古典に関連するサンプルページ一覧
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「国史大辞典」「日本古典文学全集」「日本国語大辞典」「世界大百科事典」「日本大百科全書」など80種類以上の辞書・事典をパソコン、タブレット、スマートフォンで利用できます。
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孔子家語(日本大百科全書)
孔子の言行、逸話を集録した書。略して『家語』ともいう。『漢書(かんじょ)』芸文志(げいもんし)の六芸(りくげい)略論語類には、撰者(せんじゃ)不明の『孔子家語』27巻が記載されている。原書はつとに亡失したようで、10巻44編からなる現行本は、三国魏
明月記(日本大百科全書・世界大百科事典・国史大辞典)
藤原定家(ていか)の日記で「照光記」ともいう。現存は、1180年(治承4)の18歳から1235年(嘉禎1)74歳までの56年間の日次(ひなみ)日記。途中欠脱もあるが、原本の多くが冷泉(れいぜい)家時雨(しぐれ)亭文庫に現存する。冷泉家に残る譲状
節用集(日本大百科全書・世界大百科事典・日本国語大辞典)
国語辞書。もと一巻、のち二巻または三巻の体裁をとる。編者は特定できず、改編増補の過程でさまざまな人が手を入れたと考えられる。室町中期ごろに成立し、江戸初期にかけて多くの写本が成立するが、このころのものを「古本(こほん)節用集」と称して、近世の版本と
なやむ(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔自動詞マ行四段〕{ま・み・む・む・め・め}[類義語]なやまし現代語の「なやむ」は主として精神的な苦痛を表すが、古語では、病気で苦しむ、わずらうなど、肉体的な苦痛をも表す。❶心を痛める。苦労する。難儀する。例「漕(こ)ぎのぼるに、川の水干て、悩み煩ふ
荊楚歳時記(東洋文庫・日本大百科全書)
荊楚,つまり長江中流域の湖南・湖北地方の年中行事とその由来を記した民俗資料の古典。6世紀の梁の人宗懍の著に,隋の杜公瞻(とこうせん)が注を付けたもの。訳注者の初版本への補注をもとに,より詳細な補訂を加えた
おどろく(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔自動詞カ行四段〕{か・き・く・く・け・け}《他動詞は「おどろかす」》のんびりした状態が突然破られ、はっとする、の意。そこから、びっくりする、の意にも、はっと気づく、の意にもなる。また、眠っていて、はっと気づくことが、目がさめる、ということになる。❶
おこたる(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
{ら・り・る・る・れ・れ}休む、なまける、が基本の意だが、これはある状態で進行していたものがとまることで、そこから病気がよくなる、の意も生まれてくる。一〔自動詞ラ行四段〕❶休む。なまける。例「滴(しただ)る事少しといふとも怠る間なく漏りゆかば、やがて
いたづら(小学館 全文全訳古語辞典)
〔形容動詞ナリ活用〕 [類義語]あだ・はかなし・むなし役に立たない、むなしい、が基本の意。いたづらになるは、命がむなしくなる、の意から、死ぬ、の意になる。現代語の「悪ふざけ」の意は中世末期から使われるようになる。❶役に立たない。無用である。
ありがたい(日本国語大辞典)
解説・用例〔形口〕ありがた・し〔形ク〕(存在することがむずかしいの意)(1)存在がまれである、むずかしい。なかなかありそうにない。めったにない。*万葉集〔8C後〕一七・四〇一一「夕猟に 千鳥踏み立て 追ふごとに ゆるすことなく 手放(たばな)れも
あらまほし(日本国語大辞典)
解説・用例【一】〔連語〕(動詞「あり(有)」の未然形に希望の助動詞「まほし」が付いたもの)(1)(「あり」が希望主の状態である場合)居たい。したい。*蜻蛉日記〔974頃〕上・康保三年「ここにぞ、いとあらまほしきを、何事もせんに、いとびんなかるべければ
あはれ(小学館 全文全訳古語辞典)
[類義語]あはれがる [対義語]をかし感動を覚えて自然に発する叫びから生まれた語。しみじみと心に深く感じる情緒や美を表す。その点で、明るい感じを持つ「をかし」と対照的である。一 〔感動詞〕深く感動した時に発する声。ああ。例「家にあらば妹(いも)が
あたらし(小学館 全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]あたら・くちをし・をし「新(あたら)し」と語形が同じだが、これは、惜しい、の意。現代でも用いられる副詞「あたら」(「あったら」とも)は、この語の語幹から成立したもの。❶惜しい。もったいない。例「きはことに賢くて、直人
一谷嫩軍記(歌舞伎事典・日本大百科事典・世界大百科事典)
人形浄瑠璃。時代物。五段。宝暦一(1751)年一二月大坂・豊竹座初演。並木宗輔、浅田一鳥、浪岡鯨児、並木正三らの合作。宗輔が三段目までを書き、没後に浅田らが完成したと伝えられる。《平家物語》の世界から、一の谷合戦における岡部六弥太と平忠度、熊谷次郎直
義経千本桜(歌舞伎事典・日本大百科事典・世界大百科事典)
人形浄瑠璃。二世竹田出雲・三好松洛・並木千柳作。延享四(1747)年一一月大坂・竹本座初演。五段。内題の角書に「大物(だいもつ)船矢倉/吉野花矢倉」とある。《菅原伝授手習鑑》《仮名手本忠臣蔵》と並ぶ人形浄瑠璃全盛期の名作であるとともに、九郎判官源義経
菅原伝授手習鑑(歌舞伎事典・日本大百科事典・世界大百科事典)
人形浄瑠璃。時代物。五段。竹田出雲・並木千柳・三好松洛・竹田小出雲合作。延享三(1746)年八月大坂・竹本座初演。竹本政太夫(二段)、竹本此太夫(三段)、竹本島太夫(四段)、吉田文三郎(菅丞相・白太夫・千代)ら出演。大好評で翌年まで八ヵ月の続演。翌四
さす(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
{さ・し・す・す・せ・せ}一 〔自動詞サ行四段〕一 【指す・差す】自然の力が、ある方向に作用する。❶(日光などが)直射する。例「わたつみの豊旗雲(とよはたぐも)に入り日さし今夜(こよひ)の月夜(つくよ)さやけかりこそ」〈万葉・1・15〉
やさし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《やせるの意の動詞「やす」の未然形が形容詞化した語》動詞「痩(や)す」(=やせる)を形容詞化した語。身もやせ細るほどでつらい、がもとの意。他人の目にやせ細る思いをすることから、恥ずかしい、気がひける、の意となり、その恥ずかし
かなふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ}❶ 《「心にかなふ」「思ふにかなふ」など「…にかなふ」の形で》合致する。適合する。ふさわしい。例「あやしき下臈(げらふ)なれども、聖人の戒めにかなへり」〈徒然草・109〉訳(高名の木登りは)
まどふ(全文全訳古語辞典)
〔自動詞ハ行四段〕 {は・ひ・ふ・ふ・へ・へ} 《上代は「まとふ」。他動詞は「まどはす」》主に人の心についていい、途方に暮れる、うろたえる、などの意味を表す。また、他の動詞に付いて、程度のはなはだしい意を添える。❶(心が)迷う。乱れる。思い悩む
わびし(全文全訳古語辞典・日本国語大辞典)
〔形容詞シク活用〕動詞「わぶ」の形容詞化したもので、主に、失望(❶)、困惑(❷)、苦痛(❸)、悲嘆(❹)の気持ちを表す。中世以後、「さびし」に近い意を表す。❶気抜けしてしまう。がっかりする。興ざめである。例「『おはしまさざりけり』もしは
やつし(歌舞伎事典・世界大百科事典・日本国語大辞典)
動詞〈やつす〉の連用形の名詞化。〈やつす〉の原義は、見すぼらしい様にする、姿を変えることで、そこから、省略する、めかす、身を落とすなどの義を派生した。この〈やつす〉行為もしくは状態に与えられた最古のイメージは、たとえば、「青草を結束ひて、笠蓑として
葵上(能・狂言事典)
現行曲とする流派:観世・宝生・金春・金剛・喜多【作者】世阿弥改作【能柄】四番目物・鬼女物・太鼓物【人物】前ジテ:六条御息所の霊[壺折腰巻女出立]後ジテ:六条御息所の霊(鬼相)[般若出立]ツレ:照日の巫女[水衣着流巫出立]ワキ:横川小聖[山伏出立]
論語(世界大百科事典・国史大辞典)
中国の古典。儒教の代表的な経典,四書の第一。孔子の言論を主として,門人その他の人々との問答などを集めた語録で,20編。儒教の開祖孔子(前551-前479)の思想をみる第一の資料で,また儒教思想の真髄を伝えるものとして後世に大きな影響を与えてきた
あさまし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《動詞「あさむ」の形容詞化した形》善悪にかかわらず、思いがけない、の意。現代語の「あさましい」とは意が異なることに注意。❶(善悪いずれの場合にも)意外である。思いがけない。例「あさましう、犬などもかかる心あるものなりけり」
あいなし(日本国語大辞典)
解説・用例〔形ク〕(「あいなし」か「あひなし」かは不明)(1)(するべきでないことをしたのを非難していう)あるまじきことである。けしからぬことである。不都合である。不届きである。よくない。*蜻蛉日記〔974頃〕下・天祿四年「おとりまされりはみゆれど
ゆかし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]なつかし・こころにくし ⇒ゆかしがる動詞「行く」の形容詞化した語。そちらの方へ行ってみたくなるほど興味がひかれる、がもとの意。そこから、知りたい、見たい、なつかしい、恋しい、などの意が生まれる。❶興味・関心をひかれる
さうざうし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《漢語「索々(さくさく)」または「寂々(さくさく)」を形容詞化した「さくさくし」のウ音便といわれる》現代語のそうぞうしいとは別の語。あるべきものがなくて、物足りない、の意。(当然あるべきものがなくて)物足りない。心寂しい
さがなし(全文全訳古語辞典)
〔形容詞ク活用〕 《名詞「さが(性)」+「無し」》性質の意のさがに無しが付いてできた形容詞。よい性質がない、たちが悪い、の意。現代語の「くちさがない」に残る。❶(よい性質がない意から)性質がよくない。意地が悪い。例「春宮(とうぐう)の女御
をかし(全文全訳古語辞典・日本大百科全書・世界大百科事典)
〔形容詞シク活用〕 [類義語]をこがまし⇒をかしげ理知的に好奇心や興味を感じる情趣や、視覚・聴覚などで興味深くとらえた美、を表す。平安時代、「あはれ」と対比される語。❶笑いたいほどである。こっけいである。おかしい。例「中将をかしきを念じて」
いみじ(全文全訳古語辞典)
〔形容詞シク活用〕 《動詞「い(忌)む」の連用形の名詞「いみ」を形容詞化した語》 [類義語]ゆゆしその様子や状態が、並の程度ではない、が基本の意。好ましい場合にも、好ましくない場合にも用いる。何についての程度かは文脈による。❶はなはだしい