24歳の長島千恵は末期の乳がんに冒されていた。彼女の恋人・赤須太郎は「ウエディングドレスを着たい」という彼女の夢を叶えるために、友人たちと婚姻届けを出さずに結婚式を挙げる。

 夢が叶った彼女は結婚式から1か月後に亡くなった。長島は「がんと闘う自分の思いを同世代の人たちに伝えたい」と、テレビの取材を受けていた。

 2007年7月17日、このドキュメンタリーが特番で放送されると大きな反響を呼び、『余命1ヶ月の花嫁』というタイトルで映画化もされた。

 生あるものはみな生まれた瞬間に「余命」を宣告されている。毎晩、居酒屋でおだを上げていられるのは、自分の余命が尽きるのがいつか知らないからだが、あと30日と宣告されたら、私は残りの日々をどうやって過ごすだろう。

 安倍首相は自身が関係した森友学園・加計(かけ)学園問題や閣僚たちの相次ぐ暴言、放言で支持率が急落したため、窮余の一策として8月3日に内閣改造したが、『週刊ポスト』(8/11号、以下『ポスト』)は、この内閣の余命は30日しかないと宣告している。

 安倍の大叔父である佐藤栄作元首相は「内閣改造をするほど総理の権力は下がり、解散するほど上がる」と言った。

 それを実証して見せたのが安倍だったというのは皮肉な話だが、『ポスト』によれば、10年前の第一次安倍政権で支持率が急落したとき、安倍は派閥領袖級の重鎮を並べて内閣改造を行なったが、閣内の統制を失ってわずか30日後に退陣表明した。

 「霞が関を統制できず、人事にも失敗して党内を掌握できず、国家の統治能力を失ったのが原因だ」(『ポスト』)が、今の安倍政権が置かれている状況と酷似しているというのだ。

 私も、状況はよく似ていると思う。先日、民進党の山尾志桜里(しおり)前政調会長と会って四方山話をした。

 こんな千載一遇のチャンスのとき、蓮舫が辞任して党内がガタガタしているのはおかしいとはっぱをかけた。

 なぜチャンスか? 第一次のときに安倍が追い込まれ、支持率が下がったきっかけは年金問題だった。

 今回は稲田朋美のことはあるが、やはり森友・加計学園問題が安倍を追い詰めたと言っていい。両方に共通するのは「わかりやすい」ということだ。年金はもちろんだが、長年肝胆相照らしてきた友だちに便宜を図って土地や税金をくれてやるとは、宰相の器にあらずと国民の目が覚め、怒りに火が付いたのである。

 これまで、安保法制や特定秘密保護法、共謀罪のような悪法を強行採決しても、一時は支持率が下がったが元に戻ってしまった。

 国論が二分する問題では、半分を切り捨てても半分は支持してくれる。だが、もり・かけ問題はそうではない。安倍というのはすり寄ってくるポチ・新聞やポチ・テレビにだけでなく、幼児に教育勅語を暗唱させ安倍万歳と言ってくれるウルトラ保守の教育者や、長年の友だちにも便宜供与しているのはおかしい。

 おまけに、妻の昭恵についての疑惑は、私人だからと言って隠してしまう。その裏で、年金を減らし医療費や介護費の負担を増やしている

 やっと、ワイドショーを見ている茶の間のおばちゃんたちも気が付き、怒り始めたのだから、この機会を逃してはいけない。もう、古臭い枝野や前原には誰も期待していない。あなたが民進党の旗を振り、先頭に立ちなさい。そう檄を飛ばした。

 今回の安倍首相への国民の「叛旗」は長年の恨みが積もったもので、重く深い。それが証拠に、内閣改造をしても支持率は35%(朝日新聞調べ、8月5、6日実施)と横ばいである。

 『ポスト』は次の8/18・25号で、「これから破裂する『スキャンダル大臣』リスト」を報じた。

 ポスト安倍候補の一人と見られている野田聖子にも、資産家の父・稔から多額の生前贈与を受けていたのではないかという疑惑があるという。

 「確認できるだけでも、稔氏は2000年から14年間にわたって野田氏の資金管理団体『二十一世紀の会』に毎年個人献金の上限150万円を寄付し続けた。
 さらに10年ほど前から献金の質が大きく変わった。『二十一世紀の会』の毎年150万円、『野田聖子後援会連合会』にも毎年150万円、さらに野田氏の『自民党岐阜県第一選挙区支部』を加えた3団体に献金がなされ、寄付金額がハネ上がったのだ。1つの政治団体への個人献金の上限は150万円だが、政党や支部への献金は年間2000万円まで認められる。
 (中略)娘への献金総額は3団体で8050万円に達し、そのうち4750万円が党支部に集中的(7年間)に献金されていた」(『ポスト』)

 税法が専門の浦野広明・立正大学法学部客員教授がこう疑問を呈する。

 「政治献金は寄付する側に所得税の税額控除が認められ、大きな節税ができる。しかも親から子に献金する場合、それに加えて受け取る側も贈与税がかからない。そもそも贈与税は、相続税を補完する税金という性格を持つ。生前贈与で相続税が払われないのを防ぐために課税するものですが、そこに政治団体や政党支部への寄付を絡ませることでこの贈与税を逃れることができる。高齢になった父から亡くなる前の数年間に政治団体などを受け皿として巨額の献金を受けた野田氏は、一般の国民と同じように相続した場合に比べてかなりの額の課税逃れができた可能性があります」

 政治家の地位を利用した相続税逃れは、首相候補の名が泣こうというものである。

 防衛相に返り咲いた小野寺五典(いつのり)にも、「15年の政治資金収支報告書によると、資金管理団体『事の会』は15年に地元で開いた政治資金パーティと地元企業経営者などからの献金で約3300万円を集め、その3分の1の1200万円を同後援会に寄付している。
 後援会はそのうち1150万円を使い切ったことになっているが、具体的な支払い先が報告されているのは『ポスター印刷代』の8万6400円だけで、支出のほとんどが何に使ったか記載がない。有権者側の視点で見れば、1200万円がほぼ丸ごと“使途不明”なのだ」(同)

 前年の14年もほぼ同様だそうである。政治資金規制法では、国会議員関係政治団体は1件1万円以上の支払い先は、目的、金額を記載しなければならないと定めている。小野寺事務所の弁明は、震災で収入、支出が激減したため11年から国会議員関係政治団体から外したと言っている。

 しかし、上脇博之・神戸学院大学教授がこう言う。

 「震災で収支が悪化したから外した、という理由はおかしい。小野寺氏の資金管理団体と会計責任者が同じで、多額の寄付も入っており議員とは関係が深い団体です。使途を明らかにしない状況は、意図的に政治資金の流れを不透明にしているようにも見える

 やましいところがないのなら公開すればいいだけだ。

 そのほか、茂木敏充(もてぎ・としみつ)・人づくり革命相(経済再生相)がランチ会で2500万円も集めているのはセコくないか。

 松山政司・一億総活躍相には、16歳の少女に「女体盛り」した連中が逮捕されたとき、その席にいたという情報が流れていて、野党側が手ぐすねひいているという話もあるらしい。

 有力候補には断られ、人材のいない中で仕方なくつくり上げた今回の改造内閣も、崩壊するのは時間の問題のようだ。

 では、安倍首相はいつ辞めるのだろう。『週刊現代』(8/19・26号)が100人の安倍の番記者に聞いたという。

 それによれば、辞めざるを得なくなるのは、10月の青森、愛媛の衆院ダブル補選で連敗したとき、秋の臨時国会に提出する予定の改憲原案の取りまとめに失敗した時、支持率が30%を切った時などが考えられる。

 11月にトランプ大統領が来日するのを機に、花道として辞めるのではないかと見る番記者もいるようだ。

 だが、破れかぶれの年内解散に打って出ると見る番記者も約3割いるそうである。どちらにしても来年末には衆院議員の任期が満了になる。民進党が混迷していても、小池百合子の国民ファーストの会ができなくても、安倍自民が現状から大幅に議席を減らすことは間違いない。

 ではポスト安倍は誰か。番記者の順位だと1位が岸田文雄、2位が石破茂、3位が麻生太郎。

 誰が出てきても安倍とどっこいどっこいである。次に誰がなろうが、これだけは忘れてはいけない。国民は「安倍的なもの」に激しい嫌悪感を抱いているということである。

 元経産省官僚の古賀茂明は『日本中枢の狂謀』(講談社)でこう書いている。

 「安倍さんの政治哲学:「国民は馬鹿である」1.ものすごく怒っていても、時間が経てば忘れる 2.他にテーマを与えれば、気がそれる 3.嘘でも繰り返し断定口調で叫べば信じてしまう」

 だが、それほど国民は馬鹿ではない。そのことに国民自身がやっと気が付いたのである。

元木昌彦が選ぶ週刊誌気になる記事ベスト3
 不倫疲れしている。毎週毎週、これでもかと他人の不倫を読まされると、自分が不倫をしていた時よりも疲れるのはなぜだろう。だが不倫は文化とはよく言った。釈明会見で素晴らしい迷言が次々に生まれている。今井絵理子の「一線を越えていない」。斉藤由貴の「好意はあるから、手をつなぐ的なことはあるんだと思います」。だが、「彼女とは一晩中あっち向てホイをやってました」を超えるものはないな。

第1位 「斉藤由貴 背教のダブル不倫」(『週刊文春』8/10号)
第2位 「AI革命時代 5年後・10年後に『消える会社』『生き残る会社』」(『週刊現代』8/19・26号)
第3位 「オバマが絶賛『夢のがん免疫治療法』」(『週刊文春』8/10号)

 第3位。『文春』によれば、オバマ前大統領も絶賛し、オプジーボよりがんの症状を改善するといわれるすごい免疫治療薬が、日本人の手で開発されているという。
 近赤外光線免疫療法といって、米国立衛生研究所の小林久隆主任研究員が中心となって実用化を目指して開発中だそうだ。
 何しろ「制御性T細胞に騙されずにがん細胞を見つけ、がん細胞だけを攻撃する治療方法」だそうである。
 そのため手術不能な再発頭頸部がんの患者7人全員にこれを使用すると、患部がんの組織が壊死(えし)し、このうち4人は再発もしなかったというのだ。
 しかも、この薬の後ろ盾はアメリカのベンチャー企業だが、ここの筆頭株主は楽天の三木谷社長だから、日本で事業化できるという。
 このような夢の薬が実用化すれば、がんを克服するのも夢ではないかもしれない。何とか、それまで生きていたいものである。

 第2位。『現代』がAI時代に生き残る会社、消える会社を特集している。『現代』によれば

 「AI時代の圧倒的勝者がアマゾンで、すでに一歩も二歩も先を行っている。たとえば、アマゾンは顔認識のAIサービスを販売していて、画像を送れば、それが男か女か、何歳くらいかというのがわかる。500円くらいで1000人ぐらいの顔認識ができるほど安価なので、店舗の客の動向を知りたい小売店などがすごく利用している。
 アマゾンはレジなしで買い物ができる無人スーパー『Amazon Go』も広げようとしていて、これが成功した暁には、日本のコンビニがアマゾン傘下に入る可能性も出てくる。アマゾンと取引を広げたかったり、そのノウハウを知りたい三菱商事、伊藤忠商事であれば、子会社のローソン、ファミリーマートを売り払う決断もあり得るからです」(マイクロソフト日本法人元社長の成毛眞氏)

 『現代』は、アマゾンに続いて上位にはダイキン工業、ファナック、コマツ、リクルートHDなどが並ぶという。
 一見、業界も業種も違う会社ばかりだが、実は「すでにAI化に成功している」という共通点があるそうだ。

 「無人ダンプを開発したコマツ、AIで学習する産業ロボットのファナックなどは有名ですが、実はエアコン大手のダイキン工業もAI研究で進んでいる。室内にいる人の表情や声などをAIで認識して、空調整備をするといったい技術開発を進めていて、AI人材を100人規模で採用する予定もある。リクルートHDも、AIが企業と転職希望者をマッチングさせるサービスを作るなど、日本のAI技術の先端を走る会社になっている。
 そもそも、AIの機械学習というのは、もともと人間の持っているノウハウがあることが前提。AIが将棋で強いのは、過去に人間が戦った棋譜が公開されていて、AIがそれを学習できるから。どんなにAIが進化しても、もともとの情報やノウハウを所有している企業は強く生き残れる。設計などの圧倒的なノウハウを持っている日揮などのプラント業界はその代表例。ゼネコンも同様で、新しい技術の導入やベンチャーとの提携にも積極的な大林組などは期待ができる」(経営コンサルタントでもある瀧本哲史・京都大学客員准教授)

 「高得点の企業を眺めると、味の素、カルビー、キッコーマンなど食品業界の主力企業が『成長株』となっている。一見するとAIにはまったく無縁の業界に思えるが、実はそれは『誤解』である」(『現代』)
 「食品業界では売れると思って作ったが売れずに賞味期限が切れて破棄するケースが多いが、今後はAIによる需要予測の精度が上がることで、この無駄が激減する。そうしてコストが激減するうえ、『味』というのはAI化するのが難しい分野で差別化が維持できるので、一気に有望株になる。同様に外食業界にもAIによるコスト削減メリットが生まれるため、あきんどスシローなどはすでにビッグデータの活用に乗り出している。
 AIに関する誤解はまだ多くて、壊滅的な打撃を受けるとされる銀行業界も、実はAIによって成長する可能性のほうが高い。確かに、窓口業務などはAIに代替されるので銀行員には逆風ですが、AI融資によって焦げ付きが減るなど、業界には追い風になる。損保にしても、自動運転で事故がなくなるのは減収要因ですが、サイバー攻撃や洪水被害などこれまでリスク管理できなかった事象について、AIでリスク計算ができるようになる。そうした新リスクに対応した新しい商品が生まれるという意味で、成長余地は大きい。ともに大手で動きの速い三菱UFJFG、SOMPO HDなどが有望です」(百年コンサルティング代表鈴木貴博氏)

 AIを自分たちの仕事を奪う存在などと消極的に考えている向きには、前向きにしてくれる好企画である。

 第1位は今週も不倫のお話である。文春砲が今週狙いを定めたのは女優・斉藤由貴(50)。斉藤は横浜生まれで、84年に第一回東宝シンデレラオーデションをきっかけに芸能界入りし、翌年、デビュー曲『卒業』が大ヒット。同年『スケバン刑事』、翌年NHKの朝ドラ『はね駒(こんま)』のヒロインなどで瞬く間にトップアイドルへと駆け上がった。
 歌手の尾崎豊や川崎麻世などと浮名を流したが、両親は戒律の厳しいモルモン教徒で自身も熱心な信者である。1994年、2歳上の同じモルモン教徒の夫と結婚して3人の子どもがいるそうだ。
 結婚後は2時間ドラマを中心に出ていたが、ここ数年、ブレークして、CMに出たり、16年には大河ドラマ『真田丸』、目下放送中のTBS系ドラマ『カンナさーん!』で姑役を演じ、来年の大河ドラマ『西郷(せご)どん』にも出演が決まっているそうである。
 家庭にも恵まれ、モルモン教徒の斉藤がダブル不倫? やや薹(とう)が立ったとはいえ美少女の面影を残す斉藤に何があったのだろう。
 7月24日、横浜の港に近い高級住宅街の一軒家から走り出たポルシェは、山手地区に建つ教会の駐車場へ。
 クルマから出てきた斉藤は、坂を下って中華街方面へ急ぎ、周囲を伺うようにしながらあるマンションへ姿を消したという。
 それから2時間後、白髪交じりのおしゃれな中年男がマンションから出てきた。TシャツのVネックにメガネを引っかけ、コットンパンツというラフな格好で元町方面へ歩いて行った。
 15分後。斉藤が出てきて教会の駐車場へ行き、ポルシェでスーパーを経由して自宅へ戻ったそうだ。
 この日だけではない。2日後、バラエティ番組の収録を終えた斉藤は、事務所のクルマで横浜伊勢佐木町裏の路地へ。小走りで向かったのは小さな映画館。入り口には彼氏。映画はオーストラリアの離島で暮らす灯台守の夫婦の物語『光をくれた人』。私も見たが、孤島に流れ着いた赤ん坊を我が子として育てる夫婦の愛と葛藤が胸をうつ。午後9時過ぎに出てきて、男の後ろに斉藤が続く。
 男は振り返ることなく右手を後ろに出すと、「斉藤はその手に自らの左手を重ねた。瞬く間に指を絡めて恋人つなぎとなった二人は、すぐ隣のお好み焼き店に入った」(『文春』)
 このときの手つなぎの様子は、グラビアにバッチリ載っているから、とくとご覧あれ。
 この彼氏は横浜市内で内科を中心とするクリニックを開業している医師で妻子持ち。斉藤の自宅からクルマで10分もかからないところにあるという。
 逢瀬に使っているマンションは斉藤が原稿などを書くために借りているそうだ。28日は、クリニックの昼休みに、男がマンションに来て、オートロックのマンションをそのまま入りエレベーターに乗ったというから、「どうやら部屋のカギを持っているようだ」(同)
 その5分後に斉藤が現れ、マンションに入り、1時間40分後、男が出てきて、その10分後に斉藤が出てきた。
 さあ、文春砲の直撃に2人は何と答えるのか。彼氏は、男女の仲かという問いに、「男女の仲とか、そりゃ話としてはそうなりたいけど、そうできないじゃないですか」と否定。
 マンションのカギを持っているのか? マンション以外で食事をしたことはないか? すべてを否定した。
 斉藤の事務所は「往診」だと言い募る。

 「女優なのでお察しがつくと思うんですけれど、総合的なメンテナンス等々の支えをして頂いたり、体調が悪いときに、にんにく注射だったり、点滴だったりをご対応いただいています」

 『文春』が、彼氏は診察道具などは一切持たず手ぶらで入っていくし、斉藤が来る前にマンションに入っていくから、往診という説明は不自然だと指摘する。
 さらに、斉藤の夫に聞くと、マンションを借りていることも、彼氏の「往診」のことも知らなかったというから、斉藤は絶体絶命のようだ。
 川崎麻世の不倫の時、斉藤はこう会見で語ったという。

 「前の人(尾崎豊=筆者注)とのことがあったにもかかわらず学ばない人間なんだなと自分のことが悲しいです

 自分はモルモン教の資格がないとも話したというが、今回は夫も子どももいるから、悲しいだけでは済むまい。2人でいたけれど「一線は越えていない」とでも言うつもりだろうか。
 斉藤由貴が釈明会見し、彼女の不倫相手とされる医者がテレビのインタビューに答えていた。おたがい、医者と患者の関係だと「口裏を合わせているように」同じ答えだったのには笑った。
 斉藤は、医者に好意を持っていることは認めたが、そうした“誤解”を招く行動で、夫や相手の妻に迷惑をかけたという謝罪の言葉は、私が聞いていた限りではなかった
 治療をするというのに男のほうはランニング姿というのは、いくら親しいと言ってもおかしくないか。不倫の疑惑度90%というところか。
   

   

読んだ気になる!週刊誌 / 元木昌彦   


元木昌彦(もとき・まさひこ)
金曜日「読んだ気になる!週刊誌」担当。1945年東京生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社に入社。『FRIDAY』『週刊現代』の編集長をつとめる。「サイゾー」「J-CASTニュース」「週刊金曜日」で連載記事を執筆、また上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで「編集学」の講師もつとめている。2013年6月、「eBook Japan」で元木昌彦責任編集『e-ノンフィクション文庫』を創刊。著書に『週刊誌は死なず』(朝日新書)など。
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