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用例文は、語釈のあとに*印をつけて示す。
用例文は「 」でくくり、適宜句読点を加えるなど、できるだけ読みやすくする。ただし、見出しに当たる部分は、なるべく原本のかたちに従う。
(イ) | 原則として原本のかたちを尊重するが、漢字の字体については次項「3. 漢字の字体について」による。 |
(ロ) | 万葉がな・ローマ字等はそのまま表記し、適宜( )内に読みをかたかなで付記する。ただし、万葉がなのうち、訓がなの場合はひらがなで示したものもある。 |
(ハ) | 見出し部分の漢字について、その読みが原本につけられているものは( )内にかたかなで示す。原本の読みが不確実な場合は、その部分をひらがなで補う場合もある。訓点資料なども、この原則に従う。 |
(ニ) | 原本の行の左右に付された訓注的なものを〈注〉のかたちで示す場合もある。 |
(ホ) | 拗音・促音は、確実なものに限って小字とする。 |
〈表記〉 | |
(イ) | 和文は、原則として漢字ひらがな混り文とする。ただし、ローマ字資料や辞書については、かたかなを使う場合がある。 |
(ロ) | 万葉集・古事記・日本書紀・風土記・古語拾遺・日本霊異記・祝詞・宣命、および訓点資料は、原則として読み下し文で示す。 |
(ハ) | 漢文体、およびそれに準ずるものは、できるだけ返り点を付ける。 |
(ニ) | 原本がかな書きでも、読みやすくするために、原文の意味をそこなわない範囲で漢字を当てるものもある。 |
〈仮名遣い〉 | |
(イ) | 上代から中世に至る、書写されて受け継がれた作品群は、歴史的仮名遣いで統一する。ただし、中世の和文の記録(「御湯殿上日記」など)や狂言・幸若・御伽草子の類は、拠ったテキストの仮名遣いに従う。 |
(ロ) | 近世から現代に至る、主として印刷されて受け継がれた作品群は、テキストの仮名遣いに従う。 |
(ハ) | 漢字の読みをたすけるふりがなも前述の原則に従う。 |
(ニ) | 拗音・促音は、拗音・促音であることが確実なものに限って小字とする。 |
(イ) | 原則として常用漢字表の字体に従う。ただし、二つ以上の字体があって整理されたものや、芸=藝・欠=缺など別字と混乱するおそれのあるものについては、必要に応じて旧字体を残すこともある。 |
(ロ) | 常用漢字表外の漢字については、原則として拠ったテキストの字体を尊重するが、極端な異体字や、成り立ちが同じで、かたちの類似しているものについては、なるべく普通のかたちを採用する。 |
原本ないしテキストにおける、文字の大小の使い分け、割注のかたちなどは、一行書きとする。この場合、〈 〉( )〔 〕などを適宜用いて、もとのかたちに準じて区別する場合もある。