1. トップページ
  2. >
  3. カテゴリ一覧
  4. >
  5. 社会
  6. >
  7. 祭・祭事・イベント
  8. >
  9. >
  10. 管絃祭
日本大百科全書(ニッポニカ)

ジャパンナレッジは約1500冊以上の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のオンライン辞書・事典・叢書」サービスです。
管絃祭
かんげんさい

神事には往々にして管絃を奉奏することが行われるが、とくにその規模を大きくして神輿(みこし)を船中に奉安し、管絃を吹奏して神霊をなぐさめる神事。広島県廿日市(はつかいち)市宮島町の厳島(いつくしま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。
 厳島神社の管絃祭は毎年旧暦の6月17日夜行われる。神事は前段階として旧暦6月5日に市立祭(いちたてさい)の舞、11日に大鳥居内の州浜(すはま)を掘る御州掘(おすぼり)の神事、16日に御船組(おふなぐみ)、試乗の式が行われ、17日当夜は御船3隻を並べ、中央に神輿を奉安し、神職、伶人(れいじん)などが陪乗して管絃を吹奏し、曳船(ひきふね)3隻によって御座船を引き、あとに御供船が従うという祭列を組む。まず廊嘴(したさき)から出御し、大鳥居をくぐり、地御前(ちのごぜん)神社に至って神事を行うもので、還幸のとき、長浜神社、大元(おおもと)神社、大鳥居内の客(まろうど)神社の前でも祭りが行われる。この日有ノ浦から大元浦あたりまで幾千の灯火がともされ夜祭りを彩る。
[吉井貞俊]


厳島神社の管絃祭[百科マルチメディア]
厳島神社の管絃祭[百科マルチメディア]
平清盛(たいらのきよもり)が神霊を慰めるために始めたという神事。写真は還御のようすを描いたもの。3隻の船を並べて中央に神輿(みこし)(鳳輦(ほうれん))を載せ、雅楽を奏しながら、夕刻に本土の地御前(じごぜん)神社へ渡り、夜半に還御する。岳亭一麿画『厳島六月祭禮(さいれい)還御之図』 国立国会図書館所蔵

歌川広重『六十余州名所図会 安芸 厳島祭礼之図』[百科マルチメディア]
歌川広重『六十余州名所図会 安芸 厳島祭礼之図』[百科マルチメディア]
厳島神社(いつくしまじんじゃ)の管絃祭(かんげんさい)。1853年(嘉永6) 国立国会図書館所蔵
ジャパンナレッジは、自分だけの専用図書館。すべての辞書・事典・叢書が一括検索できるので、調査時間が大幅に短縮され、なおかつ充実した検索機能により、紙の辞書ではたどり着けなかった思わぬ発見も。
タブレットやスマホからも利用できます。
管絃祭の関連キーワードで検索すると・・・
検索ヒット数 30
検索コンテンツ
1. かんげん‐さい[クヮンゲン‥]【管弦祭・管絃祭】
日本国語大辞典
〔名〕(1)京都嵯峨の嵐山の下を流れる大堰川で、五月の第三日曜日に行なう車折(くるまざき)神社の祭礼。神輿(みこし)が御座船で大堰川を船遊びし、龍頭(りゅうとう ...
2. 管絃祭
日本大百科全書
しま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。 厳島神社の管絃祭は毎年旧暦の6月17日夜行われる。神事は前段階として旧暦6月5 ...
3. かんげん‐さい【管絃祭】
デジタル大辞泉
吹奏する。 2 京都府の車折(くるまざき)神社で、5月に行う祭礼。三船(みふね)祭。 書名別項。→管絃祭  ...
4. かんげんさい【管絃祭】[書名]
デジタル大辞泉
竹西寛子の長編小説。広島での被爆体験を主題とした作品。昭和53年(1978)刊行。同年、第17回女流文学賞受賞。  ...
5. かんげんさい【管絃祭】
国史大辞典
加えることは多いが、独立の管絃祭としてこれが行われる例に、福井県敦賀市金崎宮(かねがさきぐう)の御船遊管絃祭(十月二十日)と広島県佐伯郡宮島町の厳島神社管絃祭( ...
6. 厳島神社の管絃祭[百科マルチメディア]
日本大百科全書
平清盛(たいらのきよもり)が神霊を慰めるために始めたという神事。写真は還御のようすを描いたもの。3隻の船を並べて中央に神輿(みこし)(鳳輦(ほうれん))を載せ、 ...
7. あがむら【阿賀村】広島県:呉市
日本歴史地名大系
また「奥筋よりも道筋便利悪敷、交易等之人出稀御座候」という村柄であった(国郡志下調書出帳)。厳島神社管絃祭の本船の引船(漕ぎ伝馬船)は当村から出すのが恒例である ...
8. 厳島神社
世界大百科事典
統轄した。祭礼は春秋の例祭のほか,旧6月17日夜対岸の地御前(じごぜん)神社(外宮)に渡御する管絃祭,旧7月18日の玉取祭などがある。また平安時代以来の舞楽が奉 ...
9. いつくしまじんじゃ【厳島神社】
国史大辞典
寺を分離し、明治四年(一八七一)国幣中社に、同四十四年官幣中社に列せられた。当社においては、管絃祭(旧暦六月十七日)・玉取延年祭(旧暦七月十八日、有名な裸祭)を ...
10. いつくしまじんじゃ【厳島神社】広島県:佐伯郡/宮島町/厳島
日本歴史地名大系
れているが、これは伝わらない。今日最も有名なのは旧暦六月一七日の夜、海上を舞台に繰広げられる管絃祭であろう。この行事は御座船に神霊を移して御旅所である外宮の地御 ...
11. 歌川広重『六十余州名所図会 安芸 厳島祭礼之図』[百科マルチメディア]
日本大百科全書
厳島神社(いつくしまじんじゃ)の管絃祭(かんげんさい)。1853年(嘉永6) 国立国会図書館所蔵 ...
12. えばじんじゃ【衣羽神社】広島県:広島市/中区/江波村
日本歴史地名大系
江戸時代には江波明神とされたが、明治四年(一八七一)に再び衣羽神社に復した。例祭日一一月六日。厳島神社の管絃祭の折は、曳船を江波村より出し、当社では火祭りが行わ ...
13. おおもとじんじゃ【大元神社】広島県:佐伯郡/宮島町/厳島
日本歴史地名大系
毎年六月十七日夜管絃祭は長浜にてはじまり、大元にて終る。今此両社には籠所とて大宮のごとく斎所あり」と記す。大元神社の鎮座する浜は、島廻りの最後の地で、参拝者も多 ...
14. おたびしょ【御旅所】
国史大辞典
古来よりの単なる空地をそれとする場合もあれば、京都八坂神社の祇園祭のごとく建造物がある場合もあり、また厳島神社管絃祭で地御前神社・長浜神社・大元神社を、甲斐一宮 ...
15. 金崎宮
日本大百科全書
また、両親王御命日祭(3月6日、4月13日)のほか、花換祭(はなかえまつり)(4月上旬)、御船遊管絃祭(おふなあそびかんげんさい)(10月20日)など、特殊神事 ...
16. かねがさきぐう【金崎宮】
国史大辞典
例祭は五月六日。花換祭(はなかえまつり、四月十五日ころ)や両親王籠城中の故事に由来する御船遊管絃祭(十月二十日)の神事もあるが、もとあった両親王の命日祭は現在行 ...
17. かめのおやまじんじゃ【亀尾山神社】広島県:高田郡/高宮町/川根村
日本歴史地名大系
降子明神とも唱へ奉るにや」とある。この地一帯は厳島明神に関する地名や伝説が多く、現在も六月一七日の管絃祭は盛大に行われる。 ...
18. かわらづむら【河原津村】愛媛県:東予市
日本歴史地名大系
のち楠村の東方に再建したが衰微し、寛文年間(一六六一―七三)に中興して今の地に移したという。大崎竜神社の管絃祭は河原津のおかげん祭といわれ、旧暦六月一三日に行わ ...
19. 菅茶山と頼山陽 11ページ
東洋文庫
久太郎ゆかぬといふを、すすめてつれ行」というような記載がある。この最後の「御供ぶね」というのは、厳島神社の管絃祭に、笛や太鼓の音とともに、広島市中からくりだす屋 ...
20. 原爆文学
世界大百科事典
975),《ギヤマンビードロ》(1978),《無きが如き》,竹西寛子《儀式》(1963),《管絃祭》,渡辺広士《終末伝説》(1978)などがある。第3は,原爆が ...
21. じごぜんじんじゃ【地御前神社】広島県:佐伯郡/廿日市町/地御前村
日本歴史地名大系
、社殿の修造も行われた。特殊神事に管絃祭と流鏑馬がある。流鏑馬は昭和四二年(一九六七)頃まで行われ、近郷の人々を集めて賑った。旧暦六月一七日に行われる管絃祭は、 ...
22. 神幸祭
世界大百科事典
制圧する神の功徳を恒例化したもの(八坂・津島祇園祭,大杉あんば祭),祭神を芸能で慰めるもの(厳島管絃祭)などがあるが,一般には祭神ゆかりの地域社会を広く巡行して ...
23. 瀬戸内海
日本大百科全書
伝えるものとして貴重である。 華やかな海の祭典としては、日本三景の一つ安芸(あき)の宮島厳島神社の管絃祭(かんげんさい)が有名で、船上に鳳輦(ほうれん)を載せ、 ...
24. 竹西寛子
日本大百科全書
80。川端康成(やすなり)文学賞)、『春』(1982)、原爆の悲惨と傷跡をテーマとした長編『管絃祭(かんげんさい)』(1978。女流文学賞)、エッセイ集『道づれ ...
25. たけにし‐ひろこ【竹西寛子】
デジタル大辞泉
]文芸評論家・小説家。広島の生まれ。出版社勤務ののち執筆生活に入る。小説「兵隊宿」で川端康成文学賞、「管絃祭」で女流文学賞受賞。他に、評論「往還の記」、評伝「山 ...
26. たけにし-ひろこ【竹西寛子】
日本人名大辞典
筑摩書房勤務をへて文筆活動にはいる。昭和39年古典評論「往還の記」で田村俊子賞,53年小説「管絃祭」で女流文学賞,55年小説「兵隊宿」で川端康成文学賞。61年評 ...
27. ちょうらくじむら【長楽寺村】広島県:広島市/安佐南区
日本歴史地名大系
年未詳六月五日付の毛利元就書状(「譜録」所収福井十郎兵衛家文書)は、宮島千部経の経衆に、六月一七日(管絃祭)に厳島へ渡海するように申渡したものであるが、そのなか ...
28. ひぐちむら【樋口村】島根県:鹿足郡/六日市町
日本歴史地名大系
庄屋・組頭らは閉門となった(「樋口村騒動一件覚書」新修島根県史)。滝壺の厳島神社は安芸厳島神社を勧請し、同社の管絃祭の時には当社でも十七夜神事が行われていた(神 ...
29. ほたていわ【火立岩】広島県:佐伯郡/廿日市町/地御前村
日本歴史地名大系
地御前神社の西方、灰床山の海寄りの先端にあった岩山。現在は西広島バイパスの建設で消滅。厳島神社の管絃祭には、古来ここで管絃船の飾付をし、火をともすところから、火 ...
30. 山口(県)
日本大百科全書
争う雄壮な海の祭礼である。旧暦6月17日には県下各地の厳島(いつくしま)神社で安芸(あき)の本社と同様の管絃祭が行われる。漁民休息の日で、豊漁祈願の祭礼が行われ ...
「管絃祭」の情報だけではなく、「管絃祭」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る

管絃祭と同じカテゴリの記事
祇園祭(日本大百科全書・国史大辞典・改訂新版 世界大百科事典)
京都市東山区祇園町に所在する八坂(やさか)神社の祭礼。毎年7月17日から24日まで行われる。以前は祇園会(え)あるいは祇園御霊会(ごりょうえ)ともいった。東京の神田祭、大阪の天神祭とともに三大祭に数えられている。起源は、平安時代の869年(貞観11)に全国に疫病が流行したため
(日本大百科全書(ニッポニカ))
一般に公的でめでたい祝いの宗教的儀式、つまり祝祭を意味する。多くの人を集め、酒や食料が大量に消費されることも多い。そこから「お祭り騒ぎ」などの表現も出てくる。本来は宗教的行為であるが、単に多くの人を集め、にぎやかさや華やかさが強調されて宗教的意味がなくなると、「港祭」とか商店街の「○○祭」
管絃祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
神事には往々にして管絃を奉奏することが行われるが、とくにその規模を大きくして神輿(みこし)を船中に奉安し、管絃を吹奏して神霊をなぐさめる神事。広島県廿日市(はつかいち)市宮島町の厳島(いつくしま)神社、福井県敦賀(つるが)市の金崎宮(かねがさきぐう)などで行われている。
忌籠祭(改訂新版・世界大百科事典)
斎籠祭,居籠祭とも記す。祭りの執行に際して,神職など祭りに直接関与する者は外部との関係を絶ち,神霊を迎えることができる心身になるために,特定の期間・場所で心身を慎む。これが氏子全員に課せられている祭りをとくに忌籠祭という。
悪態祭(日本大百科全書(ニッポニカ))
集まった群衆が互いに悪口を言い合うことが特徴の祭礼。悪口(あっこう)祭、悪たれ祭、喧嘩(けんか)祭などともいう。相手を言い負かせば幸運を得るとしたことに基づくらしいが、年頭の祭りに多く、もと年占(としうら)の意味が濃かったようである。
祭と同じカテゴリの記事をもっと見る


「管絃祭」は祭・祭事・イベントに関連のある記事です。
その他の祭・祭事・イベントに関連する記事
ちゃぐちゃぐ馬こ(日本大百科全書(ニッポニカ))
岩手県滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社(旧駒形(こまがた)神社)と付近の農村や盛岡市内の行事。6月第二土曜日に行われる。当初は旧暦5月5日に行われていたが、1958年(昭和33)より新暦6月15日に、2001年(平成13)より現在の日程に変更された
西馬音内盆踊(日本大百科全書(ニッポニカ))
秋田県雄勝(おがち)郡羽後(うご)町西馬音内に伝承する盆踊り。月遅れ盆の8月16~18日に踊られる。起源は不明であるが、「亡者(もうじゃ)踊」ともいうように、亡(な)き人への供養の踊りである。踊り子の一部は彦三頭巾(ひこさずきん)とよぶ黒布の頭巾を頭からかぶり
那智田楽(那智火祭)(日本大百科全書(ニッポニカ))
和歌山県の熊野那智大社(東牟婁(ひがしむろ)郡那智勝浦町)に伝わる田楽。7月14日の夏祭に演じられる。熊野三山の一つ那智権現(ごんげん)の祭礼で、いまでは那智火祭(扇祭ともいう)として有名だが、もとは水無月(みなづき)の滝祭にあったといえよう
石清水臨時祭(国史大辞典・日本国語大辞典)
京都府綴喜郡八幡町の石清水八幡宮で毎年旧三月午の日(三午には中の午の日、二午には下の午の日)に行う祭。臨時とは放生会の恒例に対する臨時。天慶五年(九四二)平将門・藤原純友の乱平定の報賽に臨時に勅使を立て神封歌舞を奉ったのが始まりで、天禄二年(九七一)には
コミックマーケット(日本大百科全書・情報・知識 imidas)
日本最大の漫画同人誌展示即売会。コミケット、コミケと略す。近年は、毎年8月(夏コミ)と12月(冬コミ)の年2回、3日間の会期で東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催される。漫画、アニメーション、ゲームおよび関連分野を中心に、同好会や出版社、ゲームメーカーなどの企業が
祭・祭事・イベントに関連する記事をもっと見る
ジャパンナレッジは約1500冊以上(総額600万円)の膨大な辞書・事典などが使い放題の「日本最大級のインターネット辞書・事典・叢書サイト」です。日本国内のみならず、海外の有名大学から図書館まで、多くの機関で利用されています。
ジャパンナレッジの利用料金や収録辞事典について詳しく見る