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  11. 新葉和歌集
国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典

国史大辞典
新葉和歌集
しんようわかしゅう
南北朝時代の准勅撰和歌集。撰者は宗良親王。春(上・下)・夏・秋(上・下)・冬・離別・羈旅・神祇・釈教・恋(一―五)・雑(上・中・下)・哀傷・賀の二十巻から成る。歌数千四百二十六首。巻頭に宗良親王が草した仮名序が付せられる。南朝では内裏千首、内裏三百六十首、三百六十番歌合、三百番歌合などが催されて歌壇活動は活溌なのに、北朝側で撰せられた勅撰集である『風雅和歌集』『新千載和歌集』『新拾遺和歌集』には、建武以後の歌人の歌はほとんど選入されていないので、「かつは老の心をもなぐさめ、かつはすゑの世までものこさんため」(仮名序)に、元弘元年(一三三一)から弘和元年(北朝永徳元、一三八一)までの三代(後醍醐・後村上・長慶三天皇)五十年の南朝歌人の作を、七十歳の親王が集めようとしたもの。弘和元年十月十三日に長慶天皇から「勅撰になぞらふべきよしの御ことのり」を蒙り、所々改め直して十二月三日に奏覧した。後村上院百首、宗良親王九十九首(後村上院の歌数を越えぬよう一首少なく抑えているが、読人しらずの歌中に親王の詠が数十首含まれる)、長慶天皇・花山院家賢各五十二首、花山院師賢四十九首、後醍醐天皇四十六首、洞院公泰四十五首、尊良親王四十四首などが歌数の多いもので、百五十余名の作者の歌を収める。後村上院の「いづる日に春のひかりはあらはれて年たちかへるあまのかぐ山」を巻頭歌とし、巻末も同院の歌で結ぶから、後村上院追慕の念は深い。二条家風の平淡な歌が多いが、各地を転戦し、悲運の生活を送る感懐を素直に流露させた作も少なくない。伝本には、准勅撰集としての形を整える以前の原撰本系(独自歌八首を含む)の静嘉堂文庫松井本などと、奏覧された精撰本系(独自歌六首を含む)内閣文庫本・富岡本・吉水本などに大別される。翻刻された本文には、内閣文庫本を底本とする『新編国歌大観』一、承応板本を底本とする岩波文庫本などがある。
[参考文献]
立命館大学編『校註富岡本新葉和歌集』、臼田甚五郎編『新葉和歌集』、小木喬『新葉和歌集―本文と研究―』、川田順『定本吉野朝の悲歌』、井上宗雄『中世歌壇史の研究―南北朝期―』、岩佐正「新葉和歌集の研究」(『国語と国文学』一一ノ六)
(樋口 芳麻呂)


日本大百科全書
新葉和歌集
しんようわかしゅう

南北朝時代の準勅撰(ちょくせん)和歌集。20巻1400余首。宗良(むねなが)親王撰。南北朝分裂後、北朝ではまず京極(きょうごく)派によって『風雅集』、ついで足利(あしかが)将軍と二条家との提携によって『新千載(せんざい)』『新拾遺(しゅうい)』の2集が成っていたが、分裂後の南朝の君臣の詠はそれらに入れられず、彼らはそれを残念に思っていた。南朝ではそれまでも、おりおり歌合(うたあわせ)や歌会が催されていたが、東国に転戦していた宗良親王が吉野にいったん帰った1374年(文中3)前後からとくに活発化し、「南朝三百番歌合」(1371)、「南朝五百番歌合」(1375)、「住吉(すみよし)社三百六十番歌合」(1375ころ、散逸)、「南朝内裏(だいり)千首(天授千首)」(1376~77、数名の分が現存)などが催されたのは、撰集準備の一環と考えられる。かくて同集は、親王を中心に花山院長親(かざんいんながちか)や師成(もろなり)親王らが協力して1381年(弘和1・永徳1)10月までにいったん完成した(初撰本)が、この月長慶(ちょうけい)天皇から勅撰集に準ずる旨の綸旨(りんじ)を賜り、若干修訂して同年12月に奏覧した(奏覧本・準勅撰集本。仮名序による)。したがって伝本にはこの2系統があるとみられる。内容は勅撰集に倣って四季恋雑20巻、南北朝分裂の元弘(げんこう)(1331~34)初年から当代まで3代50余年間の南朝関係者の詠を収め、仮名序を付す。入集歌数は後村上(ごむらかみ)院100、宗良親王99(ただしこれは後村上院を首位とするためで、ほかに詠人(よみびと)知らずとして多数)、長慶院・花山院家賢(いえかた)各52、花山院師賢(もろかた)49、後醍醐(ごだいご)帝46という順で、基本的には二条派歌風だが、「ここにても雲居(くもゐ)の桜咲きにけりただかりそめの宿と思ふに」(後醍醐帝)、「鳥の音(ね)におどろかされて暁の寝覚(ねざめ)静かに世を思ふかな」(後村上院)のような切実な実感を歌った詠が共感をよぶ。
[福田秀一]



改訂新版・世界大百科事典
新葉和歌集
しんようわかしゅう

南北朝期の準勅撰集。撰者は後醍醐天皇皇子宗良(むねよし)親王。1376年(天授2)ころに発企,81年(弘和1)10月に長慶天皇の綸旨が下り,同12月3日に奏覧。20巻,部立は《続千載集》にならい,南朝3代(約50年)の当代歌人の作1420首(諸本に多少の増減あり)を収める。歌人数は150余名。おもな作者は,後村上天皇100首,宗良親王99首(ほかに読人不知として90首前後),長慶天皇53首に次いで,後醍醐天皇,花山院3代(文貞公師賢・家賢・長親),洞院公泰らが続き,皇族と近臣がほとんどである。南朝の悲遇の述懐に特色をみせるが,概して大覚寺統とゆかりの深い温雅な二条派の詠風となっている。
[伊藤 敬]

[索引語]
宗良(むねよし)親王
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1. 『新葉和歌集』
日本史年表
1381年〈【北朝】永徳元(2・24)・【南朝】弘和元(6・21以前) 辛酉〉 12・3 宗良親王, 『新葉和歌集』 を長慶天皇に奏覧(同書序)。  ...
2. 新葉和歌集
日本大百科全書
南北朝時代の準勅撰(ちょくせん)和歌集。20巻1400余首。宗良(むねなが)親王撰。南北朝分裂後、北朝ではまず京極(きょうごく)派によって『風雅集』、ついで足利 ...
3. 新葉和歌集
世界大百科事典
南北朝期の準勅撰集。撰者は後醍醐天皇皇子宗良(むねよし)親王。1376年(天授2)ころに発企,81年(弘和1)10月に長慶天皇の綸旨が下り,同12月3日に奏覧。 ...
4. しんようわかしゅう[シンエフワカシフ]【新葉和歌集】
日本国語大辞典
準勅撰集。宗良親王撰。弘和元年(一三八一)成立。元弘〜弘和年間(一三三一〜八一)の南朝方の撰歌集。二〇巻。歌数一四二〇首。代表歌人は後村上天皇、宗良親王、長慶天 ...
5. しんようわかしゅう【新葉和歌集】
国史大辞典
『校註富岡本新葉和歌集』、臼田甚五郎編『新葉和歌集』、小木喬『新葉和歌集―本文と研究―』、川田順『定本吉野朝の悲歌』、井上宗雄『中世歌壇史の研究―南北朝期―』、 ...
6. 新葉和歌集(しんようわかしゅう)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 323ページ ...
7. 宗良親王撰新葉和歌集 (見出し語:宗良親王)
古事類苑
文學部 洋巻 第2巻 324ページ ...
8. あの-れんし【阿野廉子】
日本人名大辞典
さんぐう)となり,権勢をほこった。吉野遷幸にも同行し,南朝から新待賢門院の院号をうける。「新葉和歌集」に20首のる。延文4=正平(しょうへい)14年4月29日死 ...
9. いいもりやまじょうあと【飯盛山城跡】愛知県:東加茂郡/足助町/足助村
日本歴史地名大系
だめぬ八橋のくもでに身をもなげく頃かなの歌がある。なお重春も和歌をよくして、宗良親王撰の「新葉和歌集」に名を連ねている。 ...
10. いそ‐とせ【五十年】
日本国語大辞典
〔名〕年の五〇。ごじゅうねん。*新葉和歌集〔1381〕序「弘和のいまにいたるまで、世は三つぎ、としはいそとせのあひだ」*三草集〔1827〕「五十とせのむかしはよ ...
11. いそやま‐かげ【磯山陰】
日本国語大辞典
〔名〕磯辺にある山のかげ。*新葉和歌集〔1381〕秋下・三九九「時雨(しぐれ)行く磯山陰の下紅葉(したもみぢ)いくしほまでとさして染むらむ〈源頼武〉」 ...
12. いな‐くき【稲茎】
日本国語大辞典
恋一・六三一「しぎのふすかり田にたてる稲くきのいなとは人のいはずもあらなん〈藤原顕季〉」*新葉和歌集〔1381〕冬・四四二「あさなあさな霜置く山のをかべなる苅田 ...
13. いのち の 後(のち)
日本国語大辞典
*宇津保物語〔970〜999頃〕俊蔭「いのちののち、女子のために、け近き宝とならむものを奉らむ」*新葉和歌集〔1381〕恋三・八〇一「さきの世はしられぬ物と知り ...
14. いま こそ あれ
日本国語大辞典
雑上・八八九「今こそあれ我もむかしはをとこ山さかゆく時もありこしものを〈よみ人しらず〉」*新葉和歌集〔1381〕雑下・一二六五「今こそあれすむべき代々の都鳥我が ...
15. えいざんじのあんぐう【栄山寺行宮】
国史大辞典
、弘和三年(一三八三)五月二十日栄山行宮において一見を加えたとあるのが終見である。そこで『新葉和歌集』雑中の詞書に、天授六年秋のころ、さき山の行宮とあるのは、栄 ...
16. おおみ[おほみ]【大忌】
日本国語大辞典
」(3)(1)のときに着る当色(とうじき)の服。*新葉和歌集〔1381〕冬・五〇〇「山あゐの色をかさぬるこよひだにおほみの袖やかはらざるらむ〈津守国量〉」 ...
17. かえり‐・みる[かへり‥]【顧・省】
日本国語大辞典
法眼蔵〔1231〜53〕弁道話「佗をもてわれをかへりみ、むかしをもていまをかがみるべし」*新葉和歌集〔1381〕雑下・一二四〇「日に三たびおろかなる身をかへりみ ...
18. かきもんいん【嘉喜門院】
国史大辞典
没後まもなく落飾。南朝方女流歌人として勝れ、天授三年(北朝永和三、一三七七)、宗良親王は『新葉和歌集』撰集にあたって詠草を求め、その折に成った家集が『嘉喜門院御 ...
19. かきもんいん【嘉喜門院】
日本人名大辞典
。後亀山天皇(在位1383-92)の即位により皇太后となり,院号をうけた。和歌にすぐれ,「新葉和歌集」に17首がおさめられている。名は勝子。名は勝子。家集に「嘉 ...
20. 嘉喜門院[文献目録]
日本人物文献目録
【書誌】:0件 【図書】:0件 【逐次刊行物】:1件 『新葉和歌集作者の研究 第二部嘉喜門院について』小木喬 ...
21. かざんいん-いえかた【花山院家賢】
日本人名大辞典
号は妙光寺。歌は「新葉和歌集」にはいる。貞治(じょうじ)5=正平21年5月死去。37歳。【格言など】筏(いかだ)おろす佐保の川風吹きぬらしうきて流るる秋の夕霧( ...
22. 花山院長親
日本大百科全書
その間「南朝三百番歌合(うたあわせ)」「南朝五百番歌合」などに参加、『耕雲千首』を詠み、『新葉和歌集』の編纂(へんさん)にも従事し、「三年(みとせ)まで乾(ほ) ...
23. かざんいん-ながちかの-はは【花山院長親母】
日本人名大辞典
長親,長賢,僧元要を生む。天授のころの「住吉社三百六十番歌合(うたあわせ)」に出席。歌は「新葉和歌集」におさめられている。 ...
24. かざんいんもろかた【花山院師賢】画像
国史大辞典
)神社を創建してこれを祀り、翌年別格官幣社に列せられた。師賢は和歌に優れ、南朝の准勅撰集『新葉和歌集』に四十九首が収められている。 [参考文献]『太平記』二―四 ...
25. かしゅう【歌集】 : 和歌
国史大辞典
勅撰集は権威あるものとされ、歌人たちはこれへの入集を名誉とした。なお、南北朝時代に南朝側で撰ばれた『新葉和歌集』は准勅撰集とされる。私撰集は撰者の意図によってさ ...
26. か‐は【彼─】
日本国語大辞典
53頃〕恋二・六三六「河とみて渡らぬ中に流るるはいはで物思ふ涙なりけり〈よみ人しらず〉」*新葉和歌集〔1381〕哀傷・一三二六「さばかりにつらきわたりをみつせ河 ...
27. かみがき‐の【神垣─】
日本国語大辞典
87〕春上・五八「かみがきのみむろの山は春きてぞ花のしらゆふかけて見えける〈藤原清輔〉」*新葉和歌集〔1381〕神祇・五七六「神垣のみむろの榊さしそへて君をとき ...
28. かみがき‐や【神垣─】
日本国語大辞典
1326〕神祇・一三二七「神垣や三笠の山にさしそへて君がときはにいはふ榊葉〈津守国助〉」*新葉和歌集〔1381〕冬・四八九「神がきやみむろの山の榊葉(さかきば) ...
29. かみ の 誓(ちか)い
日本国語大辞典
救おうという神の誓願。*忠盛集〔12C〕「わかれにし人にもけふはあふひぐさかみのちかひぞうれしかりける」*新葉和歌集〔1381〕神祇・六〇七「名にしおふ神の誓の ...
30. かみ の 光(ひかり)
日本国語大辞典
神の威光。*類従本赤染衛門集〔11C中〕「天てらす神の光やそはるらん森の木の間に月ぞさやけき」*新葉和歌集〔1381〕神祇・六〇四「おしなべて照らさぬかたやなか ...
31. かり‐ごろも【狩衣】
日本国語大辞典
集〔1265〕秋上・三二七「かり衣乱れにけりな梓弓ひくまの野辺の萩の朝露〈式子内親王〉」*新葉和歌集〔1381〕冬・四九九「かり衣日も夕暮にならしばやかれ葉がす ...
32. かりば の 鳥(とり)
日本国語大辞典
雉(きじ)のこと。鷹狩の際用いる語。*新葉和歌集〔1381〕冬・四九八「はし鷹のかりばの鳥の落ち草を吹きな乱りそ野辺の夕風〈藤原為忠〉」*無言抄〔1598〕下・ ...
33. かるも‐かく【枯草掻】
日本国語大辞典
〔1310頃〕二一「かるもかくゐかひの岡の寒き夜はいもやすく寝ずうつ衣かな〈藤原基家〉」*新葉和歌集〔1381〕冬・四九三「湊こす潮風さむしかるもかくゐなの端山 ...
34. かわ‐しま[かは‥]【川島】
日本国語大辞典
取り」*伊勢物語〔10C前〕二二「あひ見ては心ひとつをかはしまの水の流れて絶えじとぞ思ふ」*新葉和歌集〔1381〕恋三・八四三「徒らに枕ばかりをかはしまのよそに ...
35. 感身学正記 1 西大寺叡尊の自伝 239ページ
東洋文庫
編』経営書院、一九九八年、一〇九頁)。大西琳院 住吉の遠里小野にあった律宗寺院。西林院。『新葉和歌集』巻十釈教歌には、住 吉の西林院に出家していた後醍醐天皇の女 ...
36. きい-ちかふみ【紀親文】
日本人名大辞典
暦応(りゃくおう)3=興国元年(1340)従五位下。のち四位,左京大夫にいたる。「新後拾遺和歌集」に2首,「新葉和歌集」に1首がはいっている。 ...
37. きたばたけ-あきよし【北畠顕能】
日本人名大辞典
南朝の支柱として北朝方とたたかう。文和(ぶんな)元=正平(しょうへい)7年には京都に攻めいっている。「新葉和歌集」の歌人としても知られた。永徳3=弘和(こうわ) ...
38. きのう の 夢(ゆめ)
日本国語大辞典
1303〕雑下・一五二一「悲しさの昨日の夢にくらぶれば移ろふ花も今日の山風〈藤原家隆〉」*新葉和歌集〔1381〕哀傷・一三四一「四の時ここのかへりに成りにけり昨 ...
39. くさ‐まくら【草枕】
日本国語大辞典
貫之〉」*拾遺愚草〔1216〜33頃〕上「草枕夕露払ふ笹の葉のみ山もそよに幾夜しをれぬ」*新葉和歌集〔1381〕羇旅・五四六「草枕ゆふ山風の寒ければこよひはさら ...
40. くに の 光(ひかり)
日本国語大辞典
国の威光。その国の栄光のかがやき。*新葉和歌集〔1381〕雑上・一〇七九「あつめては国のひかりとなりやせむ我が窓照らす夜半(よは)の蛍は〈後村上院〉」*山斎歌集 ...
41. くもい の 桜(さくら)
日本国語大辞典
皇の行宮(あんぐう)が吉野山に設けられた当時、世尊寺の近くにあった桜の名。くもいざくら。*新葉和歌集〔1381〕春下・八三「よし野の行宮におはしましける時、雲井 ...
42. けんぎょうそう【見行草】
国史大辞典
(二)だけであるが、近世に入ると(一)(二)(三)そろっているものが出る。言葉としては、『新葉和歌集』雑上の北畠顕統の歌の詞書に、「暦術などならひつたへ侍りける ...
43. こおり を 踏(ふ)む
日本国語大辞典
安行〓」*新葉和歌集〔1381〕神祇・六一一「諏訪の海や氷を踏みて渡る世も神し守らば危からめや〈宗良親王〉」*浄 ...
44. こがね の 殿(との)
日本国語大辞典
金で飾り立てた豪華で美しい宮殿。美麗な御殿。*新葉和歌集〔1381〕序「玉の台(うてな)・金(こがね)のとのより、瓦の窓・縄の戸ぼその内に至るまで」 ...
45. こぐふね‐の【漕舟─】
日本国語大辞典
*新古今和歌集〔1205〕恋一・一〇四八「み熊野の浦よりをちにこぐ舟の我をばよそにへだてつるかな〈伊勢〉」*新葉和歌集〔1381〕恋一・六四七「我が心つたの細江 ...
46. ここの‐え[‥へ]【九重】
日本国語大辞典
義貞牒山門同返牒事「八幡の官軍に力を付け、九重(ココノエ)の凶徒を亡すべき道たるべく候」*新葉和歌集〔1381〕春上・四「九重の都に春や立ちぬらむあまつ雲井のけ ...
47. こころ に 忍(しの)ぶ
日本国語大辞典
*木工権頭為忠百首〔1136頃〕恋「やよいかに心にしのぶ茂げからん人住む宿のつまと見ながら〈藤原俊成〉」*新葉和歌集〔1381〕恋四・九三八「思ひ出でて心に忍ぶ ...
48. こころ の 秋(あき)
日本国語大辞典
251〕恋四・九二三「あだ人のこころの秋の露よりぞ見しことの葉も色変りゆく〈藤原知家〉」*新葉和歌集〔1381〕恋四・九一〇「かはり行く言の葉にこそ色見えぬ心の ...
49. 国歌大観
日本大百科全書
和6・中文館)、51年(昭和26・角川書店)に刊行。歌集部は正に二十一代集、『万葉集』、『新葉和歌集』、歴史歌集、日記草子歌集、物語歌集の53種、続に六家集、歌 ...
50. こっかたいかん【国歌大観】
国史大辞典
三)刊、続篇は大正十五年(一九二六)刊。正篇歌集部に収めるものは、二十一代集、『万葉集』『新葉和歌集』、歴史歌集(『古事記』『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』 ...
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