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ジャパンナレッジで閲覧できる『鰹』の辞書・事典・叢書別サンプルページ

日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典・平成ニッポン生活便利帳

日本大百科全書(ニッポニカ)
カツオ
かつお/鰹
skipjack tuna
[学]Katsuwonus pelamis

硬骨魚綱スズキ目サバ科に属する海水魚。世界共通種で、各大洋の熱帯域から温帯域にかけて広く分布し、表層を回遊する。マグロ類と近縁の魚で、英名(tuna)のように欧米諸国ではマグロの仲間として扱われる。日本でカツオがマグロと混同した呼び名がないのは、古くからカツオがかつお節などの干魚として好んで用いられ、主として刺身にされるマグロ(古名シビ)とは利用や消費の形態を異にした伝統によるものであろう。

[上柳昭治]

形態

体形は高速遊泳に適した典型的な紡錘形であり、わずかに側扁 (そくへん)する。マグロに比べて魚体はかなり小形である。体長90センチメートルに達するものもあるが、普通漁獲されるのは40~65センチメートルである。体色は背面が濃青色、腹面が虹彩 (こうさい)を帯びた銀白色を呈する。体側腹面に4~7条の暗色の縦縞 (たてじま)があり、これがカツオの外観上の特徴であるが、この縦縞は生時には不明瞭 (ふめいりょう)である。縦縞と別に、摂餌 (せつじ)行動で魚が興奮するときなど、体側に数条の横縞が現れることが観察される。マグロでは全身鱗 (うろこ)で覆われるが、カツオは胸甲部と側線以外には鱗がない。胸びれが短く、またうきぶくろをもたないこともマグロと異なる特徴である。尾柄部が強靭 (きょうじん)で、1対の尾柄隆起(遊泳時の体の横揺れを防ぐ働きをする)がある。体側の血合筋 (ちあいきん)がよく発達し、これに関連して脊椎 (せきつい)骨がその血管突起の発達した複雑な形状を示す。

[上柳昭治]

近縁種

カツオが属するサバ科の魚類は、祖先型が熱帯地方の沿岸域に生息していた現存のサバの原型的なもので、進化の過程で沿岸から近海へ、さらに外洋域へと分布域を拡大しつつ分化したと考えられており、カツオはマグロ類とともに広い生活圏を獲得した。

 カツオの近縁種に、沿岸域を生息域としてきたスマ(別名ヤイト)属Euthynnusとソウダガツオ属Auxisがあり、地域的に分化している。これらの種類と区別してカツオをマガツオやホンガツオとよぶ地方がある。スマはカツオとほぼ同形同大の魚で、ユーサイナス・アフィニスE. affinis、ユ・リネアタスE. lineatus、タイセイヨウヤイトE. alletteratus(taiseiyou-yaito)の3種が、それぞれインド洋・西太平洋、東太平洋、大西洋に分布する。ソウダガツオは小形種で、最大体長60センチメートル程度、マルソウダA. rocheiと、体形がこれよりやや側扁しているヒラソウダA. thazardが、各大洋の熱帯域から温帯域にかけて生息する。ハガツオSarda orientalisは、分布生態がスマやソウダガツオと似て沿岸性であるが、カツオとそれほど近縁ではない。

[上柳昭治]

生態

カツオは各大洋の表面水温がほぼ18℃以上の熱帯から温帯(おおよそ北緯45度から南緯40度)の海域に広く分布する。熱帯、亜熱帯の海域にはカツオは一年中生息するが、日本近海のような温帯域には季節的に回遊する。南方海域から日本近海へのカツオの北上経路は、台湾から南西諸島沿い、九州・パラオ海嶺 (かいれい)沿い、マリアナ諸島から伊豆・小笠原 (おがさわら)諸島沿い、これらのさらに東側を北上、の四つが中心と考えられ、年ごとに変化しているようである。これらの経路を北上する魚群は、3~4月には日本の南岸沿いの近海に来遊し、5~6月にかけて関東近海にも接近し初ガツオの季節となる。7~8月には常磐 (じょうばん)沖の黒潮前線を越えて三陸近海に達する。秋は魚群の南下期で、11月ごろにはカツオは日本近海からほとんど姿を消す。

 カツオの産卵場は、水温の高い熱帯、亜熱帯の広範な海域で、亜熱帯域では夏が産卵期であるが、熱帯域では一年中産卵する。卵は直径約1ミリメートル、1尾の産卵数は数十万から200万、産卵は表層で行われ、受精卵は一昼夜で孵化 (ふか)する。孵化した仔魚 (しぎょ)は約3ミリメートル、仔稚魚期の減耗は大きく、20センチメートル以下の幼魚はマグロ類やカジキ類の重要な天然餌料 (じりょう)である。孵化後1年で体長約45センチメートル、2年で約60センチメートル、3年で約70センチメートル近くに成長する。成熟する体長は45センチメートル前後からである。夏季、日本近海に来遊する魚群は1歳魚(体長40~50センチメートル)が主体で、成熟産卵前の索餌 (さくじ)回遊群である。

 カツオは、よく大小の群れをつくって海洋表層を遊泳するが、カツオだけで群泳する(スナムラ、スムレ(素群)とよぶ)ほかに、種々の漂流、遊泳物に付随する性質がある。流木の周辺に集まる(木つき群)、ジンベイザメにつく(サメつき群)、イワシクジラにつく(鯨つき群)、イワシなどの餌生物を追っている場合(餌持 (えさもち/えもち)群)やそれに海鳥群が伴う場合(鳥つき群、鳥群)などであり、カツオ魚群探索の指標とされる。カツオが餌に向かって突進する場合など非常に高速で泳ぐが、普通の巡航(連続)遊泳の場合は時速3キロメートル程度といわれる。休むことなくかなりの速度で泳ぎ続けることはカツオやマグロ類の特徴であり、この連続遊泳は、体側に発達した血合筋が、強靭な尾柄部を介して尾びれを激しく左右に振らせる働きによっている。カツオは回遊群のほかに、暖流系の水が瀬や礁の上を流過する付近には魚群が数か月滞泳する場合があり、瀬つき群とよばれる。日本近海でも南西諸島などで瀬つき群が漁業の対象となる。

[上柳昭治][小倉未基]

漁業・利用

日本では竿 (さお)釣りが伝統的なカツオ漁業であるが、近年、巻網(旋 (まき)網)漁業も普及してきている。竿釣り漁法は、生き餌 (え)(カタクチイワシ、マイワシなど)を撒 (ま)き、散水なども行い、魚群を水面に引き付け、竿で短時間に釣り上げる漁法であり、漁場は夏季の日本近海のほかに、赤道海域では周年漁場となる。この漁業は生き餌を不可欠とするため、かつては漁場が日本近海に限られていたが、生き餌を長距離運搬・長期間飼育する技術の進歩により、漁場範囲も赤道海域、さらに南太平洋まで拡大した。また、省力化のために自動釣り機も開発されたが補助的な普及にとどまっている。巻網漁業は水温躍層の浅い東太平洋や東大西洋で発展してきたが、1980年代以降、西太平洋でも潮境のある水域や木つき群などを対象に操業が行われ、1990年代以降は魚群が集まる漂流物を人工的に流すFADs(Fish Aggregating Devices)操業が盛んである。カツオ資源は世界的にみて乱獲・過剰漁獲ではないとされている。

 日本のカツオ漁獲量は2000年代に入っても30万トンをわずかに下回ったレベルを維持しており、かつお節(約60%)、生食用(約30%)、加工(おもに缶詰原料、約10%)として利用されている。欧米では主として缶詰として利用し、インドなどではカレー料理の材料とされる。

[上柳昭治][小倉未基]

料理

江戸中期、土佐(高知県)で、カツオの刺身によるひどい食中毒がおこり、多くの死者を出した。領主はカツオの生食を禁じたが、刺身の味を忘れかねた人たちは、表面だけあぶって、生 (なま)でないと称して食べたという。これがたたきの始まりといわれる。ニンニク、ネギなどを添えたのは、毒消しのためであるとされている。

 カツオは一概に旬 (しゅん)を決めにくい。それは、カツオのとれる場所により脂肪ののり方が異なるからである。春の初めにとれる九州、四国ではまだ脂肪が少ない。しかし、この地方では比較的このほうを好む。一方、関東以北では相当脂肪を含んだものがとれ、これを食べ慣れているため、脂肪の多いものを好む傾向がある。「目には青葉山ほととぎす初がつを」(山口素堂 (そどう))というのは、江戸っ子の初物 (はつもの)好きからきたもので、全体的にこの季節がおいしいということではない。生のカツオはえら蓋 (ぶた)のはげていないものを選ぶ。古くなったものは、そこに傷がある。また、えらが赤く、かさかさしていないものがよい。

 カツオはとくに刺身がおいしく、ショウガ、ニンニク、刻みねぎ、からしなどを加えたしょうゆで食べる。たたきは高知県の名物料理で、一例をあげると、三枚におろしたものを、強火で表面が白くなる程度にあぶり、まな板にのせ、ぬれぶきんをかけて冷まし、冷めた魚肉に塩をふり、酢をつけた包丁の腹でたたいたあと刺身につくり、その上に刻んだ薬味と二杯酢をかけ、さらに包丁の腹や手でたたく。薬味はニンニク、ネギ、ショウガなどが使われる。酢はポンス(ぽん酢)を使うとよい。刺身、たたきのほか煮つけなどにもする。ゆでた状態のなまり節は煮物などにする。なお『本朝食鑑』(1695)には、鰹醤すなわち醢 (ひしお)を、俗に「多多岐 (たたき)」というとある。端肉や小骨をたたいて塩辛にしたもので、現在のたたきとは異なる。これに対しカツオの腸を塩辛にしたのがいわゆる酒盗である。

[河野友美][大滝 緑]

民俗

『北条五代記』には、北条氏綱 (うじつな)が1537年(天文6)の夏に小田原沖で酒宴をしていると、舟上にカツオが飛び込んだことから「勝つ魚」だと喜び、その後、出陣の際には「勝負にカツオ」として酒肴 (しゅこう)に用いたとある。かつお節は縁起物としてとくに武家で珍重され、正月には甲冑 (かっちゅう)の前に供えられたり、勝男武士、松魚節 (かつおぶし)の名で祝いの代表的な贈答品とされた。生食するようになったのは鎌倉時代からといわれ、それまでは主として干物にされていた。

 現在の本節 (ほんぶし)や亀節 (かめぶし)などの製法は、江戸時代に紀州(和歌山県)や土佐(高知県)で考案されたと伝えられ、なまぐさを禁食した仏家でも、かつお節は「薬木を削る」と称して食べられたが、僧の隠語では木魚 (もくぎょ)とよばれた。なお、神社の屋根の上にある鰹木 (かつおぎ)(勝男木)はカツオの姿に由来するともいわれ、カツオ釣りの所作をしてその大漁を祈る祭りは各地でみられる。

[矢野憲一]



改訂新版 世界大百科事典
カツオ
Euthynnus pelamis

硬骨魚綱スズキ目サバ科の海産魚。カツオの名称は鮮度が急激に悪くなるので乾燥して食べたり,火を通して調理すると肉質が硬くなることから〈かたうお〉と呼ばれたのがなまったという説がある。英名はskipjackといい,跳びはねるようすに由来する。マグロ類に近縁で,ときにはマグロ亜科に入れられることもある。従来はカツオ属と独立していたが,最近はヤイト属に入れられることが多い。全世界の各大洋の熱帯から温帯域の沿岸から外洋までの広い範囲に分布する。体は流線形で背面は暗青紫色,腹面は銀白色で,生前は不明瞭であるが,死後速やかに4~10条の青黒色の縦帯が現れる。興奮時には腹方に数本の横縞が見られる。背びれが2基でわずかに離れ,背腹両面にそれぞれ8本と7本の小離鰭(しようりき)がある。尾柄には2本の水平隆起がある。脊椎骨の周辺には血管に富んだ血合肉(ちあいにく)が発達し,物質代謝を活発にする。物質代謝で生成された熱は,血合部に平行に分布する細かな多数の動脈と静脈からなる奇網(きもう)(怪網)によって環境水中に放出されることなく体内に保存される。このためふつうの魚と異なって環境水よりかなり高い体温を保持することになり,もろもろの物質代謝が早く行われ,魚類中でも最高の遊泳力(最高は100km/hといわれる)を有する魚として活発な生命活動を営むことが可能となる。まれに体長1m近く,体重で25kgに達するものがあるが,ふつう漁獲されるものは40~65cmくらいである。

 広く回遊をし,春から秋にかけて熱帯域から高緯度地方にその分布域を拡大する。日本近海には2月下旬に九州南方海域に出現し,一部は対馬暖流にのり九州西方へいくが,主力は黒潮にのって日本の太平洋岸を北上する。この群れは3月下旬に四国へ,5~6月には伊豆や房総沖に達する。さらに三陸沖へ移動して,10月ごろに南下し始める。三陸沖には小笠原を経由してくる別な系統群も出現する。カツオはよく海流の表層を群れて泳ぐが,その際他の生物や漂流物といっしょに泳ぐことがあり,それぞれ特別な名称がつけられている。例えば,ジンベイザメにつく群れを〈サメ付き群〉,クジラにつくものを〈クジラ付き群〉,漂流木材につくものを〈木付き群〉,鳥の群れについているものを〈鳥付き群〉といったりする。また,餌生物を追いかけるものを〈餌持ち群〉といい,カツオだけで群泳するものを〈素群(すなむら)〉という。これに対し,島嶼(とうしよ)地帯に滞留するものを〈瀬付き群〉といったりする。しかし,物につく理由は明らかでない。

 産卵は水温24℃以上の熱帯,亜熱帯では一年中にわたるが,それぞれの半球の夏にピークがある。受精卵は直径約1mmで,1昼夜を経過して全長2.5mmほどの仔魚(しぎよ)になる。成長はきわめて早く,成熟体長は約55cmほどで,満2.5歳くらいと推定されている。幼魚は甲殻類,魚類,イカ類をおもな餌とするが,成長するとイワシ類,アジ,サバなどの魚類およびイカ類をおもな餌とする。しかし,カツオ自身もマグロ・カジキ類の餌となり,とくにクロカジキには好んで食べられる。また,カツオの幼魚がカツオの胃中から見つかることがある。

 漁業の重要な対象魚の一つで,日本では昔から食用とされている。漁法はさお釣りが主体で初夏から秋にかけて,沖縄,九州,四国,本州の南岸沿いを移動するカツオを対象とする。また,小笠原近海から三陸沖の黒潮前線沿いの海域でも2歳魚を漁獲の対象とする。一本釣漁法はカタクチイワシなどの生き餌を散布し,カツオの群れを引き寄せて短時間のうちにさおで大量に漁獲する。生き餌を長時間確保する必要があるため,長年この漁法は日本近海に限られていたが,近年は技術の進歩によって南方海域でもさお釣りが可能となった。また,最近は大型巻網漁業によっても相当量が漁獲されるようになった。資源的にはまだ増産の余地があると考えられている。
[谷内 透]

料理

古く日本ではカツオを堅魚と書きならわしていた。天子の食膳にも供されたのであるが,それは当然干魚で堅かった。このため堅魚と書かれ,やがてこの2字を合わせて,本来はウナギなどを指すらしい鰹の字を借用するようになった。生のカツオを調理して食べることは,沿海地域では当然行われていたはずであるが,鎌倉でさえ身分のある人にまで供するようになったのは最近のことと《徒然草》は書いている。近世に入って江戸では初ガツオを賞美し,大金を投じて惜しまぬ人も多かった。現在カツオの刺身はショウガじょうゆで食べるのがふつうであるが,江戸時代にはカラシじょうゆが好まれた。カツオのたたきといえば,いまは皮つきのまま火であぶってから氷水で冷やして作る焼霜作りの刺身をいうが,室町期から江戸前期にかけてはカツオの塩辛を指す言葉だった。《和漢三才図会》(18世紀初頭)には,カツオの肉の切れ端と小骨をいっしょにたたいて塩辛にしたのがたたき,腸を塩辛にしたのが酒盗だとしている。焼霜作りのほうは《東海道名所記》などに見え,江戸初期には行われていたようである。刺身以外の料理では,すり身にしたカツオをみそ汁でのばして作るすり流汁,しょうゆと酒で煮つめる角煮などが喜ばれる。
→鰹節
[鈴木 晋一]

[索引語]
Euthynnus pelamis かたうお skipjack 奇網 サメ付き群 クジラ付き群 木付き群 鳥付群 餌持ち群 すなむら(素群) 瀬付き群 カツオのたたき


日本国語大辞典
かつお[かつを] 【鰹・堅魚・松魚】

解説・用例

〔名〕

(1)サバ科の海魚。体は紡錘形で肥満し、ふつう全長五〇~八〇センチメートル。背は暗青色、腹は銀白色で、死後数本の黒色縦帯が現われる。温帯および熱帯の外洋に広く分布し、南北方向の季節回遊をする。二月頃沖縄周辺海域に出現し、小魚などの餌を追い、黒潮にのって北上する。夏から秋には、東北・北海道沖に達する。食用魚で、刺身、照焼きなどのほか、鰹節、なまり節の材料となり、内臓は塩辛にする。特に近世の江戸では、初夏のころのものを初鰹(はつがつお)として珍重した。まんだら。まがつお。かつうお。かたな。学名はKatsuwonus pelamis 《季・夏》

*正倉院文書‐天平一〇年〔738〕駿河国正税帳(寧楽遺文)「煮堅魚参伯弐拾斤、納肆拾籠」

*万葉集〔8C後〕九・一七四〇「水の江の 浦島の子が 堅魚(かつを)釣り 鯛釣り誇り〈虫麻呂歌集〉」

*高橋氏文〔789頃か〕「還時顧〓舳魚多追来。即磐鹿六〓命以〓角弭之弓〓〓游魚之中〓。即著〓弭而出。忽獲〓数隻〓。仍名曰〓頑魚〓。此今諺曰〓堅魚〓。〈今以〓角作〓鉤柄〓〓堅魚〓此之由也〉」

*十巻本和名類聚抄〔934頃〕八「鰹魚 唐韻云鰹魚〈上音堅漢語抄云加豆乎 式文用堅魚二字也〉大〓也」

*徒然草〔1331頃〕一一九「鎌倉の海に、かつをと云ふ魚は、かの境にはさうなきものにて、この比もてなすものなり」

*俳諧・類柑子〔1707〕上・てりかつを附り河豚「楊貴妃の夜はいきたる松魚哉〈其角〉」

(2)生(なま)の鰹を蒸したり乾燥させたりして加工した食品。鰹節(かつおぶし・かつぶし)。なまり節。

*儀式〔872〕三・践祚大嘗祭儀・中「堅魚薄鰒各一連、雑〓一升」

*延喜式〔927〕一・四時祭「座別〈略〉鰒(あはひ)・堅魚各五両」

*雑俳・住吉おどり〔1696〕「かつをかく是(これ)はやいとのいへ薬」

*随筆・貞丈雑記〔1784頃〕六「かつをと云魚は古はなまにては食せず。ほしたる計用ひし也。ほしたるをもかつをぶしといはず、かつをと計いひしなり。かつをはかたうを也。ほせばかたくなる故也」

*日本山海名産図会〔1799〕四・堅魚「殊に鎌倉熊野に多く、就中土佐薩州を名産として味厚くにく肥(こへ)、乾魚(カツヲ)の上品とす」

(3)「かつおぎ(鰹木)」の略。

*古事記〔712〕下「堅魚を上げて舎屋を作れる家有りき」

(4)「かつおむし(鰹虫)」の略。

*新撰字鏡〔898~901頃〕「〓 加豆乎」

語誌

(1)干すと堅くなるので「かたうお」と呼ばれていたのが、「かつお」に変化したという。「鰹」の字も、もと「堅魚」と書いていたものを、木工→杢、麻呂→麿のように一字化したもので、平安初期に例が見られる。中国でも「鰹」を現在ではカツオに用いているが、もとは「爾雅‐釈魚」に「鰹、大〓、小者〓」とあるように別の類を指したらしい。

(2)古代からの重要な水産の食料であるが、鎌倉時代末ごろまでは高級な魚とはされていなかったらしい。「徒然草‐一一九」によると、今はもてはやしているが、昔は身分の高い人には出さなかったという。しかし「勝つ魚」の連想からとりわけ武家に縁起物として好まれ、江戸時代以降は、元祿期の俳人山口素堂の「目には青葉山ほととぎす初がつほ」〔俳諧・曠野‐一・花〕の句で広く知られているように、初物好きの江戸っ子にもてはやされただけでなく、初夏の風物詩として珍重されている。

方言

(1)かつお節。かつお大阪†116熊本県玉名郡926かっつお大阪市639かつ山形県139かつのふし〔─節〕秋田県南秋田郡・秋田市130

(2)虫、ぬかか(糠蚊)。かつお伊予†035

語源説

(1)カタウヲ(堅魚・固魚)の義〔和句解・本朝食鑑・日本釈名・東雅・関秘録・南嶺子評・貞丈雑記・古事記伝・和訓考・雅言考・言元梯・名言通・紫門和語類集〕。

(2)愚かであることから、カタウヲ(頑魚)の転〔高橋氏文・箋注和名抄・松屋筆記〕。

(3)コツヲ(〓魚)の転〔東雅〕。

発音

〓カズ・カズー・カツ〔千葉〕カツー〔福島・茨城・千葉・八丈島・鳥取〕カッチョー・カトー〔八丈島〕カッツォ〔鳥取・徳島・讚岐〕カッボ〔鹿児島〕カト〔志摩〕ツォー〔鳥取〕

〓[0]〓平安〓〓〓〓[0]

辞書

字鏡・和名・色葉・名義・和玉・文明・伊京・明応・天正・饅頭・易林・日葡・書言・ヘボン・言海

正式名称と詳細

表記

名義和玉文明伊京明応饅頭易林書言ヘボン言海

堅魚和名色葉名義書言

鰹魚和名色葉天正易林

〓〓〓〓字鏡

〓〓色葉

松魚言海


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検索コンテンツ
1. かつう【鰹】
日本国語大辞典
〔名〕「かつお()」の変化した語。*滑稽本・浮世風呂〔1809~13〕四・中「一昨日(おってへ)は(カツウ)が頭でだりがれん(四百五十文)」《かつう》沖縄県
2. かつ‐うお[‥うを]【鰹】
日本国語大辞典
〔名〕「かつお()」に同じ。*御伽草子・猫の草紙〔江戸初〕「其方の食物には、供御にかつうををまぜて与へ」*元和本下学集〔1617〕「 カツウヲ」下学
3. カツオ画像
日本大百科全書
たたきのほか煮つけなどにもする。ゆでた状態のなまり節は煮物などにする。なお『本朝食鑑』(1695)には、醤すなわち醢ひしおを、俗に「多多岐たたき」というとある
4. かつお[かつを]【鰹・堅魚・松魚】
日本国語大辞典
東北・北海道沖に達する。食用魚で、刺身、照焼きなどのほか、節、なまり節の材料となり、内臓は塩辛にする。特に近世の江戸では、初夏のころのものを初(はつがつお)
5. かつお【鰹】
数え方の辞典
▲匹、▲尾、▲本 ⇒魚
6. 鰹(かつお)
古事類苑
動物部 洋巻 第1巻 1437ページ
7. かつお【鰹・堅魚・松魚】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
(かつお)搔(か)こなら形(なり)搔(か)けよ・(かつお)は刺身(さしみ)、刺身(さしみ)は(かつお)
8. かつを【鰹・堅魚】
全文全訳古語辞典
〔名詞〕《「かたうを」の変化した形》魚の名。カツオ。 「鎌倉の海にかつをといふ魚は、かの境にはさうなきものにて」〈徒然草・119〉鎌倉の海でとれるカツオという魚
9. 鰹
新選漢和辞典Web版
③《現》〈かつお(かつを)〉サバ科の海水魚。回遊し、日本には初夏にくる。堅魚。松魚。 【逆引熟語】花(はながつお)・初(はつがつお)
10. 鰹
字通
に堅魚の二字を用ふ 〔名義抄〕 カツヲ 〔字鏡〕 カツヲ、伊加(いか)、魚の名なり 〔字鏡集〕 カツヲ・ハラカ・オホカツヲ
11. かつお【鰹】[方言]
日本方言大辞典
(1)かつお節。 大阪※116浪花聞書 1820頃 熊本県玉名郡926肥後方言と普通語言葉改良の栞(私立玉名郡教育会)1907儀式三・践祚大嘗祭儀・中「堅魚薄鰒
12. かつお【鰹】[標準語索引]
日本方言大辞典
かつお:のすり身にぎりこかつお:のはらわたはらごーかつお:の子かなごろかつお:の大きいものどだべ / まんだらかつお:の下顎骨やんどーかかつお:の日
13. カツオ画像
世界大百科事典
然干魚で堅かった。このため堅魚と書かれ,やがてこの2字を合わせて,本来はウナギなどを指すらしいの字を借用するようになった。生のカツオを調理して食べることは,沿
14. 初鰹 (見出し語:鰹)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 50ページ
15. かつうお‐ぶし[かつうを‥]【鰹節】
日本国語大辞典
〔名〕「かつおぶし(節)」に同じ。*子孫鑑〔1667か〕中「にごりさけかんなべのうちにして、ことにかつうをぶし取そへて、もてきたり」
16. かつう‐ぎ【鰹木】
日本国語大辞典
〔名〕(「かつおぎ(木)」の変化した語)住家の棟に横たえた風防ぎの物を近世、京都でいう(和訓栞{1777~1862})。
17. かつお‐いお【鰹魚】
日本国語大辞典
〔名〕魚、かつお()。《かつおいお》岐阜県恵那郡498 熊本県玉名郡926 《かっつぉいお》石川県金沢市・河北郡404 《かつういず》沖縄県八重山996 《か
18. かつおいっぽんづり‐ぎょぎょう[かつをイッポンづりギョゲフ]【鰹一本釣漁業】
日本国語大辞典
〔名〕を竿釣りでとる漁法。の魚群を見つけたら、用意した活魚槽(かつぎょそう)の生きたカタクチイワシをまいて誘い、舷側の数か所から海面に水をまいて、その音で
19. かつお‐いろり[かつを‥]【鰹煎汁】
日本国語大辞典
〔名〕節(かつおぶし)を煮出した汁。いろり(煎汁)。*十巻本和名類聚抄〔934頃〕四「〓汁 本朝式云堅魚
20. かつお‐うり[かつを‥]【鰹売】画像
日本国語大辞典
〔名〕、特に初を売り歩くこと。また、その人。《季・夏》*俳諧・いつを昔〔1690〕交題百句「売いかなる人を酔すらん〈芭蕉〉」*雑俳・柳多留‐二四〔1791
21. かつお‐かき[かつを‥]【鰹掻】
日本国語大辞典
*浄瑠璃・右大将鎌倉実記〔1724〕三「忠信の為には(カツヲ)かき同然と、卑下の詞も奥床しき」*浄瑠璃・生写朝顔話〔1832〕浜松の段「日本国を股にかける人買
22. かつお 掻(か)こなら形掻(なりか)けよ
日本国語大辞典
節(かつおぶし)をかくには、薄く削れということ。*譬喩尽〔1786〕二「掻削(カツヲカコ)なら形掻削(ナリカケ)よ 此形のごとく細く削べしと也」
23. 鰹(かつお)搔(か)こなら形(なり)搔(か)けよ
故事俗信ことわざ大辞典
節(かつおぶし)をかくには、節の形なりに薄く削れ。〔譬喩尽(1786)二〕
24. 鰹木
日本大百科全書
等間隔に並べる。家形埴輪はにわに木のあるものがみられるように、古墳時代にすでに棟飾りとして用いられていたことが知られる。『古事記』には、志貴県主しきあがたぬし
25. かつお‐ぎ[かつを‥]【鰹木】
日本国語大辞典
これと直角に並べた装飾の木。中ぶくれの円筒形で節(かつおぶし)の形に似ているところからいう。*春日社記録‐文永元年〔1264〕八月一〇日「千木・木在
26. かつおぎょぎょう【鰹漁業】画像
国史大辞典
はあまりを食さぬようになり、漁業も衰退したという。しかし鎌倉時代以降は勝負に「かつうお」として武士の間で賞味され、再び盛んになっていった。とはいえ漁業の本
27. かつお‐くじら[かつをくぢら]【鰹鯨】
日本国語大辞典
〔名〕「いわしくじら(鰯鯨)」の異名。〓[ク]
28. かつお‐ざめ[かつを‥]【鰹鮫】
日本国語大辞典
〔名〕魚「あおざめ(青鮫)」の異名。(かつお)に似た形の一・五メートルから二メートルぐらいある大きな魚。《かつおざめ》伊豆八丈島†071
29. かつお‐じま[かつを‥]【鰹縞】
日本国語大辞典
〕〈永井荷風〉一「赤糸の入った極く荒い魚縞(カツヲジマ)の糸織の羽織を重ね」*或る女〔1919〕〈有島武郎〉前・九「大きな五つ紋の黒羽織に白っぽい魚縞(カツ
30. かつお‐つり[かつを‥]【鰹釣】
日本国語大辞典
〔名〕を釣ること。《季・夏》*俳諧・毛吹草〔1638〕二「六月〈略〉(カツホ)釣」*新浦島〔1895〕〈幸田露伴〉一「猶魚(カツヲ)釣り鯛釣りを世渡る業と
31. かつおつり‐ぶね[かつをつり‥]【鰹釣船】
日本国語大辞典
〔名〕「かつおぶね(船)(1)」に同じ。*山家集〔12C後〕下「伊良胡崎にかつをつりぶね並び浮きてはがちの浪にうかびつつぞ寄る」
32. かつお‐づつ[かつを‥]【鰹筒】
日本国語大辞典
〔名〕を水に浸しておく筒。*俚言集覧〔1797頃〕「を水にひやし置く筒也」
33. カツオドリ
日本大百科全書
広義には鳥綱ペリカン目カツオドリ科に属する海鳥の総称で、狭義にはそのうちの1種をさす。同科Sulidaeの仲間は全長65~95センチメートル、海上をやや速く羽ば
34. かつお‐どり[かつを‥]【鰹鳥】画像
日本国語大辞典
〔名〕(1)カツオドリ科の海鳥。全長約七〇、翼開長約一四五センチメートル。頭胸部と背面はこげ茶色で、腹面は白い。くちばしは大きく、円錐形にとがり、尾はくさび状。
35. かつお‐な【鰹菜】
日本国語大辞典
長崎県一部030 大分県一部030 鹿児島県一部030 《かちゅうな》長崎県一部030 《かつぶしな〔節菜〕》静岡県一部030 (2)たかな(高菜)。《かつお
36. かつお‐なわ[かつをなは]【鰹縄】
日本国語大辞典
〔名〕屋根ふきに使う麻縄を長野県更級郡などでいう。
37. かつお‐に[かつを‥]【鰹荷】
日本国語大辞典
〔名〕運ぶため、を荷造りしたもの。《季・夏》*俳諧・五元集〔1747〕元・夏「戸塚越侍るに 荷の跡は巳日の道者哉」
38. カツオノエボシ画像
日本大百科全書
腔腸こうちょう動物門ヒドロ虫綱管くだクラゲ目カツオノエボシ科に属する海産動物。普通のクラゲと異なって、さまざまな個虫が集まって一つの群体をつくっている。直径10
39. かつお‐の‐えぼし[かつを‥]【鰹烏帽子】画像
日本国語大辞典
「烏帽子魚 豆相の海辺、先っ寄らんとするときに一物流れ来るあり。大(おほきさ)弐寸斗、形烏帽子に似て左右に紐の如き物あり。その色瑠理紺にして光沢(ひかり)あり
40. かつお‐の‐かむり[かつを‥]【鰹冠】
日本国語大辞典
〔名〕「かつおのかんむり(冠)」に同じ。〓[0]
41. カツオノカンムリ
日本大百科全書
腔腸こうちょう動物門ヒドロ虫綱管くだクラゲ目カツオノカンムリ科に属する海産動物。上面の浮きに相当する気胞体は長径5センチメートルほどで、三角形の帆を立てており、
42. かつお‐の‐かんむり[かつを‥]【鰹冠】
日本国語大辞典
下面の中央および周囲に栄養体がついている。触手にある刺胞に刺されるとひどく痛い。暖流とともに浮遊。の群れとともに見つかることが多いのでこの名がある。かつおのか
43. かつお の 叩(たた)き
日本国語大辞典
(1)でつくった塩辛。肉または内臓を叩き砕いて塩漬けにしたもの。の醤(ひしお)。酒盗(しゅとう)。*仮名草子・仁勢物語〔1639~40頃〕下・九六「男の元の
44. 鰹たたき(かつおのたたき)
古事類苑
飮食部 洋巻 第1巻 945ページ
45. かつお の 花(はな)
日本国語大辞典
節(かつおぶし)を薄く削ったもの。はながつお。*俳諧・鶉衣〔1727~79〕前・上・一三・謝無馳走辞「豆腐にの花の名はちらせど、何をよし野の色香とはめでん」
46. 鰹(かつお)は刺身(さしみ)、刺身(さしみ)は鰹(かつお)
故事俗信ことわざ大辞典
は刺身で食べるのが一番うまい。 諺苑(1797)「(カツヲ)はさしみ、さしみは」〔日本俚諺大全(1906~08)〕
47. かつお‐はぜ[かつを‥]【鰹破前】
日本国語大辞典
〔名〕節のように、上にそりあがった陰茎。
48. 鰹節
世界大百科事典
れたとする説は信用できそうである。節は〈勝男武士〉などと書いてめでたいものとされ,祝儀のさいの引物(ひきもの)や結納品に使われる。よそへネコをやる場合,節を
49. かつお‐ぶし[かつを‥]【鰹節】
日本国語大辞典
武士も鉛(〈注〉カツオブシ)に如かず」*うもれ木〔1892〕〈樋口一葉〉一「あはれ薩摩といへば節(カツヲブシ)さへ幅のきく世に」*尋常小学読本(明治三七年)
50. かつおぶし【鰹節】[頭見出し]
故事俗信ことわざ大辞典
節(かつおぶし)と砥石(といし)の借(か)り入(い)れはない・節(かつおぶし)と巻紙(まきがみ)は搔(か)くほど減(へ)る・節(かつおぶし)にする・節(
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