1. 飛脚画像
日本大百科全書
問屋名とし、江戸は定じょう飛脚、京は順番飛脚、大坂は三度飛脚と称した。また京飛脚など地名を冠した飛脚は、その地名地宛あての飛脚であることを意味している。なお三度
2. 飛脚
世界大百科事典
seurといわれた。→駅伝制松原 秀一 上下(飛脚) 脚力 飛駅 継飛脚 七里飛脚 定(じよう)飛脚 順番飛脚 三度飛脚 十七屋 長崎飛脚 町飛脚 ウェレダリイ
3. ひ‐きゃく【飛脚】画像
日本国語大辞典
七日間で通信の速達にあたり、鎌倉飛脚・六波羅飛脚・関東飛脚といった。その後、駅伝の法が衰退したが、戦国末期に復活、江戸幕府が通信機関として採用し、その整備に努め
4. ひきゃく【飛脚】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
飛脚(ひきゃく)に三里(さんり)の灸(きゅう)・飛脚(ひきゃく)は定番(じょうばん)の者(もの)を羨(うらや)む
5. ひ-きゃく【飛脚】
全文全訳古語辞典
中世には、京と鎌倉の間を早馬で七日間で連絡した。近世には、幕府公用のための「継ぎ飛脚」、大名が設けた「大名飛脚」、民間の「町飛脚」がある。
6. 飛脚[図版]画像
国史大辞典
人倫訓蒙図彙 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
7. ひきゃく【飛脚】画像
国史大辞典
ある。三度飛脚は大坂・二条・駿府御番衆の連絡である。公事関係書類を各地に配達する飛脚もあった。大名飛脚は江戸の藩邸と、大坂の蔵屋敷、国元とを連絡する。尾州・紀州
8. 飛脚(ひきゃく)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1327ページ
9. 【飛脚】ひきゃく
新選漢和辞典Web版
《国》 ①急用を遠くへ知らせる使い。 ②江戸時代に、手紙や品物を送り届ける人。
10. ひきゃく【飛脚】[方言]
日本方言大辞典
(1)二人一組で行く死亡通知の使者。 東京都旧市域309東京方言集・旧市域の訛語(斎藤秀一)1935 八王子311八王子の方言(塩田真八)1965 神奈川県津久
11. ひきゃく【飛脚】[標準語索引]
日本方言大辞典
とーかい / はしり / はしりつかい / はやみち最終便のひきゃく:飛脚おとびきゃくひきゃく:飛脚屋なかずかい
12. ひきゃく【飛脚】[標準語索引]
日本方言大辞典
とーかい / はしり / はしりつかい / はやみち最終便のひきゃく:飛脚おとびきゃくひきゃく:飛脚屋なかずかい
13. ひきゃく‐こばや【飛脚小早】
日本国語大辞典
〔名〕「ひきゃくぶね(飛脚船)」に同じ。〔和漢船用集{1766}四・海舶之部〕
14. ひきゃく‐せん【飛脚船】
日本国語大辞典
〔名〕(1)「ひきゃくぶね(飛脚船)」に同じ。(2)郵便物・貨物・旅客を積載して、定期航海する船。郵便船。郵船。*海外新聞‐一号・元治二年〔1865〕三月一三日
15. ひきゃくせん【飛脚船】
国史大辞典
船賃銀二百四十匁、ほかに飯代銭百文ずつで、昼夜兼行に近い航海をして予定どおり大坂に到着している。 (二) 蒸気飛脚船。慶応三年(一八六七)九月、江戸幕府が廻船御
16. ひきゃく‐だより【飛脚便】
日本国語大辞典
〔名〕飛脚によってもたらされる手紙。*いさなとり〔1891〕〈幸田露伴〉二六「此間惣十郎から飛脚音信(ヒキャクダヨリ)のあったを何事かと驚いて見たれば」
17. ひきゃく‐ちん【飛脚賃】
日本国語大辞典
〔名〕
飛脚に、信書・金銭・小貨物などの送達の手間賃として支払う賃金。*随筆・耳
〔1784~1814〕六・鍛冶屋清八が事「
飛脚賃として五両渡しける
18. ひきゃく‐ぢょうちん[‥ヂャウチン]【飛脚提灯】
日本国語大辞典
〔名〕飛脚の携帯した弓張提灯。*万金産業袋〔1732〕一「箱てうちん〈略〉三番。九寸五分 八寸飛脚てうちん 小てうちん七寸」*歌舞伎・霊験曾我籬〔1809〕二幕
19. ひきゃく‐どいや[‥どひや]【飛脚問屋】
日本国語大辞典
〔名〕飛脚を仕立てることを業とする問屋。飛脚屋。*浄瑠璃・冥途の飛脚〔1711頃〕下「十七軒の飛脚どい屋」
20. ひきゃくどんやあと【飛脚問屋跡】愛知県:名古屋市/中区/伝馬町
日本歴史地名大系
衆御触留)。江戸在勤の諸士に広く利用されたらしい。享保八年(一七二三)五月、藩士の私用に備え定飛脚を置き、毎月五日、一〇日、一六日、二〇日、二六日に発送した(御
21. 飛脚(ひきゃく)に三里(さんり)の灸(きゅう)
故事俗信ことわざ大辞典
健脚の飛脚が三里に灸をすえる。ますます勢いを加える、ますます速いことのたとえ。「三里」は、ひざがしらの下、外側の少しくぼんだところの灸点で、ここに灸をすえると足
22. 飛脚(ひきゃく)は定番(じょうばん)の者(もの)を羨(うらや)む
故事俗信ことわざ大辞典
仕事でとび歩く飛脚が、動かないで城を守る定番の者をうらやむ。他人のことはなんでもよく見えるというたとえ。〔譬喩尽(1786)八〕
23. ひきゃく‐ばた【飛脚旗】
日本国語大辞典
で用いたという。*春日山日記〔18C初か〕二〇「飛脚旗の事。是は其所に次々旗を立て、或は二里・三里、或は五里・十里へも刹那に其事を通するを飛脚とも或は脚力旗とも
24. ひきゃく‐びん【飛脚便】
日本国語大辞典
二四日「飛脚便を可成丈簡便自在に致し候儀」*夜明け前〔1932~35〕〈島崎藤村〉第一部・下・八・五「聞書その他の飛脚便によっても御承知のことと思ふ」
25. ひきゃく‐ぶね【飛脚船】
日本国語大辞典
日切(ひぎり)といった。飛脚。飛脚小早。ひきゃくせん。*俳諧・猿蓑〔1691〕三「初潮や鳴門の浪の飛脚舟〈凡兆〉」*浮世草子・西鶴織留〔1694〕一・一「伏見よ
26. 飛脚船(ひきゃくぶね)
古事類苑
器用部 洋巻 第2巻 674ページ
27. ひきゃく‐まけ【飛脚負】
日本国語大辞典
〔名〕
飛脚のための賃銀が高くつくため、商品を送っても利益にならないこと。
[0]
28. ひきゃく‐みち【飛脚道】
日本国語大辞典
〔名〕
飛脚の歩み得る道のり。*甲陽軍鑑〔17C初〕品三七「
飛脚(ヒキャク)みち三日路」
[ク]
29. ひきゃく‐や【飛脚屋】
日本国語大辞典
〔名〕(1)飛脚を仕立てることを業とする家。飛脚問屋。また、飛脚を業とする人。*浄瑠璃・心中重井筒〔1707〕中「火廻半へひきゃく屋が何も御用はござりませぬか」
30. 飛脚屋(ひきゃくや)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1333ページ
31. ひきゃく‐やど【飛脚宿】
日本国語大辞典
「三嶋新町ぬまづ屋九良兵衛と申飛脚宿」*雑俳・もみぢ笠〔1702〕「ならべたり・同じ枕に飛脚宿」*浄瑠璃・冥途の飛脚〔1711頃〕上「暮れるを待たずとぶ足の、飛
32. 飛脚帳(著作ID:324243)
新日本古典籍データベース
ひきゃくちょう 通信
33. 飛脚天狗金持自慢(著作ID:4129695)
新日本古典籍データベース
ひきゃくてんぐかねもちじまん 笠亭仙果一世(りゅうていせんか1せい) 作 森川高国(もりかわたかくに) 画 合巻
34. ひきゃくどり【飛脚鳥】[方言]
日本方言大辞典
鳥つつどり(筒鳥)。 滋賀県007鳥類ノ方言(農林省農務局)1925
35. 飛脚請負人 (見出し語:請負人)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1329ページ
36. 飛脚宰領 (見出し語:宰領)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1335ページ
37. 飛脚賃錢 (見出し語:賃錢)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1352ページ
38. 飛脚問屋組合 (見出し語:問屋)
古事類苑
政治部 洋巻 第4巻 1338ページ
39. 蒸氣飛脚船 (見出し語:飛脚船)
古事類苑
器用部 洋巻 第2巻 638ページ
40. 薩摩(さつま)飛脚(びきゃく)
故事俗信ことわざ大辞典
薩摩へ行く隠密。行ったままで再び帰らない人。薩摩藩が国の秘密を守るために他国からの隠密を生きて帰さなかったところからいう。〔諺語大辞典(1910)〕
41. 地獄(じごく)から飛脚(ひきゃく)に来(き)たよう
故事俗信ことわざ大辞典
やせ衰えて疲れ果てたさま。地獄から火を取りに来たよう。 俚言集覧(1818頃)「地獄から飛脚に来たやう」〔日本俚諺大全(1906~08)〕
42. 冥土(めいど)の飛脚(ひきゃく)
故事俗信ことわざ大辞典
「冥土の旅」に同じ。〔諺語大辞典(1910)〕
43. 幽霊(ゆうれい)の飛脚(ひきゃく)に来(き)たよう
故事俗信ことわざ大辞典
顔色が青ざめて、すっかり疲れきっているさまのたとえ。 俚言集覧(1818頃)「幽霊の飛脚に来たやう」〔諺語大辞典(1910)〕
44. あいひきゃく【間飛脚】
国史大辞典
大坂在番関係の飛脚である三度飛脚を請け負った延享二年(一七四五)の江戸・大坂両飛脚問屋の証文によると、三度飛脚は道中八日・九日限で、これが定飛脚と考えられるが、
45. あい‐びきゃく[あひ‥]【間飛脚】
日本国語大辞典
延享二年(一七四五)江戸、大坂の飛脚仲間が協定して設けた早飛脚。五日限、六日限、七日限の三種がある。差込幸便。*駅逓志稿考証〔1881〕九〇二「十月江戸、大坂、
46. うおに‐びきゃく[うをに‥]【魚荷飛脚】
日本国語大辞典
〔名〕江戸時代、大坂、堺と京都の間を往復した飛脚。魚荷を運搬するかたわら飛脚も兼ねたところからいう。うおに。
47. うま‐はやびきゃく【馬早飛脚】
日本国語大辞典
〔名〕江戸時代、馬を用いて行なった飛脚。宝永の初めごろ、江戸の若狭屋忠右衛門らが考案し、江戸大坂間に一七か所の継立所(つぎたてしょ)を設け、三日半で到達した。の
48. 江戸の定飛脚問屋[図版]画像
国史大辞典
梅川忠兵衛 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
49. えど‐びきゃく【江戸飛脚】
日本国語大辞典
往復した町飛脚。月に三度、大坂を出発するところから、三度飛脚、三度屋、また、往来に各六日を要したので定六ともいった。*俳諧・渡奉公〔1676〕下・夏「けふかけて
50. えどびきゃく【江戸飛脚】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
江戸飛脚(えどびきゃく)と赤子(あかご)の名(な)とは六日目(むいかめ)に着(つ)き付(つ)く