1. 中秋節
世界大百科事典
とった芝居が演じられた。現在では一般に月を眺め,月餅を食べる程度。植木 久行 朝鮮 陰暦8月15日の中秋節は朝鮮では嘉俳日または秋夕とよばれ,一年中で最も重要な
2. 中秋節(著作ID:1084102)
新日本古典籍データベース
ちゅうしゅうのせつ 謡曲
3. じょうが【嫦娥】(Cháng'é)
世界人名大辞典
(かくはく)《遊仙詞》,白居易《鄭女詩》などに見られる.月の神として太陰星君などとも呼ばれ,中秋節に祀る.前漢の文帝の名が〈恒〉であり,避諱のため〈姮〉ではなく
4. あん‐しゅう[‥シウ]【暗愁】
日本国語大辞典
娥暗愁絶、倚
欄同賞
中秋節」*帰省〔1890〕〈宮崎湖処子〉一「我は再び黙思に沈み他の暗愁に襲はれぬ」*富岡先生〔190
5. 江戸繁昌記 2 199ページ
東洋文庫
吹く。前夜にこりて、又約束外の男が来たのかと思った(五)月餅舗月餅は 団餅ともいう。中国で、中秋節旧八月十五日に食べた笛入りの菓子の名。ここでは、それを仮り用い
6. 燕京歳時記 北京年中行事記 157ページ
東洋文庫
月餅には直径二尺もあるものがある。 婦人は里帰りをするが、この日のうちに必ず夫の家にかえる。それで中秋節を団円節ともいう。 と記している。以上にいうところは今
7. 科挙史 315ページ
東洋文庫
読書人の身分にもかかわらず、時々窃盗や万引を働く。顔面の傷痕はその時に受けた傷のあとである。ある中秋節のころ、酒店の黒板には、孔乙己が自ら書いた十九銭借金の白墨
8. 看板
世界大百科事典
掲げたらしく,望子はとくに酒店の旗〈酒旗〉〈酒帘(しゆれん)〉を指したようである。南宋の《東京夢華録》に〈中秋節の前,各酒店ではみな新酒を売り出し,……彩色した
9. 金笠詩選 42ページ
東洋文庫
なるのが、この詩のポイントである。 ○端陽 陰暦五月五日の端午節。 ○秋夕 陰暦八月十五日、中秋節。 ○愁裡過心配のうちに過ぎる。 ○亦可畏 こんどこそ恐るべき
10. 今古奇観 3 明代短編小説選集 95ページ
東洋文庫
年のいつ、ここへ来られますか。かならずお出迎えいたします」 伯牙は指を折ってかぞえ、「昨夜は中秋節、今日は明けて八月十六日になる。
11. 今古奇観 3 明代短編小説選集 96ページ
東洋文庫
秋もすぎ冬もすぎ、いつしか春も去って夏になった。伯牙は子期を思って一日も忘れることはなかったが、やがて中秋節が近.ついてきたので、奮王に休暇をいただいて帰郷した
12. 今古奇観 5 明代短編小説選集 152ページ
東洋文庫
王氏が二心を抱いているなぞ考えてみようともしなくなった。 こうして一と月あまり、八月十五日の中秋節になった。船頭は乗組みの親戚一同を集めて、王氏に酒肴を用意させ
13. 今古奇観 5 明代短編小説選集 167ページ
東洋文庫
あの女も嫁になることを一も二もなく承知してくれたので、すっかり気を許しておりましたところが、あの年の中秋節の夜、手前どもが寝こんだ隙に逃げだし、今もって行方がわ
14. 景徳鎮陶録 2 106ページ
東洋文庫
責に専念すること数年、その間、中秋節に会う毎に朝廷の佳節 の儀に参ずることもできないまま景徳鎮のこの僻地でそれを迎えました。 今やまた季節風が西風に変る中秋
15. 藝文おりおり草 20ページ
東洋文庫
に集中される。金龍・小金龍・青龍・小青龍・白龍・五色龍の五隻が、毎年その覇を争う行事である。中秋節の夜、幼い北江はいつもいとこたちと一晩夜あかしである。翌日の疲
16. 月餅
世界大百科事典
中国の菓子の一種。旧暦8月15日の中秋節は八月節,団円節ともいい,正月,清明節とともに重要で伝統的な祭日で,種々の果物,野菜とともに月餅を供える。中国の代表的な
17. 江南春 264ページ
東洋文庫
○花鼓は模様を画いた太鼓である、恐らく競渡の時の嘩子に用いるのであろう。○お月様に供えるは八月十五日夜中秋節に月を祭ることを云ったのである。○菊の花は九月九日重
18. 五雑組 1 150ページ
東洋文庫
禁じるのであるから、この日に宴会をするのは礼の正しい形ではない。しかし、二月十五日には花朝節があり、中秋節に匹敵できる。どうして郭
19. 山東民話集 中国の口承文芸 3 247ページ
東洋文庫
した。それでも、おじさんは、姻戚同士なのだからと、じっとがまんをしていた。 その年の八月十五日の中秋節になった。三人の甥っ子はかわるがわる町へ買物に行き、たくさ
20. 山東民話集 中国の口承文芸 3 252ページ
東洋文庫
ばさんはふと三年前の中秋節の夜のことを思いだし、涙をふきながら夫に言った。「あの玉の兎が言っていたわ。なにか困ったことがあったら、ずっと西の方の山の、そのまた西
21. 正月
世界大百科事典
正月の行事の大部分は14~15日に集中している。15日は上元で最初の満月であり,秋夕(旧暦8月15日。中秋節)に対して大望日といわれもっとも重要な祭日である。こ
22. 書物と旅 東西往還 前嶋信次著作選 4 249ページ
東洋文庫
かこむ閑談には、家のひとたちもみな集まり、いつも夜の十時すぎまでに及んだ。これは夏から秋に至り、中秋節を過ぎて月の光が鋭くなり、楡の葉が散りはじめるころまで続い
23. 十五夜
世界大百科事典
また華南一帯の漢民族の間にも,仮装した女や子どもの物乞い,集団舞踊,畑作物の受贈などの諸要素も中秋節に結びついて認められる。日本と華南における十五夜儀礼のこのよ
24. 随筆北京 70ページ
東洋文庫
覚える毎に、氷砂糖や醇々を買って食べたり、附近の安い銭湯に行ったり、天橋の雑沓に紛れこんだり、中秋節の頃ともなれば丞相胡同の口から一路北半截胡同へかけて寸地もあ
25. 随筆北京 226ページ
東洋文庫
る時ではあるまいか。 中秋節の夜も中庭に月を拝する。月光馬の画像を前にして鶏冠花を捧げ、月餅、蓮根、瓜などを供へ、その晩もやはり白々と線香の姻が流れわたる。しか
26. 清嘉録 蘇州年中行事記 195ページ
東洋文庫
賞が行なわれ、一説によると太宗のとき「中秋節」と定められたという(『淵鑑類函』中秋三所引『唐太宗記』)。宋代になると『東京夢華録』やそのほか類書にも中秋節の項目
27. 清嘉録 蘇州年中行事記 199ページ
東洋文庫
が(『夢梁録』巻一六董素従食店)、それはその形を意味するものにすぎず、中秋節に用いられた形跡はない。月餅が明らかに中秋節の飾物となるのは、明代のことである。明代
28. 宋詩選注 2 29ページ
東洋文庫
杭州通判在任中の作。もと五首の連作で、本書では第二首と第三首が選録されている。望海楼に登り、杭州における中秋節(旧暦八月十五日)後の風物詩、銭塘江の逆流現象(海
29. 端午画像
世界大百科事典
(しゆうせん)(ぶらんこ),嫁樹等の祈豊的農耕儀礼が行われている。南朝鮮では旧暦8月15日の中秋節(秋夕)が重要視されるのに対して北朝鮮では端午節が最も重要な名
30. 中華人民共和国画像
世界大百科事典
かく,暮しのうえで特別の重みはもたない。 中国の四大祭といえば,春節のほか,元宵節,端午節,中秋節をあげるのが普通だ。元宵節(上元)は,陰暦正月15日に行われる
31. 中華名物考 234ページ
東洋文庫
たと見えて、北米の首都沐梁(今の河南省開封県)の風俗を記した『東京夢華録』には、八月十五日の中秋節前すでに諸店が新酒を売り出す盛況を述べてある。これは桑落酒より
32. 中国講談選 232ページ
東洋文庫
す。 話はさかのぼりまして二十年前のこと、先帝(真宗)ご在世の時でございます。この年の八月の中秋節(陰暦八月十五日)に、先帝が御苑において月見の宴を催されました
33. 中国社会風俗史 196ページ
東洋文庫
あるが、唐では、家ごとにみなそれを行なっており、宋になってもやはり同様である。 八月十五夜の中秋節は、唐でも観月の記録はみえるが、しかし一般には余り興味も持たれ
34. 中国の伝統と革命 2 仁井田陞集 83ページ
東洋文庫
小二は更に喬俊の一女玉秀とも関係するに至った。之を知った夫人高氏は、小二を殺して門風を維持せんとし、八月十五日中秋節の月見の宴の際、小二を酔わせ、妾周氏を無理に
35. 中国料理画像
日本大百科全書
し、油餅ユエピンや荷葉餅ホイエピン(ハスの葉の形にした餅)をつくって食べる。(6)8月15日(中秋節チョンチウチエ) この日各家では月餅ユエピンをつくって月に供
36. 長安城中の少年 清末封建家庭に生れて 6ページ
東洋文庫
そうしたふるい社会が、陝西の長安である。わたくしは一八九八年の陰暦八月十六日に生まれた、1それはあたかも中秋節の翌日で、だからわたくしは忘れないでいる。時刻のほ
37. 長安城中の少年 清末封建家庭に生れて 123ページ
東洋文庫
)。ただし、城内 に陝西省のすべての政治機関があったし、 となりの戚寧県庁もあった。四 中秋節 旧暦八月十五日の節句、旧中国で は過年(お正月)とともに
38. 長生殿 玄宗・楊貴妃の恋愛譚 408ページ
東洋文庫
楊貴妃 織女さま、まことにありがとう存じます。それではこれにて失礼いたします。 織女 団円は中秋節を待ち 必ず情縁を遂げしめん 楊貴妃 わが傷つきし万種の懐い
39. 朝鮮画像
世界大百科事典
祖先の命日に,また茶礼は忌祭祀の対象となるすべての祖先に対して正月や秋夕(陰暦8月15日。〈中秋節〉の項を参照)などの名節に行う。子孫はすべて祭祀に参加する義務
40. 朝鮮料理
世界大百科事典
中心であり,最高のものとされたが,麦,粟,豆類などの雑穀をまぜた混ぜ飯もよく食される。秋夕(中秋節)や正月などの名節,還暦祝などの祝事の席に用いられる薬飯(ヤク
41. 長物志 3 明代文人の生活と意見 120ページ
東洋文庫
湖中に自生する野菱について「甘美」だと記す。(4)章厚朴・一五ページによれば、ヒシの実は最近まで中秋節の供え物だったという。 萸 芙の花は昼に閉じ夜に開く。
42. 月見画像
日本大百科全書
九月十三夜を女名月といい、この日は女が幅を利かす日だと伝えている。これは、中国で八月十五夜を中秋節といって、女の祭りとされているのと関連するのかもしれない。中国
43. 東京夢華録 宋代の都市と生活 291ページ
東洋文庫
これが酒興を添えるために歌などを唄 うことは、そこに述べている通りである。 中秋 中秋節の前に、もろもろの酒店はみな新酒を売る。店の表に繰楼を新しく
44. 入唐求法巡礼行記 1 208ページ
東洋文庫
牛場真玄氏は鮫子のこととする。餅は米・麦・粟などの粉を蒸し 、たり焼いたりしたものを称し、菓子ほどの意。中秋節の餅を月餅と佳名する。三 八月十五日の節赤山院の老
45. 年中行事(ねんじゅうぎょうじ)画像
日本大百科全書
祈る風が各地にみられる。15日は中元節で祖先を祀り、この日は地官大帝の誕生日で祭祀が行われる。 8月15日は中秋節であり、月餅げっぺいを供えて月を祀り、一家だん
46. 年中行事画像
世界大百科事典
神祭。〈ソナンダン〉の項目参照)。ところが共同体によって担われている収穫儀礼としての秋夕(〈中秋節〉の項目参照)の行事のような社会構造や文化の諸要素との関連の深
47. 晩清小説史 177ページ
東洋文庫
湾号〔未詳〕などの催しもある。でたらめこの上ないものである。毎年例行の路上の中元の会以外に、黎里の中秋節、震沢の七月十五日、同里の八月七日、八日、華塔の三月十五
48. プイ(布依)族
世界大百科事典
地区ではとくに1870年(同治9)蜂起にちなむ記念日として最大の行事とする。そのほか端午節,中秋節など漢族と同様祖先祭祀をともなう。祝日期間はいずれも同時に青年
49. 北京風俗図譜 1 0ページ
東洋文庫
一114 中秋のお月見(中秋拝月) 八月十五日は中秋節で、家ごとに祭壇を設けて月を祭る。月の神、月の宮殿、薬をついている兎などをかいた絵を、二本の高梁がらの支柱
50. 北京風俗図譜 1 49ページ
東洋文庫
一一14 中秋のお月見 (中秋拝月) 八月十五日は中秋節で、家ごとに祭壇を設けて月を祭る。紙の上に太陰星君(月神)などを画き、下には月の宮殿や、薬を搗いている兎