(トウナンアジアシ)
レイ・タン・コイ 著/石澤良昭 訳
諸国民の精神構造を分析し、村落の経済基盤の変遷を考察し、流動する東南アジア諸国に歴史的展望を与えた記念碑的名著に、最新の研究成果を反映させて、訳者補遺を収録した増補新版。
(スロヴェニア)
ジョルジュ・カステラン、アントニア・ベルナール 著/千田 善 訳
南スラヴ系民族国家のなかでも西欧の影響を色濃くとどめているスロヴェニア。本書は、その歴史・経済・文化を項目別に紹介する。「文学的民族」の国=スロヴェニア案内の決定版!
(クロアチア)
ジョルジュ・カステラン、ガブリエラ・ヴィダン 著/千田 善、湧口清隆 訳
ユーゴスラヴィアからの独立以降、ボスニアをめぐる民族紛争の鍵を握ったクロアチア。本書は、豊かな歴史的遺産を抱える国家の成立背景を解説する。クロアチア案内の決定版!
(ゲンゴセイサクトハナニカ)
ルイ=ジャン・カルヴェ 著/西山教行 訳 三浦信孝 解説
「国語」や「標準語」は、どのようなメカニズムでつくられるのか? 本書は、言語政策とその科学的方法を詳しく紹介し、言語と社会の関係を考察するための明快な視座を提供する。
(ウチュウセイブツガクヘノショウタイ)
F・ロラン、F・ロラン=セルソー、J・シュネデール 著/唐牛幸子 訳
宇宙におけるあらゆる形態の生命の科学的なリサーチを紹介すべく、地球上における生命の起源と進化を踏まえたうえで、太陽系内の天体から遥かな銀河系にまで、地球外生命の存在を探る。
(クローヴィス)
ルネ・ミュソ=グラール 著/加納 修 訳
5世紀末から6世紀にかけてガリアの地を征服したクローヴィス。フランク族の来歴と彼の生涯をたどり、「フランスにおける最初の国王」の実像に迫る。首都パリが誕生する時代を活写。
(クレオールゴ)
ロベール・ショダンソン 著/糟谷啓介、田中克彦 訳
ヨーロッパの植民地で生まれ、特別な歴史を体現する言葉――クレオール語はどのように発生したのか、社会言語学に基づきながら概説。クレオール文化にも、音楽・料理の観点から迫る。
(レトリック)
オリヴィエ・ルブール 著/佐野泰雄 訳
ギリシア時代から育まれつづけてきた、「誰であろうが説得してしまう術」として知られるレトリック。その歴史と仕組みを、本書は具体的な事例もふんだんに、わかりやすく解説する。
(プランタジネットケノヒトビト)
アンリ・ルゴエレル 著/福本秀子 訳
エニシダの紋章で知られる「けんか好きな王家」――プランタジネット家は、イングランドとフランスをまたにかけ、ヨーロッパ中世の貴族社会を育んだ。彼らの栄華盛衰の物語を活写。
(セネカ)
ピエール・グリマル 著/鈴木 暁 訳
ストア派の哲学者として皇帝ネロの「家庭教師」をつとめたセネカ。本書では彼の生涯を辿り、その哲学思想の本質を仔細に検討する。古代ローマ研究の碩学による、セネカ解読の手引き。