日本国語大辞典 第二版のサンプルページ一覧

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春一番(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕(1)瀬戸内海から北九州にかけて、春になって最初に吹く南風。(2)早春の頃吹く、その年初めての南風の強風。日本海を発達した低気圧が通過するときに吹く。山口県や能登半島では、古くから「春一」などと称してきた。《季・春》*わたしの崋山
こよなし(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
解説・用例〔形ク〕他とくらべて、はるかにへだたりのあるさまを表わす語。善悪いずれにもいう。(1)他とくらべて違いがはなはだしい。格別に違う。格段の差がある。(イ)比較の基準が示される場合。*宇津保物語〔970~999頃〕蔵開中「それはとしは、われに
浮世風呂(国史大辞典・日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
【一】〔名〕(「浮世」は当世・享楽の意)(1)近世初期、湯女(ゆな)と称する遊女を置き、客に入浴・遊興させた遊女屋。*随筆・兎園小説別集〔1826~32〕中「元吉原の一廓を立下され、遊女屋渡世御免の後も、猶甚右衛門が手につかずして、江戸の
あらまほし(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
【一】〔連語〕(動詞「あり(有)」の未然形に希望の助動詞「まほし」が付いたもの)(1)(「あり」が希望主の状態である場合)居たい。したい。*蜻蛉日記〔974頃〕上・康保三年「ここにぞ、いとあらまほしきを、何事もせんに、いとびんなかるべければ
三味線(新版 歌舞伎事典・日本国語大辞典・日本大百科全書)
〔名〕(1)和楽器の一つ。日本の代表的弦楽器。やや丸みを帯びた方形の胴に棹(さお)をつけ、その先端に海老尾(えびお)を設けたもの。三弦で、ふつう撥(ばち)で奏する。棹は紫檀(したん)・紅木(こうき)、胴は花梨(かりん)などで作り、胴には
河原者(新版 歌舞伎事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
〔名〕(1)中世賤民の一つで、平安期以後、河原に住むことを強制された人々。肉体労働や染色、皮なめし、雑芸能などを業とした。室町時代には、隷属関係をもつ寺社の権力を背景に、さまざまの特権を獲得したものもあった。特殊技能者の集団として多様な活動
かぐや姫(日本架空伝承人名事典・日本大百科全書・日本国語大辞典)
解説・用例「竹取物語」の女主人公。竹の中から生まれ、竹取の翁(おきな)夫婦に育てられて輝くばかりの美しい姫に成長。多くの貴公子の求婚を、難題をもちかけてしりぞけ、帝(みかど)のお召しにも応じないまま、八月の十五夜、月からの使者に迎えられて昇天する。
初夢(日本国語大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕年の初めに見る夢。(イ)節分の夜から立春の明けがたに見る夢。*山家集〔12C後〕上「たつ春の朝よみける年くれぬ春来べしとは思ひ寝にまさしく見えてかなふ初夢」*俳諧・増山の井〔1663〕正月「初夢立春の朝の夢也」*随筆・嬉遊笑覧
大晦日(国史大辞典・日本大百科全書・日本国語大辞典・日本の歳時記・日本方言大辞典)
解説・用例〔名〕一年の最終日。おおつごもり。おおとし。《季・冬》*雑俳・柳多留‐二〔1767〕「つねていのうそでは行かぬ大三十日」*俳諧・類題発句集〔1774〕冬「大晦日大三十日定なき世の定哉〈西鶴〉」*滑稽本・浮世風呂〔1809~13〕三・上
太陽暦(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕地球が太陽のまわりを一回転する時間を一年とする暦のたて方。一年を三六五日とし、また四年に一度閏(うるう)年をおいて三六六日とする。現行のもの、すなわちグレゴリオ暦では、さらに四〇〇年ごとに三回ずつ閏年を平年に代え、一年の長さを精密に
閻魔(日本架空伝承人名事典・日本国語大辞典・世界大百科事典)
解説・用例【一】({梵}Yamaの音訳。手綱・抑制・禁止などの意。遮止(しゃし)・静息など種々に訳し、また、死者の霊を捕縛する「縛」とも、平等に罪福を判定する意の「平等」とも訳す。また、古代インド神話では、兄妹の双生児であるところから「双」とも
天邪鬼(日本架空伝承人名事典・日本国語大辞典・日本大百科全書)
解説・用例〔名〕(1)民話などに悪役として登場する鬼。天探女(あまのさぐめ)に由来するといわれるが、瓜子姫(うりこひめ)の話に見えるものなど変形は多い。あまのざこ。あまのじゃき。あまのじゃこ。あまんじゃく。*俗語考〔1841〕「あまのじゃく
隈取(新版 歌舞伎事典・日本国語大辞典・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕(1)陰影や濃淡などで境をつけること。また、そのもの。くま。*小学読本〔1874〕〈榊原・那珂・稲垣〉三「辛夷も此類にして、花小く紅の暈(クマトリ)あり」*春の城〔1952〕〈阿川弘之〉四・一「段々畠の輪郭を、一つ一つ彫ったように
七月革命(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例一八三〇年七月、ブルボン復古王朝を倒したフランスの革命。シャルル一〇世の反動政治に対して自由主義ブルジョワが起こした。国王はイギリスに亡命、オルレアン家のルイ=フィリップが即位し、七月王政がはじまる。革命の影響は広まり、ベルギーの独立
三宝絵詞(東洋文庫・国史大辞典・日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例平安中期の仏教説話集。三巻。源為憲著。永観二年(九八四)成立。冷泉院第二皇女尊子内親王が永観元年一七歳で出家、仏法信仰の故に為憲にあつらえたので撰進したといわれる。上巻は釈迦の本生談、中巻は広く日本の僧俗一八人の事歴。大部分は日本霊異記に
西行物語(世界大百科事典・日本国語大辞典・日本大百科全書)
解説・用例鎌倉時代の物語。二巻。作者未詳。別称「西行記」「西行一代記」「西行一生涯草子」「西行四季物語」など。一所不住の回国修行に生涯の大半を捧げた歌人西行の一生を、その有名な歌を多数文中にとり入れながら、伝説・説話をまじえて記したもの。成立年は不明
鎖国(国史大辞典・日本国語大辞典・世界大百科事典)
解説・用例〔名〕国をとざし外国との交際を断つこと。特に、江戸幕府がキリスト教や外国勢力の流入を恐れ、海外通交の統制をはかるため、寛永一六年(一六三九)から安政元年(一八五四)までの二一五年間、朝鮮・中国・オランダを除く諸外国との通商、往来や日本人の
地政学(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕国の政策を、主として風土・環境などの地理的角度から研究する学問。スウェーデンの政治学者チェレン(ヒェレン)の用語。ドイツのハウスホーファーによって、ナチスの領土拡張政策を正当化する理論に利用された。地政治学。発音チセク[セ]
辞書(世界大百科事典・日本国語大辞典・国史大辞典・デジタル版 集英社世界文学大事典)
解説・用例〔名〕(1)ことばや文字をある観点から整理して排列し、その読み方、意味などを記した書物。外国語辞書・漢和辞書・国語辞書などを含めていう。国語辞書の中には、普通のもの以外に、百科辞書や地名辞書・人名辞書、また、時代・ジャンル・作品などを限った
東欧(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例ヨーロッパの東部の地域。特に、かつてヨーロッパの西部を占める資本主義諸国に対して、東ドイツ・ポーランド・チェコスロバキア・ハンガリー・ユーゴスラビア・アルバニア・ブルガリア・ルーマニアなどの社会主義諸国を指していった。西欧。*比較言語学に
よし 【由・因・縁】(日本国語大辞典)
〔名〕(「寄(よ)す」と同根で、物事に関係づけていくことの意)(1)物事の起こった理由。由来。わけ。いわれ。*日本書紀〔720〕推古一一年二月(岩崎本平安中期訓)「故、猪手連の孫を娑婆連と曰ふ。其れ是の縁(ヨシ)なり」*万葉集〔8C後〕
すなわち(日本国語大辞典・全文全訳古語辞典)
【一】〔名〕(1)(多く連体修飾語を受けて)ある動作の終わったその時。途端。*万葉集〔8C後〕八・一五〇五「霍公鳥(ほととぎす)鳴きし登時(すなはち)君が家に行けと追ひしは至りけむかも〈大神女郎〉」*竹取物語〔9C末~10C初〕
御伽婢子(国史大辞典・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例【一】〔名〕(「おとぎははこ(御伽母子)」が「おとぎばわこ」を経て変化したもの)子供のお守りの一種。長さ約三〇センチメートル。芯に綿を入れ、白い布で頭身を包み、黒い糸を髪として左右に分け、胸の前に垂らした人形。*浄瑠璃・本領曾我
新続古今和歌集(国史大辞典・日本国語大辞典)
解説・用例室町時代にできた、二一番目の勅撰集。二〇巻。歌数は二一四四首。永享五年(一四三三)後花園天皇の命により飛鳥井雅世が撰し、同一一年完成。真名序・仮名序共に一条兼良の執筆。代表歌人は飛鳥井雅縁、藤原良経、後小松院、藤原俊成、同定家、頓阿
ロシア人(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕インド‐ヨーロッパ系スラブ族の東方群に属する大ロシア人・白ロシア人・ウクライナ人などの総称。また、ロシア連邦を構成する多くの民族の総称。*近世紀聞〔1875~81〕〈条野有人〉初・三「此春魯西亜人(ロシヤジン)船を修するを名として
ロシア 【露西亜】(世界大百科事典・日本国語大辞典・国史大辞典)
総説ロシヤと表記することもある。漢字では江戸時代から明治初年まで魯西亜,明治中期以後は露西亜の文字をあてる。ソ連時代には,国名としてはソ連邦の一構成要素であるロシア連邦社会主義共和国にその名をとどめていたにすぎないが,ソ連邦崩壊後はこの共和国が
多武峰少将物語(日本大百科全書・日本国語大辞典)
解説・用例物語。一巻。作者未詳。応和~康保年間(九六一~九六八)頃の成立か。藤原師輔(もろすけ)の八男高光が、応和元年(九六一)妻子兄弟をすてて突然比叡山で出家し、さらに多武峰に草庵を営んだいきさつと、周囲の人々の悲嘆を、歌を中心にしるしたもの
平治の乱(世界大百科事典・日本国語大辞典)
保元の乱後、後白河上皇の寵臣藤原通憲と結んだ平清盛を打倒しようとして、源義朝が通憲の対立者藤原信頼と結んで平治元年(一一五九)に挙兵した内乱。後白河上皇を幽閉し、通憲を殺害したが清盛に敗れ、義朝・信頼は殺された。源氏の勢力は衰退し、平氏政権が出現した
保元の乱(世界大百科事典・日本国語大辞典)
保元元年(一一五六)京都に起こった内乱。皇室内部では皇位継承に関して不満を持つ崇徳上皇と後白河天皇が、摂関家では藤原頼長と忠通とが激しく対立し、崇徳・頼長側は源為義・平忠正らの武士団を招き、後白河・忠通側は源義朝・平清盛らの武士団を招いて交戦
卒業(日本国語大辞典)
解説・用例〔名〕(1)一つの事業を完了すること。*授業編〔1783〕一〇「かほどの編集かりそめに卒業(ソツゲウ)あるべきに非ず」*俳諧・五車反古〔1783〕序「明日を待て稿を脱せむ。維こま、終(つひ)に卒業の期なきを悟て、竊(ひそか)に草稿を奪ひ去」
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