(クローヴィス)
ルネ・ミュソ=グラール 著/加納 修 訳
5世紀末から6世紀にかけてガリアの地を征服したクローヴィス。フランク族の来歴と彼の生涯をたどり、「フランスにおける最初の国王」の実像に迫る。首都パリが誕生する時代を活写。
(プランタジネットケノヒトビト)
アンリ・ルゴエレル 著/福本秀子 訳
エニシダの紋章で知られる「けんか好きな王家」――プランタジネット家は、イングランドとフランスをまたにかけ、ヨーロッパ中世の貴族社会を育んだ。彼らの栄華盛衰の物語を活写。
(コモロショトウ)
エルヴェ・シャニュー、アリ・ハリブ 著/花渕馨也 訳
アフリカ大陸とマダガスカル島に挟まれた、4つの小さな島々――「生きた化石」シーラカンスで名高いコモロ諸島。その地理・自然環境および歴史を詳しく語り、コモロ社会を描き出す。
(パリノレキシ)
イヴァン・コンボー 著/小林 茂 訳
世界で最も完璧な町――パリの市民の政治動向は、いかに「町づくり」に反映されていたか? 都市空間の変遷と各時代の表情とを、手際よく展望。あなたの旅行を豊かにするための一冊。
(インディヘニスモ ラテンアメリカセンジュウミンヨウゴウンドウノレキシ)
アンリ・ファーヴル 著/染田秀藤 訳
中南米大陸の歴史を貫くインディヘニスモ。植民地時代の原始信仰が西欧の思潮に“もまれる”さまを概説し、そこから生まれた文学・芸術・政策の紹介を通して、グローバル化時代を展望。
(アルジェリアキンゲンダイシ)
シャルル=ロベール・アージュロン 著/私市正年、中島節子 訳
地中海をはさんで南仏に臨む、北アフリカの広大な共和国――アルジェリアの歴史を、フランスによる植民地支配との関わりから詳細に解説。巻末には「地図・年表・索引」を付した。
(ガンジーノジツゾウ)
ロベール・ドリエージュ 著/今枝由郎 訳
非暴力や菜食主義で有名なインドの「聖人」――ガンジーとは何者だったのか? 彼の生涯を辿り、その思想をテーマ別に解説。スキャンダラスな政治家として読み解く、決定版の評伝。
(アレクサンドロスダイオウ)
ピエール・ブリアン 著/田村 孝 訳
アレクサンドロス大王の遠征行を概説しながら、彼が関与した事績を当時の東方世界をめぐる状況のなかに位置づけて考察してゆく。ヘレニズム研究の第一人者による、頼もしい歴史書。
(タブンカシュギトハナニカ)
アンドレア・センプリーニ 著/三浦信孝、長谷川秀樹 訳
多民族国家アメリカで過熱化した、「差異」共存の思想――多文化主義の歴史背景を解説。PC(政治的な正しさ)が求められる言語使用の問題をはじめ、卓抜な視座をもって語る社会学。
(ヒャクネンセンソウ)
フィリップ・コンタミーヌ 著/坂巻昭二 訳
1337年から1453年にかけて、英仏の王家間で異常な長さにわたって繰り返された戦争の歴史を、その起源からジャンヌ・ダルク処刑裁判を経て終結するまで、わかりやすく解説。