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  11. 花鳥余情
改訂新版・世界大百科事典

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花鳥余情
かちょうよじょう

室町時代の《源氏物語》注釈。30巻。著者は一条兼良(かねら)。1472年(文明4)に成る。古くは〈かちょうよせい〉とも呼ばれた。四辻善成の《河海抄(かかいしよう)》のあとをうけて,その遺漏を補い,誤りを正すことを意図した書。《源氏物語》のみならず広く和漢の学に通じ,当代一の学者であった兼良の学識を反映した著作であるが,《河海抄》が出典,準拠など考証を主としているのに対し,本書は煩瑣な考証は控え,《源氏物語》の本文に即した文意,歌意の説明,文脈の解明に重きを置く。なお,兼良には《源氏物語》に関する著作として,ほかに《源氏和秘抄》《源氏物語年立(としだて)》《源語秘訣》がある。
[今西 祐一郎]

[索引語]
源氏物語 一条兼良 河海抄
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検索コンテンツ
1. 花鳥余情
世界大百科事典
室町時代の《源氏物語》注釈。30巻。著者は一条兼良(かねら)。1472年(文明4)に成る。古くは〈かちょうよせい〉とも呼ばれた。四辻善成の《河海抄(かかいしよう ...
2. 『花鳥余情』
日本史年表
1472年〈文明4 壬辰〉一条兼良, 『花鳥余情』 を著す。  ...
3. かちょうよせい[クヮテウヨセイ]【花鳥余情】
日本国語大辞典
(「かちょうよじょう」とも)「源氏物語」の注釈書。三〇巻。一条兼良著。文明四年(一四七二)成立、明応六年(一四九七)再訂。「河海抄」を補正したもので、文章の解釈 ...
4. かちょうよせい【花鳥余情】
国史大辞典
也」とあり、序に「つひに愚眼の及ふ所を筆舌にのへて花鳥余情と名つくるしかなり」とあって、著者一条兼良自身の命名である。『河海抄』の誤りを正し、足らざるところ ...
5. 葵(源氏物語) 23ページ
日本古典文学全集
お供の女房に割り当てられた車。「出車をば公方より点ぜられてその人に給ふゆへに人給と名づくる也」(花鳥余情)。憤懣の思いはいうまでもないが。源氏への知られまいとす ...
6. 葵(源氏物語) 27ページ
日本古典文学全集
模様だけ綾の地布から盛り上がるように織ったもの。浮線綾。童女は晴れの時、打袴の上に表袴を着る(花鳥余情)。 ...
7. 葵(源氏物語) 56ページ
日本古典文学全集
「俊成卿の歌ここの詞をとりてよめるにや『嵐吹く峰の木の葉の日にそへてもろくなりゆくわが涙かな』」(花鳥余情)。「なかなか」は、 ...
8. あお‐じ[あを‥]【青瓷】
日本国語大辞典
紅梅二人、桜二人、あをじのかぎりにて、衵(あこめ)濃く薄く、うち目などえならで着せ給へり」*花鳥余情〔1472〕二〇「紅梅、桜は上着なり。あをじは汗袗(かざみ) ...
9. あお‐に[あを‥]【青丹】
日本国語大辞典
ことにつくろはせ給へり。あをにに、柳の汗衫(かざみ)、葡萄染(えびぞめ)の衵(あこめ)など」*花鳥余情〔1472〕二〇「あをには、うはき也。青丹は、濃青に黄をさ ...
10. 明石(源氏物語) 242ページ
日本古典文学全集
娘のことをほのめかすことができて興奮して。「松風に耳なれにける山伏は琴を琴とも思はざりけり」(花鳥余情 寿玄法師)。前の入道の「山伏のひが耳に…」の言葉を受ける ...
11. 明石(源氏物語) 249ページ
日本古典文学全集
前の歌詞を受けた文脈となっている。「恋しともまだ見ぬ人の言ひがたみ心にもののなげかしきかな」(花鳥余情 一条院)。鳥の子紙の薄いもの。男女の消息文の料紙としては ...
12. 明石(源氏物語) 250ページ
日本古典文学全集
つけて自らの心情の不安と動揺を暗示した。「源氏の歌女の返歌ともに一条院の御製をとれるににたり」(花鳥余情)。「聞きかなやまむ」は、「聞きなやむ」に疑問の係助詞「 ...
13. 明石(源氏物語) 256ページ
日本古典文学全集
といったニュアンスがある。「この月入たるまきの戸口は、源氏第一の詞と定家卿は申侍るとかや」(花鳥余情)。「真木」の「真」は、美称。立派な木、の意。多くは、檜の異 ...
14. 明石(源氏物語) 267ページ
日本古典文学全集
たぐへましとうち思ひけるままなるを見たまふに、忍びたまへど、ほろ 〔一八〕  ふにや。調子の絃なるべし」(花鳥余情)。月日がたって塵が積ったり、絃がゆるんだりし ...
15. あげ‐まき【総角・揚巻】
日本国語大辞典
とうとう」で始まるものをさす。(1)アグは髪を結う意で揚げ巻くことから〔花鳥余情・箋注和名抄・大言海・日本語源=賀茂百樹〕。(2)総角の字は紐の結び方からで、上 ...
16. 総角(源氏物語) 228ページ
日本古典文学全集
姫君たちの心情もくんで、薫に実情を伝える。「弁は、にくきさかしら心はなくてたゞありのまゝに思ひわびたるべし」(花鳥余情)。姫君たちの。「只、惣別よづきたる方の御 ...
17. 総角(源氏物語) 229ページ
日本古典文学全集
すべかめる。宮の  る。「樹下集、柴のいほり苔の衣に身をやつし松の葉ならぬときはなしとか」(花鳥余情)。→付録五二一ページ。それぞれに宗派を立てて。それが衣食の ...
18. 総角(源氏物語) 238ページ
日本古典文学全集
「けさはまづ大君の心に従て帰り給へと也」(孟津抄)。以下の薫の言葉には、通常の後朝の別れを惜しむ演技がある。『花鳥余情』は「まだ知らぬ暁起きの別れには道さへまど ...
19. 総角(源氏物語) 293ページ
日本古典文学全集
みるめの絶えて生ひねば」を掲げる。宇治川は琵琶湖の下流で、しぜんな連想。川向こうにいる中の君をさす。『花鳥余情』は「たなばたの天の戸わたる今宵さへをち方人のつれ ...
20. 総角(源氏物語) 295ページ
日本古典文学全集
の使にまかりにけるとて京に侍りながら音もし侍らざりければ」とある。→橋姫一四九ページ八行。『花鳥余情』は『水原抄』の説「庖丁ノ譜に、ひをには紅葉を敷と云々」を引 ...
21. 総角(源氏物語) 314ページ
日本古典文学全集
ひあらじな」(出典未詳)を引く。ただし『紫明抄』『河海抄』などでは第四句「かく袖ひつる」。『花鳥余情』以下「神無月いつも時雨は降りしかどかく袖ひつるをりはなかり ...
22. 総角(源氏物語) 329ページ
日本古典文学全集
のからのやうなれば、いまはの時の煙もむすぼゝる程もなくたゞ時の間に跡かたもなくなれるなり」(花鳥余情)。煙が短時間で消えたので、故人をしのぶ気持もあっけなくはぐ ...
23. 総角(源氏物語) 335ページ
日本古典文学全集
にほふ宮のいまより後思ひなほしたまふとも、故姫君のしり給ふべきならねばかひなかるべく中の君は思給ふなり」(花鳥余情)。宮に逢おうとしない意を暗示。高貴なご身分で ...
24. 朝顔(源氏物語) 474ページ
日本古典文学全集
いう。八年に及んだ。「斎院にては、男女の道はばかりあり。退出し給ふを神のゆるしとよみ侍るなり」(花鳥余情)。あなたに逢えず恨めしかった時期。斎院を退いて男女関係 ...
25. 朝顔(源氏物語) 490ページ
日本古典文学全集
しはすの月夜少納言はよにすさまじきといひしを、式部は色なきものの身にしむといへり。心々のかはれるにや」(花鳥余情)。→須磨一九九ページ注一八、付録五三二ページ。 ...
26. 葦手
世界大百科事典
いるから,書体の一種として扱われている。他の物語の記述では明確にしがたい。一条兼良はその著《花鳥余情》に葦手について〈あしの葉のなりに文字を書なり。水石鳥などの ...
27. 東屋(源氏物語) 18ページ
日本古典文学全集
「常陸前司の子、蔵人式部丞、源少納言妻、讃岐守妻以上前腹也。蔵人右近将監、童、少将妻以上中将腹なり」(花鳥余情)。中将の君(浮舟の母)との娘。後に左近少将の妻に ...
28. 東屋(源氏物語) 29ページ
日本古典文学全集
中心からはずれたところにいる、の意。「家のぬしには見参せずして、そのあたりに経廻することなり」(花鳥余情)。以下、左近少将は得がたい婿であると売りこむ仲人口。常 ...
29. 東屋(源氏物語) 32ページ
日本古典文学全集
これよりのちのことをまづかきたり。まことは、いまだ此時までは少将はきたらざる也。下にくはしくみえたり」(花鳥余情)。北の方と約した婚儀の予定日。仲人の口舌で常陸 ...
30. 東屋(源氏物語) 92ページ
日本古典文学全集
にてこそあらめ。あれたる所に一宿するをよもぎのまろねといはんはさらにたがひ侍るまじきにや」(花鳥余情)、「たゞ蓬生のやどにねたる儀を用べし」(細流抄)などの説に ...
31. あたり【辺】
日本国語大辞典
《あたい》沖縄県首里993 (1)ソコ(其処)ニ‐アタリ(当)の意。当所の意〔花鳥余情・和訓栞・大言海〕。(2)マトリ(間取)の義〔言元梯〕。 ...
32. あま‐まゆ【雨眉・尼眉】
日本国語大辞典
〔名〕牛車(ぎっしゃ)の眉の一種。*花鳥余情〔1472〕六「凡車は唐庇、檳榔庇、毛車等はみな檳榔をもてふく。尼眉(アママユ)、半蔀(はじとみ)、網代(あじろ)等 ...
33. あわせ[あはせ]【合・会】
日本国語大辞典
鶯のあはせの声はこまかなれ〈二条良基〉」(5)(飯にとり合わせる食物の意。合子に盛ることから(花鳥余情)とも、合わせ混じえて調理するから(日本語源)ともいう)副 ...
34. いい‐うまや[いひ‥]【飯駅】
日本国語大辞典
その場所。芻駅(くさうまや)。*河海抄〔1362頃〕一〇「今案云踏歌宴に飯駅水駅と云事有」*花鳥余情〔1472〕一三「九条右丞相記承平四年正月十一日、踏歌、飯駅 ...
35. いざよい[いざよひ]【十六夜・猶予】
日本国語大辞典
形。十六夜の月が山の端を出ようとして、てまどるのを、イサヨフ(躊躇)と文学的に表現したもの〔花鳥余情・日本釈名・和訓栞〕。(2)イサヨフ(小夜更)の義〔言元梯〕 ...
36. いちじょうかねよし【一条兼良】
国史大辞典
後花園上皇から帰京を促されたが肯んぜず文明二年(一四七〇)関白を辞退。『源氏物語』の註釈書『花鳥余情』や『日本書紀纂疏』を完成し、同五年、さきに伊勢北畠氏のもと ...
37. いちじょう-かねよし【一条兼良】
日本人名大辞典
号は桃華老人,東斎など。法名は覚恵(かくけい)。法号は後成恩寺。名は「かねら」ともよむ。著作に「花鳥余情」「公事(くじ)根源」「樵談(しょうだん)治要」など。 ...
38. 一条兼良[文献目録]
日本人物文献目録
の仏教観』有馬祐政『一条兼良の仏教信仰』木越暹『一条兼良の仏教説』藍山閑樵『伝一条兼良等筆「花鳥余情」について』阿部秋生『奈良に於ける一条兼良』永島福太郎『東山 ...
39. 一条兼良(いちじょうかねら)
日本大百科全書
77年(文明9)日野富子(ひのとみこ)らの尽力で京都に戻るまでは同地を拠点に学芸面で活躍、『花鳥余情(かちょうよせい)』『日本書紀纂疏(さんしょ)』など代表的著 ...
40. 一条兼良
世界大百科事典
源》《桃華蘂葉(ずいよう)》など20余にのぼり,奈良へ疎開していた間にも乏しい資料をもとに《花鳥余情》や《日本書紀纂疏》などを著した。81年《江家次第》の御進講 ...
41. いちじょう‐かねら【一条兼良】
日本国語大辞典
摂関家の当主として摂政関白等を歴任。その博学多才は当代随一とされた。「歌林良材集」「日本書紀纂疏」「花鳥余情」「樵談治要」「公事根源」「文明一統記」など、多数の ...
42. いちじょうふゆよし【一条冬良】
国史大辞典
、さらに、兼良が他に与えた述作の蒐集に努めて桃華坊文庫の復興を図った。なお『古今和歌集』や『花鳥余情』を談義するなど、兼良の教学のよき相承者といえる。また、宗祇 ...
43. いちでうかねら【一条兼良】
全文全訳古語辞典
摂政・関白を歴任し、官界引退後は博学多才の学者として、古典の注釈に没頭する。『源氏物語』の注釈書『花鳥余情』、『古今和歌集』の注釈書『古今集童蒙抄』『伊勢物語愚 ...
44. いまよう‐いろ[いまヤウ‥]【今様色】
日本国語大辞典
ろの、えゆるすまじく艷(つや)なう古めきたる直衣の、裏表(うらうへ)ひとしうこまやかなる」*花鳥余情〔1472〕四「いまやう色とは紅梅のこきを云なり〈略〉大略ゆ ...
45. いまよういろ【今様色】
国史大辞典
基本として、本様より薄いのを聴しの色といい、自由に使用できる当世風の色として今様色と称した。『花鳥余情』には「大略、聴色ト同ジキナリ」といい、『胡曹抄』には、表 ...
46. 妹背山婦女庭訓(浄瑠璃集) 392ページ
日本古典文学全集
盃を天照神に手向そめけん』とよめり。朝拝といふは清涼殿の前にて臣下の天子を拝する事をいふよし花鳥余情に見えたり、こゝは遥拝といひてよき ...
47. いわ・せる[いはせる]【言】
日本国語大辞典
頃「それまたときがらがいはせたるなめり。すべて、ただ題からなん、文も歌もかしこきといへば」*花鳥余情〔1472〕一六「たとへば我いひたきことを人をやとひていはせ ...
48. いん‐きょ【引拠】
日本国語大辞典
また、その証拠、根拠。*随筆・折たく柴の記〔1716頃〕下「我別にしるし出せし二条に答ふる所は、花鳥余情などいふ草紙を引拠(インキョ)として」*授業編〔1783 ...
49. いんねん‐せつ[インエン‥]【因縁説】
日本国語大辞典
na 〔尼陀那〕の意訳)仏語。十二部経の一つ。経典のうちで物事の由来を説く部分。*花鳥余情〔1472〕二「三周とは法説一周喩説一周因縁説一周也」*浮世草子・好色 ...
50. 浮舟(源氏物語) 148ページ
日本古典文学全集
え残りたる」(家持集)による。「友待つ雪のほのかに残れる上に」(若菜上[4]七一ページ)。『花鳥余情』が「春の雪をば待伴と詩にもつくれり」と説くように、「友待つ ...
「花鳥余情」の情報だけではなく、「花鳥余情」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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