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  11. 澪標(源氏物語)
新編 日本古典文学全集

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澪標(源氏物語)
みをつくし
日本古典の最高傑作――光源氏の波瀾万丈の生涯を描いた大長編
主人公・光源氏の恋と栄華と苦悩の生涯と、その一族たちのさまざまの人生を、70年余にわたって構成。王朝文化と宮廷貴族の内実を優美に描き尽くした、まさに文学史上の奇跡といえる。藤原為時の女(むすめ)で歌人の紫式部が描いた長編で、「桐壺(きりつぼ)」から「夢浮橋(ゆめのうきはし)」までの54巻からなる。
[中古][物語]
校注・訳:阿部秋生 秋山 虔 今井源衛 鈴木日出男

〔一〕故院追善の御八講と源氏の政界復帰
〔一〕 夢にありありとそのお姿がお見えになってからというものは、源氏の君は、故院の御事をお心におかけになって、どうかして、あの世の悪道でお苦しみあそばす罪障を、お救い申しあげる追善供養(ついぜんくよう)をしてさしあげたいものとお心を痛めていらっしゃるのだったが、こうして都にご帰還になってからは、まずそのご準備をなさる。十月に御八講(みはつこう)をお催しになる。世の人々がこぞってお仕え申しあげること、昔に同じ有様である。 弘徽殿大后(こきでんのおおきさき)は、やはりご病気が重くていらっしゃって、そのうえ、とうとうこの君を圧(お)さえきることができずじまいになったかと無念のほぞを噛(か)んでいらっしゃるけれど、帝(みかど)は、故院のご遺言をお案じあそばし、必ず何かの報いがあるにちがいないとのお気持でいらっしゃったのだから、こうして源氏の君をもとの地位にお戻しになったので、ご気分がさわやかにおなりになるのだった。ときどきお悩みあそばしたお目も快(よ)くおなりになったけれども、およそこの世にそういつまでも生きておられそうにないのだからと、ただ心細くおぼしめして、御(み)位(くらい)にも久しくおとどまりにはなれまいとお考えになっては、しじゅうお呼びがあるので、源氏の君はおそばに参上なさる。政治向きのことなども、お心を打ち割って繰り
澪標(源氏物語)〔一〕故院追善の御八講と源氏の政界復帰
〔二〕朱雀帝の尚侍への執着と尚侍の悔恨
おりゐなむの御心づかひ近くなりぬるにも、尚侍心細げに世を思ひ嘆きたまへる、いとあはれに思されけり。帝「大臣亡せたまひ、大宮も頼もしげなくのみ篤いたまへるに、わが世残り少なき心地する…
〔三〕冷泉帝即位し、源氏内大臣となる
あくる年の二月に、春宮の御元服のことあり。十一になりたまへど、ほどより大きにおとなしうきよらにて、ただ源氏の大納言の御顔を二つにうつしたらむやうに見えたまふ。いとまばゆきまで光りあ…
〔四〕予言どおり、明石の君に女子誕生
まことや、かの明石に心苦しげなりしことはいかにと思し忘るる時なければ、公私いそがしき紛れにえ思すままにもとぶらひたまはざりけるを、三月朔日のほど、このころやと思しやるに人知れずあは…
〔五〕源氏、明石の姫君のために乳母を選ぶ
さる所にはかばかしき人しもありがたからむを思して、故院にさぶらひし宣旨のむすめ、宮内卿の宰相にて亡くなりにし人の子なりしを、母なども亡せてかすかなる世に経けるが、はかなきさまにて子…
〔六〕乳母、明石に到着 明石の人々よろこぶ
車にてぞ京のほどは行き離れける。いと親しき人さし添へたまひて、ゆめに漏らすまじく口がためたまひて遣はす。御佩刀、さるべき物など、ところせきまで思しやらぬ隈なし。乳母にも、ありがたう…
〔七〕源氏、明石の君のことを紫の上に語る
女君には、言にあらはしてをさをさ聞こえたまはぬを、聞きあはせたまふこともこそと思して、源氏「さこそあなれ。あやしうねぢけたるわざなりや。さもおはせなむと思ふあたりには心もとなくて、…
〔八〕源氏、姫君の五十日の祝いの使者を出す
五月五日にぞ、五十日にはあたるらむと、人知れず数へたまひて、ゆかしうあはれに思しやる。何ごとも、いかにかひあるさまにもてなし、うれしからまし、口惜しのわざや、さる所にしも、心苦しき…
〔九〕源氏、花散里を訪問 五節、尚侍を思う
かくこの御心とりたまふほどに、花散里をあれはてたまひぬるこそいとほしけれ。公事もしげく、ところせき御身に思し憚るにそへても、めづらしく御目おどろくことのなきほど思ひしづめたまふなめ…
〔一〇〕治世の交代に伴い人々の動静も変化する
院はのどやかに思しなりて、時々につけて、をかしき御遊びなど好ましげにておはします。女御、更衣みな例のごとさぶらひたまへど、春宮の御母女御のみぞ、とりたてて時めきたまふこともなく、尚…
〔一一〕源氏、明石の君、それぞれ住吉に参詣する
その秋、住吉に詣でたまふ。願どもはたしたまふべければ、いかめしき御歩きにて、世の中ゆすりて、上達部、殿上人、我も我もと仕うまつりたまふ。 をりしもかの明石の人、年ごとの例の事にて詣…
〔一二〕源氏、帰京した六条御息所の病を見舞う
まことや、かの斎宮もかはりたまひにしかば、御息所のぼりたまひて後、変らぬさまに何ごともとぶらひきこえたまふことは、ありがたきまで情を尽くしたまへど、昔だにつれなかりし御心ばへのなか…
〔一三〕六条御息所死去 源氏、前斎宮を慰める
七八日ありて亡せたまひにけり。あへなう思さるるに、世もいとはかなくて、もの心細く思されて、内裏へも参りたまはず、とかくの御事などおきてさせたまふ。また頼もしき人もことにおはせざりけ…
〔一四〕前斎宮の悲しみの日々と朱雀院の執心
はかなく過ぐる月日にそへて、いとどさびしく、心細きことのみまさるに、さぶらふ人々もやうやう散れゆきなどして、下つ方の京極わたりなれば、人げ遠く、山寺の入相の声々にそへても音泣きがち…
〔一五〕源氏、藤壺の宮と前斎宮の入内じゆだいをはかる
大臣聞きたまひて、院より御気色あらむを、ひき違へ横取りたまはむをかたじけなきことと思すに、人の御ありさまのいとらうたげに、見放たむはまた口惜しうて、入道の宮にぞ聞こえたまひける。 …
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1. 澪標(源氏物語)
日本古典文学全集
主人公・光源氏の恋と栄華と苦悩の生涯と、その一族たちのさまざまの人生を、70年余にわたって構成。王朝文化と宮廷貴族の内実を優美に描き尽くした、まさに文学史上の奇 ...
2. みお‐じるし[みを:]【澪標・水脈標】
日本国語大辞典
〔名〕「みおつくし(澪標)【一】(1)」に同じ。*山家集〔12C後〕上「広瀬川渡りの沖のみをじるしみかさぞ深きさみだれの比」*蓬左文庫本源平盛衰記〔14C前〕四 ...
5. あい‐しら・う[あひしらふ]
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へ」に変化したものであろう。「女は憂きにこり給ひて、昔のやうにもあひしらへ聞え給はず」〔源氏‐澪標〕など。(1)接待する。応対する。相手になる。《あいしらう》山 ...
6. あい‐な・し
日本国語大辞典
ねいでて、流し奉ると聞くに、あいなしと思ふまでいみじうかなしく」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「『いかでさるかたをもてはなれて見奉らむと思う給ふる』など聞え ...
7. あお‐いろ[あを:]【青色】
日本国語大辞典
かし「六位の蔵人のあを色など着て〈略〉袖うちあはせて立ちたるこそをかしけれ」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「六位の中にも蔵人はあをいろしるくみえて」*禁秘鈔 ...
8. あか‐ぎぬ【赤衣・赤絹】
日本国語大辞典
ろかも〈作者未詳〉」(2)緋色の袍(ほう)。五位の人が着る朝服。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「良清も同じすけにて、人よりことに物思ひなき気色(けしき)にて ...
9. あかぎぬ【赤衣】
国史大辞典
さすことが多い。 (一) 五位の当色(とうじき)である赤の「うえのきぬ」の袍または襖をさし、『源氏物語』澪標に「良清も、おなじ佐にて、人より殊に物思ひなき気色に ...
10. あかぎぬ【赤衣】 : 赤衣/(一)
国史大辞典
(一) 五位の当色(とうじき)である赤の「うえのきぬ」の袍または襖をさし、『源氏物語』澪標に「良清も、おなじ佐にて、人より殊に物思ひなき気色にて、おどろおどろ ...
11. あくる 年(とし)
日本国語大辞典
〕俊蔭「あくるとしの春より、〈略〉木をたふす斧の声はるかに聞ゆ」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「あくるとしの二月(きさらぎ)に、春宮の御元服の事あり」(2) ...
12. 総角(源氏物語) 321ページ
日本古典文学全集
。→三二〇ページ。姫君たちの現在の有様。「天翔る」は、亡霊が成仏できず迷っている様の常套語。→澪標[2]三一五ページ注二四・若菜下[4]二三六ページ注七。 ...
13. 朝顔(源氏物語) 478ページ
日本古典文学全集
源氏は、明石の君との関係を打ち明けたことがあったので、紫の上は信頼している。→明石二五九ページ、澪標二九一ページ。「あくがる」は、魂が肉体から分離して浮遊する、 ...
14. あそび【遊】
日本国語大辞典
「遊女 夜発附 楊氏漢語抄云遊行女児〈宇加礼女 一説云阿曾比〉」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「あそびどものつどひ参れる」*更級日記〔1059頃〕「そこにあ ...
15. あた・る【当・中】
日本国語大辞典
醸し」(2)ちょうどその時期である。その日時に相当する。 「卒業するにあたり」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「五月五日にぞ五十日(いか)にはあたるらむと、人 ...
16. あだあだ‐〓し【徒徒】
日本国語大辞典
あだあだしくはいはるれ、さりともと思ひてなん』とて、たびたりし人なり」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「うしろめたうとは、なほ言(こと)に聞こえ給へど、あだあ ...
17. あつ・ゆ【篤】
日本国語大辞典
大漸(とこつくに)に至るといふことを」【二】〔自ヤ上二〕【一】に同じ。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「おとどうせ給ひ、大宮も頼もしげなくのみ、あつい給へるに ...
18. あて‐あて【宛宛・当当】
日本国語大辞典
ひはだのおとど五、らう、わた殿、さるべきあてあてのいたやどもなど」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「かの院のつくりざま、なかなか見所多く今めいたり。由ある受領 ...
19. あと を 絶(た)ゆ
日本国語大辞典
こと、五歳よりなり。其ののち、あとたえて、まかり出づることなし」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「ふかき山にあとをたえたる人だにも」(2)人跡が絶える。人の行 ...
20. あばら‐や【荒屋・亭】
日本国語大辞典
荒家)荒れ果てた家。廃屋。破れ屋。自分の家の卑称としても用いる。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「人知れぬあばら屋にながむる心細さなれば、深うも思ひたどらず」 ...
21. あま‐かけ・る【天翔】
日本国語大辞典
あまかけりてもいかに甲斐なく見給ふらむ。親のおはせし時、まづ死なましものを」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「降り乱れひまなき空に亡き人のあまかけるらむ宿ぞか ...
22. あらた・める【改・革】
日本国語大辞典
にし物をあらたむるこれこそ黄楊(つげ)の小櫛(をぐし)とは見れ」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「やまひにしづみて返し申し給ひける位を、世の中かはりてまたあら ...
23. あり‐よう[:ヤウ]【有様】
日本国語大辞典
いととくものせよ。しばしはけしき見せじ。すべてありやうにしたがはん」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「しばし念じ給へなど、ことのありやうくはしう語らひ給ふ」* ...
24. ある‐は【或─】
日本国語大辞典
祈り、あるは春夏秋冬にも入らぬくさぐさの歌をなん選ばせたまひける」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「女別当(にょべたう)、内侍(ないし)などいふ人々、あるはは ...
25. あれ‐まど・う[:まどふ]【荒惑】
日本国語大辞典
〔自ハ四〕ひどく荒れる。荒れてめちゃめちゃになる。あれすさぶ。あれくるう。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「家のさまもいひしらずあれまどひて」*更級日記〔10 ...
26. あわ・い[あはい]【淡】
日本国語大辞典
たのだ」(3)考え、行動、判断などが一貫していない。軽薄である。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「なのめなることをだに少しあはき方によりぬれば、心とどむるたよ ...
27. いかに して
日本国語大辞典
なかりせば いかほの沼の いかにして 思ふ心を のばへまし〈壬生忠岑〉」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「くひなだにおどろかさずはいかにして荒れたる宿に月を入 ...
28. 生玉心中(近松門左衛門集) 374ページ
日本古典文学全集
なる。四月八日花まつりの紋日(→三五七ページ注一五)をさすか。「四月八日 花摘にぎハしき也」(澪標)。寝覚提げ重(小型の持ち運びに便利な重箱)。大夫と才蔵の二人 ...
29. いささ‐か【聊─・些─】
日本国語大辞典
*土左日記〔935頃〕発端「そのよし、いささかにものに書きつく」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「いささかなる消息をだにして、心慰めばや」*大唐西域記長寛元年 ...
30. いさ‐や
日本国語大辞典
の君「秋の色も露をもいさやをみなへし木隠れにのみおくとこそみれ」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「いと頼もしげにかずまへ宣ふめれど、いさやまた島漕ぎ離れなか空 ...
31. いそがし‐た・つ【急立】
日本国語大辞典
〔他タ下二〕せき立てる。急がせる。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「よろしき日なりければ、いそがしたて給ひて」*別れ霜〔1892〕〈樋口一葉〉一〇「楼婢(ろう ...
32. いたわり[いたはり]【労】
日本国語大辞典
*宇津保物語〔970〜999頃〕沖つ白浪「みかど、殿の御いたはりにて、ゆたかにて」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「乳母にも、ありがたうこまやかなる御いたはり ...
33. いだし‐はな・つ【出放】
日本国語大辞典
かかるおほたかりにいだしはなたれて、よには憂くまがまがしき事を聞き」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「入道も、さていだしはなたむはいとうしろめたう、さりとてか ...
34. いつく〓し【厳・慈・美】
日本国語大辞典
につかさ・姫まうちぎみさへぞ、やむごとなく、めづらしく覚ゆるや」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「ののしりて諧(まう)で給ふ人のけはひなぎさに満ちて、いつくし ...
35. いで‐つか・う[:つかふ]【出仕】
日本国語大辞典
〔自ハ下二〕宮仕えに出る。参上してお仕えする。*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「治まれる世には、白髪(しろかみ)をも恥ぢずいでつかへけるをこそまことの聖にはし ...
38. いり‐あい[:あひ]【入相】
日本国語大辞典
*蜻蛉日記〔974頃〕下・天延二年「いりあひつくほどにぞいたりあひたる」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「山寺の入あひの声々にそへても、ね泣きがちにてぞすぐし ...
39. いろ‐いろ【色色】
日本国語大辞典
助け給ふべき人もなき所に、色々の病(やまひ)をして、行く方空も覚えず」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「君は、夢にも知り給はず、夜一夜(ひとよ)、色々の事をせ ...
40. いろ‐ふし【色節】
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君「かくて此の寺には、けふのいろふしにて、けしからぬいと多かり」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「かく口惜しききはのものだに、もの思ひなげにてつかうまつるを、 ...
41. うえ の 宮仕(みやづか)え
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42. うか・ぶ【浮・泛】
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まして、かくまかりうかびたるよろこびをすなはち奏せんと思ひ侍り」*源氏物語〔1001〜14頃〕澪標「御子どもなどしづむやうにものし給へるを、みなうかび給ふ」*日 ...
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44. うこん の じょう
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45. うしろめた‐げ【後─】
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46. 薄雲(源氏物語) 427ページ
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る。→松風四二三ページ。源氏は、宿曜道の予言に従い、姫君が将来后の位につくことを信じている。→澪標二八五ページ。二条院の西の対。紫の上をさす。→松風四二三ページ ...
47. 薄雲(源氏物語) 431ページ
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「を」は間投助詞。源氏の歌を受けて、いつかは姫君といっしょに住めるだろう、の意。姫君の守り刀。澪標巻(→二八九ページ注一六)に、源氏が京都からこれを明石に贈った ...
49. 薄雲(源氏物語) 439ページ
日本古典文学全集
、これを聞いていた紫の上は、自分に対する源氏のあてこすりと解したのである。源氏の召人の一人。→澪標二八四ページ注一一。「たまふ」とする本がある。前記の催馬楽「桜 ...
50. 薄雲(源氏物語) 442ページ
日本古典文学全集
りであろうか。前記の花散里の身の処し方(四三八ページ)にやや似ている。源氏の正妻故葵の上の父。澪標巻(二八三ページ)に六十三歳、したがって薨年六十六歳。同じ年齢 ...
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