改訂新版 世界大百科事典のサンプルページ一覧

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御柱祭(世界大百科事典・国史大辞典)
長野県の諏訪大社において7年目ごと(申と寅年)の春に行われる式年大祭。地元では単に〈おんばしら〉といい,また〈みはしらさい〉とも呼ぶ。諏訪大社は上社の前宮と本宮,下社の春宮と秋宮のあわせて4宮からなり,それぞれの社殿四隅に山中から氏子が引き出してきた巨大な自然木
春日祭(世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
〈かすがまつり〉ともいう。奈良市春日野町に鎮座する春日大社の例祭。賀茂祭(葵(あおい)祭),石清水(いわしみず)祭と並ぶ三大勅祭の一つ。起源については諸説あるが,850年(嘉祥3)を創始の時期とする説が有力である。古くは毎年旧暦の2月と11月の上申の日に行われ
園韓神祭(改訂新版・世界大百科事典)
平安京宮内省内にまつられていた園神と韓神との祭り。園・韓神は平安京造営以前よりこの地にあり,帝王を守らんとの神託により他所に移さずにまつられた。《延喜式》神名帳には〈宮内省に坐(いま)す神三座〉として,〈園神社 韓神社二座〉とあり
神嘗祭(日本大百科全書・国史大辞典・世界大百科事典・日本国語大辞典)
天皇がその年に収穫した新穀を伊勢神宮すなわち天照大神に奉る祭り。神宮では,6月と12月の月次祭とともに三節祭・三時祭といわれ最重の厳儀とされている。カムナメはカムニヘの転訛であるという。神祇令には季秋(旧暦9月)の祭祀として定められ,721年(養老5)9月11日に
飛鳥寺(改訂新版・世界大百科事典)
奈良県高市郡明日香村にある真言宗豊山派の寺。法興寺,本元興寺ともいう。蘇我馬子が創立した日本最初の本格的な寺院で,百済から招いた工人らが参画して,596年(推古4)ほぼ造営を終え,606年には仏師鞍作止利が作った本尊の丈六釈迦如来像が安置されている。古都飛鳥の地に〈大寺〉と
鹿島神宮(改訂新版・世界大百科事典)
茨城県鹿嶋市に鎮座。常陸国の一宮。旧官幣大社。祭神は武甕槌神(建御雷神)。《常陸国風土記》には649年(大化5)に神郡がおかれ,そこにあった天の大神の社,坂戸の社,沼尾の社をあわせて〈香島の天の大神〉といい,〈豊香島の宮〉と名づけられ,また崇神天皇のとき大刀,鉾,鉄弓,鞍
井原西鶴集(日本古典文学全集・世界大百科事典)
江戸前期の俳人,浮世草子作者。宗因門。姓は井原。別号は鶴永,雲愛子,四千翁,二万翁,西鵬(さいほう)。軒号は松風軒,松寿軒,松魂軒。出自や家系はすべて明らかでないが,一説によると,俗称を平山藤五という大坂の裕福な町人で,名跡を手代に譲り,気ままに生き
平城京(国史大辞典・世界大百科事典)
平城京へいじょうきょう奈良時代の都城。710年(和銅3)藤原京から遷都し,この間一時恭仁(くに)京,難波京などへの遷都もあったが還都し,784年(延暦3)に長岡京へ遷都するにおよんで廃絶した。京は南北4.8km,東西4.3kmにおよぶ平
大宝律令(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
日本古代の法典。701年(大宝1)施行。律6巻,令11巻と伝えるが,いずれも現存せず編巻の状態は未詳。日本の律令法典の編纂は天智朝の近江令(おうみりよう)(律なし),天武朝の飛鳥浄御原令(あすかきよみはらりよう)(律なく,唐律を准用したと推定されてい
遣唐使(国史大辞典・世界大百科事典)
遣唐使けんとうし奈良・平安時代に日本から唐につかわされた使。618年隋が滅んで唐が国を建てた。聖徳太子が摂政のころ,数次にわたって隋に使者がつかわされ,遣隋使による文化の摂取が行われはじめたのであるが,新興の唐帝国の国力はいよいよ盛んで
養老律令(国史大辞典・世界大百科事典)
日本古代の法典。令10巻,律10巻よりなる。令は,令そのものとしては残っていないが,9世紀に成った養老令の注釈書《令義解(りようのぎげ)》《令集解(りようのしゆうげ)》などにより,ほぼ全文を知ることができる。しかし律は,一部が残されているにすぎない。
冠位十二階(世界大百科事典・日本大百科全書・国史大辞典)
603年(推古11)に制定された日本最初の冠位制度で,律令位階制度の源流をなすもの。従来,豪族たちは大和朝廷において氏ごとに一定の職務を世襲し,その政治的特権の表象として特定の冠を襲用してきたが,これは,それとは別に個人を対象とし,昇進の原則をもつ新しい冠位制度であった。
古墳文化(世界大百科事典・国史大辞典)
古墳時代は弥生時代に継続する時代である。弥生時代に始まった農耕生活は,比較的はやく,日本の大部分の地域にひろがっていったが,さらに鍬,鎌などの農具に鉄の刃先を使用するようになるまでには,若干の年月が経過した。やがて鉄器の普及などによって耕地の拡張がさかんになり
仿製鏡(改訂新版・世界大百科事典)
語意では模倣製作した鏡のことであるが,普通は中国鏡をその周辺地域において模倣製作した鏡をさす。この種の仿製鏡とされるものは,中央アジアやインドシナ,さらに朝鮮半島にもあるが,日本列島における製品が質量ともに顕著で,早くから研究対象となり,仿製鏡の名も
帰化人(改訂新版・世界大百科事典)
古代に海外から渡来して日本に住みついた人々,およびその子孫。平安時代以降もたえず少数の来住者があり,また近代には外国人が日本の国籍を取得することを法律上やはり帰化といっているが,来住者の数が多く,しかもそれが社会・文化の発展のうえでとくに大きな意味をもったのは
縄文海進(世界大百科事典・岩波 生物学辞典)
関東平野では縄文時代の貝塚が台地周縁ぞいに,かなり内陸まで分布していることが注目されていて,そのような古海岸線を残した海進は縄文海進とよばれるようになった。ヨーロッパでも〈新石器時代汀線Neolithic beach〉とよばれる同じような海進がみられる。
キリシタン(世界大百科事典・国史大辞典・日本国語大辞典)
ポルトガル語のChristãoの発音がそのまま日本語になり,キリスト教(カトリック)およびその信者を指した。初め幾利紫旦,貴理師端,のち吉利支丹,切支丹,鬼理至端の文字があてられた。伝来15~16世紀にかけ幕あけした大航海時代はイベリア半島の
イエズス会(世界大百科事典・国史大辞典・集英社世界文学大事典)
カトリック教会内の司祭修道会の一つ。16世紀イグナティウス・デ・ロヨラによって創立された。耶蘇会とも書かれ,同会士はジェスイットJesuitとも呼ばれる。イグナティウスはマンレサの神体験後,パリ大学で出会った6人の同志P.ファーブル,ザビエル,D.ライネス,N.ボバディリャ
シャビエル(フランシスコ・ザビエル)(国史大辞典・日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典)
ザビエルFranciscodeXavier1506-52スペイン人のイエズス会士。ナバラ王国のザビエルに生まれる。バスクの血をひく父母はともに王国の名門で,父は王国の要職を歴任し,枢密院議長も務めた。1512年親フランス政策をとるナバラ
井伊直政(改訂新版・世界大百科事典)
徳川家康の重臣。幼名万千代。兵部少輔。遠江の名族井伊氏の嫡子として井伊谷に生まれる。父直親の不慮の死のあと流浪し,1575年(天正3)15歳のとき浜松城下で家康の目に留まり取り立てられた。82年弱冠22歳で旗本一手役の長となった。この部署には三河譜代の本多忠勝,榊原康政がおり
飛鳥時代(世界大百科事典・国史大辞典)
政権の所在地による日本史の時代区分法によって,推古天皇が豊浦宮で即位した592年から,710年(和銅3)の平城京遷都までの100余年間をいう。この間,孝徳朝に難波宮,天智朝に近江大津宮へ短期間都が移った以外,推古朝の豊浦宮・小墾田宮(おはりだのみや)
奈良時代(世界大百科事典)
政権の所在地による日本史の時代区分法によって,710年(和銅3)に平城京へ遷都してから784年(延暦3)に長岡京に遷都するまで,元明,元正,聖武,孝謙,淳仁,称徳(孝謙重祚),光仁の7代の天皇の治世70余年間をいい,ほぼ8世紀の大半がこの時代に相当
日本霊異記(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本大百科全書・国史大辞典・全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
仏教説話集。日本の説話文学集の始祖的作品。〈にほんれいいき〉とも呼び,正式書名は《日本国現報善悪霊異記(にほんこくげんぽうぜんあくりよういき)》,通称《日本霊異記》,略して《霊異記》ともいう。奈良薬師寺の僧景戒(けいかい)/(きようかい)撰述。成立は
古今和歌集(日本古典文学全集・世界大百科事典・日本国語大辞典)
醍醐天皇の詔により撰ばれた最初の勅撰和歌集。略称は《古今集》。20巻。古今とは〈いにしえ〉〈いま〉の歌の集の意と,後世の人々が,和歌が勅撰された延喜の時代をいにしえの和歌の聖代と仰ぎ見るであろう,の意を兼ねる。流布本では巻首に仮名序,巻尾に真名(まな
竹取物語(日本古典文学全集・世界大百科事典・国史大辞典)
平安前期の物語。1巻。別称《竹取の翁(おきな)》《かぐや姫の物語》《竹取翁物語》。作者不詳。成立時期は諸説があるが,9世紀後半から10世紀の初め,《古今集》成立以前とみられる。現存本はその後多少の改補がある。あらすじ昔,竹取の翁という者が竹の中から
平中物語(日本大百科全書・世界大百科事典・国史大辞典・日本古典文学全集)
平安朝の歌物語。《平中日記》《貞文日記》ともいうように,平貞文の家集を本として,実録風の歌物語を創作したもの。148首の短歌,2首の連歌,1首の長歌を含む38段の和歌的小話に区分されるが,最終段に付記した富小路の右大臣顕忠の母に関する3首の短歌を持つ
明六雑誌(改訂新版・世界大百科事典)
明六社の機関誌。1873年7月に設立された明六社の月2回の例会における講演内容の公表を目的として,74年3月創刊された。月2回ないし3回刊。半紙半截二つ折りの体裁に片仮名交りの漢文で,哲学,宗教(キリスト教採用論),教育,社会一般(男女同権論や死刑廃止論など)
イソップ物語(改訂新版・世界大百科事典)
ギリシアのイソップ(アイソポス)が作ったと伝えられる動物寓話集。動物などの性格や行動に託して,ギリシアの一般大衆に,いかにすれば人は平穏無事に人生をおくることができるかを教える処生訓であった。この寓話形式はすでにヘシオドス(《農と暦(仕事と日々)》202~212行)
遠江国(改訂新版・世界大百科事典)
旧国名。遠州。現在の静岡県西部,大井川以西。東海道に属する上国(《延喜式》)。国名は〈琵琶湖=近ッ淡海〉(近江)に対する〈浜名湖=遠ッ淡海〉(遠江)に由来するとされている。7世紀の中葉,遠淡海,久努,素賀の3国造の支配領域を併せて成立したものと思われる。国郡制に先行する
雅楽(世界大百科事典・国史大辞典)
古代以来もっとも長い歴史をもつ東アジアの音楽。中国で成立し,朝鮮,日本,ベトナムなどの王朝国家に伝えられ,主として国家的制度のもとで管理,伝承されてきた。中国の雅楽は,〈雅正の楽〉の意で俗楽に対立し,儒教の礼楽思想に基づいて成立,発展したために狭義には天地宗廟の祭祀楽
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