キーワードとして登場する標準語を以下のような分野に分類した。
[一般語]には、[動物]以下の分類にはいらない、その他すべての言葉を収めた。
[動物]、[植物]には、原則として動植物名(和名などの名称)に限って収めて、それ以外の汎称、部位名、属性などの関連項目は[一般語]で扱った。[民俗語彙]には、民俗関係の言葉を収めた。
なお、[民俗語彙]に収録されている項目で[一般語]にも立てられているものは、一部をのぞき[民俗語彙]にまとめた。
一部の項目は参照見出しとしてかかげ、参照すべき先を矢印(→)で示した。
見出しの種類には、次の三種がある。
単語の見出し。平仮名見出しに漢字欄を付して、画面左上に太字で示した。親見出しの下には分野を示した。
親見出しに関連する方言は、見出しの下にグレーで囲んで表示した。
親見出しの単語を含む句の見出し。親見出しに関連する方言の下に太字でかかげ、親見出しと同じ部分は―によって省略して示した。配列は、―部分が最後にくる句、―が中ほどにくる句、―が頭にくる句の順である。
子見出しと文末が同じ形になるものを一括してまとめたもの。子見出しの次に一字さげてかかげ、子見出しと同じになる部分は―によって省略して示した。
これらの標準語によって掲出される見出しに相当、あるいは関連する方言をそれぞれの見出しの下に掲げた。
これを実例によって示すと、次のようになる。
(1)は五十音順の配列。(2)(3)は頭字が平仮名・片仮名のものを先に、漢字のものをあとにまとめた。そして、前者は五十音順の配列、後者は漢字の画数の少ないものから多いものへの順に並べた。
各見出しのもとに該当する方言が五十音順に並べられている。方言項目が太字になっているものは、本見出しとなっている方言項目、それ以外の普通の書体は、本見出し以外の項目である。
本索引はコンピュータを駆使することによって、本文の方言項目の解説文中の細部にわたるキーワードを抽出することができた。そのため、近い意の語が別々に立項されたきらいがある。よって、方言項目の最後に矢印(→)で参照すべき項目を示した。たとえば、「あやまち」「過失」「失敗」といった項目が、それぞれ別に立項されている場合があり、それらをも参照していただきたいという気持ちで付けられた指示である。もとより、すべてにわたって付けたわけではないので、各位の想像・連想において各種の関連項目を引いて利用していただきたいと思う。