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国史大辞典・改訂新版 世界大百科事典

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国史大辞典
吾妻問答
あずまもんどう
飯尾宗祇の連歌論書。『角田河』『都鳥』ともいう。応仁・文明の乱を前に関東へ下ったとき、隅田川のほとりで著作したと奥書にあるが、時期は伝本により、応仁元年(一四六七)三月二十三日とするもの、文明二年(一四七〇)三月二十三日とするものの両類があって決定しない。内容は、二十六の問答から成り、実作本位の指導書で、体系的な論述とはいえないが、全般の目標を、連歌の史的発展を踏まえた当世風の発揮におき、当世風の理想である長高・幽玄・有心の姿の実現(理念論)を、本歌・本説・名所、さては発句・脇・第三、そのほか連歌表現の実際面から追求(技術論)し、それに稽古の初中後、一座の心使い、執筆作法など(態度論)を加えている。このうち、重点は技術論にあるが、単なる技術論に終っていないところに特色がある。宗祇の他の連歌論書『長六文』『老のすさみ』『連歌心付之事』『宗祇発句判詞』『淀の渡』『宗祇袖下』『浅茅』『宗祇初学抄』などと比較するとき、実作本位の傾向は共通するが、問題を多方面から総合的に捉えているのは本書が第一であって、二条良基の『筑波問答』と並べて、宗祇の代表的な連歌論書とする理由もそこにある。伝本は、写本・版本にわたって多く存し、東大図書館本のごとく明応四年(一四九五)の古写本もある。『群書類従』連歌部、『歌学文庫』八、『日本古典文学大系』六六などに所収。
[参考文献]
木藤才蔵『連歌論集』解説(『日本古典文学大系』六六)、伊地知鉄男『連歌論新集』二解説(『古典文庫』一五六)、『群書解題』一一
(金子 金治郎)


改訂新版・世界大百科事典
吾妻問答
あづまもんどう

連歌論。1巻。別名《すみだ川》。宗祇の初期の著作で,1467年(応仁1)または70年(文明2)に,長尾孫四郎(景春か)などの東国武士に書き送った。連歌の歴史,付合(つけあい),学習法,作法故実などを,26条に分けて問答体で記述。宗砌(そうぜい)らの形成した連歌理論や体系を,初心者向けに具体的実用的に教示したもので,のちに《筑波問答》とともに代表的な作法書として尊重された。
[赤瀬 信吾]

[索引語]
すみだ川 宗祇
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1. 『吾妻問答』
日本史年表
1467年〈応仁元(3・5) 丁亥〉 3・23 宗祇, 『吾妻問答』 を著す(一説に文明2年3月23日とも)。  ...
2. あずまもんどう[あづまモンダフ]【吾妻問答】
日本国語大辞典
室町時代中期の連歌学書。一巻。宗祇著。文正二年(一四六七)頃成立。問答形式で、連歌の歴史、先人の佳作や作風、作法、心構えなどを細かく示す。別名、角田川(すみだが ...
3. あずまもんどう【吾妻問答】
国史大辞典
飯尾宗祇の連歌論書。『角田河』『都鳥』ともいう。応仁・文明の乱を前に関東へ下ったとき、隅田川のほとりで著作したと奥書にあるが、時期は伝本により、応仁元年(一四 ...
4. 吾妻問答
世界大百科事典
連歌論。1巻。別名《すみだ川》。宗祇の初期の著作で,1467年(応仁1)または70年(文明2)に,長尾孫四郎(景春か)などの東国武士に書き送った。連歌の歴史,付 ...
5. あかつき‐おき【暁起】
日本国語大辞典
幸「よひよひごとのあかの水、結ぶたもともしをるるに、暁おきの袖の上、山路の露もしげくして」*吾妻問答〔1467頃〕「釈教は、御法、をしへ、仏〈略〉あかつきをき、 ...
6. あき 果(は)つ
日本国語大辞典
れ時の、いみじく心細げなるに、雨は、冷やかにうちそそぎて秋はつる気色(けしき)のすごきに」*吾妻問答〔1467頃〕「秋はてぬ今は山田のいねとてや」*俳諧・手挑灯 ...
7. あん を=めぐらす[=まわす]
日本国語大辞典
あれこれ考える。くふうを凝らす。*風姿花伝〔1400〜02頃〕三「心中にあんをめぐらすべし」*吾妻問答〔1467頃〕「我が連歌のたたずまひを取り合はせて案をめぐ ...
8. いく‐おもて【幾面】
日本国語大辞典
〔名〕どれほどの面目。また、多くの面目。*吾妻問答〔1467頃〕「かやうの時、吉き句をせんとためらひ侍らば、いく面をもすり侍るべし」 ...
9. いのおそうぎ【飯尾宗〓
国史大辞典
応仁の乱の直前、文正元年(一四六六)に関東へ下り、戦乱中は主として関東にあり、各地を歴遊して、『長六文』『吾妻問答』などの連歌論書を著作し、白河関に至って、『白 ...
10. いり‐め【入目】
日本国語大辞典
親も入目はござらぬ」(3)(形動)気が弱く内気なこと。控えめなこと。気の沈みがちであること。また、そのさま。*吾妻問答〔1467頃〕「此の道は〈略〉吉き程に、入 ...
11. 有心
世界大百科事典
の歌これを有心と名づく。栗本は狂歌これを無心と名づく〉(《井蛙抄》),〈有心無心の連歌〉(《吾妻問答》)など,優雅な和歌やそれに類した優美な連歌をさし,またこの ...
12. う‐しん【有心】
日本国語大辞典
*毎月抄〔1219〕「恋、述懐などやうの題を得ては、ひとへにただ有心の体をのみよむべしとおぼえて候」*吾妻問答〔1467頃〕「句の様も長高く有心にして、歌に其の ...
13. うち‐ひらめ【打平】
日本国語大辞典
「うちひらめに置てとは、へぎの事なり」(4)ありきたりの平凡なもの。また、平易にしたもの。*吾妻問答〔1467頃〕「身を捨てて、うちひらめを申すなり」*心敬僧都 ...
14. うちゅうぎん【雨中吟】
日本国語大辞典
慶安三年(一六五〇)刊。考え過ぎの歌一七首を挙げて詠歌の戒めとしたもの。二条家末流の手になる偽書か。*吾妻問答〔1467頃〕「歌の未来記の事は、定家卿の作なり。 ...
15. おいのすさみ【老のすさみ】
国史大辞典
修行の心構えなどについて説く。宗砌以下七人の例句は、宗砌の一句を除き、すべて『竹林抄』に見出される。『吾妻問答』と並んで宗祇の代表的連歌学書。尊経閣文庫蔵の文明 ...
16. おもて を 摩(す)る
日本国語大辞典
面目を失う。名誉を傷つけられる。*吾妻問答〔1467頃〕「又、何とやらん為(し)おくれおもてをすり侍らん時は、やすやすと付けて心を取りなほすべし。かやうの時、吉 ...
17. か‐げん【下弦】
日本国語大辞典
〓声」*吾妻問答〔1467頃〕「三月の下弦の比、宵過ぐる程の物がたりなどつかふまつりしに」*俳諧・猿蓑〔16 ...
18. 歌論
世界大百科事典
れることとなった。なお,室町期には連歌が隆盛するが,理論面でも心敬の《ささめごと》,宗祇の《吾妻問答》等,みるべき連歌論を生み出したのであった。 近世 織田信長 ...
19. くさり【鎖・鐺・鏈・〓〓
日本国語大辞典
持ち」(2)物と物とをつなぐこと。ものをいくつもつなぎ合わせること。また、そのもの。きずな。つがり。*吾妻問答〔1467頃〕「詞のくさりなど、いつもの事なりとも ...
20. ぐんしょるいじゅう【群書類従】
国史大辞典
西公談抄・桐火桶 三〇一 愚秘抄 三〇二 三五記 17 連歌部・物語部 連歌部 三〇三 筑波問答・吾妻問答 三〇四 さゝめこと 三〇五 老のくりこと・老のすさみ ...
21. け‐りょう[‥リャウ]【仮令】
日本国語大辞典
ウ)案じ候に、内裏に参り集る兵共(つはものども)、其の数候といふとも、思ふにさこそ候らめ」*吾妻問答〔1467頃〕「仮令(ケリャウ)、その所に詠みて体ある物をば ...
22. こう‐えい【紅栄】
日本国語大辞典
民部卿三位殿御夢想事「哀楽互ひに替ること、紅栄(コウエイ)黄落(くゎうらく)の樹に似たり」*吾妻問答〔1467頃〕「紅栄黄落を見ても生死の理を観ずれば、心中の鬼 ...
23. こう‐けん【後見】
日本国語大辞典
衣坐室法門大意事「十巻ばかり書置き侍り。後見之人、若し錯謬(しゃくしょう)有らば之を削り」*吾妻問答〔1467頃〕「まことに短慮未練の至、後見の嘲り、穴賢穴賢」 ...
24. こころ‐きたな・し【心汚・心穢】
日本国語大辞典
」*源氏物語〔1001〜14頃〕梅枝「いづれをも無徳ならず定め給ふを、心きたなき判者なめりと、きこえ給ふ」*吾妻問答〔1467頃〕「いかにも心を高くもちて細かに ...
25. こころ 足(た)る
日本国語大辞典
(1)心境が十分である。深い境地に至っている。*吾妻問答〔1467頃〕「人の耳をも驚かす事を、心にかくべし。是を心たらぬ人さ様に願はば、必ず必ず正路を捨てて邪路 ...
26. こと‐ぐさ【言種】
日本国語大辞典
篝火「このごろ、世の人のことくさに、内の大いどのいまひめ君と、ことにふれつつ言ひちらすを」*吾妻問答〔1467頃〕「此の次いでに、数々不審の事侍るを尋ね申すべし ...
27. ことば の 鎖(くさり)
日本国語大辞典
その続けかたをいう語。*連理秘抄〔1349〕「隠題・こと葉のくさり・本説以下勝計すべからず」*吾妻問答〔1467頃〕「詞のくさりなど、いつもの事なりとも、下に置 ...
28. さとり の 母(はは)
日本国語大辞典
さとりを与えてくれる母という意味で、仏菩薩のこと。*吾妻問答〔1467頃〕「釈教の句の三句めに、釈迦、薬師、補陀落、一味の雨、さとりの母、そみかくだなどする事、 ...
29. 三冊子(俳論集) 567ページ
日本古典文学全集
に渡る物ある時、脇の句にて其月を定る事、連歌の式也」と見える。「連歌の習」については宗祇の『吾妻問答』に「発句は三月に渡りて、いづれとも侍らぬもあるべし。脇は其 ...
30. しいか‐あわせ[‥あはせ]【詩歌合】
日本国語大辞典
我来と作て、山送の弁とぞつけられける」*吾妻問答〔1467頃〕「歌も詩歌合の時は長高く詠めと申し侍るとかや」 ...
31. し‐ぜん【自然】
日本国語大辞典
使者告〓、自然臨幸云々」*吾妻問答〔1467頃〕「さて硯の蓋の紙、自然の便宜に、文台の下へ入るべく候」*幸若・とかし〔室町末〜 ...
32. しょう‐もつ[セウ‥]【抄物】
日本国語大辞典
負のそこよりおさむるところの、抄物(セウモツ)どもをとりいでてみなやきすてて、またいとまを申しいでぬ」*吾妻問答〔1467頃〕「一、稽古にはいづれの抄物を見てよ ...
33. しょ‐ちゅう‐ご【初中後】
日本国語大辞典
有也」*花鏡〔1424〕音習道之事「拍子は初中後へわたるべし」*吾妻問答〔1467頃〕「一、同じく稽古に初中後侍る由承り候。いか様の事に候哉」*四道九品〔154 ...
34. じっ‐てい【十体】
日本国語大辞典
姿と申すは、勘へ申し候ひし十躰の中の幽玄様・事可然様・麗様・有心躰、これらの四にて候べし」*吾妻問答〔1467頃〕「歌は十体を本として、二十八体などと侍るにや。 ...
35. じ‐ばん[ヂ‥]【地盤】
日本国語大辞典
*毎月抄〔1219〕「得たる躰を地盤として、正位によみすゑて、さて余の躰をよまんはくるしくは候まじ」*吾妻問答〔1467頃〕「此の後、地盤(ぢバン)の風情よく調 ...
36. じん‐ぎ【神祇】
日本国語大辞典
禊(みそぎ)など。*ささめごと〔1463〜64頃〕上「頌の歌には神祇の心あるべしといへり」*吾妻問答〔1467頃〕「神祇釈教の句に、する様侍るとは如何」*連歌新 ...
37. すじ‐め[すぢ‥]【筋目】
日本国語大辞典
その一「能書く様。其筋目を能々思ひ分くべし。其人体々々の程を見分くべきこと、能を知らではかなふべからず」*吾妻問答〔1467頃〕「只、心のすぢめをよく分別すれば ...
38. すみだがわ【隅田川】東京都:総論地図
日本歴史地名大系
では「角田川下総国」とある)とみえる。文明二年には連歌師の飯尾宗祇がしばしば河畔に立寄り、「吾妻問答」を残している。同八年八月に太田道灌の依頼により江戸城静勝軒 ...
39. ずいぶん‐がお[‥がほ]【随分顔】
日本国語大辞典
の詩を歌ふべきを、魯侯の武子を貴て随分かほに、うたはしむ」*吾妻問答〔1467頃〕「此の如く申せばとて、執筆の披露もせざる前に、ずいぶんがほにて、興ある所を人に ...
40. せい‐ちゅう【正中】
日本国語大辞典
横に並べ下に権利の字を正中に書き」(2)かたよっていないこと。正しく理想的なこと。また、中正であること。*吾妻問答〔1467頃〕「此の発句は、伊勢大神宮にて法楽 ...
41. せっ‐しゃ【拙者】
日本国語大辞典
拙者八月廿六日、垂〓凉出遊」*吾妻問答〔1467頃〕「拙者などは、何となく世上の器物にて侍れば」*蒙求臂鷹往来〔1532〜55〕正月五日「希為 ...
42. せん【詮】
日本国語大辞典
此法の詮(セン)は国敵王敵となる者を降伏して、命を召取て其魂を密厳浄土へつかはすと云法也」*吾妻問答〔1467頃〕「大かた名所の事は、八雲御抄にも詮とすべき所を ...
43. 宗祇
世界大百科事典
ば)》《下草(したぐさ)》,紀行文に《白河紀行》《筑紫道記(つくしみちのき)》,連歌論書に《吾妻問答(あづまもんどう)》《浅茅(あさぢ)》などがあり,古典の注釈 ...
44. そうぎ【宗祇】
日本国語大辞典
山三吟」も著名。句集「萱草(わすれぐさ)」「老葉(わくらば)」「下草」、連歌学書「長六文」「吾妻問答」、紀行「筑紫道記」など。その他「古今集両度聞書」「弄花抄」 ...
45. そうぎ【宗祇】
全文全訳古語辞典
行脚して各地に連歌を広め、関白一条冬良の命により連歌集『新撰菟玖波集』を撰進した。連歌集『竹林抄』、連歌論『吾妻問答』などがある。  ...
46. たい‐りゃく【大略】
日本国語大辞典
御気色〓云々」*吾妻問答〔1467頃〕「連歌大略こまやかなる事を先として、長高き所少なく」*和俗童子訓〔1710〕「六芸は ...
47. たくみ【工・匠・巧】
日本国語大辞典
「極めたる才学(さいかく)の力なけれども、ただ工(たく)みによりて、よき能にはなるもの也」*吾妻問答〔1467頃〕「是(これ)は以前のには変はりてたくみも入り風 ...
48. たけ 高(たか)し
日本国語大辞典
28頃〕「若き人は風情をよみてよみしづめたるがよきなり。大かたは長高くさびたるがめでたし」*吾妻問答〔1467頃〕「句の様も長高く有心(うしん)にして、歌の其の ...
49. たたずまい[たたずまひ]【佇】
日本国語大辞典
よりはじめたてまつりて、公家の御たたすまひ、武家の御しんだいはおよぶべき所にあらざれば、十分ならん事かたし」*吾妻問答〔1467頃〕「我が連歌のたたずまひを取り ...
50. たて‐て【立─】
日本国語大辞典
たててし給ひければ、韻塞(いんふたぎ)には、まけ給ひしかど、おほやけごとに、かしこくなむ」*吾妻問答〔1467頃〕「又、よく見覚えたる人の、立てて是を仕るも口惜 ...
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