JKシリーズ第二弾。女子高生(Joshi Kousei)の頭文字を拾ってアルファベット略語にした「JK」は、もはや社会的にもほぼ認知されたかたちとなったが、最近は女子高生以外のことを「JK」と呼ぶケースも増えはじめている。

 「准看護師(Jun Kangoshi)」や「准教授(Jun Kyouju)」などがこれに該当するが、たとえば、成人が「昨日、JKとラブホに行っちゃった」という場合。これが「女子高生」だと犯罪にもつながる大ごとになるが、「准看護師」や「准教授」だと、なんら問題はない。がゆえに、こういった会話の行き違いを避けるため、「女子高生以外にJKを使うべきではない」という声も、ごく局所的な一部で上がっていると聞く。

 あと、綾○はるかや上○彩などについてつぶやかれる「隠れ巨乳」のことも、「じつは巨乳(Jitsuha Kyonyu)」の略語として「JK」と呼ばれることもある。

 さらに、くどく付け加えるなら「ジャパンナレッジ(JapanKnowledge)」も、れっきとした「JK」である。

 ちなみに余談ではあるが、筆者・山田ゴメスの本名は「じつは勝也(Jitsuha Katsuya)=JK」だったりする。
   

   

ゴメスの日曜俗語館 / 山田ゴメス   


山田ゴメス(やまだ・ごめす)
日曜日「ゴメスの日曜俗語館」を担当。大阪府生まれ。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、漫画原作まで、記名・無記名を問わず幅広く精通するマルチライター。『現代用語の基礎知識』2005年版では「おとなの現代用語」項目、2007年版では「生活スタイル事典」項目一部を担当。現在「日刊SPA!」「All About」の連載やバラエティ番組『解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ)の相談員で活躍。著書に『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)など。趣味は草野球と阪神タイガース。
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