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  11. クロダイ

クロダイ

ジャパンナレッジで閲覧できる『クロダイ』の日本大百科全書・世界大百科事典のサンプルページ

日本大百科全書(ニッポニカ)

クロダイ
くろだい/黒鯛
black seabream
[学]Acanthopagrus schlegelii

硬骨魚綱スズキ目タイ科ヘダイ亜科の海水魚。東京地方では幼魚をチンチン、やや大きいものをカイズ、成魚をクロダイとよぶ。また、関西、四国、九州地方ではチヌとよんでいる。北海道から九州南岸までの日本海と太平洋の両沿岸の各地、朝鮮半島、中国沿岸、台湾、香港 (ホンコン)などの南シナ海沿岸、ベトナムなどの海域に分布する。南西諸島には分布せず、この海域には近縁のミナミクロダイが生息する。クロダイの体は、楕円 (だえん)形でよく側扁 (そくへん)する標準的なタイ形であり、体高は高い。吻 (ふん)はやや突出し、上下両顎 (りょうがく)前部にはそれぞれ6本の強い門歯状犬歯があり、上顎側部には4~5列の、下顎には3~4列の大きい臼歯 (きゅうし)がある。背びれ棘 (きょく)部中央下の上方横列鱗 (りん)数は6枚以上、側線鱗数は48~56枚。背びれ棘が11本あるのはクロダイ属の特徴である。臀 (しり)びれ第2棘は非常に太くて強い。最大の全長記録は約70センチメートル。体は各ひれとともに暗灰色で、腹部は銀白色。尾びれに黄色部がない。幼魚には体側に7条の暗色横帯がある。沿岸魚で、水深5~50メートルの内湾や沿岸の岩礁域の砂泥底に多く、河口域にもいる。南日本において近縁のキチヌと分布が重なるときは、クロダイのほうがやや外洋岩礁域に生息するようである。おもに甲殻類、貝類、多毛類などの小形底生動物を貪欲 (どんよく)に食べるが、海藻類もとる雑食性。産卵期は晩春から初夏で、南のものほど早い。油球が1個ある卵径約0.9ミリメートルの分離浮性卵で、水温19℃では約42時間で孵化 (ふか)する。孵化仔魚 (しぎょ)は全長2ミリメートル前後であるが、6月上旬には10ミリメートル前後になる。幼魚は河口の汽水域や藻場 (もば)などで生育し、おもにカイアシ類や甲殻類の幼生などを食べる。ヘダイ亜科魚類(クロダイ類)には、すべての個体が雌雄同体の時期を経たのちに雌雄に分かれる性の分化現象がある。体長約10センチメートルまでは未分化の原始性細胞をもつ幼稚魚で、以後10~27センチメートルまではすべての魚が両性の生殖巣をもつ雌雄同体となり、最初は雄として機能する。次の年からは雄として機能するものもあるが、大部分の個体は雌に分化する。塩分、温度などの環境変化に適応する能力が高い。きわめて鋭敏な魚で、投網 (とあみ)や引網などからは石陰に体を横に倒して逃れる。一本釣り、定置網、刺網 (さしあみ)などで周年漁獲されるが、4月~12月に多い。瀬戸内海でもっとも多く漁獲される。白身魚で歯ごたえがあり、刺身、洗い、塩焼、煮つけ、吸い物などにするとおいしい。日本にいる5種のクロダイ属のうち、クロダイは背びれ棘部中央下の横列鱗数は6枚以上あることで他の4種と区別できる。風土記 (ふどき)や『倭名類聚抄 (わみょうるいじゅしょう)』に、チニ、チヌ、クロダイの名があり、また東北地方や大阪平野の新生代沖積層からクロダイ類の化石が出ているが、これは古くから日本人に親しまれてきたことを物語っている。

[赤崎正人][尼岡邦夫]2017年7月19日

釣り

クロダイ釣りほど、餌 (えさ)、仕掛け、釣り方が地方色豊かなものはない。それだけ人気を集める魚ともいえる。釣り場は磯 (いそ)、防波堤のほか、西日本では内湾の波が静かで、潮通しのいい、底掛かりの少ない所に餌 (え)づけ場をつくり、ここに船を止めてのカセ釣り、真珠やカキなど養殖用施設に船をつないでのカカリ釣りもある。また、西日本の日本海、太平洋側には湾内に釣り人用の乗り筏 (いかだ)を浮かせ、この上から釣るのもあり、これもカセ釣りに入る。

 釣り期は地方により差があるが、3月~11月ごろまで。磯、カカリ釣り、カセ釣りとも日中の釣りであるが、防波堤は初夏から秋にかけては夜釣りに人気が集まる。いちばん安定した釣りが楽しめるのは夏から晩秋で、クロダイ釣りの入門もこのころがいい。磯からの釣りは5メートル級の先調子竿 (さお)に立ちウキ仕掛け。餌は蛹 (さなぎ)、オキアミなどを寄せ餌に、鉤 (はり)にはオキアミ、蛹、カラスガイなどをつける。地方によっては真夏にスイカを餌にしたり、ミカン、サツマイモも使う。防波堤では堤壁にいる小さいカニのほか、モエビ、生蛹なども使える。カカリ釣り、カセ釣りは、穂先のごく細い軟調子の2メートル未満の専用竿と小型リールでねらい、ウキは使わない。寄せ餌を団子にし、鉤にアケミガイの殻付きやモエビをつけ、これを団子で包み込んで底に沈めて釣る。静岡県清水 (しみず)港などでは、オカラ、小ジャリ、蛹のミンチを混合した寄せ餌団子とオキアミやモエビ、蛹餌で釣る。警戒心が強いので寄せ餌は効果的である。また、視力もよいので、ハリスは細目がよく、時化 (しけ)ぎみや潮の濁りぎみの日ほど食いがよい。

[松田年雄]

料理

関西ではチヌとよぶことが多い。大阪湾は古名を茅渟海 (ちぬのうみ)といい、ここで多くとれるところからきた名前である。夏から秋にかけてよくとれるうえ、味がよい。沿岸でとれるので鮮度のよいものが手に入りやすく、また、タイの仲間なので、身は白く、味も淡泊である。刺身をはじめ、洗い、潮汁 (うしおじる)、煮つけ、塩焼きなど各種の料理に使用できる。ただし、時期やすんでいる場所により、泥臭さを感じることもあるから、調理するときに配慮することが必要である。

[河野友美][大滝 緑]



世界大百科事典

クロダイ
黒鯛
Acanthopagrus schlegelii

スズキ目タイ科の海産魚。日本各地,朝鮮半島南部,東シナ海に分布している。関西ではチヌ,関東では1歳未満をチンチン,2歳をカイズ,3歳以上をクロダイと呼ぶ。全長50cmを超える。体色は暗灰色で腹部は銀白色であるが,幼魚では数本の黒色横帯がある。沿岸の砂泥底にすみ,両あごの発達した臼歯(きゆうし)により,貝類,カニ類,フジツボ,クモヒトデなどの硬いものをよく食べる。また,ゴカイ類や海藻類などなんでも食べる雑食性の魚である。雄性先熟型の性転換をし,幼魚はすべて雄である。その後精巣中に卵細胞が出現し両性型となるが,3~4歳では雌雄どちらかの機能のみ発達し,5歳魚以上では完全に雌雄どちらかになる。産卵期は4~8月で,10万~20万粒の分離浮遊卵を産む。生後1年で体長約12cm,2歳で19cm,3歳で23cmになる。本種は釣りの好対象魚である。また刺網や引網で漁獲される。美味で洗い,刺身などで喜ばれる。本種に近縁なものにミナミクロダイ,キヂヌなどがいるが,より南方にすむ。
[望月 賢二]

[索引語]
Acanthopagrus schlegelii チヌ チンチン カイズ
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検索ヒット数 214
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検索コンテンツ
1. クロダイ画像
日本大百科全書
日本にいる5種のクロダイ属のうち、クロダイは背びれ棘部中央下の横列鱗数は6枚以上あることで他の4種と区別できる。風土記ふどきや『倭名類聚抄わみょうるいじゅしょう
2. クロダイ
世界大百科事典
,東シナ海に分布している。関西ではチヌ,関東では1歳未満をチンチン,2歳をカイズ,3歳以上をクロダイと呼ぶ。全長50cmを超える。体色は暗灰色で腹部は銀白色であ
3. くろ‐だい[‥だひ]【黒鯛】
日本国語大辞典
〔名〕タイ科の海産魚。全長約五〇センチメートルに達する。体はタイ形。全体に暗灰色で腹方は淡い。幼魚は全て雄であるが、体長一五~二五センチメートルのものは雌雄同体
4. 黒鯛(くろだい)
古事類苑
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5. クロダイ(生態)[百科マルチメディア]画像
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6. クロダイの幼魚(生態)[百科マルチメディア]画像
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7. 黒田伊三郎[文献目録]
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【書誌】:0件 【図書】:1件 【逐次刊行物】:0件 『近世名機械工伝 黒田伊三郎』興梠忠夫
8. くろだいず を 数(かぞ)える
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9. くろだいせき【黒田遺跡】石川県:金沢市/旧石川郡地区/黒田村
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10. くろだいちい【黒田一葦】
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11. くろだ-いちい【黒田一葦】
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12. 黒田一葦[文献目録]
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13. くろだいむら【黒代村】高知県:香美郡/物部村
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14. 黒ダイヤ
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15. 黒ダイヤ[新語流行語]
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16. くろ‐ダイヤ【黒─】
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*日本橋〔1914〕〈泉鏡花〉三七「其の指には、白金(プラチナ)の小蛇の目に、小さな黒金剛石(クロダイヤ)を象嵌したのが、絡っていた」(2)石炭を貴重品扱いして
17. ミナミクロダイ画像
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18. ヨコシマクロダイ
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19. 太田黒田遺跡
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20. おおだくろだいせき【太田黒田遺跡】和歌山県:和歌山市/河南地区/黒田村
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21. くらもちくろだいせき【蔵持黒田遺跡】三重県:名張市/蔵持村
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22. 園部黒田遺跡
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200年 この前後から 大型弥生墳丘墓 が出現する.墳丘の平面形は、瀬戸内周辺では双方中円形(岡山県 楯築遺跡 )や前方後円形(京都府 園部黒田遺跡 )、山陰
23. ろくろ‐だい【轆轤台】
日本国語大辞典
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24. 正風遠州流/鳳旭斎黒田一芝新形(著作ID:3559475)
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しょうふうえんしゅうりゅう/ほうきょくさいくろだいっししんがた 花道 
25. あかうらいせき【赤浦遺跡】石川県:七尾市/松百村
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26. アカムシ(海産動物)画像
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27. アナジャコ
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産卵の盛期は5月上旬から6月中旬。食用とすることはないが、多産する東京湾、瀬戸内海、有明海などでは、マダイやクロダイ釣りの餌えさとする。武田正倫
28. アナジャコ画像
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29. 安乗崎画像
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30. 洗い
世界大百科事典
薄いそぎ身などにつくり,ざるに入れて氷を浮かべた冷水の中で振洗いし,身をちぢませた料理。スズキ,クロダイ,イシダイ,メジナ,ボラ,カレイ,コイなど,ちょっと癖の
31. アントシアニン画像
岩波 生物学辞典
形態的には目が大きく突出し、後部のいぼ足が幅広くなって泳ぐのに便利になる。ボラ、キス、スズキ、クロダイ、ハゼ、アジ釣りなどの餌えさにされている。今島 実
39. イトメ
世界大百科事典
バチ抜けと呼ぶが,このようなときは魚が飽食するので釣餌に集まらない。ボラ,セイゴ,ハゼ,アジ,キス,スズキ,クロダイなどの釣餌になる。今島 実 Tylorrhy
40. いなりやまかいづかいせき【稲荷山貝塚遺跡】神奈川県:横浜市/南区/中村地図
日本歴史地名大系
貝器としては貝刃・貝輪などが発掘された。食糧面では、貝層からはシカ、イノシシなどの獣骨のほか、クロダイ、スズキなどの湾内棲息の魚骨が発掘され、貝類でもハマグリ、
41. いも‐え[‥ゑ]【芋餌】
日本国語大辞典
〔名〕釣りのえさ。煮たサツマイモを、さいの目に切ったもの。コイ、フナ、クロダイなどを釣るのに用いる。
42. うすいそかいづか【薄磯貝塚】福島県:いわき市/旧平市地区/薄磯村
日本歴史地名大系
、釣針や銛頭、鹿角製斧状製品などの多数の骨角器が出土している。魚類ではマダイが突出しており、クロダイ、マグロなども多く、外洋性の漁労活動が行われていたと思われる
43. ウチワゴカイ
日本大百科全書
背側の第Ⅴ~Ⅵ区の下方にまで広がるのもこの種の大きな特徴である。瀬戸内海や有明海では、古くから釣り餌えとして、クロダイをはじめ、メバル、シログチ(イシモチ)、カ
44. うみ‐たなご【海〓
日本国語大辞典
〔名〕ウミタナゴ科の海魚。体長約二五センチメートル。形はクロダイに似るが口さきはとがる。体色は鋼青色のマタナゴと呼ばれるものと、赤褐色のアカタナゴと呼ばれるもの
45. 海釣り
日本大百科全書
その対象魚はイシダイ、イシガキダイがとくに人気があり、この二つを石物いしものとよぶ。ほかにブダイ、メジナ、クロダイ、ウミタナゴなど対象魚も多い。超大物釣りの対象
46. 海釣り
世界大百科事典
,メジナ,ブダイ,クロダイなどの中小物釣りが楽しめるが,危険も大きく,救命具の携行や単独行動をとらないなどの注意が必要である。防波堤釣りは,関西では波止釣りとい
47. うりごういせき【瓜郷遺跡】愛知県:豊橋市/瓜郷村
日本歴史地名大系
四ヵ所の貝塚からは、カキ、アサリ、ハマグリ、シジミなど淡水・海水両域の多種な貝類のほか、サメ、クロダイ、スズキなどの魚骨、ノウサギ、イノシシ、シカ、カモ、キジな
48. 江戸繁昌記 1 182ページ
東洋文庫
硬骨魚目たい科の海魚の総称。体は楕円形で側扁し、多くは紅色。小魚・甲殻類・貝類などを食う。近海魚でマダイ.クロダイなどがあり、マダイは色彩の美と味のよい点から魚
49. 追込み網
日本大百科全書
追い込むことも行われる。漁獲の対象魚は、アジ類、イワシ類、トビウオ、ボラ、イナダ(ブリの幼魚)、メバル、クロダイ、ムツなどである。吉原喜好
50. おおくらみなみかいづか【大倉南貝塚】千葉県:佐原市/大倉村地図
日本歴史地名大系
これは大倉貝塚の南地点というべきもの。南貝塚の中心は加曾利BI―II期で、ハマグリ主体の貝層を形成している。クロダイ、マダイ、ヒガンフグなどの魚骨の種類と量が多
「クロダイ」の情報だけではなく、「クロダイ」に関するさまざまな情報も同時に調べることができるため、幅広い視点から知ることができます。
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