古代文字の資料として、甲骨文(卜文)、金文、石鼓文、及び〔説文解字〕に収める篆文(てんぶん)・籀文(ちゅうぶん)・古文の字形を収めた。その採集書は次の諸書である。
〔甲骨文編〕
十四巻 孫海波
民国二十三年
〔甲骨文編〕
十四巻 中国科学院考古研究所編輯
一九六五年
〔続甲骨文編〕
十四巻 金祥恒
民国四十八年
〔金文編〕
十四巻 容庚
重訂本
〔古文字類編〕 高明
一九八〇年
〔漢語古文字字形表〕 徐仲舒
一九八〇年
〔説文解字〕に収める字形は、主として〔説文篆韻譜〕所収のものによった。〔説文新附〕の字など、〔篆韻譜〕未収のものは、〔大徐本〕〔小徐本〕などによって補った。
上の文字資料のうち、説文解字に収める字形は〔説文解字〕、ついで甲骨文には〔甲骨文〕、金文には〔金文〕、それ以外の文字には〔その他〕と行頭に附して、この順に掲げた。
- 【例】 盂