明・三好達治・中原中也』中村真一郎『現代日本文学全集 58』-『現代日本文学全集月
46. き‐えい【機影】
日本国語大辞典
〔名〕飛んでいる飛行機のすがた。また、そのかげ。*在りし日の歌〔1938〕〈中原中也〉青い瞳「機影はもう永遠に消え去ってゐた」*日光室〔1938〕〈中里恒子〉「
47. 「紀元」〈文芸雑誌〉
日本近代文学大事典
のち紀元社発行。はじめは若園清太郎、沖和一、宗像憲治、寺河俊雄、丸茂正治、宮川健一郎、山沢種樹、中原中也らが中心。若園は創刊号よりバルザックの研究を連載。中原も
48. 北川透
日本大百科全書
『戦場ケ原まで』(1992)、『デモクリトスの井戸』(1995)、『黄果論』(2000)、評論に『中原中也ちゅうやの世界』(1968)、『詩と思想の自立』(19
49. きたがわ-とおる【北川透】
日本人名大辞典
,詩集「眼の韻律」,評論「北村透谷試論」「中原中也わが展開」「萩原朔太郎〈詩の原理〉論」など。20年「溶ける、目覚まし時計」で高見順賞。同年「中原中也論集成」で
50. 北川 透
日本近代文学大事典
詩論集『詩と思想の自立』(思潮社)、四二年一〇月、詩論集『情況の詩』(思潮社)、四三年四月、『中原中也の世界』(紀伊國屋新書)、六月、詩集『眼の韻律』(岡田書店