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  11. 難聴

難聴

ジャパンナレッジで閲覧できる『難聴』の世界大百科事典のサンプルページ

世界大百科事典

難聴
なんちょう
deafiness

耳に種々な障害があって,きこえの能力が低下または消失している状態をいう。〈耳が遠い〉と表現され,耳鳴りを伴うことが多い。きこえの仕組みはたいへん複雑であるが,解剖学的に大別すると,音が物理的に処理される伝音機構である外耳,中耳と,生物学的に精巧な神経支配を受ける感音機構である蝸牛(内耳),聴神経,聴覚中枢に分類でき,最終的には大脳の側頭葉にある聴皮質中枢において知覚される。そこで,障害部位によって難聴にもそれぞれ特色があり,一般に伝音性難聴と感音性難聴,混合性難聴に分類されるが,これらは聴力検査によって鑑別診断することができる。

(1)伝音性難聴 外耳,中耳が障害されたために発生した難聴であり,耳垢栓塞,外耳道異物,耳管狭窄症,鼓膜外傷,各種の中耳炎,ベートーベンが罹患した耳硬化症の初期などにみられる。この場合の難聴の特徴は音をある程度大きくすると正常人と同様にききとれることであり,また骨伝導による聴力は正常であるために,たとえば電話の受話器を通した声などはよくききとれる。さらに伝音機能がまったく廃絶しても音エネルギーの一部は蝸牛に直接流入するため完全な聴力消失(聾(ろう))をきたすことはない。

(2)感音性難聴 これはさらに内耳性難聴と後迷路性難聴に大別される。両者の大きな相違は,内耳(蝸牛)が障害された内耳性難聴では,音が大きく響いて困るというレクルートメント現象(補充現象)を示すことである。内耳性難聴は過大な音を突然きいたために起こる音響外傷,長年月の間,強大音にさらされたために起こる騒音性難聴(職業性難聴ともいう),ストレプトマイシンに代表される聴器毒による中毒性難聴,めまい発作を伴うメニエール病,原因不明であるが突然に高度の難聴をきたす突発性難聴などがその代表例である。難聴の程度はある特殊な周波数帯域,たとえば,4000Hzのみが低下する場合から全聾になるものまで多種多様である。一方,後迷路性難聴は聴神経腫瘍で代表される脳腫瘍や片麻痺などを伴う脳循環障害の場合にみられるが,その特徴は音がきこえるのに言葉のきき分けが著しく障害されることであり,老人性難聴が高度になると後迷路も同時に障害されるためにこの傾向を示し,補聴器が有効に使用できない場合がある。

(3)混合性難聴 伝音性難聴と感音性難聴の両者の特徴を有する。

 難聴を発生時期からみると,すでに胎生期において生じることがあり,母体が風疹に罹患した場合に新生児は高度の難聴を示す。また血族結婚や,遺伝形質により聴器の発育不全を伴う先天性難聴があり,これらは難聴が高度であるために言葉の習得ができず聾啞(ろうあ)となる。また小児期に多発するものとして流行性耳下腺炎(おたふく風邪)に伴う難聴があり,多くは一側性であるため会話に不自由しないが,方向感覚が失われる。

 難聴の治療はその種類によって根本的に異なる。伝音性難聴の場合には原疾患の治療や鼓膜,耳小骨連鎖などの伝音機構の修復手術によって聴力改善が期待できる。また補聴器の装用によって,眼鏡による視力改善同様に補聴効果が得られるが,最近,中耳埋込み型補聴器の研究も進められている。これに反して感音性難聴の場合には,手術による聴力改善は望まれないために内科的な保存療法によらざるをえない。しかし突発性難聴などは早期の加療によってかなり回復するために,その啓蒙が必要である。補聴器の効果は伝音性難聴ほど期待できないが,近年特殊な回路がくふうされてきたため装用訓練によって高度な難聴に対しても有用となった。また高度難聴を示す幼児に対しては,言葉の獲得という観点からできるだけ早期に特殊教育を施す必要があるが,補聴器の早期装着によって残聴を利用して情報をききとる努力がなされている。そのためには乳児の聴力を正確に把握する必要があり,聴性脳幹反応や音刺激に対する体動を利用する他覚的聴力検査法が進歩,普及してきた。また,高度難聴者の蝸牛内に多数の電極を埋め込んで音声を電気信号に変換してきかせる人工内耳の研究も進んでおり,日本においてもかなり実用化されている。
→聴力検査 →補聴器 →耳
[佐藤 恒正]

[索引語]
deafiness 伝音性難聴 感音性難聴 内耳性難聴 後迷路性難聴 騒音性難聴 職業性難聴 中毒性難聴 突発性難聴 混合性難聴 補聴器
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検索ヒット数 562
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検索コンテンツ
1. 難聴
日本大百科全書
でおこる騒音性難聴や職業性難聴、加齢によっておこる老人性難聴、頭部外傷性難聴、妊娠している母親が風疹ふうしんにかかったために新生児におこる先天性風疹症候群の難聴
2. 難聴
世界大百科事典
→補聴器 →耳佐藤 恒正 deafiness 伝音性難聴 感音性難聴 内耳性難聴 後迷路性難聴 騒音性難聴 職業性難聴 中毒性難聴 突発性難聴 混合性難聴 補聴
3. なん‐ちょう[‥チャウ]【難聴】
日本国語大辞典
聴覚の中枢経路のいずれかの障害によって起こる。聴力損失の程度はデシベルを単位として示され、軽度難聴、中等度難聴、高度難聴および聾に分かれる。中耳炎などの病気や薬
4. 難聴[人体]
情報・知識 imidas
音の聞こえの悪い難聴は、感覚細胞のある内耳に音の伝わりにくい伝音性難聴と、音を感知する内耳や中枢に障害のある感音性難聴に分けられる。また聴覚器官が正常でも、精神
5. なんちょう‐しゃ[ナンチャウ‥]【難聴者】
日本国語大辞典
〔名〕難聴である人。*学校教育法〔1947〕七一条「盲学校、聾学校又は養護学校は〈略〉聾者(強度の難聴者を含む。以下同じ)〈略〉に対して」ナンチョーシャ
6. なんちょう‐じ[ナンチャウ‥]【難聴児】
日本国語大辞典
もっている児童。*児童福祉法〔1948〕四三条「盲ろうあ施設は、盲児〈略〉又はろうあ児(強度の難聴児を含む。)を入所させて」ナンチョージ
7. 難聴児教育
日本大百科全書
→聴覚障害教育
8. イヤホン難聴(ヘッドホン難聴)【2019】[健康問題【2019】]
現代用語の基礎知識
世界保健機関(WHO)は2015年世界の中所得国以上の12~35歳のうち約11億人が大音量で音楽を聴いているため難聴になるリスクがあると発表している。イヤホンや
9. イヤホン難聴【2022】[医学【2022】]
現代用語の基礎知識
イヤホンで大きい音を長時間聞いていると、耳に負荷がかかって将来の難聴につながるおそれがあり、イヤホン難聴と呼ばれる。振動を電気信号に変換して脳に伝える内耳の有毛
10. しょくぎょうせい‐なんちょう[ショクゲフセイナンチャウ]【職業性難聴】
日本国語大辞典
〔名〕激しい騒音がする作業場で働いている人たちにおこる音響性聴神経炎。次第に聞こえない範囲が広がり、ついには聴力を失う。ショク
11. ストマイ‐なんちょう[‥ナンチャウ]【─難聴】
日本国語大辞典
〔名〕ストレプトマイシンの副作用による難聴。ストマイナンチョー〓[ナ]
12. 騒音性難聴[健康/医学]
情報・知識 imidas
ばれる)がみられ、比較的容易に診断できるが、進行した者では全般的な聴力低下となり、老人性難聴や薬剤性難聴と区別が難しくなる。このため、問診で騒音下作業の職歴の有
13. 特発性両側性感音難聴[イミダス編 社会・健康]
情報・知識 imidas
原因不明の感音難聴が左右両耳に発症し、発作を繰り返しつつ進行する病気。感音難聴(感音性難聴)とは、内耳や聴覚神経の障害により起こる聴力の低下で、音の大小や高低
14. 突発性難聴
日本大百科全書
特別な原因がないのに、突然、高度の難聴と耳鳴りがおこる。ときには、めまい、吐き気などを伴うことがある。このような発作は一般的には反復しておこることはない。難聴
15. 突発性難聴
世界大百科事典
聴覚に異常のなかった人が突然難聴になることで,その特徴として次の三つの主症状があげられる。すなわち,(1)突発的に難聴が発現する,(2)難聴の性質は高度の感音性
16. とっぱつせい‐なんちょう[‥ナンチャウ]【突発性難聴】
日本国語大辞典
〔名〕高度の難聴、耳鳴り、耳閉塞感などの症状が突然、多くは片側の耳に生ずる原因不明の疾患。トッパツセ
17. ムンプス難聴[カタカナ語]
情報・知識 imidas
[mumps -]【医学・生理】おたふくかぜ(ムンプス)の合併症で起こる難聴. 2012 08
18. 老人性難聴
日本大百科全書
いる。これを無自覚性の難聴といい、このような難聴は両耳ほとんど同じくらいであるが、男性は女性よりも一般に難聴の程度が高い。こうした年齢相当な生理的な老化の程度を
19. ろうじんせい‐なんちょう[ラウジンセイナンチャウ]【老人性難聴】
日本国語大辞典
〔名〕内耳の老人性変化によって起こる難聴。ロージンセ〓ナンチョー
20. 聴器毒 : 図-ストレプトマイシン難聴の進行状態画像
世界大百科事典
21. 感音性難聴
日本大百科全書
難聴
22. 感音難聴
日本大百科全書
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23. 伝音性難聴
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24. 伝音難聴
日本大百科全書
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25. FM補完放送[イミダス編 社会・健康]
情報・知識 imidas
ラジオのFMでAMと同じ放送を同時に流すサービス。AM波が届きにくいエリアでの難聴取の解消、地震などの大災害で放送設備が被害を受けた場合への備えなどを目的とし
26. FM補完放送[欧文略語]
情報・知識 imidas
broadcast]【放送】ラジオのFMでAMと同じ放送を同時に流すサービス.AM波が届きにくい場所での難聴取の解消,地震などの大災害で放送設備が被害を受けた場
27. iPS細胞(人工多能性幹細胞)【2021】[生命科学【2021】]
現代用語の基礎知識
用化が進んでいる。日本では、iPS細胞から分化させた細胞を使って、筋肉が骨化する難病や進行性の難聴となる難病の治療薬候補を探し出し、治療に用いる研究が行われた。
28. IPサイマルラジオ[情報通信産業]
情報・知識 imidas
のこと。都市部では高層建築物の増加により電波が遮られ、ラジオ放送の聴取環境が悪化している。その難聴取対策のためにIPサイマルラジオサービスが利用されている。また
29. MRワクチン/二種混合ワクチン[出産/育児]
情報・知識 imidas
麻しん根絶を目指すこと、および風しんの流行を抑制し先天性風しん症候群(生まれつき心疾患、白内障、難聴を合併する病気)の発生予防に重点が置かれている。麻しんは01
30. iPS細胞(人工多能性幹細胞)【2022】[生命科学【2022】]
現代用語の基礎知識
用化が進んでいる。日本では、iPS細胞から分化させた細胞を使って、筋肉が骨化する難病や進行性の難聴となる難病の治療薬候補を探し出し、治療に用いる研究が行われた。
31. iPS細胞を用いた新薬開発【2019】[生命科学【2019】]
現代用語の基礎知識
京都大学の研究チームが発見し、2017年10月に患者に試す治験を開始した。また慶應義塾大学の研究チームも進行性の難聴となる難病の治療薬候補を発見し、18年6月に
32. 秋山記行・夜職草 229ページ
東洋文庫
もそのままに集録したと記している。第一次の東遊記行の後三十一年を経た文政二年、牧之五十歳の四月、難聴の療治の目的で再び出府したときの記行が『続東遊記行』である。
33. 秋山記行・夜職草 300ページ
東洋文庫
その史料価値はまことに重要である。 牧之はまた歴訪した個々の部落で、今日の民俗学的調査法によって、聞取を行ない、難聴を補うために、手ぎわよくメモをとっていること
34. 秋山記行・夜職草 323ページ
東洋文庫
書家沢田東江の門に入る。七月、江島・鎌倉行。『東遊記行』を著わす。十一月、毒石を耳に入れ病床百余日、生涯難聴となる。五月、草津入湯。二月二十五日、大崎村中村八郎
35. アデノイド画像
世界大百科事典
また上咽頭には中耳腔に通じる耳管の開口があるので,耳管が圧迫されることにより,中耳腔の気圧調整不能となり,難聴の大きな原因となる。また,これが原因で,子どもに多
36. アデノイド
日本国語大辞典
vegetation =腺様増殖症の略称)鼻の奥にある咽頭扁桃の肥大した状態をいう。鼻づまり、言語不明瞭、難聴などの症状を示す。小児、特に学童に多く、成人にはま
37. アモントン
日本大百科全書
フランスの物理学者。法律家を父にパリに生まれ、青年期に強度の難聴になった。初め機械学に興味をもち、のちに物理学と数学を、晩年には天文学を研究した。生涯かけていわ
38. アルポート症候群[カタカナ語]
情報・知識 imidas
[Alport syndrome]【医学・生理】遺伝性の腎臓疾患で,神経性難聴や眼球異常をともなう.最初に症例を報告したイギリス人医師,セシル・A. アルポー
39. 阿波野 青畝
日本近代文学大事典
1992 俳人。 奈良県高市郡高取町の生れ。本名敏雄。橋本長治の四男。幼時から耳が遠く、とくに左が難聴。畝傍中学三年のとき、俳誌「ホトトギス」を徳冨蘆花の小説『
40. イエズス会士中国書簡集 2 雍正編 207ページ
東洋文庫
かれは医者になったのです。そしてこの職業にかけては大変上手であるという評判を取っています。かれは難聴のため長年来まったくひととはっき合わないで暮らし、その間医学
41. 遺伝的症候群
岩波 生物学辞典
白血病誘発率の高い血液疾患としてよく知られているが,矮小症,小頭症,知能低下のほか,耳の奇形や難聴,橈骨や親指の骨の異常,皮膚の色素沈着や心奇形などの身体的異常
42. イヤホン画像
日本大百科全書
伝えることができるうえ、外部の騒音の影響を受けにくいなどの利点がある。このため、電話や放送などの業務用、難聴者のための補聴器などに古くから使われてきたが、現在で
43. インターネットラジオ
日本大百科全書
ゲーム会社や出版社などの企業やミュージシャンの事務所などが運営する放送局、個人配信局などのほかに、難聴取地域対策のため、配信エリアを限定した形で大手の民放局が参
44. 咽頭画像
世界大百科事典
ある。子どもの場合,ここにアデノイドがあり,アデノイドが増殖すると耳管を圧迫して狭窄をおこし,難聴の原因となる。また風邪などで鼻炎,扁桃炎に引き続き上咽頭炎をお
45. 恵庭事件
日本大百科全書
数か所を切断した。演習場付近ではすでに1955年以来ジェット機の射撃訓練、大砲実弾演習によって難聴や家畜の乳量・受胎率低下などの被害が続いており、野崎兄弟はたび
46. FM補完放送
日本大百科全書
AM放送、AMラジオ放送ともよばれる)が聞こえにくくなる都市型難聴対策や山岳部などの地形的条件で聞こえにくくなる地理的・地形的難聴対策、AM送信所の多くが平地や
47. エーケベリ
日本大百科全書
フィンランドやスウェーデンの山々の鉱物に興味をもち、優れた分析を行った結果、1802年にタンタルを発見した。難聴、視覚障害などに悩んだが、幼いときから文学、芸術
48. おう‐ご[アウ‥]【鶯語】
日本国語大辞典
不逢春「問著林前鶯語報、看過水上浪文書」*類聚句題抄〔11C中〕隔水望花色〈源為憲〉「鶯語経浪難聴密、龍頭転棹欲攀濃」*孫綽‐蘭亭集詩「鶯語吟
49. 大手拓次
日本大百科全書
早稲田わせだ大学英文科卒業。ライオン歯磨広告部に勤務。生来、羞恥しゅうち心が強く、中学時代からの左耳難聴も手伝って孤独癖が強かった。46歳の生涯を独身で通した。
50. おたふく 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
顎下線が腫れて痛む。腫れるとおたふくのお面のようになることからこの名がある。頭痛、嘔吐がある場合は、難聴や無菌性髄膜炎、男性の精巣炎などの合併症をもたらす場合が
「難聴」の情報だけではなく、「難聴」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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スキン-テア(日本大百科全書)
加齢などにより脆弱になった皮膚において、軽微な外力が加わることにより生ずる裂傷。主として高齢者の四肢に発生する外傷性の皮膚潰瘍であり、摩擦単独あるいは摩擦・ずれによって、表皮が真皮から分離(部分層創傷)、または表皮および真皮が下層構造から分離
褥瘡(日本大百科全書・世界大百科事典)
身体に加わった外力により、骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流が低下あるいは停止し、この状況が一定時間持続することにより皮膚組織が不可逆的な血流不足となり、局所的に酸素欠乏および低栄養状態となって壊死(えし)に陥った状態。寝たきりで自力での体動が
自己免疫疾患(岩波 生物学辞典)
《同》自己免疫病.本来,病原体などの非自己異物に対する防御機構として誘導される免疫反応が,自己の細胞や組織に対して誘導され(自己免疫),その結果生じる細胞・組織傷害に起因する疾患.自己・非自己を区別する獲得免疫系の自己寛容機構の破綻が原因と考えられるが
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メンデルの法則(岩波 生物学辞典)
《同》メンデルの遺伝法則(Mendel's laws of heredity).G.J.Mendelの提唱した,遺伝現象に関する法則.Mendelは論文「植物雑種に関する実験」(1865)でこれを述べたが当時はかえりみられず,後に再発見(1900)
蛋白質(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
《同》タンパク質.生物体を構成する主成分.生細胞では水 (約70%) に次いで15~18 %を占める主要な高分子群であり,ヒト,シロイヌナズナ,大腸菌ではそれぞれ約2万,1万,4400種の蛋白質がみられる.その機能は,触媒(酵素),構造・骨格,収縮
遺伝子(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
《同》遺伝因子(genetic factor).遺伝形質を規定する因子.メンデルの法則における基本概念として各遺伝形質(単位形質)に対応して想定され,G.J.Mendelはこれを因子と呼んだが,のちにW.L.Johannsen(1909)が遺伝子
ホルモン(日本大百科全書・世界大百科事典・岩波 生物学辞典)
生体内でつくられ、その個体の形態形成、代謝、成長、行動発現その他の生理的過程に特定の影響を及ぼす物質をいう。1905年にイギリスの生理学者E・H・スターリングによって提唱された用語である。彼はベイリスWilliam Maddock Bayliss
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