1. 縄文土器
日本大百科全書
縄文文化の土器。縄目文様(なわめもんよう)をもつものが多い。編集部 ...
2. 縄文土器
世界大百科事典
いる。 起源・終焉 縄文土器の製作技術の由来は不明であるが,炭素14法による測定値の前1万年は,世界最古の土器年代を示す。測定方法の仮定や誤差の問題もあり,ただ ...
3. じょうもん‐どき【縄文土器】
日本国語大辞典
〔名〕縄文文化の土器の総称。縄や蓆(むしろ)でつけたような文様があるので、はじめ縄蓆文(じょうせきもん)土器とも称されたが、昭和初期にこの名称に統一された。明治 ...
4. 続縄文土器
世界大百科事典
ほぼ後北C1式の時期には全道的に一様となる。土器の底部があげ底となっているこの時期までを,続縄文土器の前期とする。この後,帯状の縄文に特色のある後北C2・D式や ...
5. ぞくじょうもんどき【続縄文土器】
国史大辞典
化は終焉したが、北海道ではなおも縄文文化の伝統が続いた。これを続縄文文化といい、その土器を続縄文土器という。すなわち、そのころ南部では恵山式土器文化、北部では前 ...
6. あいうちむら【相打村】青森県:北津軽郡/市浦村
日本歴史地名大系
る。露草の露草遺跡は相内集落の東端近くにあり、須恵器を出土。実取の蛇石遺跡は縄文期の竪穴群で縄文土器・土師器を出土。露草の福島城跡遺跡3は縄文晩期の土器片出土。 ...
7. あいのたむら【相野田村】群馬県:富岡市
日本歴史地名大系
五溜池を用水とした(郡村誌)。字大平に縄文前期の土器包蔵地および土師器散布の遺跡、字小野平にも縄文土器および土師器の散布地、字広畑に土師器散布地域がみられる。 ...
8. あいもとしんいせき【愛本新遺跡】富山県:下新川郡/宇奈月町/愛本新村
日本歴史地名大系
のだろうか、目・口・鼻を表現した尾の長い動物を口縁部に配したものがある。具体的な表現の少ない縄文土器のなかではきわめて珍しい。蛇紋岩製の磨製石斧未製品多数と砂岩 ...
9. あおきばたいせき【青木畑遺跡】宮城県:栗原郡/一迫町/島体村
日本歴史地名大系
これらの土器群は弥生時代初頭のものであるが、まだ縄文晩期の土器の特徴を強く残していることから、縄文土器から弥生土器への変遷を考えるうえで貴重な資料で、「青木畑式 ...
10. あおしまいせき【青島遺跡】鳥取県:鳥取市/旧高草郡地区/高住村
日本歴史地名大系
主要部は現在公園広場になっている。青島遺跡が最も注目されたのは大正一二年(一九二三)の縄文土器の発見で、これは山陰地方における縄文土器の初見であった。出土土器か ...
11. あおやぎむら【青柳村】福島県:南会津郡/伊南村
日本歴史地名大系
近世に在郷商人として成長した馬場洪治家には近世の商業文書その他がかなり残されている。青柳川沿いの山麓に縄文土器が出土する上ハ田遺跡・立宇賀遺跡・古城山遺跡がある ...
12. あかいしいせき【赤石遺跡】山形県:村山市/土生田村
日本歴史地名大系
残すものなどがあり、それぞれ墓壙・狩猟用の落し穴の想定が可能である。乳房状突起をもつ貝殻沈線文土器と丸底の羽状縄文土器があり、それぞれ大寺式・上川名II式に並行 ...
13. あかうらいせき【赤浦遺跡】石川県:七尾市/松百村
日本歴史地名大系
後期前半に及び、おもな検出遺構には竪穴住居跡三棟・土坑二一基・焼土面一一面などがあり、各期の縄文土器のほかに打製石斧・磨製石斧・石鏃・石匙・石錐・掻器・石槍・石 ...
14. あかつちむら【赤土村】福島県:南会津郡/下郷町
日本歴史地名大系
分岐し、当村南境の赤土峠越で高野村(現田島町)に至る道(戸石郷筋)が通る。的場・平・下ノ平に縄文土器の出土する遺跡がある。南山御蔵入領楢原組に属する。寛文六年( ...
15. あがつまぐん【吾妻郡】群馬県
日本歴史地名大系
大塚出土の筒形土偶や、昭和五八年(一九八三)の赤城国体で聖火台のモデルとなった中之条町赤坂出土の縄文土器などがある。弥生時代の遺跡としては吾妻町の岩櫃山遺跡、中 ...
16. 秋田(県)
日本大百科全書
地区の米ヶ森(よねがもり)遺跡から約1000点の旧石器の存在が確認されているのが最大である。縄文土器は県内全域で広く確認されており、このなかにはストーン・サーク ...
17. あけのむら【明野村】山梨県:北巨摩郡
日本歴史地名大系
縄文時代草創期になると塩川左岸中位段丘面端に位置する神取遺跡で、微隆起線文土器・爪形文土器・表裏縄文土器とそれらに伴う尖頭器・有舌尖頭器・局部磨製石斧などが出土 ...
18. あげじいせき【上地遺跡】山口県:下松市/末武上村
日本歴史地名大系
見され、福寺遺跡とよばれていたが、同四四年発掘調査が行われた。扇央に近い地区では、一片の後期縄文土器と、前期から後期にわたる弥生土器や土師器・須恵器を多量に出土 ...
19. あさひがおかいせき【朝日ヶ丘遺跡】兵庫県:芦屋市/打出村
日本歴史地名大系
う。地山の一部に住居跡と推定される加工面やピット(柱穴)群がある。出土土器は瀬戸内地方の前期縄文土器の特徴を示す。内外面に条痕をもつ羽島下層II式・同III式土 ...
20. あさひところかいづか【朝日トコロ貝塚】北海道:網走支庁/常呂町/常呂村
日本歴史地名大系
、石刃鏃との共伴関係を明確にとらえることができたという点で注目されている。貝層より上層では続縄文土器群と擦文土器群が検出され、擦文土器群が出土した竪穴住居跡も一 ...
21. あざみのうちいせき【薊之内遺跡】福島県:岩瀬郡/長沼町/桙衝村
日本歴史地名大系
竪穴住居跡一六棟・掘立柱建物跡三〇棟、土師器焼成の平窯と思われる遺構二基、井戸跡三基が検出され、縄文土器片・弥生土器片、土師器(坏・高坏・壺・甕・甑・碗)、須恵 ...
22. あしどいせき【芦渡遺跡】岐阜県:加茂郡/坂祝町/酒倉村
日本歴史地名大系
[現]坂祝町酒倉 芦渡 木曾川右岸の河岸段丘上に位置する。土器は縄文中期の加曾利E式、後期の磨消縄文土器、石器は打製石鏃・打製石斧・磨製石斧・打欠石錘などが発見 ...
23. あたごはらいせき【愛宕原遺跡】福島県:福島市/荒川南岸地区/荒井村
日本歴史地名大系
初頭および前期の竪穴住居跡各一棟・土坑(フラスコ状土坑四基を含む)・焼土跡が確認されている。縄文土器は草創期―後期のものが出土している。草創期の微隆起線文土器は ...
24. あだこむら【畔蛸村】三重県:鳥羽市
日本歴史地名大系
[現]鳥羽市畔蛸町 的矢湾北岸にあり、東は相差村、西は千賀村に接する。だんだらぼし遺跡からは縄文土器片と石錘を出土し、走り下古墳は円墳で石室を残している。「神鳳 ...
25. あちがやむら【阿知ヶ谷村】静岡県:島田市
日本歴史地名大系
北部は白岩寺山などの低山地で、南に向かって低地となる。字馬平の馬平遺跡から石鏃・石斧、および縄文土器破片などが多数出土している。また東昌寺古墳ほか古墳が多い。応 ...
26. あてつぐん【阿哲郡】岡山県
日本歴史地名大系
鳥取県境に近い野原高原上にあり、二層(下層は姶良火山灰層より下位)から多数の石器群が検出されている。ここからは縄文土器も出土した。同じ神郷町の下神代には弥生時代 ...
27. アニマル・スタイル
世界大百科事典
響を与えた。しかし,彩陶に表現された動物文様や殷・周時代の饕餮(とうてつ)文,あるいは日本の縄文土器の蛇形装飾などは,別系統のものと考えるべきであろう。 この意 ...
28. あまぶきむら【甘蕗村】秋田県:鹿角市
日本歴史地名大系
現岩手県境の皮投岳(一一二二メートル)西麓に位置し、東へ現花輪鉱山に延びる山道が通ずる。集落東側台地上に縄文土器片を出土する遺跡がある。寛政(一七八九―一八〇一 ...
29. あまみ【奄美】鹿児島県:総論
日本歴史地名大系
宇宿下層式、弥生時代以降に相当する土器を宇宿上層式とおおまかに区分していたが、この発見によって本土の縄文土器と南島の土器との時間的対比が可能になり、編年研究が進 ...
30. 網
世界大百科事典
寄し寄り来ね〉と載せている。考古学上,網の出土例の最古のものは,北欧の中石器時代にさかのぼる。日本では,縄文土器に網目の圧痕のある例が青森県是川遺跡や福島県小名 ...
31. あやべし【綾部市】京都府
日本歴史地名大系
石鏃(味方町・石原町)や石剣(十倉中町・故屋岡町)・石冠(十倉志茂町)・石斧(寺町ほか)などが知られている。縄文土器として確認されたものは今のところ青野遺跡(青 ...
32. あらいちょう【新居町】静岡県:浜名郡
日本歴史地名大系
期・前期の遺物が出土し、前期土器の少ない西遠地方の状況を示す好資料となった。浜名湖の湖底から縄文土器片が採集されており、ゼゼラ遺跡をはじめ、スモテ遺跡・西浜名橋 ...
33. あらかわいせき【荒川遺跡】徳島県:美馬郡/美馬町/重清村
日本歴史地名大系
調査が行われた。幅約六〇メートルの嫁坂谷川両岸の急斜面に最大一・二メートルの厚さで膨大な量の縄文土器および石器が堆積する。主体は後期前葉であるが、東岸の北側包含 ...
34. あらかわむら【荒川村】山形県:東田川郡/羽黒町
日本歴史地名大系
。また曹洞宗荒川寺は古くは同館郭内にあったと伝え、大正九年(一九二〇)館跡を開墾したときには縄文土器・石鏃のほか五輪塔・石仏なども出土した。最上氏時代、当村の民 ...
35. あらためおといわいせき【安楽田女夫岩遺跡】兵庫県:多可郡/中町/安楽田町
日本歴史地名大系
られた土壙がある。床面に接して壺・高坏などが出土した。この竪穴住居跡内および周囲から出土した縄文土器は山形押型文・撚糸文を施しており、早期の黄島併行期に属する。 ...
36. あろうだにかいづか【洗谷貝塚】広島県:福山市/旧沼隈郡地区/水呑村
日本歴史地名大系
縄文前期・中期・後期の土器がすべて包含されていたが、なかでも最も多量に出土したのは後期の中津式土器で、磨消縄文土器が出土し、石器もサヌカイトの集石遺構が三ヵ所も ...
37. あんぎょうしきどき【安行式土器】
国史大辞典
関係が一基準とされる。安行1式は曾谷式の伝統が濃い。やや粗製深鉢形の紐線文土器とやや精製の帯縄文土器があり、後者には深鉢形・浅鉢形・皿形・注口付その他がある。精 ...
38. いえよしこふんぐん【井江葭古墳群】福井県:坂井郡/芦原町/井江葭村
日本歴史地名大系
期の土器・石器、古墳前期の土師器・管玉未成品・碧玉剥片が出土。いずれも四世紀に属する古墳で、縄文土器は西接する井江葭貝塚の関連遺物で、管玉未成品・碧玉剥片はこの ...
39. 伊賀国
日本大百科全書
大和に隣接するため、弥生(やよい)土器や住居跡は各地に散在し銅鐸(どうたく)も発見される。先土器文化や縄文土器・石器もしだいに発見され、伊賀の歴史の古さがわかる ...
40. いがみむら【伊賀見村】奈良県:宇陀郡/曾爾村
日本歴史地名大系
曾爾川右岸、標高約三九〇メートル前後の台地上、字弁天から縄文早期の長円押型文土器片や後期の磨消縄文土器片が出土。石鏃・石錐や弥生式土器片も採取され、縄文時代早期 ...
41. いぎすえいせき【伊喜末遺跡】香川県:小豆郡/土庄町/伊喜末村
日本歴史地名大系
昭和一六年(一九四一)弥生土器と縄文土器が表面採集され、遺跡であることが明らかになった。その後、試掘調査が行われたが、同二七年本格的な調査にとりかかり、縄文土器 ...
42. いぐぐん【伊具郡】宮城県
日本歴史地名大系
縄文時代各期にわたって、多数の土器・石器が出土している。丸森の高畑遺跡は縄文早期から後期までの縄文土器・土偶、とくに翡翠勾玉などが多数出土している。また小斎の清 ...
43. いぐさいせき【井草遺跡】東京都:杉並区/上井草村地図
日本歴史地名大系
を調査し、二〇〇点余の土器片を発掘したが、それらはローム層に接して出土したことから当時最古の縄文土器として注目された。現在詳細な調査地点は不明。土器は口縁が下唇 ...
44. いけのおかいせき【池の岡遺跡】愛媛県:北宇和郡/津島町/御内村
日本歴史地名大系
さかのぼった、やや開けた日当たりのよい所で、ここからは長脚石鏃や半打半磨の石斧、みみず張れの前期縄文土器片を出し、前期縄文人の足跡を物語る。この御内盆地西部は岩 ...
45. いけのもといせき【池之元遺跡】山梨県:富士吉田市/新倉村
日本歴史地名大系
地方の押型文土器という二つの対峙する分布圏が存在し、押型文土器成立の前段階の土器様相は、表裏縄文土器の位置付けを含めて課題となっている。同住居跡の土器群は、撚糸 ...
46. いこまぐん【生駒郡】奈良県
日本歴史地名大系
西は生駒山地を境として大阪府。古代の平群郡の一部。〔原始・古代〕縄文・弥生期の顕著な遺跡は分布しないが、縄文土器は矢田丘陵南麓の斑鳩町で中期から後期のものがわず ...
47. いしいむら【石井村】福島県:南会津郡/下郷町
日本歴史地名大系
赤土峠越で高野村(現田島町)に通ずる道が通る。志源行村との間の戸石川には橋が架かっていた。的場・滝平に縄文土器が出土する遺跡がある。南山御蔵入領楢原組に属する。 ...
48. いしがつぼいせき【石ヶ坪遺跡】島根県:美濃郡/匹見町/西村
日本歴史地名大系
とみるか意見が分れる。掘出された遺物は縄文土器、石器(打製・磨製石斧、石鏃、打製石槍・石匙・磨石・石皿)と少量の中世・近世陶磁器類である。中期の縄文土器は胎土に ...
49. いしざかうえいせき【石坂上遺跡】鹿児島県:川辺郡/知覧町/永里村
日本歴史地名大系
式遺跡。知覧城跡の東方、シラス台地の端部に位置し、昭和二八年(一九五三)発掘調査が行われた。縄文土器は三層と四層から出ている。四層から出土した深鉢は平底で、口縁 ...
50. いしぜかいづか【石瀬貝塚】愛知県:常滑市/石瀬村
日本歴史地名大系
査で、三層の貝層とそれらに含まれた縄文土器片・石器・自然遺物および仰臥屈葬された人骨などを発見。貝類はハイガイが最も多く、次いでアサリ、マガキと続く。縄文土器は ...