ジャパンナレッジ
2.1 1音節および2音節語幹の用言については以下のような変化形見出し語を立項した.
➀ 1音節語幹の用言の語幹.
➁ 正則母音語幹用言のうち,連用形で語尾の-아[-어]が落ちるものと縮約するものの連用形.
➂ ㄹ語幹については,ㄹ脱落形・1音節語幹の現在連体形・1音節語幹の未来連体形・1音節語幹の動詞の過去連体形.
➃ 変則母音語幹用言の連用形.
➄ 変則子音語幹用言については,連用形と語尾の一部がついた形.
➅ 1音節または2音節語幹で同形異語のあるもの.
2.2 変化形見出し語の読み方
지은,파라면などは,一見すると「지으다,파라다」の活用形のように思える.ところが,従来の辞書では지으다や파라다を引こうとしても望む形が得られないことが多い.本辞典では,지으-や파라-という形を立項することによって,これらが짓다および파랗다の活用形であることを明らかにした.
変化形見出しは,가신や겨울のように単独で用いられるものもあるが,その後ろにさらに語尾がついたり,活用形の一部となるものもある.
例えば,連用形はそれだけで文中に現れるだけでなく,過去形や略待上称を形成するときの基本となる.
-으-2は-으で始まる語尾や補助語幹を代表させたものであって,-으면,-으니까,-은,-을,-으시-などと置き換えることができる.
また,用言と語尾との結合形が縮約したもの,体言と助詞との結合形が縮約したもの以外に,助詞と助詞の結合形が縮約したもの,語尾と助詞の結合形などを広範囲に収録し,学習の助けとした.