1. かみあり‐づき【神有月・神在月】
日本国語大辞典
也。出雲云
神有月(カミアリツキ)
也」*藻塩草〔
2. 神有月(著作ID:817572)
新日本古典籍データベース
かみありづき 謡曲 能の本
3. 神有月色世話事(著作ID:817583)
新日本古典籍データベース
かみありづきいろのせわごと 河竹新七二世(かわたけしんしち2せい) 浄瑠璃/常磐津・清元・義太夫 文久二初演
4. あいあい‐ばかま[あひあひ‥]【相合袴】
日本国語大辞典
*歌舞伎・四天王産湯玉川〔1818〕二番目「取わけ媒人(なかうど)があいあい袴でもあるまいと」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「猿楽師の伝之丞、相
5. あて‐こ・む【当込】
日本国語大辞典
を当込みて、白糸の水芸は興行せられたりき」(2)「あてこみ(当込)(2)」をする。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「『道行にゃあ可笑しい装だな』『
6. アメリカ‐ゴロ【─呉絽】
日本国語大辞典
幕末から明治にかけて、アメリカから盛んに輸入されたところからいう。→ゴロフクレン。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「それエ元手にあめりか呉絽の帯屋
7. ありもんじのもん【有文字紋】画像
国史大辞典
例とする。亀甲は玄武として北方鎮座を象り、有は十と月からなる字として、一般にいう神無月を出雲では神有月といい、大国主神の杵築鎮座の月とすることによるという。近世
8. 生命のおしえ 民衆宗教の聖典・黒住教 199ページ
東洋文庫
ほうだい是迄と筆を留め候。恐惶謹言。 心から 神有月二日出 黒住左京(花押) 尾関丈五郎様 山田弥太郎様
9. 生命のおしえ 民衆宗教の聖典・黒住教 311ページ
東洋文庫
ヵ所が崩れかかると、それをきっかけに勢い がついて大きく崩れてしまうように。 姿の上 形の上。一互 神有月 陰暦十月のこと。陰暦十月は八百万神 が出
10. い‐ば・る[ヰ‥]【威張】
日本国語大辞典
りきむ。えばる。*雑俳・芥子かのこ〔1716~36〕「馬士が乗りゃ馬もいばると合点して」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「羅生門河岸で茨木といっち
11. いろ‐がわり[‥がはり]【色変】
日本国語大辞典
形や模様などは同じだが、色が違っているもの。また、基準となるものと色が異なっていること。色ちがい。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「本舞台一面の雲
12. お‐けし【御芥子】
日本国語大辞典
まるく残したもの。芥子坊主。*雑俳・歌羅衣〔1834~44〕六「脇見に母の身も曲て結ぶお芥子」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「跡より飴屋のかん子
13. おし‐こか・す【押倒】
日本国語大辞典
欺くおん身の勇力、輒(たやす)く牛を推滾(オシコカ)して、那(かの)厄難を鎮め給ひし」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「さかりの付いた犬同様、舌を
14. かすみ‐まく【霞幕】
日本国語大辞典
この幕で隠しておき、狂言方のきっかけの拍子木によって、道具方がはずしたり、持ち出したりする。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「ト是をきっかけに、上
15. かな‐け【金気・鉄気】
日本国語大辞典
日くれてありき候へば行ちがふ人のわきさし小づか、何によらず金気の類はわれらがこしに取付候」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「五徳の折でも鉄灸の折で
16. かみ‐あり【神有・神在】
日本国語大辞典
〔名〕「かみありづき(神有月)【一】」に同じ。《季・冬》
17. かみあり‐まつり【神有祭・神在祭】
日本国語大辞典
日までの七日間行なわれる祭り。俗に、日本じゅうの神々が参集して縁結びの神事を行なうという。→神有月(かみありづき)。《季・冬》
18. かみ‐づき【神月】
日本国語大辞典
〔名〕(1)「かみありづき(神有月)【一】」に同じ。*俳諧・増山の井〔1663〕一〇月「又詞林采葉抄云、一天下の神無月をば出雲の国には神在月共神月とも申也。我朝
19. かみ の 月(つき)
日本国語大辞典
「かみありづき(神有月)【一】」に同じ。*俳諧・西鶴大矢数〔1681〕第三「鶴亀はただしくみゐて神の月 焼香場より初あらしふく」
20. かんだちばし【神立橋】島根県:簸川郡/斐川町/神立村
日本歴史地名大系
昭和一三年(一九三八)現在のゲルバー式鉄筋コンクリートの橋となった。幅八メートル・長さ四一七メートルである。神有月に万九千神社に集まった八百万の神々がこの橋を渡
21. きのう や 今日(きょう)
日本国語大辞典
あさなあさなかはる鏡の俤(おもかげ)もきのふやけふの老となるらん〈観心院八清丸〉」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「二人が馴初めは昨日や今日の事か
22. きゃく‐あし【客足】
日本国語大辞典
(そそる)客脚(キャクアシ)の、繁きが中に交りて」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「客足しげき格子先き、もしや追手と」*流行〔1911〕〈森鴎外〉
23. けん‐ぷん【犬糞】
日本国語大辞典
〔名〕犬のふん。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「どうやらぐしゃりとした塩梅(あんばい)は、犬糞(ケンプン)でなければよいが」*滑稽本・七偏人〔1
24. こうら【古浦】島根県:八束郡/鹿島町
日本歴史地名大系
北西には日本海が広がり、大きい内海に臨む。砂浜が西に細長く広がる。この浜は「雲陽誌」には伊弉諾浜と記され、神有月に竜蛇のあがる浜という。また塩浜とも記されている
25. ご‐ざ【後座】
日本国語大辞典
その人。真打。
前座。*歌舞伎・
神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「これこれ勘ちゃん、いい加減に喋べらねえか、後座(ゴザ)がいくら
26. さだじんじゃ【佐太神社】島根県:八束郡/鹿島町/佐陀宮内村
日本歴史地名大系
俗文化財)は、近年各地で舞われる里神楽の起源となる舞である。神在祭は全国の神が集まるとされ、神有月となる一〇月に行われる神迎えの神事で、当社最大の祭である。この
27. さんげんばり の 飴(あめ)
日本国語大辞典
*随筆・奴凧〔1821〕五八「五荷棒といふものあり。〈略〉三間梁の飴とよき対なりと思ひしが」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「三間ばりの飴よりも、
28. さん‐ちゃく【参着】
日本国語大辞典
(サンチャク)。マイリ ツク〈訳〉ある場所から他の場所へ到着すること、到着したこと」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「大小の神達もあらかた参着あり
29. しんみり
日本国語大辞典
が出る」(2)深く心にしみ入るさまや、やりとりの情のこまやかなさまなどを表わす語。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「雨の降る夜にしんみりと、濡れた
30. じゅうや‐おどり[ジフヤをどり]【十夜踊】
日本国語大辞典
〔名〕念仏踊りの一種。浄土宗の十夜念仏に合わせて踊るもの。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「ト双盤入りにて皆々手拭を遣ひ、十夜踊(ジフヤヲドリ)の
31. じょう‐れん[ジャウ‥]【常連・定(ヂャウ)連】
日本国語大辞典
〔名〕(1)いつもいっしょに行動する仲間。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「おやそこへ来なすったのは、定連の綱さんぢゃあござりませぬか」(2)ある
32. すっとこ‐かぶり【─被】
日本国語大辞典
すっぽり包み、顔を出して、顎(あご)の部分でその手ぬぐいを結ぶ。ひょっとこかぶり。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「滝川裾を端折り、手拭をすっとこ
33. ずう‐くに[ヅウ‥]【同国】
日本国語大辞典
四天王櫓礎〔1810〕大切「わしかえ。わしゃあ炭売りのづう国(クニ)で、信濃者さ」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「それぢゃあ徳平の膏薬とづう国(
34. せき‐てい【席亭】
日本国語大辞典
みせる常設の娯楽場。寄席(よせ)。席。また、席亭を経営する人。寄席の亭主。寄席の持主。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「弁天山の席亭で春の手附を借
35. だい‐ち【大地】
日本国語大辞典
〕一三「大坂傾城の風儀をいふに、都をへだつる事一日にして、しかも繁昌の大地なれば」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「柏崎在のあかざ村、ほんにやれ大
36. はっぽう‐めがね[ハッパウ‥]【八方目鏡】
日本国語大辞典
〔名〕一つのものが八つに見えるように細工した眼鏡の類か。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「おさん世話女房のこしらへ、羽子板の八方目鏡(はっパウメガ
37. ひと‐うら【一裏】
日本国語大辞典
〔名〕裏長屋全体。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「長屋に迷児が出来て、そこで一裏乱痴気騒ぎ」
38. ひらはまはちまんぐう【平浜八幡宮】島根県:松江市/旧意宇郡地区/八幡村
日本歴史地名大系
社蔵の木造神馬は県指定文化財で、当社神前に奉納されたもの。三頭のうち二頭には宝徳二年(一四五〇)神有月吉日と八日の年紀をもつ墨書銘がある。県指定文化財の細形銅剣
39. めいた‐いぬ【牝犬】
日本国語大辞典
*歌舞伎・玉藻前御園公服〔1821〕五立「そこらあたりのめいた犬(イヌ)が、びろびろするわえ」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「女郎でも芸者でも女
40. めつきじんじゃ【売豆紀神社】島根県:松江市/松江城下/雑賀町
日本歴史地名大系
室の信仰を受け、代々藩主の殊遇を受けたと伝える。「雲陽誌」によると、毎年旧暦一〇月は出雲国は神有月となって諸神が佐陀神社(現鹿島町佐太神社)に会合する際、まず当
41. もぐじり‐・でる【─出】
日本国語大辞典
〔自ダ下一〕ごそごそと這い出す。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「しかも去年の夏の事、暑さに寝られず紙帳から、もぐじり出れば」
42. もと‐で【元手】
日本国語大辞典
色大鑑〔1687〕七・一「殊更色道の太皷もち心永う物毎堪忍つよきがもと手なるべし」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「扇一本本一冊、口が元手(モトデ
43. や‐こう[‥カウ]【夜講】
日本国語大辞典
〔名〕夜になって行なわれる講義や談。*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「机を背負って夜講(ヤカウ)の帰りかい」*人情本・春色江戸紫〔1864~68頃
44. やま‐どめ【山止・山留】
日本国語大辞典
〔1860〕四幕返し「十四五本で山留(ヤマドメ)だが、早く仕舞って帰りてえものだ」*歌舞伎・神有月色世話事(縁結び)〔1862〕「如何さまさう沢山あっては、結ぶ