1. タイ(魚)画像
日本大百科全書
万里きょうぶんあづまなまり』には「鯛は魚の王なり」で始まる、鯛の故事来歴を記した「鯛亭記たいていのき」と題する戯文が収められている。季題は「桜鯛」が春、「落鯛」
2. たい[たひ]【鯛】
日本国語大辞典
つを)釣り鯛釣りほこり〈虫麻呂歌集〉」*神楽歌・小前張〔9C後〕磯良崎「磯良が崎に 太比(タヒ)釣る海人の 太比(タヒ)釣る海人の」*十巻本和名類聚抄〔934頃
3. たい【鯛】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
鯛(たい)無(な)くば狗母魚(えそ)・鯛(たい)の生(い)き腐(ぐさ)れ・鯛(たい)の尾(お)より鰯(いわし)の頭(かしら)・鯛(たい)の骨(ほね)には農具(の
4. たい【鯛】
数え方の辞典
▲匹、▲尾、▲枚、▲本 生きているタイは「匹」、釣りの獲物や水揚げされたタイは「尾」で数えます。平面的な
5. 鯛(たい)
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 1369ページ
6. 鯛 【12か月のきまりごと歳時記】
生活便利帳
合わせから祝いの席には欠かせない魚の王。なかでも産卵前の春の真鯛は「桜鯛」「花見鯛」と呼ばれ、脂がのった最も美味しい時期。天然真鯛は、必ず雄雌が一対で暮らし、片
7. 鯛(
)
新選漢和辞典Web版
人名用漢字 〈たい(たひ)〉近海の深い所にすむ硬骨魚。銅盆魚。
形声。魚が形を表し、
8. 鯛(
)
画像字通
きなり」という。魚骨の端のやわらかいところをいうとするが、その用例はみえない。
鯛は棘
魚といわれ、骨やひれの強い魚である
9. たい【鯛】[方言]
日本方言大辞典
集(山口高等学校)1943たい のふくもどき鯛たいと大根の汁。 福岡市877博多仁和加集(竹田秋樓)1914たい の孫まご三~五センチメートルの鯛たい。 和歌山
10. たい【鯛】[標準語索引]
日本方言大辞典
干した虎魚おこぜやたい:鯛の尾おだし春の暮れごろ行うたい:鯛釣りの漁法いかり祝宴の後半に出る大きなたい:鯛などの丸煮むしり細く小さいたい:鯛の一種ちだい蝦でたい
11. タイ画像
世界大百科事典
サクラダイ ムギワラダイ イキダイ シメダイ メヌケダイ 浮鯛漁 尾頭付き 懸鯛 鯛百珍料理秘密箱 前の鯛 前の魚 活鯛屋敷 肴役所 夷∥恵比須 浮鯛
12. たい‐あみ[たひ‥]【鯛網】
日本国語大辞典
〔名〕鯛漁に用いる網の総称。特に、瀬戸内海の鯛縛り網が有名。《季・春》*俳諧・末若葉〔1697〕魚「鯛網や人の心の彌生山〈彫棠〉」*日本山海名産図会〔1799〕
13. 鯛網(たいあみ)
古事類苑
産業部 洋巻 第1巻 387ページ
14. 鯛生鉱山
日本大百科全書
大分県西部、日田市ひたし中津江なかつえ地区にある金山。変朽安山岩を母岩として数条の金鉱脈が走っている。1898年(明治31)発見され、翌年から採鉱、1925年(
15. たいぎょぎょう【鯛漁業】画像
国史大辞典
鯛類に属する魚族のうちなんといってもその代表は真鯛であろう。その形や色が美しくかつ美味であるために、古くからわが国で最も愛好された魚の一つであり、古文献に登場
16. 鯛車
日本大百科全書
られ、埼玉県鴻巣こうのす市の鯛車、新潟県三条市の鯛灯籠どうろう、滋賀県草津市のぴんぴん鯛、鹿児島県霧島きりしま市隼人はやと町鹿児島神宮(国分八幡こくぶはちまん)
17. たい‐ぐるま[たひ‥]【鯛車】
日本国語大辞典
〔名〕小児のおもちゃ。はりこの
鯛に車をつけて、引くようにしたもの。タイ
ルマ
18. たい‐ご【鯛子】
日本国語大辞典
〔名〕(1)魚、まだい(真鯛)。《たいご》香川県829 (2)真鯛の幼魚。《たいご》高知県016 (3)孵化(ふか)して一年目の鯛。《たいご》香川県岩黒島829
19. 鯛五智網[図版]画像
国史大辞典
日本山海名産図会 (c)Yoshikawa kobunkan Inc.
20. たい‐さし【鯛刺】
日本国語大辞典
〔名〕鯛の刺身のこと。*古川ロッパ日記‐昭和一一年〔1936〕六月二七日「冷奴、鯛さし、鴨ロースに、幕の内といふのだから相当食ふ」
21. たい‐しばりあみ[たひ‥]【鯛縛網】
日本国語大辞典
〔名〕
鯛の群れを包み込んで捕獲する巻き網の一種で、多く瀬戸内海で用いられる。《季・春》
[リ] [0]
22. 鯛汁(たいじる)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 167ページ
23. 鯛鮓(たいずし)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 958ページ
24. たい‐せんべい[たひ‥]【鯛煎餠】
日本国語大辞典
〔名〕鯛の肉をすりつぶして、小麦粉などにまぜて鯛の形に焼いた煎餠。房州地方の名産。日蓮ゆかりの鯛ノ浦の鯛にあやかったもの。*大川端〔1911~12〕〈小山内薫〉
25. たい‐ちゃ[たひ‥]【鯛茶】
日本国語大辞典
〔名〕「たいちゃづけ(
鯛茶漬)」に同じ。
[0]
26. たい‐ちゃづけ[たひ‥]【鯛茶漬】
日本国語大辞典
〔名〕鯛の刺身に醤油、紫蘇(しそ)の実などを添え、熱い飯の上にのせ、茶をかけたもの。鯛茶。*京阪食べある記〔1930〕〈松崎天民〉山と海に恵まれた神戸「小料理の
27. たい‐ちり[たひ‥]【鯛─】
日本国語大辞典
〔名〕鯛の切り身を豆腐や野菜といっしょに鍋で煮て酢じょうゆなどをつけて食べる料理。*春泥〔1928〕〈久保田万太郎〉みぞれ・三「田代は、鯛チリの、豆腐をすくひか
28. 鯛釣(たいつり)[玩具]
古事類苑
遊戲部 洋巻 第1巻 1261ページ
29. たい‐つり[たひ‥]【鯛釣】
日本国語大辞典
〔名〕(1)鯛を釣ること。*新浦島〔1895〕〈幸田露伴〉一「猶鰹魚釣り鯛(タヒ)釣りを世渡る業となして生活(くら)しつ」(2)子どもの玩具の一つ。竹の弓に糸を
30. タイツリオウギ画像
日本大百科全書
マメ科(APG分類:マメ科)の多年草。茎は高さ40~70センチメートル。葉は17~21枚の小葉からなる奇数羽状複葉で、小葉は長卵形、長さ1~2センチメートル、両
31. たいつり‐ぼし[たひつり‥]【鯛釣星】
日本国語大辞典
(赤い蠍座(さそりざ)を漁夫たちがつり針の形と見たところから)蠍座の異称。《季・夏》(1)蠍座。《たいつりぼし》広島県031 《うおつりぼし〔魚釣星〕》福井県大
32. たい‐とと[たひ‥]【鯛魚】
日本国語大辞典
〔名〕(「とと」は魚をいう小児語または女性語)(1)鯛をいう語。*婦系図〔1907〕〈泉鏡花〉前・五「主公(だんな)様は大人しく鯛魚(タヒトト)とおっしゃるもん
33. たい‐な【鯛縄】
日本国語大辞典
〔名〕鯛(たい)を捕るために海底に張る、釣り針を付けた縄。《たいな》三重県北牟婁郡588 《てえなわ》千葉県夷隅郡054
34. 鯛(たい)無(な)くば狗母魚(えそ)
故事俗信ことわざ大辞典
我慢して低級品で補う。「狗母魚」は、エソ科の海水魚。食用とし、特に上質のかまぼこの材料にする。「狗母魚無くば鯛」が転倒して伝えられたことば。〔日本俚諺大全(19
35. たいなむら【鯛名村】宮崎県:延岡市
日本歴史地名大系
有馬氏時代の延岡藩領内一八ヵ浦の一として鯛名浦がある(正徳三年「御城并町在所々覚書」内藤家文書)。櫛津・鯛名両村庄屋は元禄六年の冬、翌年春の幕府献上干鯛を差出す
36. たい の 魚(いお)
日本国語大辞典
魚、たい(鯛)。《たいの魚》岐阜県飛騨502 広島県双三郡040 長崎県898 南高来郡905 《てのいお》宮崎県東諸県郡954 都城956 鹿児島県961
37. 鯛(たい)の生(い)き腐(ぐさ)れ
故事俗信ことわざ大辞典
外見だけ新鮮に見えること。鯖(さば)の生き腐り。〔宮城県史・二〇〕
38. 鯛潮煮(たいのうしおに)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 193ページ
39. 鯛ノ浦画像
日本大百科全書
の伝説があり、殺生禁断の地として餌えさが与えられてタイが多く生息するようになったといわれる。「鯛の浦タイ生息地」として1936年(昭和11)国の天然記念物に指定
40. 鯛ノ浦
世界大百科事典
千葉県南部,鴨川市の旧天津小湊町の内浦湾の別名。妙ノ浦ともいう。水深は約30mで,タイの群生地(特天)である。日
宗誕生寺
41. たい‐の‐うら[たひ‥]【鯛ノ浦】
日本国語大辞典
千葉県南東部、天津小湊町にある内浦湾の一海域。タイの群生地で、日蓮誕生のときに大きなタイが海上に飛びはねたという伝説から、タイの禁漁区となっている。特別天然記念
42. 鯛ノ浦[百科マルチメディア]画像
日本大百科全書
南房総国定公園に含まれる。写真中央は小弁天島、その奥が大弁天島。沖あいはタイの生息地として知られ、「鯛の浦タイ生息地」として国指定特別天然記念物となっている。千
43. たいのうらきょうかい【鯛ノ浦教会】長崎県:南松浦郡/有川町/太之浦村
日本歴史地名大系
[現]有川町鯛之浦郷 中野 カトリック教会。中野天主堂とも称される。江戸時代初期よりキリシタンの信仰がみられた地域で、寛政年間(一七八九―一八〇一)に大村藩領外
44. たい‐の‐え[たひのゑ]【鯛餌】
日本国語大辞典
[タ]言海【鯛餌】言海
45. たい の 尾(お)より鰯(いわし)の頭(かしら)
日本国語大辞典
そのかしらとなることのほうがよいということ。鶏口となるも牛後となるなかれ。*俚言集覧〔1797頃〕「鯛の尾より鰯の頭」
46. 鯛(たい)の尾(お)より鰯(いわし)の頭(かしら)
故事俗信ことわざ大辞典
も、小さな集団の指導者になるほうがよい。鶏口となるも牛後となる勿れ。 俚言集覧(1818頃)「鯛の尾より鰯の頭」〔国民の品位(1878~91)〕
47. 鯛かき煎(たいのかきいり)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 223ページ
48. たいのはまむら【鯛浜村】徳島県:板野郡/北島町
日本歴史地名大系
[現]北島町鯛浜 江尻村の南に位置し、東は中島浦・榎瀬村(現徳島市)、南は吉野川(現今切川)を挟み古川村(現同上)、西は高房村。鯛ノ浜村とも記し、鯛は水田内の井
49. たい の=浜焼(はまやき)[=浜蒸(はまむし)]
日本国語大辞典
鯛を塩竈(しおがま)に入れて蒸し焼きにしたもの。浜辺で行なったのでその名がある。*俳諧・鷹筑波集〔1638〕二「桜川はやす手品のあしからん〈正平〉 あたたかにせ
50. 鯛(たい)の骨(ほね)には農具(のうぐ)一通(ひととおり)を備(そな)う
故事俗信ことわざ大辞典
鯛の頭部の骨が鋤(すき)、鍬(くわ)、鎌(かま)の形に似ていること。 譬喩尽(1786)三「鯛(タイ)の骨(ホネ)には農具(ノウグ)一通(ヒトトヲリ)を備(ソナ