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いみじ(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《動詞「い(忌)む」の連用形の名詞「いみ」を形容詞化した語》 [類義語]ゆゆしその様子や状態が、並の程度ではない、が基本の意。好ましい場合にも、好ましくない場合にも用いる。何についての程度かは文脈による。❶はなはだしい
をかし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]をこがまし⇒をかしげ理知的に好奇心や興味を感じる情趣や、視覚・聴覚などで興味深くとらえた美、を表す。平安時代、「あはれ」と対比される語。❶笑いたいほどである。こっけいである。おかしい。例「中将をかしきを念じて」
さがなし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞ク活用〕 《名詞「さが(性)」+「無し」》性質の意のさがに無しが付いてできた形容詞。よい性質がない、たちが悪い、の意。現代語の「くちさがない」に残る。❶(よい性質がない意から)性質がよくない。意地が悪い。例「春宮(とうぐう)の女御
さうざうし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《漢語「索々(さくさく)」または「寂々(さくさく)」を形容詞化した「さくさくし」のウ音便といわれる》現代語のそうぞうしいとは別の語。あるべきものがなくて、物足りない、の意。(当然あるべきものがなくて)物足りない。心寂しい
ゆかし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]なつかし・こころにくし ⇒ゆかしがる動詞「行く」の形容詞化した語。そちらの方へ行ってみたくなるほど興味がひかれる、がもとの意。そこから、知りたい、見たい、なつかしい、恋しい、などの意が生まれる。❶興味・関心をひかれる
あいなし(日本国語大辞典)
解説・用例〔形ク〕(「あいなし」か「あひなし」かは不明)(1)(するべきでないことをしたのを非難していう)あるまじきことである。けしからぬことである。不都合である。不届きである。よくない。*蜻蛉日記〔974頃〕下・天祿四年「おとりまされりはみゆれど
あさまし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《動詞「あさむ」の形容詞化した形》善悪にかかわらず、思いがけない、の意。現代語の「あさましい」とは意が異なることに注意。❶(善悪いずれの場合にも)意外である。思いがけない。例「あさましう、犬などもかかる心あるものなりけり」
わびし(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔形容詞シク活用〕動詞「わぶ」の形容詞化したもので、主に、失望(❶)、困惑(❷)、苦痛(❸)、悲嘆(❹)の気持ちを表す。中世以後、「さびし」に近い意を表す。❶気抜けしてしまう。がっかりする。興ざめである。例「『おはしまさざりけり』もしは
まどふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ} 《上代は「まとふ」。他動詞は「まどはす」》主に人の心についていい、途方に暮れる、うろたえる、などの意味を表す。また、他の動詞に付いて、程度のはなはだしい意を添える。❶(心が)迷う。乱れる。思い悩む
かなふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}❶ 《「心にかなふ」「思ふにかなふ」など「…にかなふ」の形で》合致する。適合する。ふさわしい。例「あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒めにかなへり」〈徒然草・109〉訳(高名の木登りは)
やさし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《やせるの意の動詞「やす」の未然形が形容詞化した語》動詞「痩(や)す」(=やせる)を形容詞化した語。身もやせ細るほどでつらい、がもとの意。他人の目にやせ細る思いをすることから、恥ずかしい、気がひける、の意となり、その恥ずかし
さす(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
{さ・し・す・す・せ・せ}一 〔自動詞サ行四段〕一 【指す・差す】自然の力が、ある方向に作用する。❶(日光などが)直射する。例「わたつみの豊旗雲(とよはたぐも)に入り日さし今夜(こよひ)の月夜(つくよ)さやけかりこそ」〈万葉・1・15〉
あたらし(小学館 全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]あたら・くちをし・をし「新(あたら)し」と語形が同じだが、これは、惜しい、の意。現代でも用いられる副詞「あたら」(「あったら」とも)は、この語の語幹から成立したもの。❶惜しい。もったいない。例「きはことに賢くて、直人
あはれ(小学館 全文全訳古語辞典)
[類義語]あはれがる [対義語]をかし感動を覚えて自然に発する叫びから生まれた語。しみじみと心に深く感じる情緒や美を表す。その点で、明るい感じを持つ「をかし」と対照的である。一 〔感動詞〕深く感動した時に発する声。ああ。例「家にあらば妹(いも)が
あらまほし(日本国語大辞典)
解説・用例【一】〔連語〕(動詞「あり(有)」の未然形に希望の助動詞「まほし」が付いたもの)(1)(「あり」が希望主の状態である場合)居たい。したい。*蜻蛉日記〔974頃〕上・康保三年「ここにぞ、いとあらまほしきを、何事もせんに、いとびんなかるべければ
ありがたい(日本国語大辞典)
解説・用例〔形口〕ありがた・し〔形ク〕(存在することがむずかしいの意)(1)存在がまれである、むずかしい。なかなかありそうにない。めったにない。*万葉集〔8C後〕一七・四〇一一「夕猟に 千鳥踏み立て 追ふごとに ゆるすことなく 手放(たばな)れも
いたづら(小学館 全文全訳古語辞典)
〔形容動詞ナリ活用〕 [類義語]あだ・はかなし・むなし役に立たない、むなしい、が基本の意。いたづらになるは、命がむなしくなる、の意から、死ぬ、の意になる。現代語の「悪ふざけ」の意は中世末期から使われるようになる。❶役に立たない。無用である。
おこたる(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
{ら・り・る・る・れ・れ}休む、なまける、が基本の意だが、これはある状態で進行していたものがとまることで、そこから病気がよくなる、の意も生まれてくる。一〔自動詞ラ行四段〕❶休む。なまける。例「滴(しただ)る事少しといふとも怠る間なく漏りゆかば、やがて
おどろく(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔自動詞カ行四段〕{か・き・く・く・け・け}《他動詞は「おどろかす」》のんびりした状態が突然破られ、はっとする、の意。そこから、びっくりする、の意にも、はっと気づく、の意にもなる。また、眠っていて、はっと気づくことが、目がさめる、ということになる。❶
なやむ(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔自動詞マ行四段〕{ま・み・む・む・め・め}[類義語]なやまし現代語の「なやむ」は主として精神的な苦痛を表すが、古語では、病気で苦しむ、わずらうなど、肉体的な苦痛をも表す。❶心を痛める。苦労する。難儀する。例「漕(こ)ぎのぼるに、川の水干て、悩み煩ふ
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