1. ぶっ‐き【物忌】
日本国語大辞典
〔名〕「ものいみ(物忌)」に同じ。*いろは字〔1559〕「物忌 モノイミ ブッキ」
2. もっ‐き【物忌】
日本国語大辞典
〔名〕「ものいみ(
物忌)」に同じ。*塵添
抄〔1532〕四「迦
3. もっ‐き【物忌】
仏教語大辞典
この王の名が厄除けにされたものという。 塵添壒囊鈔 四・三 「迦毘羅衛国中有桃林。其下有一丈鬼王、号物忌。其鬼王辺他鬼神曾以不得寄」
4. もの‐いまい[‥いまひ]【物忌】
日本国語大辞典
〔名〕(「いまい」は、動詞「いまう(忌)」の連用形の名詞化)「ものいみ(物忌)」に同じ。*仙覚抄〔1269〕一四「いはふこのとをとはものいまひする心也」*俳諧・
5. 物忌
世界大百科事典
伊勢では男児を〈物忌子(ものいみのこ)〉,女児を〈子良(こら)〉,その介護者を男性は〈物忌父〉,女性は〈母良(もら)/(おもら)〉と呼んだ。鹿島では亀卜(きぼく
6. ものいみ【物忌】
国史大辞典
丙丁両日が物忌日。怪日を剋する五行の十日ごとの兄弟(えと)両日が特徴。推断内容により、病事物忌・口舌物忌・火事物忌・失物物忌などといい、二つ以上の怪異の物忌が同
7. 物忌(ものいみ)
古事類苑
方技部 洋巻 第1巻 220ページ
8. 物忌(ものいみ)[大神宮職員]
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 861ページ
9. 物忌(ものいみ)[齋戒]
古事類苑
神祇部 洋巻 第1巻 119ページ
10. もの‐いみ【物忌】
日本国語大辞典
ミ)すべし」(3)(2)の時のしるしとして、柳の木の札、または忍草などに「物忌」と書いて冠、簾などにかけたもの。物忌の札。*蜻蛉日記〔974頃〕下・天祿三年「こ
11. 【物忌】ものいみ
新選漢和辞典Web版
《国》 ①祭りなどのため、一定の期間、飲食をつつしみ、身を清めること。斎戒(さいかい)。 ②陰陽道(おんようどう)で、天一神(なかがみ)などのふさがりを犯すこ
12. ものいみ【物忌】[標準語索引]
日本方言大辞典
よーまり出産によるものいみ:物忌ちぶく出産や月経の時のものいみ:物忌にごれ漁師などが、死人を出した家の火を使った時のものいみ:物忌ひがまいものいみ:物忌する日ひ
13. 依二物忌一停二二孟旬一 (見出し語:物忌)
古事類苑
政治部 洋巻 第1巻 46ページ
14. 元日節會依二物忌一天皇不二出御一 (見出し語:物忌)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 495ページ
15. 新嘗祭依二物忌一天皇不二出御一 (見出し語:物忌)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 309ページ
16. 物忌時官奏 (見出し語:物忌)
古事類苑
政治部 洋巻 第1巻 421ページ
17. 物忌時小朝拜有無 (見出し語:物忌)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 445ページ
18. 物忌時無二四方拜一 (見出し語:物忌)
古事類苑
歳時部 洋巻 第1巻 389ページ
19. 齋戒(さいかい)
古事類苑
神祇部 洋巻 第1巻 119ページ
20. 物忌み
日本大百科全書
により物忌みが多く行われ、貴族などは物忌み中はだいじな用務があっても外出することを控えた。物忌み中の人は家門を閉ざして、訪客がきても会わず、行事にも出席しない。
21. もの-いみ【物忌み・斎戒】画像
全文全訳古語辞典
古典のなかの暮らし外出できない「物忌み」物忌みは、暦に記される凶の日などの公的なもののほかにも、悪い夢を見たり、けがれに触れたりした時の個人的なものもあったから
22. ものいみごう【物忌郷】岐阜県:美濃国/海西郡
日本歴史地名大系
「和名抄」所載の郷。尾張国海部郡一二郷の一。諸本とも訓を欠く。郷域は現愛知県海部郡八開村・立田村辺りを中心とした一帯とされる。古木曾川は現羽島市小熊町辺りで長良
23. ものいみごう【物忌郷】愛知県:尾張国/海部郡
日本歴史地名大系
「和名抄」高山寺本・東急本・元和古活字本のいずれも訓を欠く。「大日本地名辞書」「日本地理志料」ともに「ものいみ」と読んでいる。郷域について、「日本地理志料」は「
24. 物(もの)忌(い)みて胴(どう)打(う)つ
故事俗信ことわざ大辞典
して地面に落とされること。 浮世草子・夫婦気質(1751~64頃)上「あたら色盛りの花も散かかれば、身代も行ず、物忌(モノイミ)て胴(ドウ)うつとは気も付ず、悪
25. ものいみなのみことじんじや【物忌奈命神社】東京都:大島支庁/神津島村/神津島地図
日本歴史地名大系
前浜の集落北部に位置し、物忌奈命を祀る。旧府社。「延喜式」神名帳にみえる伊豆国賀茂郡の同名社(名神大社)に比定され、旧府社。「続日本後紀」承和七年(八四〇)一〇
26. ものいみなみこと‐じんじゃ【物忌奈命神社】
日本国語大辞典
東京都大島支庁神津島村にある神社。旧府社。祭神は事代主命の子といわれる物忌奈命。定(さだむ)明神。明神さま。
27. 物忌女(ものいみのおんな)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1507ページ
28. 物忌子(ものいみのこ)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1511ページ
29. ものいみ の 字(じ)
日本国語大辞典
物忌の時に言ったり使ったりしてはならない字。*吾妻鏡‐貞応二年〔1223〕五月一四日「若君御
物忌也。
物忌字注
札」
30. ものいみ の 館(たち)
日本国語大辞典
「かんだち(神館)」に同じ。
31. ものいみ の 父(ちち)
日本国語大辞典
三人〈禰宜一人。大内人三人。物忌十三人。物忌父十三人。小内人十三人〉」*止由気宮儀式帳〔804〕「職掌禰宜内人物忌事。合弐拾壱人〈禰宜一人。大内人三人。物忌六人
32. 物忌父(ものいみのちち)
古事類苑
神祇部 洋巻 第2巻 1508ページ
33. ものいみ の 札(ふだ)
日本国語大辞典
物忌」*吾妻鏡‐貞応二年〔1223〕五月一四日「若君御
物忌也。
物忌字注
34. 物忌札(ものいみのふだ)
古事類苑
神祇部 洋巻 第1巻 122ページ
35. 物忌霊(著作ID:4134730)
新日本古典籍データベース
ものいみたま 神祇
36. 物忌之事(著作ID:4392148)
新日本古典籍データベース
ものいみのこと 真言
37. 物忌札 (見出し語:札)
古事類苑
神祇部 洋巻 第1巻 122ページ
38. 物忌父
古事類苑
神祇部 洋巻 第3巻 862ページ
39. 大物忌
日本大百科全書
山向(やまげ)の九物忌、豊受(とようけ)大神宮には大物忌、御炊(みかしぎ)、御塩焼(みさき)、菅裁(すがだち)、根倉(ねくら)、高宮(たかのみや)の六物忌がいた
40. 大物忌
世界大百科事典
のねぎ)家である荒木田系の子女を時の大物忌父(おおものいみのちち)の養女として奉仕させた。大物忌父とは,大物忌をたすけてその職を勤め行わせる役で,他の物忌父を率
41. おお‐ものいみ[おほ‥]【大物忌】
日本国語大辞典
〔名〕伊勢神宮の神官で、朝夕の大御食(おおみけ)に奉仕するもの。*皇太神宮儀式帳〔804〕「大物忌。無位神主小清女」*古事談〔1212~15頃〕一・永長大田楽事
42. 大物忌神社
世界大百科事典
山形県飽海郡遊佐町,鳥海山上に鎮座。旧国幣中社。正称は鳥海山大物忌神社。吹浦と蕨岡に口ノ宮がある。倉稲魂(うかのみたま)神と同神格という大物忌神をまつるが,本来
43. おおものいみ‐じんじゃ[おほものいみ‥]【大物忌神社】
日本国語大辞典
山形県飽海郡遊佐町、鳥海山にある神社。旧国幣中社。祭神は大物忌神。山頂に本殿、ふもとの吹浦、蕨岡に口之宮(里宮)がある。出羽国一の宮。鳥海山大物忌神社。鳥海山。
44. おおものいみじんじゃ【大物忌神社】
国史大辞典
宝永元年(一七〇四)幕府の判決により、一宮大物忌神社は山頂の祠をさすことになった。明治四年(一八七一)吹浦社が国幣中社に定められたが、同十四年国幣中社大物忌神社
45. 大物忌神社(おおものいみじんじゃ)【篇】
古事類苑
神祇部 洋巻 第4巻 918ページ
46. おおものいみじんじゃふくらくちのみや【大物忌神社吹浦口之宮】山形県:飽海郡/遊佐町/吹浦村
日本歴史地名大系
社と両口之宮を合せた法人名を鳥海山大物忌神社とした。当社の大祭は五月三日の大御幣立行で、ほかに特色ある祭礼として、物忌祭と管粥神事・御浜出神事がある。物忌神事は
47. おおものいみじんじゃわらびおかくちのみや【大物忌神社蕨岡口之宮】山形県:飽海郡/遊佐町/蕨岡上寺村
日本歴史地名大系
鳥海山山麓の南西端、上蕨岡に鎮座。鳥海山山頂にある社殿を本殿とする鳥海山大物忌神社の里宮で、明治初年の神仏分離まで鳥海修験の拠点であった。祭神は大物忌神。末社と
48. おおものいみ‐の‐かみ[おほものいみ‥]【大物忌神】
日本国語大辞典
山形県、鳥海山上の大物忌神社の祭神。倉稲魂神(うかのみたまのかみ)と同神ともいう。オーモノイミノカミ
49. おおものいみのかみ【大物忌神】
日本人名大辞典
大物忌神社の祭神。山形県鳥海山上にまつられ,倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と同一神とされる。「続(しょく)日本後紀」の承和(じょうわ)5年(838)に正五位下
50. おおものいみ の 父(ちち)
日本国語大辞典
伊勢神宮の重職の一つ。大物忌をたすけてその任を全うさせ、また、他の物忌の父を率いて、神饌(しんせん)を調理したり供したりするもの。*皇太神宮儀式帳〔804〕「年