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9.1 品詞表示とその意味するところは次のとおりである.( 「10 用語解説」 も参照のこと)
名 | 名詞:事物の名前を示す品詞で,助詞가[이]を伴って主語になりうる.사과,봄など. |
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依名 | 依存名詞:必ず修飾語を必要とする名詞.분,것,바など.なお,依存名詞の下位類として物を数えるときの単位である助数詞がある.권,마리など. |
代 | 代名詞:事物に名前をつけず,指示のみを行なう品詞.나,너,우리,저희,그,자기など. |
数 | 数詞:事物の数量や順序を示す品詞. |
自 | 自動詞:事物の動きを過程的に表示する用言のうち,主語にのみ動作が及ぶもの.가다,돌다など. |
他 | 他動詞:事物の動きを過程的に表示する用言のうち,主語と目的語に動作が及ぶもの.먹다,깎다,주다など. |
使役 | 使役動詞:他に動作を行わせることを示す動詞.먹이다,입히다など. |
受動 | 受動動詞:他から動作を受けることを示す動詞.먹이다,쓰이다など. |
形 | 形容詞:事物の性質や状態を示す用言.붉다,덥다,아프다など. |
冠 | 冠形詞:助詞や語尾を伴うことなく,常に体言を修飾するだけで述語になれない品詞.새,이,무슨など. |
存 | 存在詞:事物の存在および非存在を示す品詞.있다,없다,계시다. |
指 | 指定詞:体言について「…だ」「…でない」という意味を表す用言をいう.이다,아니다. |
補動 | 補助動詞:他の用言について進行・終結などの文法的意味をつけ加える動詞.가다,두다など. |
補形 | 補助形容詞:他の用言について希望・否定などの文法的意味をつけ加える形容詞.싶다,않다など. |
補存 | 補助存在詞:進行中の動作や状態を示す存在詞.있다,계시다. |
副 | 副詞:用言や他の語を修飾する品詞.活用せず,助詞が自由につきにくい.빨리,많이,아직など. |
感 | 感嘆詞:話者が自らの感情や意志を直接表示する品詞.単独で独立した文のような機能を果たす.아이고,허,응,아차など. |
補幹 | 補助語幹:語幹と語尾の間に位置して時制・尊敬などを示す部分をいう.-시-,-겠-,-았-など. |
助 | 助詞:単語または文節についてその語と他の語との関係を示したり,意味を追加したりする品詞.가,이,에게,를など. |
語尾 | 語尾:用言の語幹について,さまざまな文法的意味を表示する部分をいう.-고,-지만,-면など. |
接頭 | 接頭辞:常に他の語の前について意味を強めたり意味を添えたりする造語要素.헛-,갓-など. |
接尾 | 接尾辞:常に他の語の後について意味を強めたり意味を添えたり品詞を変えたりする造語要素.-이,-답다,-거리다など. |
9.2 品詞表示のない見出し語
品詞表示のない見出し語には,縮約形,助詞の後にさらに助詞が接続したもの,語尾に助詞が接続したもの,変化形見出し,などがある.
9.3 派生表示:見出し語に接尾辞がつくことによって新たな品詞の語が派生される場合,以下のように示した.
되受動 | 見出し語に되다がついて受動動詞になる. |
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하自 | 見出し語に하다がついて自動詞になる. |
하他 | 見出し語に하다がついて他動詞になる. |
하自他 | 見出し語に하다がついて自動詞および他動詞になる. |
하形 | 見出し語に하다がついて形容詞になる. |
하形自 | 見出し語に하다がついて形容詞および自動詞になる. |
되自 | 見出し語に되다がついて自動詞になる. |
動作性名詞については,それが되다を伴うことによって自動詞や受動動詞になるか否かを示した.
用言が-아지다[-어지다],-아하다[-어하다]を伴って派生語を生ずる時には,できるかぎりこれを示した.