コトバJapan! ゴメスの日曜俗語館 の 記事一覧


 LINEなどのチャットサービスにおいてスタンプを連続して送信することで、この行為がまるで爆撃のごとくトークの場を荒らすため「スタンプ爆撃」と呼ばれ、これが省略されて「スタ爆」となった。

 とくに、グループLINEに多く見られる現象で、一人のヒマ人のたわいもない一言に、他のあまりヒマじゃない人たち、ヒマだけど文字を打つのが面倒な人たち……などが面白半分、または半ば社交辞令的なかたちでスタンプを連投するのが、おもな“誘爆”のパターンとなっている。

 筆者もメンバー20人近くの草野球チームのグループLINEに2つ所属しているが、ほんの1時間ほどスマホから目を離したスキに“未読”のスタンプが50以上も溜まっていることだって珍しくない。(※なお、草野球グループLINEに関しては、各メンバーのバッティングフォームやピッチングや円陣風景なんかをムービーに撮ったデータが細切れでまとめて送信されてくる「ムービー爆撃」、略して「ムー爆」も実在する)

 あと、筆者は無料スタンプをなんでもかんでもインストールしてしまう貧乏性な習性があるので、正午とか午後5時とかの区切りの良い時間帯には、スタンプの提供先である企業から、どさっとまとまってLINE広告が届いて、ちょっとだけ迷惑だったりもする。自業自得と言えばそれまでなんだが、これもまた一種の「スタンプスポンサーからの爆撃」、略して「スタ爆」なのかもしれない。

 ちなみに、近ごろの若い世代はあまりスタンプを使わないようで、「スタ爆」することを好むのは案外高年齢層だとの噂もある。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   



 最近、寿司のネタだけを食してシャリ(=酢飯の部分)を残すケースが、とくに回転寿司店で激増しており、しかも食べ残されたシャリのみが山積みされた奇妙な光景をわざわざSNSなどに投稿する輩も実在し、その賛否がネット上で話題になっている。

 おもな理由は、やはりダイエット。「だったら、スーパーで刺身を買って食えばいいだろ」「握りじゃなくて、つまみ(お造り)で注文すればいいだろ」……と、おもわずツッコミを入れたくなるが、「いろんな種類の“お刺身(=ネタ)”をちょっとずつ食べたい」「回転寿司特有のワクワク感と割安感を味わいたい」……など、シャリスルー側にもそれなりの言いぶんはあるようだ。

 一度、筆者も某回転寿司屋で、偶然となりに座ったギャル2人組が、鬼デコネイルされた手で器用にネタをめくりながら、一枚の皿にシャリをお城の石垣のごとく重ね上げているさまを目の当たりにしたことがあるのだけれど、単純に汚くて、コッチの食欲までもが減退してしまった。

 「ちゃんとお金払ってるんだから、なにしようと勝手でしょ!」って理屈はわからなくもないし、この種のヒトたちに今さら「食べ物を粗末にするのはやめましょう」だとか「お寿司を握ってくれている職人さんに失礼でしょ」なんて説教をたれる気もない。が、外観の醜悪さという意味で「シャリ食べ残し」は、禁煙店での喫煙と同じくらい「他のお客さまに迷惑」な行為に該当すると思うのだが、いかがだろう?

 あと、関西人の筆者としては「お店から出された料理」や「バイキングで自分の皿に盛った料理」を食べ残したら負け……といった、謎のポリシーもあったりする。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   



 とあるツイッターユーザーが今年5月末に投稿した写真から端を発した問題のこと。某病院にある、患者や見舞客が利用できるトイレ個室内のトイレットペーパーホルダー上あたりに掲示されていた貼り紙で、「患者さんへお願い トイレットペーパーを三角折にしないでください」という文言に続き、「用を足した後の手を洗う前に、トイレットペーパーを折ると、便中や尿中(感染している場合)の細菌などの微生物が付着し、細菌感染する可能性が高くなることがあります」と書かれていた……のだそう。病気の影響で「免疫力が落ちている人が多い」のが理由だという。ちなみに、投稿者は写真とともに「三角折りしたら清楚だと思ってる女子達に言い聞かせたい」と皮肉をきかせた言葉も添えており、このツイートは2万3000以上リツイートされるなど、大きな注目を集めているらしい。

 「折ってくれた気持ちはいただきつつも、この部分はやぶりとってしまってます」「これ思ってたやつや...他の人がベタベタ触ったペーパー使いたくないよなぁ当たり前だよなぁ?」……ほか、“三角折り”を内心では清潔感に欠けると感じていたユーザーもけっこう多いよう。まあ、病院でのこの「警告」は100%納得できる。が、「他の人がベタベタ触ったペーパー使いたくないよなぁ?」なんてことは、正直一度も筆者は考えたことがなかった。

 最近こそ、駅の公衆トイレとかもそこそこキレイに清掃されていたりもするけれど、二昔くらい前の公衆トイレの個室は、どこもかしこも糞尿やゲロまみれで、ここで用を足すのは一種の度胸試し的要素さえただよっていた。しかし、そういう劣悪な環境下で事を済ませるタフな精神力も、ときには必要なのでは……? あまりに清潔に慣れすぎてしまうのも健常者の場合、かえって免疫力が落ちてしまうような気もしなくはないのだが、いかがだろう?
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス