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日本国語大辞典 第二版のサンプルページ一覧

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重陽(世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
9月9日の節供。陽数(奇数)の極である9が月と日に重なることからいい,重九(ちようきゆう)ともいう。中国行事の渡来したもので,邪気を避け,寒さに向かっての無病息災,防寒の意味もあった。菊花宴ともいい,685年(天武14)を起源とするが,嵯峨天皇のときには,神泉苑に文人を召して詩を作り,宴が行われていることが見え
七草(世界大百科事典・日本国語大辞典・日本大百科全書・国史大辞典)
七種とも書き,春の七草と秋の七草がある。春の七草〈せり,なずな,ごぎょう,はこべら,ほとけのざ,すずな,すずしろ,これや七草〉とうたわれたように,これらを春の七草と称し,この,ごぎょうはハハコグサ,はこべらはハコベ,ほとけのざはタビラコ,すずなはカブ,すずしろは大根とされる
入梅(日本大百科全書・日本国語大辞典・国史大辞典)
雑節の一つ。梅雨の時期に入る日をいい、暦にはその日を記す。旧暦時代には五月節芒種(ぼうしゅ)に入って第一の壬(みずのえ)の日を入梅とする説を用いた。現行暦では太陽の視黄経が80度に達した日をもって入梅とし、太陽暦の6月11日ごろにあたる。この日から梅雨が始まるわけではなく、およそこのころから雨期に入ることを
二百十日(世界大百科事典・日本国語大辞典)
暦の雑節の一つ。立春の日から数えて210日目の日。9月1日ごろになる。220日目の二百二十日とともに,台風が来襲する厄日とされ,この日を中心にして風の害を防ぐための風祭(かざまつり)を行う風習があった
桐壺(源氏物語)(日本古典文学全集・日本国語大辞典)
〔一〕帝の桐壺更衣(きりつぼのこうい)への御おぼえまばゆし帝(みかど)はどなたの御代(みよ)であったか、女御(にようご)や更衣(こうい)が大勢お仕えしておられた中に、最高の身分とはいえぬお方で、格別に帝のご寵愛(ちようあい)をこうむっていらっしゃるお方があった。
五月・皐月(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕(1)陰暦五月の称。《季・夏》*万葉集〔8C後〕一七・三九九六「わが背子が国へましなばほととぎす鳴かむ佐都奇(サツキ)はさぶしけむかも〈内蔵縄麻呂〉」*源氏物語〔1001〜14頃〕夕顔「いとしのびて、さ月の頃ほひよりものし給ふ人なん、あるべけれど」
卯月(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕陰暦四月の異称。この月より夏にはいり、衣更(ころもがえ)をした。《季・夏》*日本書紀〔720〕皇極元年四月(北野本訓)「夏、四月(ウツキ)丙戌の朔癸巳、太使(こにつかひ)翹岐其の従者(ともびと)を将(ゐ)て拝朝(みかどをがみ)す」*源氏物語〔1001〜14頃〕玉鬘
彌生(日本国語大辞典)
解説・用例【一】〔名〕(「いやおい(彌生)」の変化したものか)陰暦三月の異称。《季・春》*日本書紀〔720〕孝霊四年三月(北野本訓)「四年(よとせ)の春(はる)三月(ヤヨヒ)甲申(きのえさる)の朔(つひたち)甲午(きのえむま)に」*古今和歌集〔905〜914〕春上・六一・詞書
睦月(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕陰暦正月の称。むつびづき。むつびのつき。むつましづき。むつみづき。《季・新年》*万葉集〔8C後〕五・八一五「武都紀(ムツキ)たち春の来たらばかくしこそ梅を招(を)きつつたのしき終へめ〈紀卿(名未詳)〉」*源氏物語〔1001〜14頃〕乙女「年の暮にはむ月の御さうぞくなど、
師走(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕陰暦一二月の異称。極月(ごくげつ)。《季・冬》*日本書紀〔720〕神武即位前(北野本室町訓)「十有二月(シハス)の丙辰朔、壬午のひ」*日本書紀〔720〕仁徳六二年(前田本訓)「是より以後、季冬(シハス)に当る毎に、必ず、氷を蔵む」*万葉集〔8C後〕八・一六四八「十二月(しはす)には
霜月(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕陰暦一一月の異称。霜降月(しもふりづき)。霜見月。《季・冬》*日本書紀〔720〕神武即位前(北野本室町時代訓)「十有一月(シモツキ)の癸の亥朔己巳のひ」*竹取物語〔9C末〜10C初〕「霜月しはすの降り氷り、みな月の照りはたたくにも障(さは)らず来たり」*源氏物語〔1001〜14頃〕蓬生
神無月(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕(「な」は「の」の意で、「神の月」すなわち、神祭りの月の意か。俗説には、全国の神々が出雲大社に集まって、諸国が「神無しになる月」だからという)陰暦一〇月のこと。かんなづき。かみなしづき。かみなかりづき。
太平記(国史大辞典・世界大百科事典・日本古典文学全集・日本国語大辞典)
南北朝内乱期を描いた軍記物語。四十巻。成立と作者については明らかでないが、『難太平記』の記述によれば、暦応元年(延元三、一三三八)から観応元年(正平五、一三五〇)までの間に、最初の形が成立したと考えられる。その後何段階かの書き継ぎや添削が行われて
やま‐せ【山背】(日本国語大辞典)
山を越えて吹いてくる風。また、夏、東北地方の太平洋岸に吹く冷涼な北東風。《季・夏》(1)本来、山の向こうから吹いてくる風のことで、山背の漢字表記がなされ、語源説では「セ」を風とみるものが多い。(2)地方によって風向や付随する意味も様々である。この語が風名の中でも比較的有名なのは、方言の分布地域の広さのほか
ちゃく‐なん【嫡男】(日本国語大辞典)
正妻の生んだ最初の男子。嫡出の長男。嫡子。*今昔物語集〔1120頃か〕二〇・三三「此の一の衣をば我が嫡男也汝に与ふ」*吾妻鏡‐治承四年〔1180〕八月一〇日「秀義以〓嫡男佐々木太郎定綱〓〈略〉申〓送武衛〓」
孝徳天皇(日本国語大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
第三六代天皇。茅渟王の子。斉明天皇の同母弟。名は軽皇子、天万豊日尊。大化元年(六四五)即位し、在位一〇年。難波の長柄豊碕宮に遷都。中大兄皇子、中臣鎌足らとともに、大化の改新を行なう。推古天皇五〜白雉五年(五九七〜六五四)
穀雨(日本国語大辞典・平成ニッポン生活便利帳)
二十四気の一つ。清明の次に来る季節。春の季節中の最後にあたる。四月二一日頃。《季・春》*延喜式〔927〕一六・陰陽寮
清明(日本国語大辞典)
清く明らかなこと。また、そのさま。二十四節気の一つ。天文学的には、太陽が黄道上の一五度の点を通過するときで、暦の上では、陰暦三月、春分のあと一五日目、新暦の四月五、六日ごろに当たる。清明節。晴明。《季・春》
春分(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
太陽が黄経0度の春分点を通過する時刻。ふつうはその日をいう。二十四節気の一つ。春の彼岸の中日で新暦の三月二一日頃にあたり、昼夜はほぼ同時間。《季・春》
啓蟄(日本国語大辞典)
冬ごもりの虫が地中からはい出ること。また、その虫。蟄虫。二十四気の一つ。陰暦二月の節気。太陽暦の三月五日頃にあたる。《季・春》
雨水(日本国語大辞典)
二十四節気の一つ。天文学的には、太陽が黄道上の三三〇度の点を通過するときで、暦の上では、陰暦正月の中、新暦の二月一八日ごろに当たる。《季・春》
立春(日本国語大辞典・世界大百科事典)
二十四節気の一つ。太陽の黄経が三一五度のときをいう。雑節の基準日、八十八夜・二百十日などの起算日。新暦二月五日頃に当たり、昔の中国および日本ではこの日から春になるとした。立春節。和語では「春立つ」が用いられ、陰暦の時代は、その年のうちにこの日を迎えることもあった。
大寒(日本国語大辞典)
二十四節気の一つ。陰暦の一二月の節気。太陽の黄経が二八五度の時。太陽暦では一月五、六日頃に当たる。寒の入り。またその日から一五日間をいう。大寒に先立ち、大寒の一五日と合わせて寒とよぶ。《季・冬》
小寒(日本国語大辞典)
二十四節気の一つ。陰暦の一二月の節気。太陽の黄経が二八五度の時。太陽暦では一月五、六日頃に当たる。寒の入り。またその日から一五日間をいう。大寒に先立ち、大寒の一五日と合わせて寒とよぶ。《季・冬》
冬至(日本国語大辞典・国史大辞典・世界大百科事典)
二十四節気の一つ。太陽の黄経が二七〇度のときをいう。新暦一二月二二日頃。旧暦では一一月の中に当たる。この日、北半球では太陽の南中高度が最低で昼間が最も短い。この日から日照時間が伸びるので、生命力が復活する節日として祝う習慣があった。
処暑(日本国語大辞典)
二十四節気の一つ。立秋と白露の中間。太陽の黄経が一五〇度となる日。陰暦七月の中旬頃、太陽暦八月二三日頃に当たる。《季・秋》
象徴(日本国語大辞典)
ことばに表わしにくい事象、心象などに対して、それを想起、連想させるような具体的な事物や感覚的なことばで置きかえて表わすこと。また、その表わしたもの。たとえば、十字架でキリスト教を、白で純潔を、ハトで平和を表わす類。比喩が感覚的に把握しやすい類似した具象と具象との関係をたとえで表わすのに対し
六国史(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
官撰の6種の国史の総称。奈良・平安時代に編纂された『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』がそれである。国史の編纂は古く、7世紀、聖徳太子のときに『天皇記』以下が完成したといわれるが
沙汰(日本国語大辞典・全文全訳古語辞典・国史大辞典)
焼いた薩摩芋。《季・冬》*評判記・秘伝書〔1655頃〕下ほんの事「やきぐり、やきいもは、いきくさくなる也」*俳諧・骨書〔1787〕上「朝の月狩の竹鑓手束弓〈青蘿〉 来かかるものが焼芋を喰ふ〈樗良〉」
情報(日本国語大辞典)
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