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彌生

ジャパンナレッジで閲覧できる『彌生』の日本国語大辞典のサンプルページ

やよい[やよひ]【彌生】

解説・用例

【一】〔名〕

(「いやおい(彌生)」の変化したものか)

陰暦三月の異称。《季・春》

*日本書紀〔720〕孝霊四年三月(北野本訓)「四年(よとせ)の春(はる)三月(ヤヨヒ)甲申(きのえさる)の朔(つひたち)甲午(きのえむま)に」

*古今和歌集〔905〜914〕春上・六一・詞書「やよひにうるふ月ありけるとしよみける」

*今鏡〔1170〕三・二葉の松「仁安三年と申し、やよひの頃」

*至宝抄〔1585〕「末の春の言葉〈略〉彌生(ヤヨヒ) 三月」

*浄瑠璃・国性爺合戦〔1715〕九仙山「空は彌生のなかばなる、柳桜をこきまぜて」

*狂歌・徳和歌後万載集〔1785〕一「うちすてて年を越ぢのかりがねはやよひ限りに帰すべらなり」

【二】

東京都文京区の町名。江戸時代は水戸徳川家の中屋敷があった。明治一七年(一八八四)ここの貝塚から発掘された土器に基づき、彌生土器の名が生まれた。

語源説

(1)クサキイヤオヒツキ(草木彌生月)の略〔語意考〕。イヤオヒ(彌生)の義〔奥義抄・和爾雅・日本釈名・類聚名物考・兎園小説外集・古今要覧稿・和訓栞・大言海〕。草木がいよいよ花葉を生じる意〔和句解〕。

(2)ヤヤオヒ(漸々成長)の約〔嚶々筆語〕。ヤヤオヒヅキ(漸生月)の義〔日本語原学=林甕臣〕。

(3)桜梅の盛りであるところから、ヤウバイの反ヤヒの転か。また花咲き乱れて天が花に酔う心地するところから、ヤマイロヱヒ(山色酔)の反か、また、ヤナイトヒキ(柳糸引)の反、また、ヤマイロアヰ(山色藍)の反、また、ヤマフキ(〓冬)の反ヤヒの転か〔名語記〕。

発音

〓[0]〓【一】は鎌倉来〓〓〓〓[0]

辞書

色葉・下学・文明・伊京・明応・天正・饅頭・黒本・易林・日葡・書言・ヘボン・言海

正式名称と詳細

表記

彌生下学伊京明応天正饅頭黒本易林言海

〓文明伊京天正饅頭黒本

三月色葉ヘボン

文明

蚕月書言


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検索コンテンツ
1. いや‐おい【弥生】
デジタル大辞泉
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2. いや‐おい[:おひ]【彌生】
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3. いや‐よい[:よひ]【彌生】
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7. 弥生(旧町)
世界大百科事典
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8. やよい【弥生】
デジタル大辞泉
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9. やよい【弥生】[地名]地図
デジタル大辞泉
東京都文京区東部の地名。もと本郷区向ヶ岡弥生町。東大農・工学部があり、弥生町貝塚の遺跡がある。→弥生土器  ...
10. やよい[やよひ]【彌生】
日本国語大辞典
この貝塚から発掘された土器に基づき、彌生土器の名が生まれた。(1)クサキイヤオヒツキ(草木彌生月)の略〔語意考〕。イヤオヒ(彌生)の義〔奥義抄・和爾雅・日本釈名 ...
11. やよい【弥生】
プログレッシブ和英
現代では太陽暦にも用いる)2 〔考古学の〕 弥生時代the Yayoi period 弥生文化Yayoi culture ...
12. 弥生
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13. いやおい の 月(つき)
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17. 弥生いこいの広場
デジタル大辞泉プラス
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18. やよい‐きょうげん【弥生狂言】
デジタル大辞泉
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19. やよい‐きょうげん[やよひキャウゲン]【彌生狂言】
日本国語大辞典
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20. やよいきょうげん【弥生狂言】
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