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日本国語大辞典 第二版
凡例
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[1] 見出し相互の関連について
見出しを立てても、その解説をそれぞれ別の見出しにゆだねる場合、次のようなかたちで示す。
解説をゆだねる項目が親見出しの場合
あずまおり
【東折】 「あずまからげ(東紮)」に同じ。
あいず
【会津】
あいづ(会津)
いい事(こと)
親見出し
解説をゆだねる項目が子見出しの場合
いいこうい
【以夷攻夷】 「い(夷)を以て夷を制す」に同じ。
あかき心(こころ)
「あかい(明)」の子見出し
[2] 字音語素について
漢語を構成する字音の要素について、漢字ごとに簡単にその意味を示し、その漢字が構成する熟語を掲げる。
とりあげる漢字は、日本の文献に用いられてきたものを中心にするが、熟語の例は、漢籍に用いられるものにも及ぶ。
同音の漢字を一つの親見出しのもとに集め、それぞれの漢字を【 】で括って子見出しとする。
親見出しの〔字音語素〕の表示の下に、収載する同音の漢字の一覧を掲げる。
同音の漢字は、主として、字形構成上の表音部分によって分類し、表音部分を共通にするものを類として、表音部分の画数によって配列する。共通の表音部分をもたない漢字は、最後に一括して一類とする。
表音部分を共通にする漢字の類の中では、画数順に配列する。
共通表音部分をもたない漢字の類の中では、総画数によって配列する。
漢字ごとにその意味を区分して熟語をあげる。さらにその熟語の構成上の役割から、重畳、対義・類義結合、後部結合、前部結合等を/で区分けして列記する。
漢字欄には、常用漢字については、新字体を示し、そのあとに=を付して旧字体をも示す。
漢字欄の横に、その見出しとした音の呉音・漢音・唐音・慣用音の別をそれぞれの略号で示す。ただし、呉音・漢音が同音のものについては省略する。
漢字欄の下に、歴史的仮名遣いを示す。
その漢字の別音を別の字音語素として掲げるときは〔→……
〕のように、また、一般語に、その字音が独立して語をなすものを名詞等として掲げるものがあるときは、それぞれ、
を用いて参照すべきことを示す。
[3] 五十音の仮名字体表について
五十音のひらがな、かたかなの字体表を音ごとに掲げる。
字源となるものの楷書を表示し、以下省略の順序をあげて、現今の字形の起源が理解できるように示す。
異体仮名、変体仮名を、主要な写本から選んで、その出典とともに掲げる。
古事記・日本書紀・万葉集に見られる主要な万葉がなを付記する
(初版の際に中田祝夫博士の指導を得た)
[4] 図版について
風俗・服飾・有職・調度・図像・仏具などについて、絵巻物・図誌あるいは作品のさしえなどから模写し、その出典を明記して掲げる。
動物・植物・文様・紋所・構造等、語釈のみではわかりにくいものについて、それを図示する。
[5] 用例の扱いについて
『日本国語大辞典』は、上代から現代に至るおびただしい数の文献を拠り所として、日本語の意味・用法を明らかにすることを目的とした辞典である。本書に用例として掲げた文の中には、過去における社会状況やひとびとの認識の実態を反映して、今日の視点からすれば差別的であると思われる語句や内容を含んだものが存在している。もとより差別は許されるべきではなく、編集部では用例の選択や解説文中において十分配慮したが、日本語の総体と日本人の思考・感情のすがたを、歴史的かつ客観的に把握するための資料としての重要性にかんがみ、原文のまま引用・掲載したものもある。
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