ジャパンナレッジ
(イ) | 発音に近いかたちを見出しとする。 |
(ロ) | 用言については、終止形にこだわらないで、慣用の多いかたちを見出しとする場合もあり、活用語尾を示す・は省略する。 |
(ハ) | かたちの類似する同語源の方言のうち、一項にまとめたほうが理解しやすいものは、主たるかたちを定めて見出しとし、その見出しのもとに類似するかたちを集める。その際、類似するかたちは《 》の中に示す。 |
うざねはく
【方言】 《うざねをはく》 …… 《おざねはく》 …… 《うじゃねはく》 …… 《うざにはく》 …… 《うんざにはく》 …… 《うさねこく》 |
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(ニ) | 歴史的仮名遣いの欄は設けない。 |
(ホ) | 意味の上から漢字を当てて漢字欄に示したものもある。 |
(ヘ) | 品詞欄のうち、動詞・形容詞・形容動詞・助詞は、それぞれ〔動〕〔形〕〔形動〕〔助〕とし、その活用の種類や分類は示さない。 |
方言欄の解説は、語釈、例文、地域名、出典番号から成り、その順に記述する。
(イ) | 一般語でいいかえられるものは、それに置きかえるなど、簡潔を旨とするが、方言集などの記述をそのまま残すものもある。 |
(ロ) | 一般語と意味が重なる場合は、一般語の解説にゆだねる。一般語の意味が多岐にわたる場合は、重複して記述する。 |
(ハ) | 動植物については、一般的な名称をあげるにとどめる。まぎらわしいものについては、適宜、動物・鳥・魚・貝、あるいは植物などと注記する。 |
(イ) | 各方言集などに示される地域名をそのまま掲げる。従って、その地域名は現在の行政区画とは必ずしも一致しない。 |
(ロ) | それぞれの語釈の中で複数の地域名を示す場合、その順は、おおむね北から南へ並べる。 |
(イ) | 典拠とした千余点の方言集その他の資料を番号化して、地域名のあとに示す。 | |
(ロ) | 出典番号は、三桁の数字ないし記号で示す。 | |
○ | 近世の資料には†を付し、†001~†139の番号で示す。 | |
○ | 全国的な規模で収集されている資料は、001~064の番号で示す。 | |
○ | その他の出典番号は065以降の数字とし、地域を大別できるようにする。 | |
以上の出典番号と資料名は、付録に掲げる 「方言資料および方言出典番号一覧」 に示す。 |