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  11. 音楽の形式 [改訂新版]
文庫クセジュ ベストセレクション

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音楽の形式[改訂新版]
文庫クセジュ64 アンドレ・オデール / 吉田 秀和
芸術・趣味
序文
 音楽学(ミユジコロジー)はここ半世紀のあいだに非常な進歩をとげた。この進歩はたんに、研究成果を得るとか真理を追い求めるという本質的な事柄だけではなく、大衆化という、いささかもおろそかにしてはならない領域にまで及んでいる。それだけに、なおある種の不十分な点が放置されていることは意外というほかないように思われる。そのひとつとして、音楽の形式にかんする総合的な研究がまったく欠けていることがあげられる。あるひとつの形式について知りたいと思ったり、またその発展についてのおおよその知識を得たいと思う者は、なんとしても不完全さをまぬかれない辞典の項目を見て我慢するか、それとも音楽史、作曲理論、美学、専攻論文(モノグラフイー)など、じつにさまざまな著作を際限なくかき集める以外にないのである。
 この小著はけっしてそうした空白を埋めることを意図したものではない。たとえそんなことをしようとしても、紙数が限られていて、とうてい望みをかなえることはできないのである。それにまた、著者は音楽学の専門家でも美学の専門家でもなくて一介の作曲家にすぎないし、また、広汎・複雑なテーマについて必ずしも芸術家の観点がいちばん有効であるとはいえない。またこの書物は、長い分析を要するかもしれないような技術的な面で形式や構造上の諸問題を扱おうとしたものではない。本書のいちばんの目的は、各形式をなるべく正確に定義すること、それがたどった歴史を要約して示すこと、またその構造をざっと検討してみることである。

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1. 音楽の形式 [改訂新版]
文庫クセジュ
一部の前衛音楽を除けば、あらゆる楽曲の根底には音楽の基本的なフォルム、すなわち「形式」が巧みに配置されている。本書は、中世以来もっとも多用されてきた形式を選びだ ...
2. 合の手
世界大百科事典
三味線音楽の形式の一つ。〈間の手〉〈相の手〉とも書き,単に〈合〉ということもある。歌と歌とのあいだ(間)をつなぐ短い三味線の旋律を指す。〈合の手〉が長くなって形 ...
3. イタリア・オペラ 48ページ
文庫クセジュ
これらの慣習はどのような性質を持つものであろうか。すでに主題については言及したが、その他にも、音楽の形式、作曲の手法、さらには演出の紋切り型にまで慣習は存在して ...
4. イタリア音楽
日本大百科全書
れ、そこにイタリア音楽の本質である詩と音楽の統一の実現をみることができる。ラウダの詩および音楽の形式には、フランスの中世吟遊詩人トルーベールが定めていたビルレー ...
5. 改訂新版 音楽の形式 6ページ
文庫クセジュ
なおある種の不十分な点が放置されていることは意外というほかないように思われる。そのひとつとして、音楽の形式にかんする総合的な研究がまったく欠けていることがあげら ...
6. 改訂新版 音楽の形式 189ページ
文庫クセジュ
改訂新版 音楽の形式 一九七三年一一月一〇日第一刷発行 二〇〇五年五月三〇日第二五刷発行 訳者 © 吉田秀和 発行者 川村雅之 印刷所 株式会社 理想社 発行所 ...
7. 改訳 音楽の歴史 2ページ
文庫クセジュ
さきに同じ《文庫クセジュ》から訳出したオデールの『音楽の形式』の姉妹編として、あわせ読んでいただくことを強く希望するのだが、それは、たんにそこで本書のなかの音楽 ...
8. 改訳 音楽の歴史 23ページ
文庫クセジュ
あえて叫んでいるくらいである。じじつ十五世紀は、かつてのパリのノートル=ダム楽派が創造した音楽の形式を、フランス-フランドル楽派とともに完成した。フランドルの作 ...
9. 歌謡曲
世界大百科事典
名で放送したことによる。 音楽的特徴 楽曲構成やリズム,伴奏楽器の編成は,海外のポピュラー音楽の形式をとりながら,その旋律に日本の伝統的音感が根強く反映されてい ...
10. 組歌
世界大百科事典
日本音楽の形式名称,分類用語。おもに箏曲,地歌に用い,小編の歌をいくつか組み合わせたものをいう。八橋検校以降の箏組歌は4句からなる歌を四つから七つ組み合わせて1 ...
11. クレオール語 179ページ
文庫クセジュ
生活が楽になり余裕も生まれるにつれて、ヨーロッパ音楽の形式や演奏が現われた。初めはコントルダンス、カドリール、ワルツであったが、時がたつにつれて、あらゆるヨーロ ...
12. クレオール語 182ページ
文庫クセジュ
七四頁)。  「セゲエ」は、最近できたいわゆる「かばん語」である。つまり、インド洋のクレオール音楽の形式である「セガ」と〔ジャマイカ音楽の〕「レゲエ」を組み合わ ...
13. クレオール語 187ページ
文庫クセジュ
のやり方から生まれてきたのであろう。しかし、音楽のクレオール化のしるしは、べつの面、つまり音楽の形式そのものにも認められる。事実、明らかにヨーロッパ的な音楽に非 ...
14. クレッチマー(August Ferdinand Hermann Kretzschmar)
日本大百科全書
のち、ベルリン大学教授などを務める。「音楽解釈学」の創始者としてもっとも著名である。これは音楽の形式面に具象化されている精神内容を言語の形で定着させようとするも ...
15. ぐたい‐おんがく【具体音楽】
日本国語大辞典
〔名〕現代音楽の形式の一つ。人声、動物の声、汽車の音、楽音、その他自然界の音を録音し、それを素材に機械的、電気的に集合、構成した音楽作品。また、そのような音楽。 ...
16. けい‐しき【形式】
日本国語大辞典
跛足ならしめし大源因の一なりと余は信ず」*吾輩は猫である〔1905〜06〕〈夏目漱石〉一一「美は詩歌、音楽の形式に分れます」*邪宗門〔1909〕〈北原白秋〉例言 ...
17. 弦楽四重奏 65ページ
文庫クセジュ
[図版][図版] 楽章の枠組みと音楽の形式もまた根底からくつがえされてしまった。対照的な四つの楽章という通常の形は、明確に分断されることのない短い楽章の連続によ ...
18. 現代音楽
日本大百科全書
『オイディプス王』(1926~1927)、『詩篇(しへん)交響曲』(1930)など、前古典期、バロック期の音楽の形式感を重んじた作品を残した。ミヨー、オネゲルら ...
19. ジャズ[ポピュラー音楽]
現代用語の基礎知識 2017
興(adlib)を主体とする都市の音楽。アフリカ系アメリカ人文化をもとにヨーロッパ系軍楽隊音楽の形式を取り込み、その演奏スタイルを変化させてきた20世紀アメリカ ...
20. スペイン音楽
世界大百科事典
各8音節の4行)には趣深いものが多い。 地方別に,とくに国際的にも知られる重要な民謡,民俗音楽の形式を挙げる。カタルニャ地方のサルダーナsardanaは古い歴史 ...
21. 絶対音楽
日本大百科全書
粋な内容を有している事実は否定しえない。また構成面に関しては、標題音楽がソナタ形式など絶対音楽の形式を応用している場合が少なくない。一方、鑑賞に関しては、標題や ...
22. タンゴ
世界大百科事典
ものとなる楽器バンドネオン(一種のアコーディオン)が演奏に採用されるなどして,しだいに民衆音楽の形式として確立してきた。 タンゴはブエノス・アイレス南東部,ラ・ ...
23. たん‐せんりつ【単旋律】
日本国語大辞典
({英}homophony の訳語)一つの声部が主旋律を展開し、他の声部はそれを和声的に伴奏する音楽の形式。 ...
24. チャイコフスキー
日本国語大辞典
曲家。ウラルの鉱山監督官の子に生まれ、法律学校卒業後官吏となったが、のち音楽に転じた。西欧音楽の形式と技術を大胆に駆使して、ロシアの民族旋律を劇的緊張をもりあげ ...
25. 中央アジア音楽
日本大百科全書
形体が頭・首・胴などの身体部分になぞられて、演奏曲の段階に応じて強調する楽器部分を変えていくことにより、音楽の形式感を序奏から頂点に至る過程で明確に打ち出してい ...
26. 中世音楽
世界大百科事典
フランスでは,トルベールによって確立されたバラード,ビルレー,ロンドーrondeauの,詩と音楽の形式が継承発展させられた。代表的な詩人兼作曲家としてマショーが ...
27. デュファイ
日本国語大辞典
(Guillaume Dufay ギヨーム─)フランドルの作曲家。ルネサンス音楽の形式確立に貢献し、ミサ曲・モテット・シャンソンなどを多数作曲。(一四〇〇頃〜七 ...
28. ハウアー
日本大百科全書
音技法を初めて用いるのは23年であるが、両者の技法には大きな違いがある。ハウアーは徹底して音楽の形式性を追究したのに対し、シェーンベルクは表現性、情緒性を重んじ ...
29. ハクスリー(Aldous Leonard Huxley)
世界大百科事典
の地位を確立した。23年から30年までイタリアに住み,D.H.ロレンスと親しく交際。構成を音楽の形式になぞらえた知的風俗小説《恋愛対位法》(1928)を出版。社 ...
30. バロック音楽
世界大百科事典
の対比やダイナミックな表現と軌を一にするもので,声楽曲の分野ではオペラやオラトリオなどの劇音楽の形式を生み,器楽曲の分野ではコンチェルト(協奏曲)やトッカータ, ...
31. バロック芸術 83ページ
文庫クセジュ
これこそ、ヴェネツィアがヨーロッパ・バロックへ果した非常に大きな貢献である。それは最初世俗的音楽の形式をとっていたが、宗教音楽を考えるときもやはり無視することの ...
32. 美学 25ページ
文庫クセジュ
うとしなければならない。  美それ自体に最も近づいてこれを見た人びとは、彼らの筆致、素描、音楽の形式的完全さゆえに、称賛さるべき人びとである。美の領域においては ...
33. フランス歌曲とドイツ歌曲 22ページ
文庫クセジュ
、濃縮された表現力を前提としているのである。  詩の形式と音楽の形式 ―― 音楽と歌詞が緊密に一致するか否かは、用いられる音楽の形式がそれに適しているかどうかに ...
34. ブルックナー(Anton Bruckner)
世界大百科事典
以来の対位法とオーストリアの地方教会音楽の伝統,ベートーベン,シューベルトらの古典的な絶対音楽の形式,加うるにワーグナーの近代的和声法と管弦楽法が混在している。 ...
35. ブルース
世界大百科事典
アメリカ黒人の伝統的大衆音楽の形式。奴隷解放ののち,南部農業地帯の黒人たちが抑圧の中で味わった個人的感情を,つぶやくように吐き出す歌として発生し,20世紀初頭に ...
36. ペルシア王宮物語 ハレムに育った王女 77ページ
東洋文庫
西洋音楽の記譜にも作曲にも精通していたことから、ダルウィーシュ・ハーンなどの大家が時代の要請に応じた新しい音楽の形式を編みだし、すでにナーセル・アッディーンのも ...
37. ボルトニャンスキー(Dimitrii Stepanovich Bortnyanskii)
世界大百科事典
に多くの作品を残しているが,以後はもっぱらロシア正教会の典礼音楽を書いた。ロシア独自の教会音楽の形式である無伴奏の合唱コンチェルトを数多く作曲し,その新しい型を ...
38. ヨーロッパの民族学 165ページ
文庫クセジュ
」などがそれである。音楽のジャンルは、狭く限定された地域の民族的アイデンティティを示すが、音楽の形式は国家を超えた規模で試みられ知られている。現代のヨーロッパで ...
39. ラガマフィン[カタカナ語]
イミダス 2017
ろを着てうすぎたない少年・男.うらぶれたやつ (2)【音楽】レゲエにしゃべり言葉を乗せる音楽の形式.  ...
40. リズム
世界大百科事典
してくるのは18世紀末で,ソナタ形式の成立と結びつけて理論立てられた。その際,リズムは単に音楽の形式としてだけではなく,人間の身体との関係でも論じられ,人間の本 ...
41. レゲエ
日本国語大辞典
〔名〕({英}reggae )一九六〇年代にジャマイカに発生したポピュラー音楽の形式。アメリカのリズム‐アンド‐ブルースの影響が強いが、独特のアフリカ色の濃いリ ...
42. ロンドー
日本国語大辞典
〔名〕({フランス}rondeau )(1)一三〜一五世紀フランスの詩と音楽の形式。詩は八行から成り、第一、四、七行と第二、八行は同一詞文。(2)一七、一八世紀 ...
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