コトバJapan! スポーツ の 記事一覧


 旭日旗は赤い日の丸に同じく放射状の赤い線でデザインされた旗。日本ではおなじみの旗である。陸上自衛隊や海上自衛隊が隊旗や艦旗として使用しているほか、朝日新聞社も社旗の意匠として用いている。しかし、隣国の韓国や中国では、これを「日本軍国主義を想起する」などとして排他的に受け止め、ときに国際問題となる。

 アジア・サッカー連盟(AFC)がJ1川崎フロンターレに対し、ホームゲーム1試合を無観客とする処分と罰金1万5000ドル(約170万円)を科した(1年間の執行猶予付き)。2017年4月25日、韓国で行なわれた水原(スウォン)戦で、川崎サポーターが、応援席で旭日旗を掲げたからだ。旭日旗は会場でAFCにより没収された。旭日旗を掲げる行為は「政治的な主張、差別的象徴」と認定されたのだ。

 しかし、日本人にとって旭日旗は「軍国主義」の象徴でも何でもない。ナチスの「ハーケンクロイツ」と同一視されるのは迷惑な話である。

 これに対し、菅義偉(すが・よしひで)官房長官は、2017年5月8日の記者会見で、「旭日旗は、大漁旗や出産、節句の祝い旗など、日本国内で広く使われている」と反論した。今後、日本政府、日本サッカー協会は、AFCに対し直接抗議し、説明する必要がある。

 ただ、一点付け加えるとすれば、日本のサポーターは、中韓両国内でのゲームでは、旭日旗を振るのは自粛したほうがいい。
   

   

マンデー政経塾 / 板津久作   



 インスタグラムのヘビーユーザーである女子を中心に話題となっているダイエット方法のこと。

 「自宅でできるダイエット」として、その手軽さにハマる女子が急増しており、宅トレをしている様子やダイエット効果のビフォー・アフターをインスタに投稿するのが、モチベーションへとつながっているのだという。なお、インスタで「♯宅トレ」と打って検索すると10万件近くもヒットするそうで、そこからさまざまな「おすすめダイエット術」の情報交換をし合えるというメリットも大きい……らしい。

 ただ、ジムトレ(=ジムトレーニング)と比べ、宅トレには「実践しているダイエット術に細かい誤りがあっても、それを微修正してくれる専門家(トレーナー)が不在」「そもそもネット上からピックアップしたダイエット術自体が間違っている可能性もなくはない」……などのリスクもつきまとい、結局は「お金やヒマや定期的なジム通いをするマメさがない女子たち」の自己満足サークルと化している側面も、100%は否定できない。

 ちなみに筆者は、まだジムってヤツに一度も足を踏み入れたことがないバリバリの「宅トレ男子」であるが、そのダイエット術・筋トレ術の情報のほとんどは、インスタじゃなく草野球のチームメイトからの“口コミ”という原始的なコミュニケーションで得ている。筆者の場合、「魅せる身体づくり」ではなく、あくまで「野球に役立つ筋肉を鍛えたい」だけなのだ。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   



 近年、日本でも注目を浴びているマリンスポーツ「SUP」。「Stand Up Paddle(board)」の略で、サーフィンで用いるようなボード(もとは大型のサーフボードが用いられていたが、いまでは専用のものがある)の上に立ったまま乗って、パドル(オール)で漕いで海にすべり出す。バランスを保つ運動神経は重要だが、サーフィンほど技術的な難しさはないので、老若男女が楽しめるという。

 その起源には諸説あるが、有名なものは1960年代のハワイにおける「商売」から来たというもの。当時、波乗りの様子をサーフボードの上から写真に撮って、サーファーたちに売ることが流行ったらしい。やがて、板の上にいるだけでアクティヴィティとして素晴らしいことに気づき、地元の一部で親しまれた。その後いったんは廃れた文化であったが、かつてのことを覚えていた者たちが2000年代に入って復活させたらしい。

 競技スポーツとして、波に乗るパフォーマンスや、カヌーのようなレースがよく挙げられるSUPだが、それだけにとどまらない。無理のないペースで自然をクルージングするなど、楽しみ方には様々なアプローチがある。ボードの上で釣りやヨガをすることすら、SUPに含まれるスタイルだ。
   

   

旬wordウォッチ / 結城靖高