1. 『青砥稿花紅彩画』
日本史年表
1862年〈文久2 壬戌⑧〉 3・1( 3・30 ) 河竹黙阿弥作 『青砥稿花紅彩画』 、江戸市村座で初演(歌舞伎年表)。
2. 青砥稿花紅彩画
日本大百科全書
歌舞伎(かぶき)脚本。世話物。5幕。河竹黙阿弥(もくあみ)作。通称「白浪五人男(しらなみごにんおとこ)」「弁天小僧(べんてんこぞう)」。1862年(文久2)3月
3. 青砥稿花紅彩画
世界大百科事典
歌舞伎狂言。世話物。5幕8場。通称《弁天小僧》《白浪五人男》。河竹黙阿弥作。1862年(文久2)3月江戸市村座で,弁天小僧を13世市村羽左衛門(後の5世尾上菊五
4. あおとぞうしはなのにしきえ[あをとザウシはなのにしきヱ]【青砥稿花紅彩画】
日本国語大辞典
歌舞伎「しらなみごにんおとこ(白浪五人男)」の本名題。
5. あおとぞうしはなのにしきえ【青砥稿花紅彩画】
国史大辞典
歌舞伎の世話狂言。二代目河竹新七(黙阿弥)作、五幕。文久二年(一八六二)三月、江戸市村座で十三代目市村羽左衛門(のちの五代目尾上菊五郎)らにより初演。「弁天小
6. あおとぞうしはなのにしきえ【青砥稿花紅彩画】
歌舞伎事典
歌舞伎狂言。世話物。五幕八場。通称《弁天小僧》《白浪五人男》。河竹黙阿弥作。文久二(1862)年三月江戸・市村座で、弁天小僧=一三世市村羽左衛門(後の五世尾上
7. 青砥稿花紅彩画(著作ID:596407)
新日本古典籍データベース
あおとぞうしはなのにしきえ 青砥稿花錦画 松園 梅彦(しょうえん うめひこ) 綴 歌川 国貞 二世(うたがわ くにさだ 2せい) 画 河竹 新七 二世(かわたけ
8. 青砥稿花紅彩画(著作ID:4357782)
新日本古典籍データベース
あおとぞうしはなのにしきえ 絵本番附 文久二
9. 青砥藤綱
日本大百科全書
買って探させた話(『太平記』)は有名である。河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)作の歌舞伎(かぶき)狂言『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』(通称『弁天小
10. 青砥藤綱
世界大百科事典
月市村座初演《青砥稿(ぞうし)》(3世桜田治助作),また62年(文久2)3月市村座初演《青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)》(河竹黙阿弥作)などに登場
11. あおとふじつな【青砥藤綱】
日本架空伝承人名事典
月市村座初演『青砥稿(ぞうし)』(三世桜田治助作)、また六二年(文久二)三月市村座初演『青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)』(河竹黙阿弥作)などに登場
12. あおとふじつなもりょうあん[あをとふぢつなモリョウアン]【青砥藤綱摸稜案】
日本国語大辞典
名裁判によって事件が解決される形式をとる。知的な推理の興味が眼目となっている。歌舞伎の「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」はこれに基づく。
13. あかぼし-じゅうざぶろう【赤星十三郎】
日本人名大辞典
歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の登場人物。白浪五人男のひとりで,もとは武家の中小姓。金策にはしる伯父のために盗みをはたらいてみつかり,自
14. あさ の 葉(は)画像
日本国語大辞典
かヱ』『アア』『麻(アサ)の葉(ハ)もよいねへ』『あれは半四郎鹿子と申すよ』」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「『これ四十八、鹿の子はどち
15. あそび‐にん【遊人】
日本国語大辞典
5〕二・三「娑婆(しゃば)ではおつをやった遊人(アソビニン)でござりますれば」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「打拵(こしらへ)から言方は
16. あたま‐かず【頭数】
日本国語大辞典
」(2)仲間の数に入っているだけのつまらない人間。人数を揃えるためだけの軽輩。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「その五人男の切端さ、先づ第
17. あつらえ‐おり[あつらへ‥]【誂織】
日本国語大辞典
1836〕二・七回「極上あつらへ織の白七子(しろななこ)を御納戸の紋付に染め」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「誂(アツラ)へ織(オ)りと
18. あな【穴・孔】
日本国語大辞典
うめるなり」*雑俳・柳多留拾遺〔1801〕巻一〇「よし町のあなに後住は肝をけし」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「これまで明けたおれが穴(
19. あみ を 張(は)る
日本国語大辞典
へ玉を喰ってつまらぬゆゑ、人足繁きこの所に網(アミ)を張(ハ)って待って居る」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「迷児を捜す体(てい)に見せ
20. 網を張る
故事俗信ことわざ大辞典
替へ玉を喰ってつまらぬゆゑ、人足繁きこの所に網(アミ)を張(ハ)って待って居る」歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)四幕「迷児を捜す体(てい)に見せ
21. いう‐じょう[いふヂャウ]【言定・言条(デウ)】
日本国語大辞典
~33〕四・二二齣「親とは言(イフ)ぜう二十年、産(うん)だばかりで恩もなし」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「悪い遊びを見習ってこんな身
22. いき‐すじ[‥すぢ]【意気筋・粋筋】
日本国語大辞典
など、意気筋の客で、夏は旅館も別荘も一杯になり」(2)男女の情事に関する方面。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕二幕「意気筋(イキスヂ)だと思ふ
23. いたご 一枚(いちまい)下(した)は地獄(じごく)
日本国語大辞典
板子(イタゴ)一枚(マイ)下(シタ)は地獄(ヂゴク)船乗りするのは厭なことぢゃ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「板子(イタゴ)一枚(マイ
24. 板子一枚下は地獄
故事俗信ことわざ大辞典
板子(イタゴ)一枚(マイ)下(シタ)は地獄(ヂゴク)船乗りするのは厭なことぢゃ」歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)三幕「板子(イタゴ)一枚(マイ)
25. いちもん‐こ【一文子】
日本国語大辞典
〔名〕一文の銭をかけて行なう賭博。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「江戸の百味(ひゃくみ)講の蒔銭を当に、小皿の一文子(いちモンコ)」
26. いっ‐しゅ【一朱・一銖】
日本国語大辞典
〔1832~36〕四・仮宅「先師貽(おく)る所の祠堂金も、今復た一銖を存せず」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「百両ならば知らねえこと、一
27. いっ て 聞(き)かせる
日本国語大辞典
納得できるように話す。話して聞かせる。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「知らざあ言って聞かせやせう」*家〔1910~11〕〈島崎藤村〉上・
28. いっぽう‐みち[イッパウ‥]【一方道】
日本国語大辞典
〔名〕一方へしか抜けられない道。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「知れるは必定(ひつぢゃう)、一方路(いっパウミチ)」*今弁慶〔1891〕
29. いっぽん‐ざし【一本差】
日本国語大辞典
)〔1789〕一「ト此哥を借って、向ふより伝七、着流し壱本ざし、浪人の心にて」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「何れも染衣裳一本帯(いっポ
30. いなせ‐がわ[‥がは]【稲瀬川】
日本国語大辞典
火事「浜面(はまおもて)の在家并に稲瀬河(イナセガハ)の東西に火を懸けたれば」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「『初瀬寺から稲瀬川(イナセ
31. いのち‐づな【命綱】
日本国語大辞典
船中に命綱とて、太綱の七八十尋もあるを、船中第一の具にして、用をなすの重きもの也」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「『かなはぬ時は命綱』『
32. いも‐ざかや【芋酒屋】
日本国語大辞典
売ったところからの呼び名。一説に、芋酒のような強烈な酒を飲ませる下等の居酒屋という。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「どれ、芋酒屋(イモザ
33. いらせられ‐ましょう[‥ませう]
日本国語大辞典
*歌舞伎・小袖曾我薊色縫(十六夜清心)〔1859〕三立「『若殿様にはまづ』『いらせられませう』」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕序幕「『何はし
34. いら‐せ‐・られる【入─】
日本国語大辞典
ヤマニ ハナツミニ yraxeraretato (イラセラレタト) マウセバ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「これはこれは、よういらせら
35. いる【癒】
日本国語大辞典
*浮世草子・風流曲三味線〔1706〕四・五「藤七めが鼻の先で、さいなまねば腹が癒(イ)ぬ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「どうかお心癒る
36. い・れる【入・容・納】
日本国語大辞典
家物語〔13C前〕二・大納言死去「心ざしの程を感じてやがて見参にいれたりけり」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「御註文の品を御覧に入れませ
37. いろ‐どき【色時】
日本国語大辞典
〔名〕花などの色の美しい頃あい。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕序幕「姫君様のお心は悄(しほ)れておいで遊ばすに、今を盛りの桜の色どき、ちと御
38. うたがわくにさだ【歌川国貞】
歌舞伎事典
るが、これは豊国の創作で、趣向の面白さに注目した黙阿弥(当時河竹新七)が、この暗示から《青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)》(白浪五人男)を書下ろした
39. うち‐こ・む【打込】
日本国語大辞典
de (ウチコウデ) ユク」(3)(波が)押し寄せる。水がどっとはいってくる。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「髷も島田に由井ケ浜、打ち込
40. うっそり‐どの【─殿】
日本国語大辞典
惣領のうっそり殿に預け」*雑俳・柳多留‐四〔1769〕「しうと婆おらがうっそり殿といふ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕序幕「親子揃って、預り
41. うまれ【生】
日本国語大辞典
94〕四・四「遠州浜松の産(ウマレ)にて、少(わか)かりしより風雅に心をよせ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「問はれて名乗るもおこがまし
42. うみ の 親(おや)
日本国語大辞典
実の親。*浄瑠璃・五十年忌歌念仏〔1707〕上「うみの親の我らより清十郎めが命の親」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「産(ウミ)の親(オヤ
43. え に 柄(え)をすげる
日本国語大辞典
「え(柄)の無い所に柄をすげる」に同じ。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕序幕「其処へ此扇を落しておいて証拠となし、柄(エ)に柄(エ)をすげて追
44. 柄に柄をすげる
故事俗信ことわざ大辞典
「柄の無い所に柄をすげる」に同じ。 歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)序幕「其処へ此扇を落しておいて証拠となし、柄(エ)に柄(エ)をすげて追ひ出す
45. えん‐しゅう[ヱンシウ]【遠州】
日本国語大辞典
【一】〔一〕遠江国の異称。静岡県の西部にあたる。*文明本節用集〔室町中〕「江橋 遠州(ヱンしう)」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「問はれ
46. えん‐そ【塩噌】
日本国語大辞典
塩酢(えんそ)。*譬喩尽〔1786〕八「塩噌(ヱンソ)の世話とは世帯持(せたいもち)をいふ」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「秋田の部屋で
47. おき を 越(こ)える
日本国語大辞典
技芸の至ってすぐれたるを云ふ。〈略〉澳をこえるは上手の上をこゆると云ふなるべし」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕四幕「身の生業も白浪の沖(オキ
48. 沖を越える
故事俗信ことわざ大辞典
こえる、技芸の至てすぐれたるを云。〈略〉澳をこえるは上手の上をこゆると云ふなるべし」歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)(1862)四幕「身の生業も白浪の沖(オ
49. おこ‐がまし・い[をこ‥]【痴─・烏滸─】
日本国語大辞典
某(それがし)が父落鮎岩水員種(おちあゆがんすいかずたね)と喚れしもの、則豊島の家臣也」*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「天に替って窮民を
50. おしどり‐ぎれ[をしどり‥]【鴛鴦裂】
日本国語大辞典
〔名〕名物裂の一つ。赤地に薄い紺の波と一つがいのオシドリの模様をあらわした緞子(どんす)。*歌舞伎・青砥稿花紅彩画(白浪五人男)〔1862〕三幕「その折腰に提(