1. 捜神記
世界大百科事典
中国,東晋の歴史家の干宝(かんぽう)の著。志怪(しかい)小説の代表作。埋葬後十数年たってよみがえった父の妾,また数日間の気絶状態から息をふきかえした兄がいずれも ...
2. そうしんき[サウシンキ]【捜神記】
日本国語大辞典
中国、六朝時代の小説集。二〇巻。東晉の干宝(かんぽう)作。四世紀ごろの成立。逸話、古奇談、民間説話などを簡潔な文章で記録したもの。原本は散逸、現行本は類書などに ...
3. 捜神記
日本大百科全書
ことを明らかにしようとして本書を著した。当時これに類する志怪書が数多く著されたが、なかでも『捜神記』は、比較的初期のもので、文章も優れ、神仙、方士(ほうし)、占 ...
4. 『捜神記』 【そうじんき】
世界文学大事典
好み,その身辺に起こった2つの不思議なできごとに触発されて,「神道の虚妄でないことを世に示そう」(『捜神記』自叙の語)としてこの書を著したという。この20巻に収 ...
5. 捜神記
東洋文庫
作者は4世紀半ば,東晋の歴史家で,本書は民間伝説,名士の逸話などを古い書物から抄録したもの。志怪小説とよばれる怪異の記録中もっとも叙述にすぐれ,中国小説の祖とさ ...
6. 【捜神記】そう(さう)しんき
新選漢和辞典Web版
書名。二十巻。晋(しん)の干宝(かんぽう)が鬼神妖怪(ようかい)の話を集めた小説集。 ...
7. 搜神記(著作ID:4358805)
新日本古典籍データベース
そうしんき 干宝(かんぽう) 撰 ...
8. 扶桑怪談辨述鈔(著作ID:1667761)
新日本古典籍データベース
ふそうかいだんべんじゅつしょう 怪談辨述鈔 本朝捜神記 厚誉(こうよ) 読本 ...
9. アラビアン・ナイト 2 2ページ
東洋文庫
直彬編訳3鶴鵡七十話〈インド風流讃〉 田中於莵弥 訳6則天武后・筑-始皇帝と高漸離御田沫禎暗 講m捜神記 解 田 融 講12薔薇園〈イラγ中世 ...
10. い‐と【異途】
日本国語大辞典
穿鑿
之時、臨期異途出来者也」*干宝‐
捜神記序「将
使
...11. イヌ画像
世界大百科事典
う飼犬が戦功をたてて王女をめとり,種族が発祥繁栄したと説く犬祖神話が伝わるが,これはすでに《捜神記》,《後漢書》南蛮伝に記録があり,槃瓠はこの種族のトーテムとも ...
12. 犬神
日本大百科全書
なお起源については、古代中国に犬蠱(けんこ)とよんでイヌの霊を恐れる風があり、晋(しん)の干宝(かんぽう)の『捜神記(そうじんき)』にも載せられており、それが日 ...
13. う‐か[‥クヮ]【羽化】
日本国語大辞典
の羽化せる者なり」*改正増補和英語林集成〔1886〕「ボウフラガ、ukwa (ウクヮ)シテ カト ナル」*
捜神記「木蠧羽化為
蝶」(2)人のから
...14. 宇治拾遺物語 41ページ
日本古典文学全集
具体的な時空の指定や人物の固有名も見えない。「翻案文学」的性格というべきか。出典としては『晋書』芸術伝や、『捜神記』三の類話が指摘されている。後者によれば、隗炤 ...
15. 宇治拾遺物語 94ページ
日本古典文学全集
。その本人の体験談らしい感じの濃い逸話。これを『述異記』上、『淮南子』二は、「和洲歴陽」、『捜神記』一三は、「由挙県」とする。墓標。→六五ページ注八。本話と同文 ...
16. 宇治拾遺物語 96ページ
日本古典文学全集
、ほかならぬその時点を提示・強調している。『述異記』上では、県門の石亀の眼から血が出たら、『捜神記』一三では、城門に血が付いたら(土地が陥没して湖となろう)とさ ...
17. うたい骸骨
日本大百科全書
そこで殺されたことを告げ、肉親が犯人であることが知れる話である。 よく似た話は中国の唐代末期の『捜神記(そうじんき)』(一巻本)にもあるから、中国から伝来した昔 ...
18. 運定め話
日本大百科全書
古くは『今昔物語集』にもあり、ヨーロッパなど外国にも知られている。運命を回避しようとする話は、中国の『捜神記(そうじんき)』をはじめ、朝鮮、中国、インドからヨー ...
19. 江戸繁昌記 1 153ページ
東洋文庫
耳は小さく、口は大きく、全身褐色もしくは赤褐色。日本おおかみは、絶滅したという (一七)子路 『続捜神記』、「熊無レ穴有下居二大樹孔中口者上。東土呼レ熊為一手路 ...
20. 厭[
]
画像字通
えんき いや気。 厭宜 えんぎ 祓い祀る。 厭居 えんきよ 安居。 厭苦 えんく いとい苦しむ。〔
捜神記、一〕
陰生は、長安渭橋の下の乞小兒なり
...21. 袁枚 十八世紀中国の詩人 37ページ
東洋文庫
あざ笑っていた。」裏は袁枚を書斎から誘い出して碁を打ったり、四世紀に成ったとされる怪奇物語集『捜神記』を読ませたりした。また、安徽出身の有名な歌姫采玉の気を引き ...
22. 袁枚 十八世紀中国の詩人 368ページ
東洋文庫
131西洋人の中国人像 220宋学 50,86-87,104-05,118,253, 292『荘子』208『捜神記』37『楚名光』44 タ行『(大清)一統志』 ...
23. 王船山詩文集 修羅の夢 36ページ
東洋文庫
呉の干将が雌雄の二剣を鋳、雄剣を呉王に献じ、雄剣は自ら蔵し、復讎のために備えた (『呉地記』)。『捜神記』の干将莫邪説話では、雌剣を楚王に献じたという。 ○摩娑 ...
24. 御伽物語(仮名草子集) 436ページ
日本古典文学全集
様子がわからず不安な気持をいう。晋の干宝撰『
捜神記』に「朽葦之為
蛬也」とある。「草庵諺解難注に晋干宝が
捜神記を引て曰、朽葦為
...25. 御伽物語(仮名草子集) 552ページ
日本古典文学全集
大阪市の中央区と対岸の北区を結ぶ橋。「聞くもおそろし天満橋」(心中天の網島・橋尽くし)。晋の干宝撰『
捜神記』巻十二に「千歳之狐起為
美女
...26. 華(
)
画像字通
柱上に十字形の横木をつけた標木。古くは軍門、墓門など、聖所に樹てた。桓表、和表ともいう。〔
捜神記、十八〕時に燕の昭王の
...27. カイコ画像
世界大百科事典
ざまず)きて樹に拠って糸を欧(は)く〉とあり,カイコを女子に見たてている。これを原形として《捜神記》に見える太古蚕馬の神話となる。家に残された娘が,他郷に住む父 ...
28. 甲子夜話続篇 3 121ページ
東洋文庫
八月上庚の日、河に溺死たるを、天帝署して河伯とせるよし論たり。『魚竜河図』〔『史記』封禅書注所レ引〕『捜神記』『西渓叢語』『下学集』などの説はた鄭し。『准南子』 ...
29. かでん 李下(りか)
日本国語大辞典
顔のいい上にあんなにはねっかへりで、瓜田李下(クヮデンリカ)の嫌疑なんぞにかまはない処へ」*
捜神記‐巻一五「懼
獲
...30. 瓜田(かでん)李下(りか)
故事俗信ことわざ大辞典
が顔のいい上にあんなにはねっかへりで、瓜田李下(クヮデンリカ)の嫌疑なんぞにかまはない処へ」捜神記‐巻一五「懼獲瓜田李下之譏」 ...
31. か‐ひょう[クヮヘウ]【華表・花表】
日本国語大辞典
華表鶴驚声尚寒」*史記抄〔1477〕三・殷本紀「表とは昔は華表柱を立て此は誰閭ぢゃと知らするぞ」*捜神記‐巻一八「世伝、燕昭王墓前華表木、已経 ...
32. 〈華麗島〉台湾からの眺望 前嶋信次著作選 3 292ページ
東洋文庫
設けて、支那に於ける疽神の説明を試みてみるが、師の取扱ってみるものは三群より成ってみて、その第一は捜神記〔東晋の干宝編の志怪小説集〕にあるもの、第二は封神演義〔 ...
33. 〈華麗島〉台湾からの眺望 前嶋信次著作選 3 293ページ
東洋文庫
告類が無かったことは遺憾である。 次にドレー師の紹介した三群の疽神を挙げて見ると 第一群は、捜神記にあるもので、晴の高祖文帝の十一年(西暦五百九+一年)六月に空 ...
34. 漢書五行志 266ページ
東洋文庫
(1) 『捜神記』巻六(二十巻本)は、同文を引用したあと、「故に後ち哀帝崩じ、平帝没して王芥 は纂う」としめくくっている。 哀帝建平四年(前〇三)の四月、 ...
35. 干宝
日本大百科全書
また彼は生来陰陽術数を好み、怪異を語る風潮が流行するなかで、鬼神・怪異に関する説話や見聞を集めた『捜神記(そうじんき)』20巻を著した。この書は、内容も豊富で文 ...
36. 干宝
世界大百科事典
また《易》や《周礼》などの古典に注を付けた。しかし干宝の名が後世に記憶されるのは,《捜神記》30巻を著したことによってである。《捜神記》は,南北朝時代を通じて数 ...
37. かん‐ぽう【干宝】
日本国語大辞典
新蔡の人。元帝のとき著作郎となり、のち、散騎常侍に進む。著に歴史書「晉紀」二〇巻、神異小説「捜神記」二〇巻。生没年未詳。 ...
38. 干宝 【かん・ぽう/ガン・バオ】
世界文学大事典
品とされる『捜神記』を著した。『晋書』巻82の伝によれば,彼の身近に起こった2つの不思議な異変に触発されたのが執筆の動機であったという。その真偽はともかくとして ...
39. 鰐[
][
]
画像字通
(わに) 〔和名抄〕鰐 和邇(わに) 〔名義抄〕鰐 ワニ 鰐魚 がくぎよ わに。〔
捜神記、二〕扶南王
...40. 顔氏家訓 2 106ページ
東洋文庫
都議(学生代表)が「蛇鱒は卿大夫(大臣と局長クラス)の服(制(服)の象なり」という次第である。『続漢書』と『捜神記』にも、このことを載せているが、肺何れも鱒字で ...
41. 顔氏家訓 2 107ページ
東洋文庫
『続漢書』と『捜神記』 『続漢書』は『晴書』経籍志に登録され、八十三巻、晋秘書監司馬彪撰と ある。今はその志だけが完本で残り、劉昭の注と共に現『後漢書』に合 ...
42. き‐ぜつ【棄絶】
日本国語大辞典
きっぱり捨てること。*英和外交商業字彙〔1900〕〈篠野乙次郎〉「Renunciation 棄絶。廃棄」*
捜神記‐巻一五「含乃棄
絶人事
...43. 騎馬民族史 1 正史北狄伝 212ページ
東洋文庫
比能はしばしば塞を款き、州に詣って貢献を奉った。 注四 『後漢書』孝安皇帝紀、元初六年七月の条に、「『捜神記』に曰く(中略)、その故城は今の朔 州也」と ...
44. 兄弟話
日本大百科全書
兄弟の対抗意識は、殺人事件の加害者と被害者にもなる。平安初期の『日本霊異記(りょういき)』や中国の『捜神記』にある「うたい骸骨(がいこつ)」の類話は、ともに兄弟 ...
45. 教坊記・北里志 190ページ
東洋文庫
ら、母虫の血と子虫の血を別々の銭に塗っておくと、片方を使ってもすぐに戻ってくる、という話が『捜神記』巻十三に見える。この話から、俗に銭を青峡と呼ぶ。(6) 熱起 ...
46. 今古奇観 3 明代短編小説選集 81ページ
東洋文庫
夏の有窮国の君主・葬の妻だったが、葬が西王母からもらった不死の薬を盗んで月に奔り、月の精になったという。『捜神記』『准南子』等に記されている。溜安 第二巻第十四 ...
47. 近世説美少年録 37ページ
日本古典文学全集
八「韓橛金竜城ヲ建ツ」による。原話は『新刻続編三国誌後伝』第四十回に存し、その源流の説話は『捜神記』十四にある(拙著『日本近世小説と中国小説』七〇ページ)。武光 ...
48. 近世説美少年録 260ページ
日本古典文学全集
青蚨虫の母子の血をとって、それぞれ銭に塗り、その片方を使うと、残った片方を慕って銭が飛び帰る(捜神記・十三)という話にもとづく。「子母」は、その故事をふまえた言 ...
49. 義経記 1 2ページ
東洋文庫
著裕校訂〈外国〉216唐代伝奇集123鸚鵡七十話〈インド風流諄〉6則天武后・筑i始皇帝と高漸離郷m捜神記 肝皿薔薇園〈イラン中世の教養物語〉輸全二巻 ...
50. ぎ‐けん【義犬】
日本国語大辞典
〔名〕主人思いの犬。忠義な犬。忠犬。*
捜神記‐巻二〇「今紀南有
義犬塚
...