常用漢字表、人名用漢字別表にある文字は、それぞれその字形によった。常用漢字には
、人名用漢字には
と、見出し上に附した。
前項の字形が旧字形と異なるときは、旧字形を( )を加えて、副見出しとしてあげた。旧字形には、書き方の違いによるものも含めた。
- 【例】
- 【例】
常用漢字表、人名用漢字別表の文字が、旧字形において別の字であるときは、その旧字形を親字とする一条を、別に設けた。
【例】 |
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缶() |
カン |
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缶 |
フ(別出) |
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灯(燈) |
トウ |
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灯 |
テイ(別出) |
親字のうち、たとえば〔説文解字〕にあげる古文・籀文(ちゅうぶん)・或(ある)体のように、異体異構の字があるときは、親字の下に、[ ]を加えてあげた。
- 【例】
親字の字形は、一応〔康熙字典〕によったが、字形学的に改める必要のあるときは、一部改めたところがある。