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  11. 仙源抄
国史大辞典・日本国語大辞典

国史大辞典
仙源抄
せんげんしょう
『源氏物語』の注釈書。長慶天皇著。一冊。弘和元年(北朝永徳元、一三八一)成立。跋文によれば、注釈書類の繁雑を正すために『水原抄』『紫明抄』『原中最秘鈔』などにより、藤原定家自筆本とも比校して成ったものという。『源氏物語』五十四帖のうちから約千語の重要語句を選んで簡明な解説を施し、いろは順に配列する。『源氏物語』の語句辞典の最初のものとして価値がある。語句数・配列順・解説文などにわたってさまざまな異本があり、題名も「源氏物語色葉聞書之事」「南朝長慶院源氏御註」など種々の伝本がある。複製として『増補古辞書叢刊』に所収、翻刻として『源氏物語大成』研究資料篇、『群書類従』物語部に所収。
[参考文献]
和田英松『皇室御撰之研究』、山脇毅『源氏物語の文献学的研究』、大津有一「注釈書解題」(池田亀鑑編『源氏物語事典』下所収)
(篠原 昭二)


日本国語大辞典
せんげんしょう[センゲンセウ]【仙源抄】

解説・用例

南北朝時代の「源氏物語」注釈書。一巻。長慶天皇著。弘和元年(一三八一)成立。書名は、仙洞の源氏物語の抄の意。「源氏物語」の難語を「いろは」順に並べ、考証を加えたもの。後人による増補部分が少なくないとされる。「源語類集」「源氏物語色葉聞書之事」など異称が多い。

発音

セン〓ンショー

〓[ケ゜]


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1. 『仙源抄』
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1381年〈【北朝】永徳元(2・24)・【南朝】弘和元(6・21以前) 辛酉〉 この年 長慶天皇, 『仙源抄』 を著す(同書跋)。  ...
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南北朝時代の「源氏物語」注釈書。一巻。長慶天皇著。弘和元年(一三八一)成立。書名は、仙洞の源氏物語の抄の意。「源氏物語」の難語を「いろは」順に並べ、考証を加えた ...
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4. あね‐き【姉貴】
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5. あま‐がつ【天児】画像
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6. 薄雲(源氏物語) 435ページ
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7. う‐ちゅうじょう[‥チュウジャウ]【右中将】
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8. おじ‐き[をぢ‥]【伯父貴・叔父貴】
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9. かざんいんながちか【花山院長親】画像
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10. かなづかい【仮名遣】
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11. 仮名遣い
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12. くろ‐もんさ【黒─】
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13. ぐんしょるいじゅう【群書類従】
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17. 国文学全史 2 平安朝篇 114ページ
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19. 修験道史研究 73ページ
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20. 修験道史研究 17ページ
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21. しょう[シャウ]【声】
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22. 新猿楽記 42ページ
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23. 新猿楽記 54ページ
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24. 新猿楽記 90ページ
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ハ夜前膳所ニテ刀ヲナム極ク鋭ナル其レモ今朝男共ノ疑ヒノ事共云ツル聞ツル也」とある。▽政所一『仙源抄』に「〔まどころ〕政所。家司也」とある。『貞丈雑記』巻四に「一 ...
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29. じしょ【辞書】
国史大辞典
も有したものと思われる。仏典や漢籍の「音義」、あるいは『日本紀私記』のようなもの、また、たとえば『仙源抄』(長慶天皇著、弘和元年(北朝永徳元、一三八一)跋)や『 ...
30. 長慶天皇
日本大百科全書
嵯峨東陵と名づけられた。なお、長慶天皇は戦乱の世にあって学芸にも心を用い、『源氏物語』についての研究書たる『仙源抄』が今日に伝存する。また1376年(天授2・永 ...
31. 長慶天皇
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国治らの研究により在位が確定し,1926年歴代皇統に列せられた。著書に《源氏物語》の注釈書《仙源抄》がある。陵は京都市右京区嵯峨天竜寺角倉町の嵯峨東陵。飯倉 晴 ...
32. ちょうけい‐てんのう[チャウケイテンワウ]【長慶天皇】
日本国語大辞典
詔書で、後村上天皇の次として皇代に列せられた。在位は正平二三〜弘和三年(一三六八〜八三)。「仙源抄」を撰述し、御製は「新葉和歌集」に収められている。興国四〜応永 ...
33. ちょうけいてんのう【長慶天皇】
国史大辞典
しかして応永元年(一三九四)八月一日崩じた。五十二歳と伝える。天皇の生涯は戦乱の世に終始したが、『仙源抄』の著作があり、和歌に秀いで、天授元年(北朝永和元)『五 ...
34. ちょうけいてんのう【長慶天皇】
日本人名大辞典
右京区)。諱(いみな)は寛成(ゆたなり)。法名は覚理,金剛理。別名に吉野帝,慶寿院。著作に「仙源抄」。【格言など】わが宿と頼まずながら吉野山花になれぬる春もいく ...
35. ちょうけいてんのうりょう【長慶天皇陵】京都市:右京区/天龍寺門前村地図
日本歴史地名大系
後亀山天皇への譲位年次は明らかでないが、弘和三年(一三八三)から翌元中元年の間とされる。歌学・国学に通じ、「仙源抄」の著がある。応永元年(一三九四)八月、四二歳 ...
36. ていかかなづかい【定家仮名遣】
国史大辞典
そこに軌範として提示された特定の表記について具体的典拠や理論的根拠が明示されていないため、長慶天皇の『仙源抄』のように整合性の欠如を指摘したものもあったが、定家 ...
37. なか の 緒(お)
日本国語大辞典
のしらべはことに変らざらなむ」(3)和琴(わごん)について、六弦のうち第二弦をいうとする説がある。*仙源抄〔1381〕「わごんの中のをとは二の絃(を)也」 ...
38. はち‐ぶ・く【蜂吹】
日本国語大辞典
いかがはあらむ。いと、むくつけき事をも、おぼしよりけるかな。何しにまゐりつらむと、はちふく」*仙源抄〔1381〕「はちぶく はらひすつる也」*俳諧・類船集〔16 ...
39. 1381年〈【北朝】永徳元(2・24)・【南朝】弘和元(6・21以前) 辛酉〉
日本史年表
12・3 宗良親王, 『新葉和歌集』 を長慶天皇に奏覧(同書序)。 この年 長慶天皇, 『仙源抄』 を著す(同書跋)。 この年より嘉慶二年の間 二条良基『百 ...
「仙源抄」の情報だけではなく、「仙源抄」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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