岩波 生物学辞典 第5版のサンプルページ一覧

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メッセンジャーRNA(岩波 生物学辞典)
mRNAと略記.《同》伝令RNA.遺伝子の情報が蛋白質として発現される過程で,情報の担体として合成されるRNA.ゲノム上の遺伝情報は一定の単位でRNAに転写される.その際,DNA依存性RNAポリメラーゼはDNA上のプロモーター部位を認識してこれと結合
骨髄移植(日本大百科全書・世界大百科事典・岩波 生物学辞典)
骨髄細胞を用いた造血幹細胞移植。略称BMT。1950年代にアメリカのE・D・トーマスらは、イヌを対象とした多くの骨髄移植の研究を行った。イヌに、イヌ主要組織適合抗原dog leukocyte antigen(DLA)を一致させたドナーの骨髄を移植し、
人獣共通感染症(岩波 生物学辞典・日本大百科事典)
《同》人畜伝染病.ヒトと脊椎動物の双方に自然に感染する伝染性疾病の総称.病原体別に人獣共通寄生虫症などの名称がつけられている.病原体は大別してウイルス,細菌,真菌,リケッチア,原虫,蠕虫(吸虫・条虫・線虫),プリオンに分けられる.感染力や症状は,ヒト
MRSA(岩波 生物学辞典)
Methicillin-resistant Staphylococcus aureus(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の略.マーサとも呼ばれる.ファーミキューテス門細菌である黄色ブドウ球菌のうち,抗生物質メチシリンに抵抗性を示す一群.実際は,同時に
感染経路(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
病原体が生体内に侵入し増殖の足がかりを確立する際の経路.感染経路の主な分類には,経口,経気道,経皮,経膣,血液感染などのように体のどこから感染するかを表現した分類と病原体の侵入過程による分類(例えば,接触感染,飛沫感染,空気感染,媒介動物(vecto
アデノウイルス(岩波 生物学辞典・日本大百科事典)
DNAウイルスの一科.ヒトのアデノイド組織培養から初めて分離された(W.P.Roweら,1953)ことからこの名が由来した.マストアデノウイルス(Mastadenovirus),トリに感染するアビアデノウイルス(Aviadenovirus)など5属が
進化(岩波 生物学辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
生物個体あるいは生物集団の伝達的性質の累積的変化.どのレベルで生じる累積的変化を進化とみなすかについては意見が分かれる.種あるいはそれより高次レベルの変化だけを進化とみなす意見があるが,一般的には集団内の変化や集団・種以上の主に遺伝的な性質の変化を
メンデルの法則(岩波 生物学辞典・日本大百科全書)
《同》メンデルの遺伝法則(Mendel's laws of heredity).G.J.Mendelの提唱した,遺伝現象に関する法則.Mendelは論文「植物雑種に関する実験」(1865)でこれを述べたが当時はかえりみられず,後に再発見(1900)
蛋白質(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
《同》タンパク質.生物体を構成する主成分.生細胞では水 (約70%) に次いで15~18 %を占める主要な高分子群であり,ヒト,シロイヌナズナ,大腸菌ではそれぞれ約2万,1万,4400種の蛋白質がみられる.その機能は,触媒(酵素),構造・骨格,収縮
遺伝子(岩波 生物学辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
《同》遺伝因子(genetic factor).遺伝形質を規定する因子.メンデルの法則における基本概念として各遺伝形質(単位形質)に対応して想定され,G.J.Mendelはこれを因子と呼んだが,のちにW.L.Johannsen(1909)が遺伝子
進化論(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
生物が進化したものであることの提唱,あるいは進化に関する諸種の研究および議論,またはそのうち特に進化の要因論.進化に関する近代的観念は,18世紀中葉より現れているとされる.進化要因論として最初の体系的なものはJ.B.Lamarckの学説で(⇒用不用)
ホルモン(日本大百科全書・世界大百科事典・岩波 生物学辞典)
生体内でつくられ、その個体の形態形成、代謝、成長、行動発現その他の生理的過程に特定の影響を及ぼす物質をいう。1905年にイギリスの生理学者E・H・スターリングによって提唱された用語である。彼はベイリスWilliam Maddock Bayliss
ウイルス(岩波 生物学辞典・世界大百科事典)
《同》濾過性病原体(filterable microorganism).DNAかRNAのどちらかをゲノムとしてもち,細胞内だけで増殖する感染性の微小構造体.ラテン語で毒(virus)を意味し,後に転じて病原体を意味するようになった.D.I.Ivanovski(1892)はタバコモザイク病が細菌濾過器を通した濾液で感染することを観察,F.LoefflerとP.Frosch(1898)は口蹄疫が同じく
血圧(世界大百科事典・日本大百科全書・岩波 生物学辞典)
血圧とは血液が血管壁に及ぼす側圧のことである。血液は心臓のポンプ作用によって心臓から送り出され,動脈系から毛細血管に至り,静脈系を経て心臓に還流するが,血圧はこの血管の部位によって異なる。しかし一般に血圧といえば,体循環系における動脈の血圧を指す
うつ病(日本大百科全書・岩波 生物学辞典・イミダス)
気分がひどく落ち込む、何事にも興味をもてなくなる、といった精神症状のために、精神的に強い苦痛を感じたり日常の生活に支障が現れたりしている状態をいう。分類・疫学うつ病は、以前は遺伝や体質による内因が関与している内因性うつ病と
フラボノイド(日本大百科全書・岩波 生物学辞典)
クロロフィル、カロチノイドと並ぶ一群の植物色素の総称。ベンゼン環2個が炭素3個で結ばれ、かつ中央のC3が酸素を含むヘテロ環をつくった構造をしている。ヘテロ環の酸化還元状態の違いによってフラボン類、イソフラボン類、フラボノール類
自己免疫疾患(岩波 生物学辞典)
《同》自己免疫病.本来,病原体などの非自己異物に対する防御機構として誘導される免疫反応が,自己の細胞や組織に対して誘導され(自己免疫),その結果生じる細胞・組織傷害に起因する疾患.自己・非自己を区別する獲得免疫系の自己寛容機構の破綻が原因と考えられるが
免疫(岩波 生物学辞典)
動物体内の外来性および内因性の異物を生理的に認識・排除し,個体の恒常性を維持するための機構の総称.元来はヒトや動物に病原体が感染してもそれを体内から排除して発病に至らせない状態をいうが,特に,病原体にすでに自然感染していたり,人為的にワクチン接種を
アナフィラキシー(岩波 生物学辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
抗原特異的なIgEクラスの抗体を保有している生体に,その抗原が重ねて侵入した場合に起こる即時型過敏反応の一つ.Ⅰ型過敏症反応に属し,モルモットではIgG1クラスの抗体も弱いながら同様の作用をもつ.組織内のマスト細胞や血中の好塩基球は
ミトコンドリアゲノム(岩波 生物学辞典 第5版)
mtゲノム,mtDNAなどと略記.《同》ミトコンドリア核様体(mitochondrial nucleoid),ミトコンドリア核(mitochondrial nuclei),ミトコンドリア染色体(mitochondrial chromosome).ミトコンドリアが保有する独自のゲノム.一般に環状二本鎖DNAであるが
DNA(岩波 生物学辞典 第5版)
deoxyribonucleic acidの略.《同》デオキシリボ核酸.糖成分がD-2-デオキシリボースである核酸.核酸研究の初期に,DNAは胸腺から大量に抽出できることから胸腺核酸(thymonucleic acid, thymus nucleic acid)と呼ばれた.遺伝子の本体.塩基としてアデニン
ティラノサウルス(日本大百科全書・岩波 生物学辞典)
北アメリカの白亜紀後期、約7500万年~6550万年前の地層から産出した肉食恐竜。分類学上は竜盤目獣脚類(亜目)テタヌラ類(下目)コエルロサウルス類Coelurosauriaティラノサウルス科Tyrannosauridaeティラノサウルス亜科Tyrannosaurinaeに属する
縄文海進(世界大百科事典・日本大百科全書・岩波 生物学辞典)
関東平野では縄文時代の貝塚が台地周縁ぞいに,かなり内陸まで分布していることが注目されていて,そのような古海岸線を残した海進は縄文海進とよばれるようになった。ヨーロッパでも〈新石器時代汀線Neolithic beach〉とよばれる同じような海進がみられる。
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